穐月明 日本画・作品の買取相場・価値まとめ

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穐月明(あきづき あきら)は和歌山県出身の画家である。日本画・水墨画を数多く手がけ、自らも収集家として美術品を愛し、2016年には東洋文化資料館青山讃頌舎を設立した。残念ながら2017年に亡くなったが、作品は今でも人気が高い。

また、生涯どこの派閥にも属さず、孤高の画家として活動をおこなっていた。穐月明の作品は買取業者も積極的に買取をおこなっているので、もし手元にある穐月明作品の売却を希望している場合は、ぜひこの記事を参考にしてほしい。

穐月明 日本画・作品の買取相場・価値まとめ

引用:青山讃頌舎美術館

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穐月明の経歴紹介

穐月明は1929年に和歌山県高野山で生まれた。子どもの頃を愛媛県西条市の実報寺で過ごした彼は、数年後京都に戻って京都市立美術大学に進学する。1953年に洋画科を卒業した後は、同大学の日本画専攻科を専攻して1958年に修了。大学で洋画と日本画の基礎を学ぶのだが、卒業を間近に控えた頃に中国の画家・金冬心の画集に出会う。

水墨画の道へ

金冬心は、かつて清の時代に活躍した画家で、穐月明は彼の作品に深い感銘を受け、その後これまで学んでいた洋画・日本画とはまったく違う水墨画の道を模索することを決意した。

しかし、当時水墨画の大家は日本にいなかったため、穐月明は独学で水墨画を学ぶことにする。独学で水墨画の道を切り開いた彼には師匠と仰ぐ画家はなく、また生涯どこかの派閥に属することもなかった。まさに孤高の画家として活躍し、作品もほとんど展覧会に出展せずに個展で発表することがほとんど。そのため、展覧会の受賞歴もほかの画家に比べると少ないのはそのせいである。

一方で、彼は1989年には画業35年を記念して京都書院から『穐月明水墨画集』が刊行され、同時に池袋アート・フォーラムで”画業35年―墨彩の世界”展が開催されるなど、多くのファンを持つ画家だった。

人気は国内にとどまらず海外にも

穐月明の活躍はめざましく、2014年には第19回オアシス2014で大阪知事賞を受賞。翌年の2015年には第9回モナコ 日本芸術祭で"ローズ・ドゥ・モナコ賞"、2017年にはArt Maison Selecting Committee "A.M.S.C.スペイン本部賞"を受賞する。評価は国内だけにとどまらず、海外からの評価も非常に高かった。

2016年には念願だった東洋文化資料館 青山讃頌舎・美術館を開館。この美術館では、自らの作品だけでなく彼がこれまで集めていた美術品や茶室なども設置。来館者に日本文化に多く親しんでもらいたいという彼の願いが込められている。生涯を孤高の画家として精力的に活動していた穐月明だが、残念ながら2017年4月に誤嚥性肺炎でこの世を去った。

しかし、彼の遺志を尊重して東洋文化資料館 青山讃頌舎・美術館は継続され、常に多くの来館者が訪れるほか、彼の作品も長年に渡って多くの人を惹きつけている。

穐月明作品の特徴と代表作について

穐月明の作品は主に水墨画と日本画である。彼は幼少期を愛媛県の寺院で過ごしているが、手がけた作品の多くに観音像や菩薩、野仏などの仏画が多く見られるのはその影響が強いからだと言われている。

花や風景もモチーフにしている

椿や芙蓉などの花や風景をモチーフにした作品を多く残しているのもまた興味深い。彼の作品は水墨画が多いため、モノクロで描かれることが多いが技法が日本画でも使われる色は極めて少ない。しかし、椿などに使われる赤はモノクロの世界に鮮やかさを残し、見る者に強く印象づける。

穐月明は師匠につかず、独学で水墨画の技法をマスターしたことで有名な画家だ。濃淡を見事に使い分けた彼の世界観には温かみがあり、彼の描く仏像や菩薩像には柔らかい優しさが感じられる。彼の残した言葉に「平凡なものに無限の味を覚えるようになった」というものがある。その言葉の通り、彼が描くモチーフは日常生活に身近なものばかり。

しかし、彼の絵の世界ではそれらは圧倒的な存在感を放ち、多くの人を惹きつけてしまう魅力に溢れている。

白黒ながらも人を惹きつける作品

穐月明の代表作は鉢中の天や椿、富士など。彼は展覧会にほとんど出品しなかったが、 第1回山種美術館賞展に出品し入選した鉢中の天は、モチーフとなる鉢を思わずのぞき見たくなるような構図や濃淡・陰影のつけ方が絶妙な逸品。まさに、彼の非凡さを表した作品だと言えるだろう。

椿は一輪ざしにされた椿の花弁の書き込みは少なく、その一方で、椿が活けられた鉢や葉を濃く描くことで立体感が増し、白黒なのになぜか鮮やかさを感じてしまう作品だ。彼の作品は見る者にさまざまなイマジネーションを思い起こさせるため、足を止めてじっと見入ってしまうほどの魅力に溢れている。

穐月明作品の買取相場とおすすめ業者

穐月明作品の買取相場は、1枚あたり3,000円~7万円前後。作品によっては相場より高く値がつけられることもある。また、穐月明の作品は、入荷してもすぐに売約されるなど非常に回転が早い。そのため、買取業者が積極的に買取強化を図っている画家の一人だ。

穐月明作品の高価買取を謳っている業者は数多くあるが、その中でもおすすめ業者をピックアップした。それぞれ比較しながら納得できるところを探してほしい。

有限会社おいだ美術

おいだ美術
4.0
(4件の評価)
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有限会社おいだ美術は、1993年に東京・銀座にオープンした画廊。歴史の評価に耐えうる作品、小さくともきらりと光る作品、心に残るような名品をモットーにしている。取り扱う作品は幅広く、海外はシャガールやピカソなど誰もが知っている画家を所有。東郷青児や藤田嗣治などの大家はもちろんのこと、草間弥生やヒロヤマガタなどの現代アート作家まで網羅している。

日本画家の中でも穐月明作品は特に買取を強化。買取は日本全国を対象にし、店頭(要予約)・出張買取どちらでも対応可能なので、まずは相談をおすすめする。

アート買取協会

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3.35
(23件の評価)
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アート買取協会は絵画・骨董品・西洋アンティークなどを取り扱う買取業者。絵画は、洋画はもちろん日本画も取り扱っている。買取方法は店頭・出張・宅配のいずれかから選択可能で無料。専門鑑定士が複数名在籍していて、丁寧な査定だと評判も高い。アート買取協会も穐月明作品を複数所持し、さらに買取強化を図っている。もし穐月明作品の売却を検討しているなら連絡してみよう。

総合美術買取センター

総合美術買取センターは、絵画・骨董品のほかに中国美術品も取り扱っている美術品専門の買取業者。日本全国の買取依頼に対応しているため、地方在住の人でも気軽に問い合わせができる。電話やメールだけでなくLINE査定も実施しているため、気軽に相談しやすいのも魅力だろう。

総合美術買取センターは専門スタッフが在籍しているため、高額買取対応をモットーにしている。しかし、価格に納得できない場合は契約から8日以内ならクーリングオフも適用可能だ。穐月明作品の買取実績が非常に高いので注目したい業者である。

いわの美術株式会社

いわの美術
1.0
(2件の評価)
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10万件以上の買取実績を誇るいわの美術株式会社。北海道から九州まで全国対応している買取業者だ。主に美術品・骨董品を取り扱っているが、ビスクドールやコイン、根付などのコレクターズアイテムの買取も可能。ジャンルが違う品物をすべて一度に査定できるのも強みだ。いわの美術株式会社でも穐月明作品は高価買取対象になっている。これまでにも何点か買取実績があるためぜひ相談してみよう。

高額買取してもらうためのポイント

美術を専門にしている買取業者は、日本画・水墨画ももちろん対応している。しかし、シミや傷、紙がボロボロになっているなどの保存状態が悪いと、査定のときに提示される買取価格が下がってしまうことは否定できない。水墨画は作者の知名度によっても買取金額が左右されるが、保存状態は良くしておいたほうがいい。

絵画の保存で気をつける一番のポイントは、湿度の高い場所で保管しないこと。日本は高温多湿の気候なので、湿気が高いとカビが生える可能性がある。特に、水墨画は洋画のようにキャンバスを使用していないため、変色や紙の劣化にもつながってしまう恐れがある。

水墨画を保管する場合は、湿度の低い場所でおこなうことが大切。しかし、乾燥が強い場所も絵の劣化を早めてしまうので極端な気候の部屋で保管しないように気をつけよう。

書や水墨画は贋作が多いジャンルでもある。そのため、査定をしたときに実は偽物だったということも少なくない。買取をするときに損をしないためにも、作品に作者を証明するためのサインや落款があるかどうかチェックしよう。

落款とは、作者が自分の作品を書き上げた際におこなう署名や印鑑のこと。大家になると自分の印鑑を愛用している人も多い。穐月明の作品も、向かって右下に落款が押印されているのが特徴なので、自分の手元にある穐月明の作品を念のため確認しておこう。

買取業者とリサイクルショップの違い

美術専門の買取業者は専門スタッフをそろえているため、買取査定のときもしっかり真贋を見極めることができる。売却する側が納得いかない場合もきちんと説明できるのが美術専門の買取業者の強みだろう。業者によっては無料査定をおこない、契約完了後もクーリングオフ制度を適用しているところがあるので、売却したい絵画があれば相談してみるのがおすすめだ。

特に、穐月明のように水墨画を中心に発表してきた画家の場合は贋作も多い可能性があるので、美術専門の買取業者に依頼したほうがいい。

多くのリサイクルショップは基本的にジャンルを問わずに買取をするため、もちろん美術品の買取はおこなっている。しかし、美術鑑定士など専門的な知識を持つスタッフが在籍していない可能性が非常に高い。リサイクルショップでは高額の美術品を購入する客が少ないため、買取も相場より安くなってしまう危険性がある。

そのため、美術品の買取での利用はおすすめできない。本物と贋作の見分けがつきにくいのもデメリットと言えるだろう。

複数のジャンルでしっかり対応するリサイクルショップもあるが、美術品のように専門的な知識が必要になる買取は難しい。これまで大切に保存してきた作品を納得のいく価格で買い取ってもらうだけでなく、その後作品を好きな客に買い取ってもらうことは、元の所持者にも、これから所持する人にとっても大きなメリットだ。

まとめ

穐月明は師匠につかず、独学で彼の世界観を表現してきた孤高の画家である。そんな彼の生き方や作品世界に魅力を感じるファンはとても多く、美術専門の買取業者が買取強化している画家の一人だ。一方、水墨画は贋作も多いため、穐月明作品を売却するときは、専門的な知識があり、なおかつ作品を大切に扱ってくれる美術品の専門業者へ査定を依頼しよう。

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