死のデッキ破壊ウイルスは、遊戯王をしたことがある方なら1度は耳にしたことがある名前だろう。現在は見る影もなくなってしまったが、以前はどんなデッキにも採用できるほど強力なパワーカードだった。
この記事では、そんな死のデッキ破壊ウイルスの買取価格を買取業者5社で比較してみる。高値で売却したい方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてほしい。
引用:magi
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
死のデッキ破壊ウイルスとは
死のデッキ破壊ウイルスとは、1999年7月8日に発売された遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記の特典カードの1つである。遊戯王の長い歴史のなかで、はじめて登場したウイルスカードであり、その人気も相まって以降さまざまなパックで再録されている。
人気の強力カードゆえに禁止に…
死のデッキ破壊ウイルスの人気の理由は、主に2つだ。1つはアニメ版遊戯王の人気キャラクターである海馬瀬戸が愛用していたカードであるということ。もう1つはその強力な効果だ。死のデッキ破壊ウイルスの強みは、なんといっても手札破壊をおこなったうえでドローさえも抑止することだろう。
発動も簡単で、攻撃力1000以下の闇属性モンスターを何枚か採用していればどんなデッキでも採用可能と汎用性も高い。結果、ゲーム環境を壊しかねない強力なカードとして2004年9月1日に制限カード入り。それから5年後の2009年9月1日についに禁止カードに指定され、その活躍に幕を閉じた、と思われ続けていた。
復帰するも弱体化
転機は2015年1月1日に訪れる。なんと死のデッキ破壊ウイルスが制限カードとして復帰したのである。しかし、その代償はあまりにも大きかった。死のデッキ破壊ウイルスの効果テキストが変更され、大幅に弱体化してしまったのである。
何より、相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3枚まで選んで破壊できるというデメリットは、遊戯王においては非常に痛い。結果として、以前までの強さは見る影も失い、現在はファンの間でひっそり使われるのみとなってしまった。
死のデッキ破壊ウイルスの種類
先ほども述べたとおり、死のデッキ破壊ウイルスは元々人気が高いカードで、たびたびパックやストラクチャーデッキに再録されている。そのため、単に死のデッキ破壊ウイルスをデッキに採用したいだけなら、安価かつ簡単に手にはいるだろう。
つまり、現在の死のデッキ破壊ウイルスの市場価値は決して高いとはいえない。唯一例外があるとすれば、限定特典として付属されたカードのみだ。ここでは、死のデッキ破壊ウイルスのなかでも市場価値が高いものを紹介していく。
遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記 付属カード
死のデッキ破壊ウイルスのなかで、もっとも市場価値が高いのは1999年7月8日に発売された、遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記の付属カードである。カードの型番には何も記載されていない。
こういった型番が記載されていないカードは、遊戯王のファンの間では初期レアや初期カードと呼ばれており、コレティクブルな価値も高い。その理由としては、すでに生産中止となってしまっていることもあるが、もう1つの理由として当時の入手難易度が挙げられる。
実は、遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記の特典カードは合計で10種類で、そのうち3枚が封入されたパックが付属されている。つまり、死のデッキ破壊ウイルス目当てでゲームを購入したとしても、必ず手に入るとは限らなかったのだ。
結果として、お金のある大人や裕福な子供だけが、強力なカードを占有することになってしまったのである。死のデッキ破壊ウイルスの初期カードは、そんな子供たちの苦い思い出を宿したカードでもあるのだ。
Vジャンプ(2001年7月号) 誌面プレゼント
死のデッキ破壊ウイルスのなかで、2番目に市場価値が高いのは2001年5月21日に発売されたVジャンプ2001年7月号の誌面プレゼント品だ。カードの型番はP5-03である。
この誌面プレゼントとは、Vジャンプに記載されている情報をもとにハガキを郵送するとカードがもらえるというサービスだ。しかし、こちらにも問題はあった。なんとプレゼントは抽選方式だったのである。結果、またしても多くの子供たちは、憧れの死のデッキ破壊ウイルスを手に入れられなかった。
しかし、その市場価値は極めて高い。参考までに述べておくと週刊少年ジャンプ2001年1月号の誌面プレゼント品であった青眼の白竜の未開封カードは、850,000円という想像もできないような価格がつけられている。
Vジャンプ2001年7月号の誌面プレゼント品である、真紅眼の黒竜、ハーピィの羽根帚、そして死のデッキ破壊ウイルスの未開封カードは、青眼の白竜よりもさらに貴重であるとされているのだ。
ただし、これらはパックを開封してしまうと後述のPREMIUM PACK 5のものとまったく見分けがつかなくなってしまう。つまり、未開封でないと価値が激減してしまうのだ。Vジャンプ2001年7月号の当時の抽選者数は1000名で、すでに長い年月が経っていることから、未開封カードが現存しているかどうかも不明である。
PREMIUM PACK 5
死のデッキ破壊ウイルスのなかで、3番目に市場価値が高いのは2001年12月22日発売されあたPREMIUM PACK 5のものだ。カードの型番はVジャンプ2001年7月号の誌面プレゼント品と同じく、P5-03である。
このパックの当時の値段は300円(税込)。収録されたカードは9種類で1つのパックに6枚のカードがはいっていた。つまり、死のデッキ破壊ウイルスは登場して2年経ってからようやく、誰でも簡単に手に入るようになったのだ。
このPREMIUM PACK 5に収録されていた死のデッキ破壊ウイルスは、ウルトラレアのほかに、パラレルレアが存在している。死のデッキ破壊ウイルスのパラレルレアは、唯一このパックに封入されていたもののみである。
しかし、ここまで年代がくだると市場への流通量は非常に多い。そのため、カード自体の希少価値はほとんど見込めない。結果、パラレルレアであろうと高価買取が狙いにくいのが現状である。
そのほかのパックやデッキに封入されていたものについて
死のデッキ破壊ウイルスはほかにも、2009年1月17日に発売されたGOLD SERIESや、2015年1月10日に発売された決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯に再録されている。これ以外にも再録されたされたことはあるが、そのすべてがレアあるいはノーマルである。
これらに収録されていた死のデッキ破壊ウイルスの高価買取は、ほぼ不可能である。あまりにも市場へ出回りすぎているからだ。ひどいときには二束三文で叩き売りされていることもある。
まとめると死のデッキ破壊ウイルスのなかで1番価値が高いのは、型番になにも記載されていないもの、次点で型番がP5-03と書かれているものである。残念ながら、それ以外の型番が記載されているものは高価買取が見込めない。
死のデッキ破壊ウイルスの買取価格を5社徹底比較
最後に、死のデッキ破壊ウイルスの買取価格を比較してみる。比較するのは駿河屋、トレトク、フルアヘッド、買取コレクター、カーナベルの5社である。
ここで気をつけてもらいたいことが1つある。死のデッキ破壊ウイルスは買取ショップによって、査定価格が大きく異なるということだ。希少価値が高い遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記の付属カードでさえ、安値で買い取られてしまうことも少なくない。
今回はそれがわかりやすいように、なるべくさまざまな買取業者をピックアップした。死のデッキ破壊ウイルスを高値で売却したい方は、ぜひこれを参考にしてほしい。
駿河屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
駿河屋は同人誌やフィギュア、ホビー、DVD、ゲームといったいわゆるオタク向けの商品を中心に取り扱う買取業者だ。とくにネット界隈では非常に有名で、たまにおこなわれるまとめ売りセールやタイムセールを利用する方も多いだろう。
そんな駿河屋では、トレーディングカードの買取もおこなっている。遊戯王を始め、世界的にも人気が高いマジック・ザ・ギャザリング、デュエルマスターズ、カードファイト!! ヴァンガード、ポケモンカードなどがそれである。
この駿河屋では、死のデッキ破壊ウイルスのアルティメットレアの英語版に1,700円という高値をつけている。この英語版とは海外で販売された「Duelist Pack:Kaiba」というパックに収録されていたものだ。日本では正規販売されておらず、入手は非常に困難である。
ちなみに、この記事内で紹介した遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記に付属されている死のデッキ破壊ウイルスにも1,600円という高値がつけられている。これは、ほかの買取業者と比較してかなり高めの額であるといえるだろう。
ただし買取リストをみると、ほかのパックに収録されている死のデッキ破壊ウイルスはすべて0円となっている。これはただで引き取るという意味ではなく、高値がつかないということを示している。やはり特典として付属されていたもの以外は、高値で売却することは難しいのだ。
トレトク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
トレトクは遊戯王やマジック・ザ・ギャザリング、デュエルマスターズといったトレーディングカードを専門的に扱っている買取業者だ。こちらでは宅配買取サービスを中心におこなっており、わざわざカードショップに出向きたくないという方にはありがたい存在である。
そんなトレトクでは過去に死のデッキ破壊ウイルスを3,280円という高値で販売していた。これは遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記に付属されていたものだ。一般的に、買取価格は販売価格の70%であることから、推定買取価格は約2,300円である。
商品の状態が極めてよかったということもあるが、ほかの買取業者と比較してもかなりの高値であるといえるだろう。ほかにも、「Duelist Pack:Kaiba」に収録されていたアルティメットレアの英語版が3,500円で販売されている。その推定買取価格は2,450円だ。
以上のことから、トレトクは死のデッキ破壊ウイルスを最高値で買い取ってくれる業者であるといえよう。
フルアヘッド
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
フルアヘッドはトレーディングカードのほかにも、仮面ライダーガンバライジングやスーパードランゴンボールヒーローズといったキッズカードも取り扱っている買取業者だ。こちらでは、買取リストをもとに自己査定すると買取金額が即日入金されるというサービスをおこなっている。
そんなフルアヘッドでは、過去に死のデッキ破壊ウイルスを32,800円という高値で販売していたことがある。これは、2018年3月24日に販売されたスターターデッキ2018に収録されていたものだ。
実は、スターターデッキ2018の初期版には秘蔵レアカードと呼ばれるものが低確率で封入されていたのである。これは遊戯王界屈指のレアカードとされる女剣士カナンや青眼の白龍、2018年の世界大会で配布された青眼の亜白龍やブラック・マジシャン・ガールも含まれてる。
驚くべきことに、このブラック・マジシャン・ガールの買取相場は820,000円。青眼の白龍の買取相場は560,000円である。死のデッキ破壊ウイルスは、これらと比べると見劣りしてしまうが、それでも推定される買取価格が2万円前後になるというのは驚くべきものである。
カーナベル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カーナベルはデュエルマスターズを専門的に扱っている買取業者だ。実はこちらは、少ないながらも遊戯王も取扱っており、遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記に付属されていた死のデッキ破壊ウイルスを1,200円で買い取った実績を持っている。
ただし、そのほかのパックに収録されていたものはほとんど買取終了となっている。とはいえ、買取金額保証サービスをおこなっているうえ、無料の宅配キットも配布している。はじめて宅配買取をする人にはおすすめだ。
買取コレクター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取コレクターはホビーを中心に取り扱っている買取業者だ。こちらでは遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記に付属されていた死のデッキ破壊ウイルスを1,500円で買い取った実績を持っている。
買取コレクターの魅力は、鑑定料や宅配送料、振込手数料、出張買取料がすべて無料であることだ。先ほどのカーナベル以上に、初心者におすすめできる業者であるといえる。査定は365日24時間いつでも対応しているので気軽に依頼してみよう。
フリマアプリの「magi」もチェック!
買取業者について紹介してきたが、近年ユーザー数を伸ばしているフリマアプリも忘れてはいけない。業者を挟まずに直接購入者と交渉できるので、納得できる金額で売ることができると人気だ。メルカリやラクマなどが一般的だが、トレカを売るなら「magi(マギ)」がおすすめ。なぜなら、このアプリで売買できるのは、トレカのみだからだ。
扱えるジャンルが多いほうが良さそうに感じるかもしれないが、逆にジャンルを絞ることによって専門性を高めているため、ユーザーは本当にトレカ取引をしたい人だけに限定されてくる。その結果、ほかのアプリより買い手が見つかりやすく、取引がスムーズにおこなえるのだ。
代金のやり取りは、トラブルを防ぐため運営が仲介してくれるので、フリマアプリの利用が初めてでも安心して利用できるだろう。トレカ好きの間で話題となっているサービスなので、ぜひチェックしてみてほしい。
まとめ
死のデッキ破壊ウイルスは、カードの種類や業者によって買取価格が大きく異なる。あらかじめ、高価買取実績をもつ業者を選べば、高値で売却できる確率はより高まるだろう。死のデッキ破壊ウイルスを売却したい方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてほしい。