新しい服やバッグ、時計などを購入した時、それまで使用していた物は、捨てることもあるかもしれないが、アイテムがまだまだ使用できる状態の場合は、捨てるのはなく、買取ショップなどに売却することもあるだろう。
これまで使用していたもの、つまり中古品を売却する場合であるが、これまでは、リサイクルショップなどに訪問して売却するしかなかったが、インターネットの発達により、それらの店に売却する以外の手段も出てきた。
代表的な物としては、ネット経由で受け付ける買取ショップやネットで開催される、誰でも出品や落札することができるネットオークション、スマートフォンにインストールする個人間で売買可能なフリーマーケットアプリなどがある。
そして、今注目されているのが、即時買取アプリ「CASH」である。CASHは、売却する中古品を送付する前に代金を受け取れるというこれまでにない画期的なシステムを持つ買取アプリで、2017年6月28日にサービスを開始した後に買取希望が殺到し、その日のうちにサービスの一時休止を余儀なくされた(2か月後にサービスを再開)という伝説を作ったアプリである
そして、2018年2月に、即時買取アプリCASHが、新たに外貨・金券の査定、買取に対応した、とまたもや話題になっている。外貨・金券の査定に対応とはどういうことか。
今回は、即時買取アプリCASHと、外貨・金券の査定対応について記載する。
"Payday is Independence Day" / Jens Rost
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CASHとは
CASHは、株式会社バンクがリリースする即時買取アプリである。
CASHは、不用品買取アプリとも呼ばれ、CASHに電話番号を登録して、売却したい不用品の詳細や画像などをアップデートすると、アプリ側でそれを査定し、買取額を提示し、合意が得られれば、買取を行うアプリとなる。
このCASHのシステムの画期的な点は、「即時に査定し買取金額がわかる」と「売却する品物を送付しないうちに代金を得られる」であろう。
まず、即時に査定し買取金額がわかる点であるが、CASHは、売却したい不用品の詳細や画像などをアップデートすると、すぐにアプリ側でそれを査定し、買取金額が表示される。
通常であれば、売却したい不用品を店舗などに送付し、そこで査定をして買取金額が決定されるので、買取金額が決定されるまで時間が必要となるが、CASHはすぐに買取金額が表示されるのである。
そして、売却する品物を送付しないうちに代金を得られる点であるが、CASHは、表示された買取金額を承諾すると、すぐに代金を入手することができるのである。売却する品物は、代金を入手してから2週間以内に送付すればよい。
通常の場合、代金が得られるまで、品物を送付し、査定を行い、買取金額を決定し、合意が得られれば、代金を振り込む、という一連の作業が必要であり、それなりの時間が必要となるが、それに比べれば考えられない速さで代金を入手できることになる。
この2点の画期的なシステムによりCASHは、それまでになかった「即時買取アプリ」として、あっと言う間に大人気アプリとなった。
そのCASHを製作、運営している株式会社バンクは、映像配信などで知られる大手IT企業であるDMM.comに買収され、現在はDMM.comの子会社となったが、創業わずか8カ月のベンチャー企業が大手企業に買収された事は、CASHが如何に衝撃的だったかを物語っているといえる。
ただし、画期的な即時買取アプリであるCASHにも弱点がいくつかあり、その中の1つに、買取金額の上限が20,000円となっていることがある。
これは、元がどんなに高価な品物であっても査定金額の上限が20,000円と決まっており、20,000円以上では買い取れないのである。
例えば、買取ショップなどで20,000円以上で買取される高額のブランド品や高級腕時計などをCASHで売却すると、最大でも20,000円でしか売却できないので、損となってしまう可能性が高い。
このため、ユーザーは、高額な商品のCASHでの売却を控える可能性があり、これは、買取アプリとしては、せっかく買取できる機会を失ってしまう事を意味する。
この弱点を克服するために、2018年2月14日より、CASHに「あとでCASH」という新機能が追加された。
この「あとでCASH」と言う機能は、これまでのCASHのシステムと違い、商品を送付して、そこで査定し買取金額を決めるというもので、CASHの特徴である即時買取ではなくなったものの、買取金額の上限はなく、20,000円以上での買取も可能としたのである。
利用方法は、「あとでCASH」の対象商品を通常の方法で査定した場合、「あとでCASH」という選択肢が現れ、そこで「あとでCASH」を選択すると、査定の予想金額が表示さえる。
その予想金額金額を了承した後に、アプリ側に中古品を送付すれば、アプリ側のその中古品を査定し正確な買取金額が決定され、その買取金額で合意すれば、代金が支払われる、となるのである。
現状、「あとでCASH」に対応しているのは、スマートフォンとタブレットの一部のみとなるが、CASHを運営している株式会社バンクは、「あとでCASH」の対象商品を増やしていくことを表明している。
金券・外貨の買取に対応
そして、株式会社バンクは、2018年2月にCASHの新たなサービスとして、これまで買取対応をしてきたブランド品やスマートフォン、タブレットなどに追加して、金券や外貨の買取サービスを実施すると発表した。
これは、CASHの即時買取システムを利用して、ブランド品やスマートフォン、タブレットなどと同様に、金券や外貨を登録し画像をアップロードすることで、それらの査定を行い、即時買取するというものである。
サービス開始当初から対応する金券は、QUOカードをはじめとして、図書カード、JCBギフトカード、マツモトキヨシ商品券など40種類、外貨は、アメリカドルをはじめとして、ユーロ、イギリスポンド、中国人民元、韓国ウォンなど11種類の紙幣やコイン、で、株式会社バンクは、今後対応する金券、外貨を増やしていく事を表明している。
この金券・外貨の買取対応の狙いについて、株式会社バンクは、使われず保管されている少額の外貨や商品券などの買取を挙げている。
例えば、海外への旅行や出張に行ったときに、現地で使用されず持って帰ってきた外貨は、高額であれば、日本円に換金するかもしれないが、少額であれば、わざわざ銀行などに行って手数料を払ってまで日本円に換金する気は起きないだろう。
また、金券の場合は、使用できる場所が限られており、使用する場合は、使用できる場所まで行く必要があることが多い。
ある程度まとまった額の金券であれば、使用できる場所まで行って使用する場合もあるかもしれないが、500円とか1,000円といった少額であれば、移動する時間や費用、手間を考えれば、そこまでして使用することもないだろう。
そのようにして、使用されなくなった外貨や金券でも、家にいたまま売却可能なCASHの即時買取のシステムにより簡単に売却することができれば、売却する気も起きるかもしれない。
このように死蔵されている金券、外貨の買取需要を起こすことが、金券・外貨の買取対応の狙いとなるのである。
また、CASHを運営している株式会社バンクは、金券について、将来的に高額買取システムである「あとでCASH」に対応し、20,000円以上の高額の買取対応を実現していくことを表明している。
まとめ
即時買取アプリ「CASH」についてと、CASHが外貨・金券の査定に対応した事について記載したが、CASHは、「即時」というその名の通り、買取の代金を得るまでの時間をとにかく短くしたアプリであり、その時間の短さは、一度使えば何度でも利用したくなるかもしれない。
そのようなシステムに、外貨、金券の買取対応が追加されたことにより、外貨、金券の買取需要が発生し、これまで以上に活発に外貨や金券などが売買されれば、市場拡大のきっかけとなるかもしれない。
進化し続ける即時買取アプリ「CASH」の今後の動きを、これまで以上に注目したいところだ。
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