筆立の中古買取相場・査定情報まとめ

書道具にはさまざまなアイテムがある。筆立もそのアイテムのひとつである。不要になった筆立などの書道具は、どのような場所で売却することができるのだろうか。また、書道具をより高く売るにはどのような点に注目すればいいのだろうか。

筆立などの書道具の買取について、買取相場や買取先などについてご紹介する。不要になった書道具が自宅にあるという方は、処分する前にぜひチェックしてみてほしい。

筆立は書道具の基本的なアイテムのひとつ

筆立は書道で使う筆をたてに差して置いておくための書道具である。竹や陶器でできているものが多く、中国で作られた歴史ある骨董品や人気の書道具メーカーから登場しているもの、さらに低価格で購入できるカジュアルなものなど、その種類は豊富である。

書道をしている際に筆を複数使う方などにも人気があり、書道をする上で筆をより使いやすく、スムーズに作業できるようなアイテムとなっている。本格的に書道をたしなんでいる方や、骨董品をコレクションしているという方にも筆立は人気があり、新品だけでなく中古品を集めているという方も多い。

筆立の買取相場

筆立の買取相場は、そのアイテムの状態やブランド、価値によっても大きく変動する。骨董品として査定される場合は、査定スタッフの知識や経験、その買取業者の販売ルートも買取査定金額には影響する。一般的にこれくらいという買取相場をつけにくいのが筆立などの書道具の特徴でもある。

しかし、書道具としての人気のブランドであったり、中国で古くに作られたものなどは価値が高く、数千円～20,000円程度で買取してもらうことも可能である。他の書道具とまとめて売ったり、より骨董品としての価値をしっかり見極めてくれる買取業者を選ぶことで、買取査定金額を高くすることは可能である。

筆立の査定ポイント 希少性

筆立の買取査定ポイントのひとつにその希少性がある。すでに生産されていない筆立や日本ではなかなか購入することのできない筆立、生産数が少なく新品を購入することが難しい筆立などは、高い買取金額がつけられることが多い。

しかしこの希少性をしっかり判断できる買取業者は少なく、場合によっては買取不可となってしまうケースもある。事前に自分でその筆立の価値を把握しておき、きちんとその価値を判断してくれる買取業者を選ぶようにしよう。

筆立の査定ポイント 保存状態

筆立の買取相場はその保存状態によっても大きく左右される。骨董品としての価値を判断して査定される場合は、使用感の少ないものの方が高く買取してもらうことができる。

筆の汚れや墨の汚れがついているようなもの、日焼けやシミの多いもの、また木製なら劣化しているもの、陶器なら欠けているものなどは買取金額が低くなってしまうので注意しよう。ほこりや汚れなどは拭き取ることである程度綺麗にすることができるので、少しでも査定スタッフへの心象を良くするためにも、査定前には筆立を綺麗にメンテナンスしておくようにしよう。

筆立の査定ポイント 年代の古さ

筆立の査定ポイントには年代の古さもある。古ければ古いほど、そして状態が良ければ良いほど買取相場は高くなる。しかし、古くてもその分劣化が激しければ買取金額は低くなり、新しいものの方が高く売れる可能性も高い。

いつぐらいに作られたものかをはっきり把握できるというものも少ないため、年代の古さで査定されるケースは少ないとも言える。保証書などでいつ作られたものかはっきりしている場合はその保証書も持ち込み、古く価値のあるものであるということを査定スタッフにアピールしよう。

筆立は書道具買取専門業者に売却しよう

筆立などの書道具は、どこに売却すれば良いのだろうか。総合買取業者に売却するという方法もあるが、総合買取業者はまとめて複数の不要品を処分するのにおすすめの売却先である。

筆立などの書道具、骨董品のみを売却したいという場合は、総合買取業者ではなく書道具の買取を専門にしている、または骨董品の買取を専門にしている業者を選ぶようにしよう。地方にはこのような店舗は少ないが、ネット上で買取、販売をおこなっている買取業者はたくさんある。ホームページをチェックして、書道具の買取実績を確認してみよう。

書道具買取業者が買取するもの 硯

書道具の中でもメジャーなものが硯である。硯は高級ブランドのものも多く、保存状態が良ければかなり高い金額での取引が期待できる。あまり有名ではないブランドであっても、硯自体に価値があるものであれば高価買取は可能だろう。

しかし一度でも利用したものは買取金額がかなり下がってしまうため注意が必要だ。外箱など、付属品もきちんとそろえてから買取査定に出すことをおすすめする。

書道具買取業者が買取するもの 墨

書道で利用される墨には油煙墨、青墨、松煙墨、唐墨、茶墨、朱墨、特殊墨などさまざまな種類がある。未使用の墨の中でも、入手しにくい種類の墨や人気ブランドの墨、作られた年代位の古い墨などは買取金額が高くなる。使用した墨であっても買取は可能なので、一度買取業者に相談してみるようにしよう。

書道具買取業者が買取するもの 筆

書道具の中でも高く買取してもらいやすいものが筆である。筆にはいろいろな太さや素材のものがある。ブランドも豊富で、一休園、玉川堂、あかしや、菊壽堂など、書道具、筆のブランドであれば買取金額は高くなる傾向にある。

買取業者によって得意なブランドや買取実績が豊富なブランドは違うので、ホームページを確認したり問合わせたりして確認しておこう。事前に売りたい筆がどのブランドのもので、なんの素材が利用されているのかを把握しておくことも大切である。

書道具買取業者が買取するもの 書道書

書道具の中には、書道についての心得が書かれた書道書というものもある。書道書は日本で書かれたもの、中国で書かれたものなど複数あり、古書、骨董品と呼ぶにふさわしい貴重なものも多い。

複数巻あるものならそろえて買取に出した方が高く売れるため、何巻あるものなのかを調べてできるだけそろえるようにしておこう。書道書は書道具買取業者でも売却は可能だが、場合によっては古書買取専門店に持ち込んだ方が高く売れる可能性もある。

筆立を1円でも高く売るコツ

筆立などの書道具は、書道具の買取をおこなっている業者に依頼すれば高く買取してもらうことができる。しかし、さらに高く買取してもらうためにできる工夫はいくつかある。買取業者に査定依頼を出す前に、どんな点に注意すれば良いのかをチェックしておこう。

付属品はできるだけそろえる

筆立などの書道具に最初から付属している付属品は、できるだけそろえてから売却するようにしよう。保証書、外箱、カバーなど、購入した状態に近い状態で買取することで、買取業者もその後高い金額で販売しやすい。そのため買取金額も高くなりやすいのだ。

書道具は一点のみよりも複数点をまとめて売却することで買取金額をアップさせることも可能である。すぐに書道を始められるようなセットや、価値のあるブランド品、骨董品をまとめて売却することで買取業者のコストを削減することもでき、買取価格アップにつなげることができる。不要になった書道具が自宅に眠っているという方は、この機会にまとめて売却することも検討してみてほしい。

壊れていても自分で修理しない

筆立などの書道具、骨董品は、綺麗な状態のものの方が買取金額は高くなる。しかし、壊れているものを自分で修理はしないようにしよう。人の手が加わることによってそのアイテムの骨董品としての価値が著しく下がってしまう可能性が高い。

場合によっては、接着剤などが目立つようになってしまい、骨董品としての価値がまったくなくなってしまうこともある。買取不可になるケースもあるので、欠けているもの、壊れているものも自分で修理はしないようにしよう。

不要になったら早めに売却する

筆立などの書道具、骨董品は、古く状態が良いものほど買取相場が高くなる。しかし素人が個人で保管していると、カビや痛み、においなどがつきやすくなり、劣化が進んでしまう。劣化した骨董品、書道具は価値のあるものでも買取金額が減額されてしまうので注意しよう。

不要になった書道具を少しでも高く売却するには、できるだけ早めに売却することが大切である。自宅に古い書道具が眠っているという方や、遺品整理で大量の書道具が出てきたという方は、早めに買取業者を決めて査定の依頼をおこなうようにしよう。

筆立を高く買取する買取業者の特徴

筆立などの書道具、骨董品は、買取査定を依頼する業者によって査定金額が大きく変動する。できるだけ高い買取金額を提示してくれる業者を選ぶことも、高価買取には大切だ。筆立などの書道具、骨董品を高く買取してくれる買取業者の特徴についてご紹介する。

書道具や骨董品の買取に特化している

まずはその買取業者が骨董品、書道具の買取に特化しているかどうかを確認しよう。買取業者のホームページには、過去の買取実績などが掲載されている。また、買取対象アイテムごとのページがあるようならその詳細もチェックしておこう。より細かく書道具、骨董品の買取について記載されているような買取業者を選ぶことで、適正な価格での取引をおこないやすくなる。

買取後の書道具の販売ルートが明確

書道具は買取されたあと、さまざまな方法で販売される。インターネットで売却されるのか、オークションで売却されるのか、骨董品愛好家に売却されるのかなど、販売ルートが明確かどうかもチェックポイントのひとつである。買取したあと店頭のみで販売するような場合はなかなか在庫をさばききることができず、その分買取金額、販売金額も低くなってしまう。

また、店舗を運営するための費用も査定金額から差し引かれてしまうため注意しよう。インターネット上でのみの取引に特化している買取業者や、専門家、愛好家のもとに届きやすい販売ルートを確保している買取業者なら在庫をさばきやすいため、買取金額、販売金額ともに高く設定することが可能になる。

買取方法が複数ある

筆立などの書道具、骨董品の買取方法は主に店頭買取、宅配買取、出張買取の3つである。店頭買取は自分で筆立などのアイテムを店舗に持ち込んでその場で査定してもらう方法である。一番便利で手っ取り早い方法ではあるが、近くに書道具、骨董品の買取を専門にしている業者がない場合には利用することができない。先程もご説明したように買取金額が低くなりやすいというデメリットもある。

宅配買取は、売りたい書道具をダンボールなどに詰めて買取業者に送り、その後査定金額の連絡を受けて取引をするかどうか決めることができるという方法である。近くに店舗がなくても買取を利用でき、大量に売りたいものがある方、時間がない方でも利用しやすい。

しかし陶器などの繊細な書道具、骨董品を売却するのにはやや不安が残る。しっかり梱包していてもトラブルで破損したり、紛失してしまう可能性もある。貴重な骨董品を売却したいという場合には、やや不向きな方法と言えるだろう。

出張買取は、自宅に査定スタッフが来てくれてその場で査定、支払い、引き取りをおこなってくれるというものである。店頭買取のようにすぐ取引に進めることができ、買取のための準備も必要がないため、時間がない方、売りたいものがたくさんある方、近くに店舗がない方などにもおすすめだ。

出張買取は、買取店数が複数点以上でなければ利用できなかったり、出張可能エリアでなければ利用できないなどのデメリットもある。出張買取を利用する前には、自分の住んでいる住所が出張可能エリアかどうか、売りたいものが出張買取の対象になっているかを確認するようにしよう。

まとめ

筆立などの書道具、骨董品の買取情報についてご紹介した。不要になった筆立などの書道具、骨董品が自宅に眠っているという方は、そのままにしたり処分するのではなく、一度買取業者に査定を依頼してみよう。

複数の買取業者で相見積もりをとって比較し、よりお得な取引をできる業者を選ぶことも大切だ。その際には価値ある筆立などの書道具、骨董品の価値をきちんと判断してくれる買取業者を選ぶようにしよう。相見積もりをとるだけでなく、今回ご紹介した高価買取のコツやポイントもしっかりと実践して納得のいく取引をしてほしい。