不要になったものを、できるだけ高く売りたいと考えるのは消費者心理の一つだが、売りたい商品の買取価格を一括比較できると非常に便利であり、世の中には数多くの買取比較サイトが存在する。
株式会社ウリドキネットもその一つで、「買取をもっと身近に」「ITをリユース業界に」「モノが循環する社会に」を主要コンセプトとして経営を行っている。経営に必要な資金調達をどのような方法で行っているのか、詳しく紹介していこう。
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株式会社ウリドキネットが資金調達をするねらい
どのような目的で株式会社ウリドキネットは資金調達をしたのか紹介していこう。
株式会社ウリドキネットの成り立ち
株式会社ウリドキネットは2014年12月1日に法人化されたが、1年前の2013年12月に「買取価格比較サイト」を開設している。
ウリドキネットでは、「ウリドキ」と呼ばれる買取比較サイトを開発し運営を行っているが、比較サイトから一歩進み、比較しながら買取まで行えるオンラインモールへと進化を続けている。
モノを安く簡単に買うことを目的にした「B2C」型のオンラインモールは数多く存在するが、モノを高く簡単に売ることをねらいとした「C2B」型は、ITの発展とともに規模の拡大が期待されている。
メルカリなどのフリーマーケットアプリの誕生により、それまで価格が付かなかったリユース品に価値が付くようになったことが、中古品市場の規模拡大につながっている。
「C2B」型ツールの開発がねらいの一つ
ヤフオクなどのネットオークションや、メルカリなどのフリマアプリなど「C2C」型ツールの利便性が高まると、リユース業者も高値買取に力を入れるようになる。高値買取に伴い、中古品の高値販売が前提になると、取引高が増加し中古品市場がさらに広がる可能性を秘めている。
株式会社ウリドキネットは「モノがより循環する社会」の実現に向けて、「C2Bとしての買取ツール」の拡充と、「透明性の高いキャッシュフロー」の開発などを目的に、資金調達を随時行っている。
設立当初、1,100万円の資本金からスタートした株式会社ウリドキネットは、2018年8月現在で資本準備金を含み1億8,300万円にまで拡大している。「ウリドキ」に登録されている買取業者数は、2018年8月現在で日本全国合わせて1250社を超えており、多くの買取業者の中から買取価格を比較することが可能だ。
古着などを取扱う「ワンダーレックス」や、金券やチケットを扱う「買取専門店大吉」、スマホ買取に強い「モバイルモバイル」などが名を連ねている。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
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ポリシー
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対策
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具体的な資金調達方法
会社の資金調達方法は大きく3つ
会社の資金調達方法は大きく分けて、「資産」を何らかの形で資金に変える方法や、「負債」によって資金調達をする方法、会社に投資をしてもらう「資本」によって資金調達を行う方法に分かれている。
株式会社ウリドキネットでは、「第三者割当増資」と呼ばれる資金調達方法を採用しており、特定の第三者に新株を発行して増資を行っている。第三者に株を売るため、売却額が会社の資金になるという理屈だ。
第三者割当増資による方法は、会社の株式資本を充実させるだけでなく、財務内容を健全化させる効果がある。ただし、第三者割当増資を行うと経営陣の出資比率が低下するため、経営権を失わない程度に実施する必要がある。
第三者割当増資を実施するためには、投資家に対して会社の成長や株価上昇の可能性を説明する必要があるが、株式会社ウリドキネットではサイト内のニュースリリースなどを通じて割当先などを公開している。
資金調達により開発されたツール
株式会社ウリドキネットでは、ユーザーが便利で使いやすいツール開発を目指しており、2016年には延べ利用者数200万人を達成している。
Webによる買取価格比較サイト「ウリドキ」のほか、iOS版やAndroid版のアプリ開発などを行っており、ユーザーとリユース業者双方がWin-Winの関係になるようなプラットフォームの構築を目指していることが分かる。
資金調達の実施時期
ウリドキネットの具体的な資金調達実施時期はいつであったのか紹介したい。
実施時期の発信はニュースリリースから
ウリドキネットのニュースリリースによると、2015年08月21日に「第三者割当増資実施に関するお知らせ」を発表している。資金調達の目的は、「経営基盤の強化」や「「ウリドキ」の開発力強化」、「マーケティングの拡大展開」である。
2016年3月31日には、「ウリドキ」のアプリ版をリリースしており、開発力強化やマーケティングの拡大展開に向けて着々と取り組んでいることが分かる。 同年の5月20日には、総額5700万円の第三者割当増資を実施している。
独立系ベンチャーキャピタルの一つ「株式会社アコード・ベンチャーズ」や、金融機関の三菱UFJ フィナンシャル・グループの一員である「三菱UFJキャピタル株式会社」らが割当先となった。
同年6月には、みずほキャピタル株式会社も割当先として名を連ねている。また、この時期には「C2B」型オンラインモールのベータ版をリリースしている。リユース品の買取業者が直接出店し、Webサイト内でユーザーからの買取を完結させる「モール型プラットフォーム」だ。
各種メディアに資金調達の記事が掲載
Webサイトの産経ニュースでは、2015年08月21日に発表した「第三者割当増資実施」に関する記事をいち早く掲載している。また、2016年5月25日のニュースリリースによると、リユースビジネスを取扱うニュースサイト「リサイクル通信」に、「ウリドキ」のリニューアルと併せて第三者割当増資に関する記事が掲載されたことを発表している。
さらに、日本経済新聞社が発行しているビジネス総合紙「日経産業新聞」にも、第三者割当増資による資金調達に関する記事が掲載された。2016年6月22日にニュースリリースから情報発信されており、買い取り価格比較サイト「ウリドキ」の利便性向上のための技術開発などに充てる、と紹介されている。
資金調達とともにエンジニアの募集も
ウリドキネットは資金調達と同時にエンジニアの募集もしていた。どのような人材が求められていたのか、エンジニア以外にも人材を募集されているか紹介する。
「C2B」型のプラットフォーム構築に向けた人材募集
2018年1月に、「バーコードをピコってお金に変える」の広告フレーズとともに、iOSアプリの「PICOL」がリリースされている。売りたい商品のバーコード部分をiPhoneで撮影すると査定が開始され、瞬時に査定価格が表示される仕組みだ。査定価格が気に入れば、ユーザー情報を登録して集荷日時を指定すると、無料で宅配業者に運んでもらえる。
「C2B」型のプラットフォーム構築に向け、株式会社ウリドキネットでは資金調達と並行してITエンジニアの募集を随時行っている。総合的なエンジニアリングスキルが身に付くだけでなく、仕組みそのものを作る楽しさや、問題解決に向けてのアプローチ力を高めることが可能な職種だ。
株式会社ウリドキネットが目指しているもの
株式会社ウリドキネットでは、C2Bビジネスに流通革命を起こすために様々な職種の人材を募集している。ベンチャー企業で楽しく働きたい人や、リーディングカンパニーを目指して活動したい人などが対象だ。
オープンソースのWebアプリケーションフレームワークである「Ruby on Rails」を取扱えるエンジニアやWebデザイナー、営業職などを募っており、インターンも受け付けている。
ウリドキネットで高く売るテクニック
ウリドキネットで高く売る方法やコツについて紹介しよう。
中古品を高く売るためにはコツがある
ウリドキネットでは、中古品を高く売るためのコツを「URIDOKI NEWS」で随時紹介している。iPhoneは中古品でも高く売れる商品として知られているが、買取価格にばらつきがあるのも事実だ。
持っているアイフォンが「高く売れる状態なのか」査定で正しく判断してもらうためには、査定基準はどうなっているのかを知り、高く売るためのテクニックを身につけることが大切なポイントだ。
高く売るための具体的な方法
購入した商品の保証書や箱など付属品が一式揃っている場合、綺麗に保管していれば売却時に減額されるリスクが少なくなる。万一、付属品にホコリがかぶっていた場合でも、綺麗に掃除しておくだけで見た目の印象が良くなるため、丁寧な清掃を心がけよう。
買い取り相場は常に変動しているため、今が売り時なのかどうか、価格帯の推移を見ながらあらかじめ確認しておくことも重要だ。買取価格は買取業者ごとで異なるため、ウリドキネットを利用して業者ごとの買取価格を比較しておくと、相場観が得られるだけでなく、より高い価格で売却することが可能だ。
高く買い取ってもらえる業者が見つかったら、必ず評判をチェックしよう。商品受け渡しから入金までの流れはスムーズかどうか、顧客とのトラブルが頻繁に起きていないか、評判や口コミを見ることである程度判断することができる。
査定額アップキャンペーンが狙い目
買い取り相場は常に変動しているため、売り時をおさえることが大切だが、買取価格が突然大きくアップすることがある。買取業者が特定の買取品を強化したい時には、「査定額アップキャンペーン」などのイベントを出稿することがあるからだ。
キャンペーン期間中は、ヤフオクなどのネットオークションや、メルカリなどのフリマアプリを見ておくことも重要である。中古品市場全体で買取価格が上昇していることがあるからだ。日頃からWebサイトを定期的に訪問し、相場がどのように変動しているのかをウォッチしておこう。
特定ジャンルの商品は専門業者を利用する
ウリドキネットでは、売りたい商品を「キーワード」や「ISBN」から検索して買取業者を探すことができる。また、パソコンやスマホ、古着や古銭、着物など専門性の高い商品の場合は、カテゴリごとに登録されている「買取ショップ」を検索するか、直接「買取業者」名を入力することができる。
カテゴリで検索すると、口コミ評価によるランキング形式で該当する買取業者を表示させることができ、携帯・スマホで検索すると、「モバイルモバイル」などがヒットする。お目当ての買取業者が見つかったら、口コミ評価を参考にしながら、高値で買い取ってもらえるかどうか検討しよう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まとめ
株式会社ウリドキネットがどのような目的で資金調達をしたのか、どのように資金調達をしたのかについて紹介した。
株式会社ウリドキネットは資金調達ととも人材の募集もしており、ベンチャー企業で働きたい人や、リーディングカンパニーを目指して活動したい人などはサイトなどで調べてみるといいだろう。
また、ウリドキネットで高く売るテクニックとして付属品がそろっているのか、綺麗に保管されているのかが重要であり、業者ごとの買取価格を比較しておくとより高い価格で売却することが可能になる。