ブランド商品を安く買いたいなら、リサイクルショップやヤフオクなどのオークションサイトはぴったりである。
ただし、こうしたルートで手に入れた商品が偽物である可能性も高い。たとえば、サングラスやメガネのブランド、レイバンは偽者が大量に出回っている。買い物をする際には、本物と偽物を見抜くコツを踏まえておこう。
この記事では、リサイクルショップやネットでレイバンの偽物を買わないために注意するポイントをまとめていく。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
レイバンの偽物の特徴
レイバンに限らず、ブランド品の偽物は数多く市場に出回っている。たとえ偽物でも値段が安ければ大きな損にはならないが、本物と同程度の価格で販売しているショップ、サイトもあるから厄介だ。
ブランド品には揺るがない特徴がある
偽物のレイバンを見つけた場合は、店側がサイト運営者に必ず連絡しよう。少なくとも、出品者が同じ場所で偽物を二度と取引できないようにはできる。
そして、肝心の「偽物を見抜く方法」だが、ブランド品には揺るぎない特徴がある。レイバンにも独自のトレードマークがあるわけで、それらに注意しておくと偽物発見できるだろう。
レイバンの偽物にありがちな特徴
以下、レイバンの偽物にありがちな特徴である。
ロゴが入っていない
レイバン商品には「RB」の文字をあしらったロゴがある。ロゴが入っていない商品や、間違ったロゴの入った商品はまず偽物だ。
ロゴの位置が違う
単にロゴが見つかっただけでも、本物と決めつけるには早い。レイバンのロゴは「右レンズ」「左レンズ」「フレーム」の3カ所に入っている。正しい位置にロゴがなかったり、ずれていたりするのは偽物に後からロゴだけ追加した証拠である。買うのを避けたほうがいいだろう。
保証書がない
ブランド品には「保証書」といって、「どの販売店でいつ購入したか」を表す書類がついてくる。リサイクルショップやオークションサイトでは保証書付きのレイバン商品を探すようにしよう。保証書がないからといって偽物とは断定できないが、リスクが高くなるのも事実だからだ。
光沢・手触りを確認する
リサイクルショップなどで、実際に商品を手に取れるならば慎重にチェックしてみよう。レイバンは有名ブランドだけあって、商品には優れた光沢と質感がある。触れてみて、特別な感覚を覚えられないときは偽物の可能性を疑おう。
それでも偽物かどうか判断がつかないなら
プロの鑑定士でもない限り、一目見てレイバン商品を偽者かどうか見抜くのは難しい。そこで、実物と比較してみるのが一番だ。自分が怪しんでいる商品の型番をネットで検索し、実物の画像と比べてみよう。
精巧な偽物であればわからないだろうが、稚拙な偽物は素人目にも判別できる。「本物のレイバンとはこういうものだ」と踏まえて買い物をすると、偽物にだまされるリスクを下げられるだろう。
中古品を怪しいと思ったら買い物を止める
レイバンの中古品は、新品よりも偽物を見抜くのが難しくなる。レイバンの新品は正規の代理店をはじめ、安全な場所で購入すれば偽物をつかまされる心配が少ない。しかし、中古品になると、仕入れルートが確認できないショップで販売されていることも多いからだ。
新品ならタグがついているのだが
レイバンの新品には赤いタグがついている。そして、製品情報が詳しく記載されているため、本物だと確認できる。
ところが、中古品になるとタグが外れていることもあり、本物かどうかの確認も難しくなる。ヤフオクなどで、レイバンを中古で買おうと思っている人は十分に注意して商品を吟味しよう。怪しいと思ったら即座に取引を中止する勇気も大切である。
激安は大きな罠であることも
ヤフオクで多いパターンとして、レイバン商品を格安で出品していることがある。正規店はもちろん、リサイクルショップで買うよりも得なので、思わず入札する人もいるだろう。ただし、冷静に考えれば、高価なブランド品をわざわざ激安で出品する必然性がない。怪しむべき案件であり、手を出さないほうが無難である。
どうしても気になるなら、激安として出品されているレイバンのアイテムをじっくり確認していこう。デザインやロゴなどが、本物と比べて正しいかを見ていくのである。
また、保証書の有無も必ずチェックしよう。「激安」ということは、出品者ができるだけ早く品物を手放したがっている証だ。そして、あまり良くない理由が隠されているケースも珍しくない。少しでも不審な点がある出品者とは接点を持たないようにしよう。
最悪の場合には共犯と思われる
ヤフオクなどのオークションサイトでは「規約」がある。そして、特定の入札者を狙って出品するなどの行為は不正にあたる。サイトを転売の舞台に利用される恐れがあるからだ。
偽物のレイバン商品などを落札すると、落札者も不正行為の一味だと思われる危険がある。本人は「単に安いから買いたくなっただけ」だとしても、事情を質問されるなどして不快な気持ちになるだろう。出品者が検挙された際には、落札者も共犯扱いされて、警察が来る可能性もゼロではない。
ここまでの事態になるのは極端な例ではあるものの、アカウントを停止される程度の処分は現実的にありえる。オークションサイトでは「安さ」だけでブランド品を買わないようにしよう。
出品者の履歴から偽物の可能性を探る
レイバンの精巧な偽物になると、素人では見分けにくい。プロの鑑定士に依頼して、ようやく判断できるほど完成度の高い偽物も少なくない。つまり、リサイクルショップやヤフオクでは注意して品物をチェックしているつもりでも、偽物を買わされてしまうことはありえるのだ。
オークションサイトを不正利用する人間は限られている
偽物を転売したり、オークションに出品したりするような人間は限られている。リサイクルショップでは難しいものの、ネットオークションなら出品者の素性を調べられるので、そこから「出品物を信用できるかどうか」を考えられるのだ。
偽物を出品している可能性がある人物の特徴
以下、不正行為に手を染めている出品者の特徴である。
低評価を連発している人物
ヤフオクなどでは、取引が成立した後で落札者が出品者を評価できるようになっている。もしも低評価が連発しているようなら、出品者にはおおいに問題があるということだ。関わらないようにするのが無難である。
違和感のある高評価が多い人物
逆に、異常な高評価が続いている人物も不審だといえる。出品者を極端に絶賛するようなコメントが並んでいるとき、落札者のIDもチェックしよう。特定の人物からのコメントが寄せられているなら、すでに組織ぐるみの不正行為が行われている証拠である。
出品情報に誇張が多い人物
ヤフオクでは規約により「商品の宣伝目的」による出品は禁じられている。そのため、出品情報には客観的な文章が多い。「世界一のサングラス」「誰もが満足のアイテム」など、誇張表現を頻繁に使う出品者は要注意だ。
同じような出品を繰り返している人物
計画的に偽物を出品している人物は、偽物をコピーして大量に保管していることも考えられる。そのため、過去の取引で同じ商品を何度も出品している人物は危険だろう。
オークションサイトで偽物の取引に気づいたらどうするべきか
基本的には関わらないのが一番だが、被害を広げないためにはオークションサイトの運営者に連絡を取ろう。違反報告という形で、出品者の不正を伝えることは可能だ。また、もしも偽物を買わされてしまったときは、必ず出品者に対して低評価をつけるようにしよう。その評価を見た他のユーザーに、「危険な出品者」だと教えてあげられるからだ。
細かいポイントで偽物を見抜けるようになろう
レイバンの偽物は後を絶たないが、どんなに精巧だったとしても見抜く方法はある。
精巧な偽物にも欠点はある
以下、精巧なレイバンの偽物を見抜くための細かいチェックポイントである。一目見て本物に思えたレイバン商品も、購入前に最終チェックしてみよう。
ロゴの文字サイズは正しいか
精巧な偽物になると、レイバンのロゴもしっかり刻んでいる。ただし、よく見ればロゴのバランスがおかしいこともある。レイバンはロゴ表記で「RAY-BAN」だが、本物と比べてわずかにアルファベットが大きかったり小さかったりするのだ。また、文字同士の間隔も本物と違う場合も珍しくない。
ロゴの色は正しいか
レイバンはモデルごとにロゴの色が変わる。モデルに合った色でロゴが刻まれているかを確認しよう。
ネジのタイプを見る
レイバンウェイファーラーでは、フレームにマイナスのネジが使われている。つまり、プラスのネジが使われているウェイファーラーは偽物の可能性が高くなる。
付属品を調べる
サングラスやメガネには付属品があるのが一般的だ。レイバンでも、ケースやメガネふきなどの付属品と一緒に販売している。そして、サングラス本体は精巧に作った偽者でも、付属品までは手がまわらないことも多い。付属品のデザインや色、ロゴまで細かく調べよう。
そのほか、細部を確認していくとすぐにはわからなかった欠陥が見えてくることもある。そんなときは店舗側や出品者に納得できるまで質問をするのが大切だ。後ろめたさのある出品者だと、質問を投げかけられた時点で取引を止めようとしてくる。そうなれば、引き止める必要はない。実際に偽物を出品していた証拠だともいえる。
写真の質が低い商品は避ける
ショップで品物を実際に見られるならともかく、ネットオークションでは写真を頼りに偽者を判定するしかない。そこで、質の低い写真を出している出品者は避けるようにしよう。
ロゴやタグなどをあえて隠して写している写真は、より怪しい。出品者からすれば本物のレイバン商品だと信じてもらうため、ロゴやタグをPRするのが自然だからだ。
それに、ピントがぼけた写真を積極的に使いたがる出品者も少ないので、意図的に鮮明な写真を避けている確率は高い。一方、レイバンの細部まで写しているような出品者は比較的信用しやすい。
まとめ
レイバンの偽物と本物の見分け方をご紹介した。レイバンを安く手に入れたい際によく利用するのは、リサイクルショップやオークションサイトなどであるが、このようなルートで手に入れた商品が偽物である可能性も高い為注意が必要だ。
ロゴや写真の質など偽物を見分けるポイントはいくつかあるので、ご紹介したようなポイントを丁寧にチェックし、損をしないお買い物をしたいものだ。