本コラムでは、海賊版やレンタル落ちのDVDは買取不可能かどうかをテーマに取り上げて記述していく。
不用品があっても、売れるかどうかがわからないため面倒だと捨てて処分しまったり、そのまま押入れにしまったまま…なんてこともあるだろう。ということで、先述したように海賊版やレンタル落ちのDVDは買取に関して紹介していこう。
また、買取サービスを利用する前に売りたいモノについてリサーチをしておくことは非常に重要なので、この機会にポイントや情報などを押さえておこう。
CONTENTS
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海賊版、レンタル落ちのDVDとは
ここで最初に、海賊版のDVD・レンタル落ちのDVDとは、一体どのようなDVDなのかについて簡単に説明していく。
知っている人も多いかもしれないが、今一度確認しておき、買取サービスを利用する前に間違いのないようにしておくといいだろう。
海賊版のDVDとは
まずは海賊版DVDとは何かということだが、海賊版というのは、制作をした製作者に許可を取らず、違法でダウンロードしたか、ダビング、またはDVDからコピーしたものを指す。
市場に出回っている海賊版は、基本的に許可を得ておらず、違法に制作しているDVDである。
そのため、最近ではコピー防止などの対策などを取られてきてはいるが、なかなかなくならない。国内ではまだ少ないが、東アジアなどの中進国ではこの海賊版が蔓延しており、違法で売られている現状だ。
レンタル落ちのDVDとは
次は、レンタル落ちしたDVDについて紹介していこう。
店舗向けに作られたレンタル用DVD
このレンタル落ちのDVDとは何かということだが、DVDには販売用とレンタル用に分かれており、少し仕様も違うのである。
レンタル用のDVDはその名の通り、レンタルビデオ屋に流通させるために作られたDVDであり、このようなレンタル用はコピーガードがかけられていたり、その注意を促すためのレンタル用のシールなどが貼られていたりする。
内容も販売用にはない予告編などが入っており、あくまでレンタルビデオなどの店舗へ流通させるように作られたDVDなのである。
販売されたレンタル用がレンタル落ち
しかし、流通させたレンタルビデオ店が何らかの理由で売ったり、業者へ横流しをしたりする。そのようなDVDをレンタル落ちのDVDというのである。
つまり、レンタル用のDVDを販売した場合に、レンタル落ちというのである。
海賊版のDVDは買取可能か不可能か?
ここまで、海賊版のDVDやレンタル落ちしたDVDについて紹介したが、次は海賊版のDVDやレンタル落ちしたDVDの買取情報を紹介してこう。まずは、海賊版のDVDの買取事情から記述していく。
海賊版DVDを買い取る業者はほとんどいない
制作した側に許可を取らずに販売用に制作された海賊版のDVDを売ることができるのかという点だが、基本的にこのような海賊版のDVDを買い取る業者はいないだろう。
なぜなら、このような海賊版のDVDを買い取っても、売ることはできないからである。そのような売れない製品を買い取る業者はやはりないだろう。海賊版のDVDは売れないため、購入する前に心得ておくべきだ。
海賊版を販売することは違法
上記では海賊版のDVDが売れないと結論づけたが、その理由についてここで説明していこう。
海賊版DVDを市場で販売することは、違法行為なのである。また、モノによってはコピーした時点で契約違反となることもあるようだ。
ただし、買い取る側を罰する法律は国内にはまだなく、買い取った側は特に問題はないが、買取に出す業者は販売がメインであるため、このような海賊版のDVDを買い取る業者は少ないのである。
というよりも、法律に抵触するため、あってはならないのである。
レンタル落ちのDVDは買取可能か不可能か?
上記では、海賊版DVDの買取事情について説明した。次は、レンタル落ちしたDVDの買取について記述していこう。
やはり海賊版DVD同様、このレンタル落ちしたDVDも買い取られないDVDなのだろうか。
基本的には違法性もあるので買取不可になるケースが多い
では、レンタル落ちしたDVDの買取事情を述べていきたいが、このレンタル落ちしたDVDの買取を行っている業者は少ないと言えるだろう。そもそもレンタル落ちのCDやDVDを売ること自体、法的観点から違法である可能性もあるのだ。弁護士ドットコムで以下の回答が確認できた。
独占禁止法21条と著作権法上の頒布権の問題かと思います。 違法となる可能性はあると思われます。あくまでレンタルの許諾で、売却の許諾ではありませんので。 ただ、一旦市場に出ている以上、もはや著作権者のコントロールする権利を離れている(権利が消尽した)とみて合法となる可能性もあるでしょう。 私見ですが、最初の許諾がレンタルの許諾の場合は、販売の許諾時のように、権利が消尽したとみるのは無理があるのではないか(違法である可能性が高いのでは)と思います。
引用:弁護士ドットコム
ただし、これはレンタルをしていた業者自体が販売することに違法の可能性があるという話であって、市場に流通してしまった以上は許可を得て販売されているものもあり、例えばそれらを個人利用の目的でAmazonやメルカリなどで買ってしまった後に売ること自体に問題はないと言える可能性が高い。確かめる方法も無いからである(反復して利益を上げる目的で仕入れている場合は古物営業法的観点で違法となる場合はある)。
市場では売れにくいレンタル落ちDVD
レンタル落ちのDVDは基本的に幅広い人の元へ何回も渡っているため、傷物が多い。そのため査定が非常に面倒で手間がかかる。
さらに販売用に比べて安価な金額での販売になるため利益も上げにくい。そもそも、市場では売れにくいDVDでもあるのだ。
レンタル落ちDVDの販売には条件がある
そのような理由から買取を行っていない業者は多い。また、レンタル落ちしたDVDを売るには、ある条件をクリアしていないと販売できないため、買い取られないことも理由に挙げられるだろう。
ブックオフオンラインでも買取不可扱い
大手の宅配買取サービスであるブックオフオンラインでも以下の商品は買取不可とされている。
- お送りいただけないもの
- ・動作不良や中身がちがうもの
- ・ケースや盤面に割れや傷があるもの
- ・非売品やレンタル落ち、コピー品、バーコードがないもの
- ・VHSなどDVDやBlu-rayではないもの
- ※国内版でないものはお値段がつけられません
引用:ブックオフオンライン
ただし、販売の許可を取っている業者は買い取ってくれる
まず、覚えておきたいのがこのようなレンタル落ちしたDVDを販売することは違法だということだ。
ただし、レンタル落ちしたDVDを売っている業者やショップもある。それはなぜかというと、基本的にレンタル落ちしたDVDを販売することは違法だが、許可があれば良いのである。
実際レンタル落ちで売っているのは、提供会社が潰れていたり、レンタル会社が潰れたりして、それを買い取った物を再販してるケースがほとんどのため、買取を行える業者が存在しているのである。
つまり、レンタル落ちしたDVDは売ることができるということだ。
まとめ
本コラムでは、海賊版やレンタル落ちのDVDは買取不可能かそれとも可能なのかという点を取り上げて説明してきた。
結論をまとめると、海賊版のDVDは間違いなく売れないDVDだろう。というよりも海賊版を売ることは違法になるので注意しなくてはならない。
そして、レンタル落ちしたDVDだが、このレンタル落ちしたDVDは売ることができる。
ただし、一般的には売れるDVDではなく、あくまでレンタル落ちのDVDが買い取れる業者やショップでしか売れないので、レンタル落ちしたDVDが売れる業者を探す必要があるのだ。
ここで、紹介した注意点をしっかりと押さえて、海賊版DVDとレンタル落ちしたDVDの処分を進めていくようにしよう。
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