ロレックスのコスモグラフ デイトナ（以下、デイトナ）といえば、同ブランドで不動の人気を誇る代表的な腕時計だ。生産本数が少ないのに対し、需要量が圧倒的に高いので競争率が非常に高い。
そのため、定価で購入するために正規店へ行ってもなかなか売っておらず、何カ月も購入できずにいる方は少なくないだろう。本コラムでは、ロレックスのデイトナを定価で購入する方法について紹介していくので、定価で購入したい方は参考にしてみるとよいだろう。
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ロレックスのデイトナとは
ロレックスのデイトナは1963年に初めて登場したモデルだ。ロレックスの腕時計と言われれば真っ先に名前が挙がるモデルであり、腕時計に興味がある方であれば1度は聞いたことがあるだろう。
デイトナはモーターレースと関連が深く、最大の特徴はタキメーターベゼルだ。登場してから50年以上たった現在も人気は根強く、中古市場では定価以上の値段で売買されている。
参考までに、デイトナの定価をいくつか下記にある表で紹介しておく。定価は2020年10月時点における金額だが、種類によっては市価で変動する場合があるため、金額は参考程度に捉えるとよいだろう。
| リファレンス | 文字盤 | 定価 |
|---|---|---|
| 116518LN | シャンパンカラー＆ブラック | 3007400円 |
| 116503 | ブラック | 1842500円 |
| 116519LN | スチール＆ブラック | 3140500円 |
| 116500LN | ブラック | 1387100円 |
| 116508 | ブライトグリーン | 3873100円 |
デイトナを定価で買う方法
正規店になかなか入荷しないデイトナはどうすれば購入できるのか。ここでは、デイトナを定価で購入する方法を3つ紹介していく。ただし、下記の方法を実践しても必ず購入できるわけではないので、あくまでも参考として見てもらいたい。
正規店に通い詰める
1つ目の方法は、正規店に通い詰めることだ。この方法はスタンダードな方法だが、根気のいる方法である。突然ではあるが、デイトナマラソンという言葉を聞いたことはないだろうか。デイトナマラソンとは、デイトナを購入するためにロレックスの正規店を何件もはしごし、それを何日も繰り返すことだ。
商品がお店に入荷する頻度は定かではないが、さまざまな情報によれば1カ月に1～2本という情報が多い。ただ、いつ入荷するかは分からないため、ピンポイントでお店に行っても在庫がないことの方が多いだろう。
仮に、お店へ行かなかった日に商品が入荷すればすれ違いとなり、ほかの方に購入されれば次に出会えるタイミングはまた先になる。だからこそ、デイトナマラソンをおこなっている方が多いのだ。
ちなみに、東京都でデイトナマラソンをする場合、公式ホームページによるとロレックスを購入できる正規店は16店舗あるので、効率よく定期的に訪れればいつの日かデイトナに出会えるかもしれない。
お店から信頼されるお客様になる
2つ目の方法は、お店から信頼されるお客様になることだ。ロレックスがデイトナを販売する上で恐れているのは転売ヤーのもとに商品がわたり、それが転売されて適正な価格で売買されなくなることだ。
ロレックスの正規店では転売ヤーに商品がわたらないように、お客様へは簡単にデイトナを販売しないとされている。そのため、デイトナを販売してもらうためには、お店との信頼関係を築く必要があるだろう。
信頼関係の築き方は人それぞれだが、スタッフとのコミュニケーションを取ることは重要だ。デイトナに対する熱意を伝えていけば徐々に信用も得られ、購入できる機会が得られるかもしれない。
ちなみに、先ほど挙げた正規店に通い詰めるという方法も顔を知ってもらったり、熱意があることを伝えたりするという点では理にかなっている。
ほかのお客様がいないときを狙う
3つ目の方法は、ほかのお客様がいないときを狙うことだ。デイトナは人気モデルなので、在庫があると分かるだけで店内にいる方の中に購入希望者が出てしまう恐れがあるからだ。
最近では、ロレックスの人気モデルやレアモデルは店内のショーケースに並べでいないことが多く、購入手続きもほかのお客様に配慮して個室や別室でおこなわれることがあるのだ。
また、信頼されるお客様になるためにはスタッフとコミュニケーションを取るのが重要であると紹介したが、店内に多くのお客様がいる中で長話をするのは逆に迷惑になってしまうことも理由のひとつだ。
そのため、デイトナを購入するためにロレックスの正規店へ行く場合は、できるだけ店内にお客様がいない時間帯を見計らうとよいだろう。
デイトナを定価で買うのが難しい理由
ロレックスのデイトナを定価で購入する方法について紹介したが、この方法を実践してもなかなか購入できないのがデイトナだ。では、なぜ定価で買うのが難しいのか、その理由を解説していく。
生産本数が少ないとされている
1つ目の理由は、生産本数が少ないとされているからだ。ロレックスはデイトナの生産本数を明らかにしていないため、実際に生産されている本数は定かではない。
しかし、実際にロレックスの正規店へ行ったことがある方ならば、デイトナの在庫がない経験を幾度となく経験しているだろう。そのような状況から、生産本数が少ないことは容易に想像がつくはずだ。
ロレックスのようなブランド品には商品としての価値だけでなく、ブランドとしての価値がある。工場で大量生産されているような腕時計と同じように生産してしまえば安っぽく見えてしまい、ブランドとしての価値を下げかねない。
もちろん、職人の高い技術や時計の性能、使われている素材のよさがあるからであり、需要と供給のバランスを考えて生産しているからこそブランドとしての価値を保っている。
ライバルが多い
2つ目の理由は、購入を考えているライバルの数が多いからだ。ロレックスは世界的に人気のある腕時計だが、デイトナはその中でも別格な人気を誇る。先ほど、生産本数が少ないことを紹介したが、デイトナは供給量よりも需要量の方が圧倒的に高いだろう。
デイトナを探し求めている方の中には、ロレックスの正規店を何店もはしごするデイトナマラソンを実施している方がいる。入荷のタイミングが分からない以上、タイミングを逃さないためにお店へ定期的に通うが、1年やっても出会えないときは出会えない。
お店に在庫がないのは単に生産本数が少ないということもあるが、ほかの方に先を越されてしまっていることも考えられる。ライバルが多くなればなるほど競争率は高くなるので、人気が高いモデルはより買うのが難しくなるだろう。
お店側の徹底的な転売対策
3つ目の理由は、お店側の徹底的な転売対策があるからだ。ロレックスのデイトナは中古市場で非常に人気が高いため、定価以上の金額で買取している業者は珍しくない。
それゆえ、定価で購入できれば売却する際に定価以上の値段となることが見込めるので、転売ヤーにとっては絶好のアイテムなのだ。しかし、ロレックス側からすれば転売されるのは当然好ましくなく、愛用してくれる方に1つでも多くの商品が行き届いてほしいはずである。
そのため、ロレックスの正規店では販売するお客様を選び、転売する空気を醸し出している人に販売しないのはもちろんのこと、一見さんに販売するケースは少ない。
ちなみに、ロレックスの正規店では2019年11月1日から転売対策として購入制限を設けており、購入するモデルによっては身分証明書の提示が必要になった。また、購入制限のあるモデルを購入した場合、同一モデルの購入は5年間できず、ほかの対象モデルも1年間購入できない。
正規店以外だと定価で買えない
4つ目の理由は、正規店以外だと定価で買えないからだ。デイトナを購入できる場所としてはロレックスの正規店のほかに並行輸入店や中古店、質屋などがある。これらの中でデイトナを定価で買えるのは正規店だけだ。
並行輸入店では定価よりも安く購入できると思われがちだが、必ずしもそうとは限らない。並行輸入店では相場が高騰している商品には定価以上の値段をつけていることがあり、販売店によって販売価格は異なる。また、中古市場でもロレックスの人気は高いため、中古店や質屋などではデイトナを定価で売っていることが少ない。
当然ながら、正規品だけを求めている方であれば正規店以外での購入は選択肢にすら入らないだろう。デイトナを販売しているお店は数多くあるものの、定価で購入できるお店はロレックスの正規店しかないからこそ買うのが難しい。
定価で買うのが難しいからこそ高額買取
これまで紹介してきたように、ロレックスのデイトナは定価で買うのが非常に難しい。ただ、定価で購入するのが難しい分、売却する際は高値での買取が期待できるだろう。ここでは、ロレックスを買取しているおすすめの業者をいくつか紹介していく。もし、不要なデイトナを所持しているのであれば、一度査定に出してみよう。
クォーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
クォークは全国に14店舗あるロレックスの専門店だ。1998年創業のこちらの業者ではロレックスの買取に関して多数の実績があり、OMEGAやCHANELなどのブランド時計の買取もおこなっている。
ロレックスを高価買取できるのは国内だけでなく、世界にも販売しているからだ。また、専門店ならではの豊富な知識と経験を兼ね備えたスタッフが在籍しているからこそ高値で買い取れる。
買取方法は店頭買取と宅配買取の2種類。宅配買取にかかる送料は無料となっており、商品を入れる箱や緩衝材を無料で届けてくれるので自分で用意する必要がない。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は全国に200店舗以上のお店を展開している買取業者だ。取扱商品はブランド品や高級腕時計、チケットなど幅広く、年間の買取件数は150万件以上にのぼる。
商品を高価買取できるのには3つの理由があり、1つ目が圧倒的な実店舗の多さ。2つ目が幅広い商材を取り扱うことで薄利多売ができること。3つ目が研修や経験によって培ったノウハウをスタッフがもっているからだ。
買取方法は店頭と宅配の2種類。全国に200店舗以上のお店があるので店頭買取でも利用しやすく、宅配買取を利用しても送料は無料となっている。
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼやは全国に多数の店舗を展開している時計買取専門店だ。ブランドものの時計はもちろん、宝石や貴金属などの買取にも対応している。
商品を高価買取できるのにはいくつか理由があり、そのうちの1つが徹底的な市場調査をおこなっていること。また、豊富な商品知識と経験を兼ね備えたコンシェルジュが在籍しているからこそ、商品を高価買取できる。
買取方法は店頭・宅配・出張の3種類。宅配買取や出張買取は送料や振込手数料、出張料などの手数料が無料となっており、基本的に出張買取は全国に対応している。
EVANCE
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
EVANCEは東京都の銀座にある腕時計の専門店だ。1987年から創業しているロレックスの専門店で、査定は豊富な知識と経験をもったスタッフがおこなっているため、安心して依頼できるだろう。
ロレックスを高価買取できるのにはいくつか理由があり、そのうちの1つが国内外から需要があること。また、点検やメンテナンス、販売をすべて自社でおこなっており、流通がシンプルだからこそ高価買取ができる。
ロレックスの中でも新商品や人気モデルは特に高価買取しているので、高値での買取が期待できるだろう。買取方法は店頭買取と宅配買取で対応しており、査定料や手数料、送料などはかからない。
まとめ
ロレックスのデイトナを定価で買う方法について紹介した。ロレックスの中でも特に人気があるデイトナは、競争率が高く、正規店でも入荷する本数が少ないので定価で購入するのは非常に難しい。そのため、どうしても購入したい方は正規店へ足繁く通い、お店との信頼関係を築くことからはじめてみることだ。入荷のタイミングや巡り合わせが合えば、デイトナを買える機会が到来するだろう。
また、デイトナはこれだけ人気が高いアイテムのため、買取業者でも力を入れている。もしこれまで使っていたデイトナを手放そうと考えているなら、信頼できる買取業者に依頼してほしい。ヒカカク！では一括査定を利用できるので、活用してみてはいかがだろうか。
