パソコン用ビジネスソフトの普及により2000年代初頭で製造が終わってしまった古いワープロは、高齢者を含めた根強い愛用者の存在により、高価買取の狙える意外なカテゴリへと成長を遂げている。
またメーカー各社のサポートが終了した現在では、ジャンク品の部品を取り外して交換修理をおこなう専門店も増えているため、持ち込むお店によっては壊れたワープロの無料引き取りをしてくれるところもあると捉えて良いだろう。今回は、各ショップのニーズを満たせば高額査定も狙えるワープロについて、査定基準や買取相場、査定情報などを徹底解説していく。
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古いワープロの査定基準と高価買取のコツ
古いワープロを買い取る業者における査定基準を把握しておくと、高額査定を狙うための行動を起こしやすくなる。
人気メーカーのワープロ
パソコンが主流となってしまった今の時代でも高く売れるワープロはSHARP、NEC、富士通、東芝、Canonといった人気メーカーの製品が中心とされている。
これ以外の海外メーカーや三流メーカーのワープロは、愛用者が少ないといった意味でも歓迎されにくい存在だ。また各社が製造終了して20年近く経つワープロは、壊れた時の修理対応が難しい実情もあるため、それなりに性能や信頼性の高いメーカーでなければ高額査定は厳しいと捉えるべきだと言えるだろう。
正常に動作するワープロ
キー入力や印刷で正常に動作するワープロは、大半のショップで高値を付けてもらえる。これに対して、入力や印刷といった大事な機能に不具合がある場合は、部品取り目的で僅かな査定しか付けてもらえないと捉えた方が良い。査定してもらう際には、問合せ前に自分でワープロを使ってみて動作状況を詳しく伝えることが、ショップに対する良心的な姿勢となる。
コンディションの良いワープロ
リユースを目的に買取られるワープロは、次のユーザが不快感なく使えるコンディションも大変重要だ。動作に問題がない外側のケースなどでも、ヒビや欠けなどがあれば、きちんとショップに伝えた方が良い。また液晶などにあまりにも激しいヒビが入った場合は、他のパーツへの支障が出ているかもしれないという推測により買取NGが出ることもあるため、注意が必要だ。
付属品や周辺機器の揃ったワープロ
保証期間がとっくに終わってしまったワープロであっても、購入時の保証書や取扱説明書などの付属品をきちんと添付することで買取上限額での売却が可能となる。また専用のフロッピーディスクやインクリボンもワープロ本体と並んで人気の高い存在となる。
そのため、一緒に使用していた周辺用品をすべてセットで持ち込むことで、さらに高値につながると言えそうだ。ハガキトレー、テンキー、マウスなどの周辺機器に関しても、場合によっては査定が付くことを忘れないようにして欲しい。
ジャンク品でも引き取り可能な専門店もある
自社内で修理をおこなう専門店では、パーツ取り目的で壊れたワープロに査定を付けることもある。また複数台のワープロを一緒に持ち込めば、その中にある壊れた1台も無料で引き取ってもらえるケースも非常に多く見受けられるため、ジャンク品であっても諦めずに問合せをする勇気も必要だと言えるだろう。
古いワープロの人気シリーズと買取相場
中古ワープロ市場で高価買取を狙えるのは、これから紹介する6社が中心となる。またこの6ブランドについては、多くの業者が買取上限額の公開をしているため、いくらぐらいで売れるのだろうかといった皆さんの疑問の解消しやすい存在と捉えて良いだろう。ちなみに買取相場価格は2020年5月時点のものになる。
SHARP 書院
日本語ワープロ専用機の4大ブランドのひとつである書院は、1979年~2003年まで精算されていた大人気シリーズだ。12.1型の大型カラー液晶で話題になったWD-990EXは、多くの業者で7,000円~8,000円前後の買取上限額で査定がおこなわれている。
これに対してSHARP製品ワープロの最終型とも言えるアイプリメーラについては、MA-10のGやTといった人気シリーズであっても5,000円~6,000円ほどの買取上限額となるようだ。
NEC 文豪
書院と並んでワープロの主要機種と称される文豪の中には、10,000円を超える高値で売れるシリーズが非常にたくさんある。宛名ハガキを2枚同時印刷できるJX-750は、文豪最上位機種という知名度によって13,000円前後の査定がつく。
大変コンパクトなミニ文豪については、ミニ5UVやミニ5UVⅡといった人気シリーズに限って5,500円ほどの買い値が付くようだ。その他の機種については買取不可とするショップも多いため、注意が必要だ。
富士通 OASIS
親指シフトと呼ばれる独自開発のキーボードを搭載する富士通 OASISは、プロユース市場における大きなシェアで知られるワープロブランドだ。各社が公開するOASISの価格表を見てみると、大半の機種に査定が付くことに気付かされる。
10,000円~12,000円ほどの上限額が期待できるシリーズはLX-9000やLX-S5000である。これに対してLXシリーズの初期モデルLX-1000などについては、コンディションがよくても3,000円ほどの査定となるようだ。
東芝 ルポ
東芝は、世界発の日本語ワープロを開発した先駆け的なメーカーだ。初代の発売から4ヶ月後に3.5インチフロッピーディスクを搭載したRupo(ルポ)は、データ保存や管理を重視するユーザたちの間で話題になった。
ルポの買取相場を見てみると、JW98BWやJW-V980といった14,000円~15,000円前後の査定が付く人気機種が多いことがわかる。またJW98WやJW05DXなどの古い機種であっても、3,000円~4,000円ほどの買取上限額が期待できそうだ。
Panasonic スララ
国内ワープロ市場の中で後発となったPanasonic スララも多くの買取業者が高価買取対象としている。U1CSD1シリーズの最終型とも言えるFW-U1CSD600には、10,000円を超える高額査定が付いている。1991年にグッドデザイン賞を受賞したFW-U1J70については、2017年現在でも5,000円~5,500円ほどの査定が付いているようだ。
Canon キャノワード
Canonから発売されているキャノワードは、ローマ字入力が初めて搭載された人気シリーズだ。他メーカーと比べて若干買取価格が下がるキャノワードも、CW-J1VFやCW-J1VLといった人気機種であれば7,000円~8,000円前後の査定がつく。
古いワープロ買取に積極的なおすすめ業者
古いワープロの売却をするなら、ワープロメーカー各社の特徴や人気機種に詳しい査定士や技術者の在籍する下記のような専門店に査定依頼をおこなうようにして欲しい。
SAGAS
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
月刊宝島で紹介されたSAGASは、ワープロの修理・買取・販売のできる日本最大級の専門店だ。ワープロ買取に関する相談は、渋谷店、秋葉原店の2方法で受け付けている。
こちらの買取業者は、30年以上もの間、ワープロなど電子機器類の取り扱いをおこなってきた実績もあるため、信頼度が高い。
ワープロ悠々堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ワープロ買取専門の悠々堂でも、大手メーカーの買取価格リストを公開している。査定価格の連絡は、店休日や混雑日を除いて当日もしくは翌日には返答がくるシステムとなっている。
サイト内には日焼けや破損、全体の傷、フロッピーディスクドライブの動作といった査定基準もわかりやすく書かれているため、ショップの確認内容が知りたい人にもよりよい情報源になると言えそうだ。
パワーポジション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パワーポジションは、古い機械全般の買取を得意とする少し変わった専門店だ。柔軟な対応のできるパワーポジションでは、条件によっては1台から無料出張買取を可能としている。また古いベータデッキやレコードプレーヤーなども歓迎しているため、自宅の断捨離や遺品整理の際にさまざまな機械を一緒に売却してみてもよいだろう。
ハードオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
宅配買取・出張買取も可能なハードオフでは、家電製品カテゴリの中で古いワープロやビデオデッキの買取受付をおこなっている。名物のジャンクコーナーがあるハードオフは、他店で断られたコンディションの悪いワープロであっても査定依頼のしやすい業者になることだろう。
またハードオフには取扱商品ごとに専門知識を持ったスタッフがいるため、今となってはマニアックな製品となってしまったワープロであっても、ハードオフなら一般家電と一緒に売却可能と言えるだろう。
ワープロファクトリー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ショップへの直接持ち込みが難しい人には、送料・振込手数料・査定料無料で宅配買取のできるワープロファクトリーの利用もおすすめだ。無料査定を使ってワープロファクトリーに商品情報を送信すると買取上限額の連絡が最短1時間で届く。
またサイト内には古いワープロに関するコラムも充実しているため、このカテゴリの需要や処分方法などを確認したい皆さんにもよき情報源になると言えそうだ。
古いワープロを売るならヒカカク!で賢く一括査定申込み
オークションサイトやフリマアプリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。 「ヒカカク!」は楽に高く売りたい時、様々な買取業者の買取価格を比較できる相場情報サイトだ。
上記で、古いワープロを売る際におすすめの買取業者をいくつか紹介してきた。アイテムを高く売るのであれば、複数の買取業者に査定依頼を出すということが重要だ。しかし、査定依頼をいくつも出すとなると、時間や手間がかかる上、取引をおこなう業者以外は断らないといけないという問題がある。このような問題を解決するにはどうすればいいのだろうか。
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