神田神保町といえば通りを歩けば古本屋、古書店が何軒も軒を連ね、出版社や作家たち所縁の店が並ぶ言わずと知れた本の街だ。本好き達がひしめきあい、歴史のありそうな古書が並び、敷居の高いイメージを持つ人も多いこの街に実は雑誌を専門としている店がいくつか存在している。
ジャンルごとに細かく分かれている神保町の古書街で、雑誌の買取依頼をするならどの店に頼めば良いか悩むこともあるだろう。そこで、ここでは神保町で雑誌の買取依頼をする時、おすすめの書店をいくつか紹介しよう。

神保町 / shibainu
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magnif(マグニフ)
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最初に紹介するのは、地下鉄神保町駅を出たら白山通り沿いに左へ少し、郵便局の見えるすずらん通り商店街を歩けば見えてくる国内外のファッション雑誌が揃う店「magnif」だ。こちらは、国内外のファッション誌を中心に主にストリートカルチャーやファッション、アートに関連した雑誌を取り扱かっている雑誌の専門店になる。
店内には日本のみならず、アメリカやイタリアの「VOGUE」や「Harper's Bazaar」等のファッション誌から、「olive」「CanCam」等の女性誌、「ADAM」等のメンズ誌、カタログ、ポートレイト系の写真集などが並ぶ。
マグニフでの買取は店頭で、または、内容によっては出張買取も対応が可能だ。取り扱っている雑誌のバックナンバーはもちろん、写真集、読本、各種カタログ、パンフレット等、幅広く買取ってくれるのだ。マグニフでは「STREET」のようなストリートスナップ誌なども古ければ古いほど価値も上がるようだ。
ファッション雑誌やメンズ誌も1960年代以前のものに希少価値があるようである。その他、女性誌なら1980年代頃のもの、ストリートスナップ誌は1990年頃のものが多く求められているようだ。気をつけたいのは、買取には注意点もいくつかあるということ。雑誌と言えば好きなページを切り抜いたりしがちだが、切り抜きやページの欠落がある場合は買取してもらうことができない。
また、濡れジミ等のダメージや、事務所等の備品を示すステッカーの貼付やマジックでの書き込みがあるものも買取不可だ。さらには、在庫状況によっても買取できない場合があるため、買取依頼に出す前に自宅で入念にチェックをし、それでも迷った場合は事前にホームページから相談する必要がある。
ちなみに、マグニフでは買取担当者が不在の場合は買取ができないようなので、そちらも事前に電話などでの確認を忘れないようにしよう。
アクセス・所在地
御茶ノ水駅から徒歩4分
所在地: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目17
電話番号: 03-5280-5911
ヴィンテージ
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地下鉄神保町駅から徒歩すぐの位置にそびえ立つビルの1・2階に映画パンフレットの品揃えが豊富な店がある。そこが次に紹介する店、映画や音楽など幅広い品揃えの「ヴィンテージ」だ。
店内に並ぶのは映画関連のポスターや雑誌だけではない。「月刊スポーツアイ」等のスポーツ誌や、「guts」「ロック画報」等音楽雑誌。その他にも、「anan」や「JJ」等のファッション誌や、「宝島」や「芸術新潮」等サブカルチャー系雑誌、「週刊プレイボーイ」のようなアダルト雑誌までもが所狭しと並んでいるのだ。
もちろん買取でも豊富なジャンルの雑誌を扱ってくれる。しかし、どんなに豊富に扱ってくれても、雑誌の買取依頼のマナーとして切り抜きなどのあるものは避け、なるべく綺麗な状態のものを持って行くように心がけよう。そして、ヴィンテージでは品揃えが豊富な分、買取ってもらえない年代のものもあるので注意が必要だ。
また、店舗によっては期間限定で買取強化サービスを行う店もあり、その時期限定で買取額が上がる場合もあるので、買取依頼を出す前に公式ホームページ等をチェックしておく手もある。
他にも、ヴィンテージの買取方法は店舗に持ち込みをする場合は水、木曜日以外の18時迄と決まっているので間違えのないよう気をつけよう。ちなみに、宅急便で送ることもできるが、送料はこちら側の負担となるため、買取額との兼ね合いで損をする場合もある。メールや電話、公式ホームページからの問い合わせが可能なので、こちらも事前に相談することが必要だ。
更に、公式ホームページには買取情報がジャンルごとに細かく載せてあるので、そちらも買取依頼の際参考になるだろう。持って行く店舗や業者によって買取額が大幅に変わるのが古雑誌。例えば、大手チェーン店では全く値段のつかないものが、神保町の店のような専門店では高価な買取額がつくこともある。
ヴィンテージのように買取可能な雑誌の情報を細かく載せてくれるのは、売る側にもありがたいサービスと言えるだろう。
アクセス・所在地
神保町から徒歩4分
所在地: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目5 神保町センタービル1F2F
電話番号: 03-3261-3577
小宮山書店
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1939年から続く文学書も並ぶ歴史ある老舗「小宮山書店」は、自社ビルを何フロアにも分け古本販売をしている、老舗書店である。地下鉄神保町駅を出てすぐ、靖国通り沿いにある店舗は、年末年始を除いて年中無休で営業。小宮山書店には歴史や文学、哲学、思想、宗教、民俗学、更に美術やストリートアート、文庫や新書等の古書全般と共に、ファッションと趣味、美術系の雑誌も置かれている。
雑誌の買取は店頭、電話または公式ホームページの「買取専用お問い合わせフォーム」から依頼する事ができる。また、出張で買取に来てくれるサービスもあり、都内や関東地方のみならず、東海、関西方面までトラックで来てくれるのだ。買取依頼の量の多い場合頼んでみるのも良いだろう。
通常、雑誌は書籍と比べて傷みやすいため、店頭での状態維持が難しく文庫などの書籍よりも買取単価は低くなるとされているが、小宮山書店では「VOGUE」や「Harper’s Bazaar」の1960年代以前のものは、状態と内容によって価格は上下するものの、高価買取も期待できるようだ。
その他にも、美術・デザイン・写真・ファッション関係の商品は状態によって買取価格が大きくかわることがあるので、保管状況の良いものを選んで行くことが高価買取のポイントだろう。
古書店と言うと古ければ古い方が良いと考えがちだが、小宮山書店では和、洋限らず90年代以降の比較的近年に刊行されたファッション雑誌も買取してくれるので、家に保存状態の良いものがあれば、一冊一冊手に取り、挟んであるものが無いか、書き込みなどはしていないか確認した上で、一度相談してみよう。
チェーン店とは違い、新しさや古さ、状態の良し悪しだけで査定をしないところが、専門店の良いところである。売りたい雑誌が何冊もあれば、まずしっかりジャンル分けをし、そのジャンルに合った店舗を探し持って行くことが雑誌の買取依頼成功のコツなのである。
アクセス・所在地
神保町から徒歩2分
所在地: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目7
電話番号: 03-3291-0495
ロック オン キング
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敷居が高いと感じる人も多い神保町の古書街。そんな中、音楽資料専門店で本物の音楽の知識や情報が詰まっている「ロック オン キング」は、絶版のバンドスコアや楽譜、入手困難なコンサートのパンフレットや音楽雑誌のバックナンバーが豊富に並ぶ、ロックファンのみならず、音楽好き達が集う店だ。
神田すずらん通りに入り、ビルの3階にある店舗は日本のロックを中心にJ-POP、フォーク、GS、洋楽に関するものが取り揃えられ、音楽雑誌のバックナンバーは5000冊以上の在庫があるようだ。買取依頼をする時は、人気のある雑誌や特に人気があって即完売になり、出版社に問い合わせでもバックナンバーもないような号は買取してもらえる可能性が上がる場合が多い。
ロック オン キングの買取方法は店舗での買取、宅配買取、そして出張買取の3通りがある。どの方法もまずは、電話もしくは、公式ホームページの買取フォームから連絡をする必要だ。また、公式ホームページには買取の際に必要な物も詳しく書いてあるので、そちらも参考にしたい。買取方法によって必要な物が変わってくるので、要注意である。
ロック オン キングで取り扱っている雑誌の種類は非常に多く、特に、80年代から1995年くらいの雑誌、GS関連(グループサウンズ・雑誌)やフォーク、70年から80年代ロック、ニューミュージック関連資料も買取しているようだ。量によって買取が出来ない店舗もある中で、同一アイテムでも買取してくれるのもロック オン キングならではの特徴である。
そのため、音楽関連会社、通販会社の倉庫の整理や大量処分、コレクターズ・アイテムの整理などでも相談することもできるし、買取依頼を出すことができる。中には、人気歌手が表紙だったり希少価値の高いアーティストのインタビューが載っていたりするものがあれば、希少価値が出て高価買取を期待できるかもしれない。
アクセス・所在地
神保町から徒歩4分
所在地: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目19−3
電話番号:+81352812766
夏目書房
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店舗販売の他、ネットでの販売も行ない、アートやデザインからサブカルまで並ぶ夏目書房。美術の画集、図録、標本を中心に、取り扱うジャンルはその他にデザイン、建築、映画や演劇から哲学、心理学、宗教学、更に児童書とかなり豊富である。雑誌も「暮しの手帖」のようなライフスタイル雑誌もあれば、「芸術新潮」「美術手帖」等の美術、デザイン、建築等と多種にわたる様々なカルチャーの雑誌が揃えられている。
料理や趣味を取り上げているライフスタイル雑誌は、流行に左右されることも少ないので買取依頼に出しやすいそうだ。また、週刊誌や成人雑誌は買取不可とされているが、中には、値段のつくものもあるようなので一度相談してみるのが良いそう。
大手チェーン店では刊行されたのが新しいものや話題作の方が値段が高く買取されやすいが、このような古書店では、本の内容はもちろん、その本を必要にしている人がどれだけいるかで値段を決めることもあるそうだ。
また、夏目書房では「それいゆ」のように絶版した雑誌なども取り扱っているので、実家の整理や引越しなどで出てきた古いものでも一度買取相談をしてみると良いかもしれない。
古い雑誌は平積みで保存することも多く、長い間開いてすらいないことが多い。その場合、ホコリやゴミが挟まっている可能性があるので買取依頼に出す際、パラパラと巡り、ハンディモップ等を使って払っておくと良い。大きいサイズの雑誌も同様にチェックして、少しでも綺麗な状態で査定に出せるようにしておこう。
夏目書房の店舗はすずらん通りを進んだ位置にあり、2フロアに分けられている。買取方法は店頭、宅急便、無料出張があるので便利だ。無料出張買取の場合、都内や関東地方を中心に行なっているが、買取依頼の量によっては全国対応してくれるので、量の多い場合は相談次第で出張買取に来てもらえるようだ。
アクセス・所在地
神保町から徒歩5分
所在地: 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目1
電話番号:03-3294-3300
かんけ書房
かんけ書房では主に絶版になっている雑誌や漫画を扱っている。雑誌の種類は非常に多岐にわたっているが、基本的には昭和世代を生きた人が好むものがよく扱われる。たとえば昔のジャンプやマガジン、平凡パンチ、ギャロ、そしてコロコロコミックにマーガレット」などのようなものだ。もちろん漫画以外の音楽雑誌やアイドル雑誌のようなものもよく売れる。
当時読んでいた時の懐かしさを求めて購入する人が多いので、あなたの持っている捨ててないごくふつうのジャンプのような雑誌なども、試しに査定に出したら高音がつく可能性は十分にある。自宅の屋根裏や倉庫などを見てみたら物凄い発見がある可能性もある。
かんけ書房には独特な雰囲気があり、昭和に戻ったような錯覚をさせてくれる。公式ホームページを覗いてみてもその気配は十分に感じられ、またそこにはレトロな雑誌の相場も記されている。参考にしてみれば、自分が持っている雑誌の今の価値がわかるかもしれない。
ゴジラのような特撮ものやアイドル雑誌の特集は特に人気があり、多くのものが入荷次第すぐに売れてしまうので、持っている人は試しに査定に出してみると良いかもしれない。
アクセス・所在地
神保町から徒歩10分
所在地: 〒101-0051 東京都千代田区 神田神保町1-32 南部ビル201
電話番号:03-5259-0050
まとめ
神保町で雑誌の買取をしているおすすめの店舗をご紹介した。商品は状態によって買取価格が大きくかわることがあるので、保管状況の良いものを選んで行くことが高価買取のポイントだ。神保町の古書街はジャンルごとに細かく分かれているので、それぞれのお店の特徴を踏まえたうえで買取依頼をしてみよう。