時計やアクセサリー、ブランドバッグなど新しい物を購入した時、それまで使用していた物はどうするだろうか。贈り物など思い入れのある物ならともかく、たいていの場合、新しい物を使用しそれまで使用していた物は使用しなくなるだろう。
使わなくなった物は持っていても仕方ないので処分するしかないが、使い込んで傷み、見た目もいいとは言えないような物ならともかく、見た目も綺麗でまだまだ使用できる物を捨てるのはもったいないといえるかもしれない。
それならば、これまで使用していた物を売却するということが考えられるが、その場合、売却先が重要となってくる。
昔は質屋くらいしか選択肢はなかったが、現在はリサイクルショップやブランド品専門の買取ショップなども登場し、売却先の選択肢は増えているといえる。
さらに、インターネットが当たり前になった現在は、店舗に行かなくてもネット経由で買取を受け付ける買取ショップも登場し、以前より売却しやすくなった環境になったといえる。
また、インターネットの発達により買取ショップに売却する以外の選択肢が生まれるようになった。
例えば、ネットオークション。ネットオークションはネット経由で出品することができ、落札されればその金額で売却することができる。つまり、買取ショップのようなプロが介在しなくても取引が可能となる。
また、オークション形式なので落札価格が高騰することもあり、場合によっては買取ショップに売却するよりもっと高額で売却できることもある。
さらに、ネットオークションではなく個人間で売買できるフリーマーケットアプリも登場し、より簡単に個人にて品物を売却できるようになってきた。フリーマーケットアプリは自由に価格設定ができるので、売却したい価格で取引できる、というメリットもある。
そして、今注目されているアプリが「目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わる」をキャッチコピーとしている「CASH(キャッシュ)」である。
CASHは即時買取アプリと呼ばれ、品物をシステムに登録するとすぐにその品物の査定額が提示され、その査定額で取引が成立すれば即現金化が可能という、これまでになかったアプリなのである。
そしてこのCASHに「あとでCASH」という新機能を搭載され、高額買取が実現したことでますます便利になった。
今回は即時買取アプリ「CASH」と「あとでCASH」にについて記載する。
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CASHとは
CASHとは、スマートフォンにインストールするアプリの一種で、即時買取アプリと呼ばれているものである。
CASHの仕組み
CASHの買取の仕組みは、CASHに売却したい品物を登録し、品物を撮影した画像をアップロートするとすぐにその品物の査定額が表示され、その査定結額で売却することに同意すればすぐに現金を入手することができる。
CASHの買取の仕組みの画期的なところは、品物を送付する前に、その品物を売却した代金を入手できることであろう。
これまでの品物を売却する仕組みは、買取業者に送付し、買取業者が送付された品物を査定後査定額を提示し、合意が得られれば売却代金を支払う、となる。
これは昔ながらの質屋でもリサイクルショップでもブランド品買取ショップでも、近年増加したネットを経由した買取のショップでも同様の仕組みを採用している。
しかし、CASHは売却する品物を買取業者に送付する前に現金を入手することができるのである。売却する品物は現金入手後2週間以内に送付することが条件。これはこれまでの仕組みと決定的に違う点であろう。
査定額がすぐ確認できる
また、査定額がすぐにわかる、という点も画期的であるといえる。
例えば、これまでの買取の仕組みでは、品物を送付して買取業者に査定をしてもらうことではじめて査定額がわかるようになっているため、査定額が判明するまで時間がかかるのである。
そのうえ、買取業者が提示した査定額に不満がある場合、買取をキャンセルして買取業者から品物を返送してもらう必要があった。
買取をキャンセルする場合、買取業者から品物を返送してもらうまでの時間が必要であるし、送付する時は送料が無料でも、買取をキャンセルして返送してもらう場合は送料がかかる場合もあり、余計な出費が発生する可能性もあるのである。
しかし、CASHの場合は査定額がすぐに提示され、提示された査定額で合意できるのであればすぐに現金化できる。さらに査定額に不満がある場合は、すぐに買取をキャンセルできるのである。
それに、CASHは前述のように売却する品物をあらかじめ送付する必要がないので、買取をキャンセルしても品物の返送の時間や費用は発生しない。
つまり、CASHはすぐに査定額が出ることから、これまでの買取の方法のように査定までに時間かかったり、買取キャンセルの場合に返送が必要だったり、などの問題が発生しない。この点も画期的な機能であるといえよう。
「あとでCASH」とは
このように画期的なアプリであるCASHであるが、2018年2月14日より「あとでCASH」という機能を追加して、さらにパワーアップした。
あとでCASHについて
この「あとでCASH」とは、前述したCASHの特徴である「査定して現金を入手後に品物を送付する」という仕組みではなく、売却する品物をCASHの運営会社に送付してから現金を入手する流れになる。
登録方法はこれまでの仕組みと同じで売却したい品物を登録し、品物を撮影した画像をアップロードして査定となるが、この際に「あとでCASH」という選択肢が現れ、「あとでCASH」を選択すると査定額ではなく「予想価格」が表示される。
その予想価格に同意した場合、2週間以内に品物を送付すると専門のスタッフが品物の査定を行い、最終的な査定額を提示、その査定額で合意できたら買取成立ということで、現金を入手することができるようになるのである。
「あとでCASH」が導入された理由
CASHにこれまでの仕組みとは異なる「あとでCASH」が導入された理由は、CASHの弱点を補うためといえる。
CASHの弱点
CASHは前述のように品物を送付しなくても現金を入手でき、さらに査定額がすぐにわかる画期的な即時買取アプリである。しかし、そんなCASHにも弱点がある。実はCASHには、買取の査定額の上限が20,000円という制約があるのだ。
元がどんなに高額なブランド品でも20,000円でしか買取されなければ、いくらすぐに現金を入手できるといってもCASHで買取をするメリットはないだろう。
20,000円以上で買取されることが期待できるような品物は、多少時間がかかるがネット買取ショップなどに買取を依頼したほうがもっと高額で買取される可能性が高いからである。
そのため、CASHでは高級ブランド品や高価なIT機器などの売却がためらわれる、という可能性もあり、CASHとして買取する機会を失う事になることから、買取の査定額上限が20,000円という制約はCASHの弱点といっていいだろう。
あとでCASHには上限がない
その弱点を補うために導入されたのが「あとでCASH」。あとでCASHは品物を送付後に査定し、査定額で同意できれば現金を入手できる仕組みであるが、その代わり従来のCASHのように買取の査定額である20,000円の上限がない。つまり、CASHではできなかった20,000円以上の査定額での買取が「あとでCASH」を利用すれば可能となるのである。
対象商品は?
ただし、「あとでCASH」は2018年3月現在、一部スマートフォン、タブレットの買取以外に対応していない。20,000円以上で査定されることが予想されるブランドバッグや高級腕時計であっても、「あとでCASH」を選択することができず、従来のCASHの査定方法で査定されることになる。
CASHを運営している株式会社バンクは、「あとでCASH」に対応する品物を増やすことを表明しており、今後、スマートフォンやタブレット以外でも「あとでCASH」で売却できる品物が増えていくものと思われる。
この「あとでCASH」を搭載したことで、CASHは即時買取アプリとしてより一層進化したといえるだろう。
まとめ
今回は即時買取アプリのCASHとCASHに新たに追加された機能である「あとでCASH」について記載したが、CASHはこれまでにない画期的なアプリであることがわかった。また、新たに追加された「あとでCASH」はCASHの弱点を補う、CASHをより進化させる機能といえるだろう。
ただ、CASHはリリースされてから日が浅く、1日の買取金額の総額が1,000万円と決まっており、1,000万円を超えると買取自体が終了するなど、まだまだ改善する余地があるアプリであると言っていいだろう。
フリーマーケットアプリで有名な「メルカリ」が、CASHと同様のシステムを持つ「メルカリNOW」をスタートさせたり、CASH以外にも不要品買取アプリが登場するなど、即時買取アプリはネットオークションやフリーマーケットアプリのように今後、大きく成長することが予想される。
そのため、即時買取アプリの先駆けであるCASHの今後の進化に注目したい。
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