買取ボーナスキャンペーン

事故車の査定額はどのくらい下がるのか徹底解説

読了目安:14分
更新日:2019/07/25
公開日:2019/04/16
1のお客様が役に立ったと考えています

車の下取りを考えている人であれば、どれくらいの査定額が付くのかが気になっているだろう。もちろんそれが自分自身の収入になるわけであり、次の車の購入費になるのであれば、なおさらであることは間違いない。特に気になるのが事故車。もしくは事故を起こして故障している車はそもそも下取りをしてくれるのだろうか。

ここでは事故車の査定額について詳しく説明していく。事故車とはどういうものを指しているのか、どのくらい査定額は下がってしまうのかを徹底解説していこう。

事故車の査定額はどのくらい下がるのか徹底解説

あなたの廃車・不動車・事故車の買取価格を
最大20社が一括査定
かんたん1分!
フリマアプリと違い売却時の手数料無料
今野杏南さん

事故車(修復歴車)とは?

車両事故といっても、さまざまなものがある。車両を大破させるような大事故のものもあれば、壁にゴツンとぶつけてしまうようなものも車両事故と呼ぶことができる。軽微な事故を起こした車両まで事故車と呼ぶのだろうか。

この事故車の基準について明確なものを調べてみた。事故車の取り扱いについては、社団法人自動車公正取引協議会、財団法人日本自動車検査協会、日本中古車自動車販売商工組合連合会において明確に定められている。これらの団体では、事故車のことを事故車とは呼ばずに、修復歴のある中古車や修復歴車などと呼んでいる。つまり事故を起こした後に修復されている車両であるというものだ。

修復歴車の定義

ではどのようなものを修復歴車と呼んでいるのだろうか。車両の修復歴とみなされる箇所は次の部分となっている。

  • ・フレーム (サイドメンバー)
  • ・クロスメンバー
  • ・フロントインサイドパネル
  • ・ピラー(フロント、センター及びリア)
  • ・ダッシュパネル
  • ・ルーフパネル
  • ・フロアパネル
  • ・トランクフロアパネル

自動車公正競争規約(11条,12条・施行規則14条)には、交通事故などによって上記に掲げる部位を修正したり交換をおこなった車両については、修復歴車と認められる。さらにラジエターコアサポートにおいては、交換されているかつ、隣接している骨格部分にへこみ・曲がりまたは修理歴のあるものを事故車(修復歴車)であると定義する。

もしも中古車販売店などで修復歴車を販売するのであれば、修復歴車であるという旨とどの部分を修復したのか表示しなければならないことになっている。仮に完全に修復して、性能には全く異常がないということが確認できる場合においても、修復歴車として認められることになるのだ。

ただし修復歴の判定については、その損傷度合いによっても変わってくる。それほど大きな損傷を起こしていない場合であれば、修復歴と認められない場合もあるのだ。また仮に修復されていない状態であるとしても、定義に則して損傷があれば当然ながら修復歴車と認定されることになる。修復済みである必要はないということだ

修復歴車と表示されていない車を購入した場合

あってはならないことではあるが、世の中には修復歴車と表示せずに販売しているような中古車販売業者もあるようだ。例えば購入直後からハンドルを取られる症状に気が付いた場合、おかしいと思って修理工場に見てもらい修復歴車であると判明するようなこともある。

もちろんこれは販売業者の契約違反となる。先ほども説明した通り、修復歴車であるのならば購入者に対してしっかりと示した後に販売しなければならない規則になっている。このような場合であれば、民法の規定において契約の取り消しや無効の対象となる

これは車両の保証期間などには関係のないことだ。もしもこのような事態に気が付いたら販売店に申し出てほしい。販売店は誠実に応じる必要があるのだ。

修復歴車をプロはどのように見分けているのか

一般の人であれば、その車両が修復歴車であるのかないのかは見た目では判断がつかないものも多いため大変難しい。そのためどうしてもプロが査定する目を信じなければならないことになる。ここではプロがどのようにして修復歴車を見分けているのかお伝えしたい。

実は修復技術が進んでいるために、修復歴車と判断することがとても難しくなっている。そのためかなりきれいに修復された事故車に対しては、見落とされるということもあるのだ。もちろんそれでもスキルの高い査定士が見落とすことはないのだが、経験の少ない査定士であれば見落としてしまい、それをそのまま中古車として販売してしまうことがある。

そのため、購入した人が不調に気付き、調べてみれば事故車だったというものも少なくないのだ。自動車整備工場で経験を積んでいるプロであれば、まず外装パーツの状態で事故車であるか判断できる。どのようにきれいに修復したとしても、どうしてもフレームの歪みで不自然な部分が出てしまうのだ。

例えばボンネットと車体の間の隙間が広かったり、フロントドアと車体の隙間が広かったりするような場合だ。どうしてもこのような部分まで完全に修復することは難しいので、みなさんも判断の基準とすればいいだろう。ポイントはパーツの隙間だ。

事故車と修復歴車は違うもの?

そもそもなぜ事故を起こした車両はこのように取りざたされるのだろうか。故障した個所を修復したのであれば、事故車であったとしても問題ないのではと考える人も少なくないだろう。

先ほど説明した事故車(修復歴車)の定義について、フレーム (サイドメンバー)をはじめとする9つの修復歴がある車両を修復歴車と呼んでいるとお伝えした。しかし中古車販売店によっては、別の意味で定義していることもあるから注意が必要である

何度もお伝えするが事故車=修復歴のある中古車であるのだが、修復していない事故車を事故車とよんでいて、修復している事故車を修復歴車とよんで区別している業者がある。この場合の事故車は、販売店に告知義務はない。わざわざ軽微な事故でも告知してくれていると感じることもできるが、事故車と修復歴車についての知識がないとも考えられるので注意が必要だ。

例えばこのような販売店に車両の買取を依頼する場合、ガードレールにドアを擦って軽微な修復をしたものでも事故車と間違った定義で、査定をしてしまうことがあるからだ。もちろん事故を起こしたことのない車両がベストであることは間違いのないことだが軽微なものであれば、運転には問題のないものも多いのである。

1役に立った

査定額はどのくらいまで下がるのか

事故車の査定額は、どうしてもそれ以外の車両と比べて下がってしまうことは間違いないことだ。しかしどの程度まで下がってしまうのかが、とても気になることだろう。ここでは事故車の一般的な査定額をお伝えしておこう。

事故車の査定額については、その事故の程度、修復度合いによっても変わってくるものになる。とはいえ、車の根幹部分が修復されているわけなので、相当なマイナスとなることは覚悟しておいてもらいたい。

事故車として現在販売されている中古車については、買取の際には通常の買取相場の30%~70%程度は減額されているようだ。30%程度の減額であればかなり高い査定であり、ほとんどの場合であれば半分以下になると言われている。ただし現在事故車の中古車として販売されている車両は人気のある車種で、修復もうまくなされているものが市場に出回っている。

つまりあなたの車両が仮に事故車であるとしても、人気車種で修復がきれいにおこなわれているとしたら、査定額は下がってしまうとはいえ立派に買取価格が査定される可能性は高いといえる。また事故の修復だけではなく、外観や内装までしっかりと修復し、きれいな状態であるとしたらさらに減額される割合は小さくなるという口コミも存在する。どこまで日頃のメンテナンスが行き届いていたかが、買取額にも大きく影響を受けるということだ。

事故を起こして修復していない車両の査定額は?

自分自身の車両で事故を起こしてしまって、まさにその状態で買取してもらいたい、買い替えしたいという人は少なくないだろう。というのも事故の程度が大きく、修復するのに数十万円かかるとすれば、その金額を頭金にして新しい車両に乗り換えたいという人もいるはずだからだ。ただしこの場合、買取してもらうとなればそれなりの金額にならないと意味がないともいえる。

この事故を起こしたままの状態という車両については、よほどその車に価値があるものでなければしっかりとした査定を得られることはないといわれている。最悪の場合、気持ち程度の買取価格(5,000円~10,000円)が付けばよく、最悪の場合は処分費用だけを請求されるという始末となってしまう

つまり車両は処分の方向で考えられるということになる。そのため車両を買い換えるのがよいか、もしくは修復に費用をかけるのが良いかについては、まずはしっかりと吟味していただきたいと考える。

故障車について査定額はどのくらい下がるのか

ちなみにではあるが、故障車がどのくらいの査定になるのかについてもお伝えしておこう。先ほどの事故車の故障車の場合には、ほとんど査定額が付かないことがほとんどであるとお伝えした。事故車ではない故障車の場合、故障の程度によっては査定が付くと言われている。

ただしこれも故障の程度によるものでもあり、まったく自走できないくらいの故障である場合は、査定額が付かないこともある。さらに処分費用まで請求されることになるだろう。ただパーツなどに価値が生じる場合であれば、パーツ取りして販売するようなこともあるため、その場合であれば気持ち程度の査定額は付くかもしれない。

傷やヘコミなど軽微なものであれば査定額はどのくらい下がるのか

傷やヘコミなど軽微なものが査定額にどれくらい影響があるのかについてもお伝えしておこう。どうしても長く車両に乗っていると、ガードレールに擦ってしまったり、バックの際に電柱にぶつけてしまったりということはあるだろう。どれだけ注意して運転していたとしても、なかなかこれくらいのことを避けることは難しいというものだ。

またステッカーなどを貼っていて、剥がした跡が残ってしまったというものもあるだろう。もちろん傷やヘコミがないことに越したことはない。特にぶつけた後、どのような処置をしているかが査定に対して大きく影響を及ぼすものになる

例えば少しの傷だからといって、自分自身で簡易に塗装したようなものであれば、すぐに目についてしまう。そのような傷跡があれば、中古車販売会社の査定士に見つかってしまい、査定額が下げられてしまうことになることもある。

また査定士は普段の手入れの際の擦りキズも見逃さない。ガソリンスタンドにあるような自動洗浄機を使用した場合、どうしても細かな傷が付いてしまいがちだ。なので気を付けている人であれば、必ずディーラーなどで手洗いをおこなうようにしているはずだ。もちろん細かな傷で査定が付かないようなことは、よほどの車両でなければないだろうが、基本的に普段からの手入れ具合が査定額に影響すると考えておいた方が良いだろう

事故車の査定額はどうすれば上がるのか

自分自身で事故車を所有している場合、やはり買取査定額が気になってくることだろう。先ほど事故車の一般的な買取査定額についてお伝えしたが、少しでも高く買取してもらいたいと考えるものだ。ここでは事故車の査定額を上げるためにはどうしたら良いかお伝えしていこう。

本当にこの車両が事故車なのかハッキリさせておく

所有している車両が事故車なのか、もう一度定義に合わせてハッキリさせておかねばならない。というのも、事故車というものは修復歴があるのかどうかによって決まるもので、事故を起こした車すべてにあてはまるものではないからだ。仮にあなた自身が事故を起こした車両であったとしても、修復歴がなければ事故車として取り扱われない

あくまで事故車は車の骨格にあたる部位の修理や交換をしている車両のことを指しており、単にぶつけたとか擦ったとかいう事故歴のことを指しているのではないのだ。もし事故歴はあるものの、事故車の定義に当てはまる修復まで必要なかったという車両であれば、その事故歴がそれほど大きな査定額の減額にはならないはずだ。もちろんその事故歴の程度にはよるのだが、その認識は持っておいたほうが良い。

あってはならないことではあるが、中古車買取業者の中には事故歴があれば一律に事故車として買取査定をおこなっている業者があるようだ。ただし買取査定を下げられてそのまま買取に出してしまうのは個人の自由である。自分の無知によって、買取査定額が低くならないようにだけは注意してもらいたい。

事故車の買取査定額が下げられてしまうのはなぜか

国内の事故車への修復技術のレベルは高いにも関わらず、そのように査定額が大幅にさげられてしまうのはなぜだろうか。これはやはり中古車市場において事故車でも購入したいというニーズが極端に少ないということだ。我が国は車社会であるため、わざわざ事故車を選ばなくてもそれなりに格安の車両は存在している

そのような市場原理によって、事故車の買取には消極的だ。そのためどうしてもということになれば、かなり減額して買取をおこなうことになるのだ。ただし海外の中古車市場においては、国内とは状況が違う。

日本の車両で、日本の技術者が修復した車両であれば購入したいという国は少なくない。そもそも日本でもう乗らなくなった古い車両であっても、整備してまだ乗り続けているという国は多くある。国内では10年または10万kmという暗黙の了解があるほどだが、海外ではそのような考え方はない国は多い。

特にアラブ首長国連邦、ニュージーランド、ミャンマーなどへの輸出が多くなっておりこれらの国に向けて輸出している買取も数多くある。そのような業者に依頼すれば、買取査定額を他社よりも高くしてもらうこともできるのだ。自分自身で海外輸出ができないかと考える人がいるかもしれないが、個人でおこなうにはハードルも高いので専門業者を見つけて任せておくことが無難だろう。

買取査定は一社で判断することは無謀

この章で述べてきた状況もあり、事故車の買取査定は一社だけでおこなうことはやめておいた方が良いだろう。どれだけ低い査定額になったとしても、自分自身では低くなっていることすら気がつかない可能性もあるからだ。事故車の査定額の減額は、修復歴の度合いによるものだ。

大きな修復であればあるほど査定額に影響するものであるが、大きな修復でなかった場合には査定額に影響する度合いは少なくなる。もしその車両が問題なく乗れる車両であったり、人気の車種なのであれば、複数の買取業者に査定依頼しておくことが無難だろう。その中で一番買取額が高い業者に売却すれば良いだけだ。

事故相手に査定低下分を補償してもらえる?

事故を起こしてしまって事故車として修復歴が残ってしまった場合、どうしても査定額に影響出てしまうことは仕方がない。本来100万円の査定がついているはずにも関わらず、事故車となってしまったことによって70万円程度になってしまったということは珍しいものではないのだ。そのような評価額になってしまうことを評価損評価落ちと呼ばれている。

もしこの事故が自分自身の過失がなかったとして、相手に100%過失のあるものであるとしたらどうだろう。もちろんその事故に対する修理代金については、事故の相手方の保険によって修理代金を支払うことになる。しかしこの中には、評価損の分まで含まれていないのが現状なのだ。

保険会社は基本的に評価損については関わろうとしない

事故を起こした相手側の保険会社は、当然ながら修理代金についての応じることになるが、評価損までは関わろうとしないことが一般的だ。もちろん評価損を与えているのは百も承知である、ただしどの程度の評価損を与えているのかまで、保険会社が査定することができないのだ。そのため評価損までを補償するためには、こちら側でその証拠となるものをそろえておかねばならないということだ。

評価損を証明する資料とは

評価損については、自分自身が保険会社にどれだけ説得しても応じてくれることはない。そのため自分自身で交渉する場合であれば、まず第三者が発行する評価損の資料についてそろえておいて頂きたい。日本中古自動車査定協会(JAAI)では、評価損がどれくらいになるのか証明書を発行している。

事故減価格証明書と呼ばれる書類であるために、気になる人は確認してみるといいだろう。発行してもらうには手数料が必要にはなるが、車両によって5,000~15,000円程度であるので、大きな出費にはならないだろう。

この書類を保険会社に提出して、評価損について交渉してもらいたい。実際の口コミを調べてみると、この書類によって評価損の保証まで認められたというケースが多い

1役に立った

まとめ

事故車の査定額はどのくらい下がるのか徹底解説してみた。事故車は車両に修復歴が残ってしまうことによって査定が下がってしまうことになる。査定額は一般的に30%以上低くなると言われている

ただしどのような事故でもそのような査定になるかといえばそうではない。事故車の定義をしっかりと把握して買取査定に出していただきたい。

1役に立った
ブックオフ
ゲオ
ハードオフ
  1. 商品を検索
    1商品情報を入力
    分かる範囲でフォームに入力しましょう
  2. 査定依頼
    2査定結果
    最大20社から査定結果がメールで届きます
  3. 買取予約
    3買取価格を比較
    最も金額の高い業者を選びます(キャンセル可)
  4. 買取完了
    4買取申し込み
    商品を買取業者に送って、現金を受け取ろう
あなたの廃車・不動車・事故車の買取価格を
最大20社が一括査定
かんたん1分!
フリマアプリと違い売却時の手数料無料
今野杏南さん

運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
買取業者を周辺から探す

買取業者を地域から探す

このコラムに関連する商品
このコラムに関連するキーワード
  • まとめ(5060)
  • 車(20)
  • 相場(813)
  • 売却(169)
  • 保険(6)
  • 評価(49)
  • 査定額(139)
  • 査定基準(2725)
今すぐ売るならこちら!無料で査定依頼する