緊急事態宣⾔の発令に伴う外出自粛要請期間は、自宅で楽しく過ごすためのホビー、おもちゃ用品などの人気が急上昇だ。ヤフー株式会社は9日、運営するインターネットオークションサイト「ヤフオク!」で、5月に落札されたモノ、出品されたモノを発表した。今回はこちらのトピックについてみていきたい。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
落札人気が高まった商品
特に落札人気が高まったのは「模型製作用品」と「パズル」だ。落札された商品数は、前年比で模型製作用品が2.1倍、パズルが1.9倍になっている。模型製作用品は、模型やプラモデル向けの塗料や工具が人気となっており、工作工具セット(2600円)や、エアブラシセット(7000円)などが落札されている。パズルは、絵柄が複雑でピース数が多く、難易度の高いパズルが人気のようだ。バベルの塔1257円や、ゴッホ「星月夜」(2800円)などが落札されている。
出品人気が高まった商品
一方で、「出品されたモノ」は、不用品整理やトレンド商品の出品が増加しているようだ。 『ベビー用品』は、巣ごもり中に自宅の整理をしている人が多いようで、出品商品数は昨年に比べて4.7倍になった。アンパンマン手押し車(500円)などだ。外出自粛に伴い、外で使用すると思われるこちらの商品は不要になってしまったのではないだろうか。 プレイジム(4000円)なども出品されている。プレイジムは、立体的なアームやアーチにおもちゃやぬいぐるみがぶら下がっている、新生児から遊べるベビーアイテムだ。様々な仕掛けがあり、赤ちゃんの興味を引いて五感を刺激する知育玩具としても知られている。こちらは、子供の成長に伴って不要になったのだろうか。出品が増えているようだ。
また、『キャンプ、アウトドア用品』も、折りたたみ椅子(4600円)や、家庭用ハンモック(4810円)などが出品さている。トレンドになった「おうちキャンプ」のニーズに応えた出品が増加し、出品商品数は昨年に比べて3.4倍になった。おうちキャンプとは、外に出られない状況を前向きにとらえて気分転換をする試みだ。部屋の中や、ベランダにテントや折りたたみイスなどのキャンプ用品を出して、非日常感を楽しんでいるのだ。
まとめ
ヤフオク!の商品の傾向をみていくと、その時期の需要がわかるのではないだろうか。現在は、コロナウイルスの影響があらゆるところに波及しているため、室内で使用される商品が人気となっている。コロナウイルスは日本では収束傾向にあるが、危機感を持ちながら生活している人は多いため、このステイホームの傾向はしばらく続くのではないだろうか。
参考: https://www.tsuhannews.jp/shopblogs/detail/64952#0