「使ってなくて不要だから」「コレクションの処分」理由は様々あるが、いらないモノを捨てたり、誰かにあげたりしないといけないときというケースがあるだろう。そんなときに、捨てたり、譲ったりという処分ではなく、買取に出して現金に換えることが出来たらと考える人はけっこう多いはずだろう。
何かを売って現金に換えるというと、すぐに思いつくのが、衣服、宝石などの貴金属、高級腕時計、家具、オーディオ機器、古本、ゲームソフト、スマホ、PCなど、世の中には売って現金になるものは沢山ある。
だが、まだ価値があると思っているモノ、お金になるモノはこういったものだけではなく、実は意外なモノが売れたりもする。 その意外なものとは、あなたが撮った、動画、写真画像だ。現代ではITテクノロジーの急激な発展により、PC、スマホ、タブレットなど、ほとんどの人が持っている時代となった。
そのなかでもスマホの進化にはめざましいものがあり、動画、写真などもこのスマホで簡単に撮れる。そういったスマホで撮った、動画や写真が売れるというのだ。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
自分で撮った、動画、写真が売れるとはどういうことなのか?
上記でスマホで撮った動画やスマホが売れると述べたが、ここで補足として、もちろん、デジタルカメラやホームビデオでも撮った動画、写真であっても売れるものではある。
では、動画や写真の専門家でなくても、スマホ、デジタルカメラ、ホームビデオなどで撮った動画や写真が売れるのか。現在スマホなどで動画や写真が簡単に撮れることで、一般人がスクープ動画や写真が撮れるため、売ることが出来る。
実際に海外・国内のニュースなどで、一般の人がスマホなどで撮った写真や動画が、放送内で使われていることも多い。撮影が誰でも簡単にできるデバイスが、そういったことを可能にさせている。そのため衝撃的な映像や貴重な写真を押さえることが出来るという点が、貴重な動画や写真に需要が生まれているのである。とくに、マスコミなど報道関係、メディア関係の業界に需要が生まれているのだ。
新たなビジネスが展開されている
そして、そういったことから需要に対してのサービスがスタートしているのだ。自分の撮った動画や写真をサイト内で売ること出来るといったサービスがあるのだ。写真を売るサイトは、けっこう多くこれまであったのだが、動画を買い取るというサイトも出始めている。
どのようにして売るのか?
では、どのようにして売るのかということだが、PCサイト、モバイル動画や写真を投稿し、そこで、動画や写真の買取を欲しい人がいないか集うというビジネスモデルとなっている。買い手がない場合でも、サイト自体が買取を行っているケースもあるようだ。
こういったところでは、事故などの衝撃映像、ペットなどの癒し映像が買取金額も比較的高く付きやすいみたいだ。メディア・マスコミ関係に向けたサイトということもあり、そういった業界がマーケットのターゲットとなっている。
相場は青天井?最高で30万円程で買取されることも
では、どれくらいの金額で動画や写真が売れるのか?これは動画や写真の質、貴重はどうかにもよるものであるため、相場というものはないようだ。いくつかのサイトの詳細や口コミなどで調べてみると、数千円〜30万円くらいまでの買取をされているようだ。
動画や写真を買い取ってくれるサイトまとめ
動画や写真を買取ってくれるサイトは以下の通りである。もしもスマフォやタブレットにスクープ画像や、衝撃映像が眠っているのであれば、以下のサイトを参考に売却してみてはいかがだろうか。
Scoop(閉鎖中)
スクープ映像や決定的瞬間などを収めた写真・動画の買取専門サイトである。報道で使えるようなスクープ映像を企業へ販売することで、報酬を得られる仕組みだ。また、公序良俗・人道に反しない程度の自主規制作品の買取も行っている。投稿にあたって会員登録は不要で、投稿後3日間のうちに会員企業から連絡が入れば、Scoopを通して購入に向けた連絡を取ることとなる。
購入に至らなかった場合は、投稿サイトScoop!内や他の投稿サイトで公開されるか、500円・1,000円分のQUOカードがサイト運営側から送付される。
投稿できるコンテンツの規格については、以下のとおりである。
《画像》
○ 横1280px・縦1024px以下の画像であること
○ ファイル形式がJPEG・PNG・GIFのいずれかであること
《動画》
○ ファイル容量が300MG以下の動画であること
○ ファイル形式がAVI・MPEG-4・3GP・3GPP・WMV・MOV・H264・MP4・ASF・FLVのいずれかであること
PIXIA
カメラで撮った写真・動画・イラストの販売ができるサイトである。サイト内にはクリエイター講座やセミナー情報も掲載しており、素材を売って生計を立てることも視野に入れた活動を支援している。また、クリエイター活動に必要な著作権等に関する入門講座を受け、講座の理解度テストにに合格ないと素材をアップできない仕組みになっているため、はじめての人でも基礎知識を身に付けて販売に臨むことができる。
素材に買い手がつくとコミッション率に応じた報酬(クレジット)を得ることができる。クリエイターはこうして貯まったクレジットを1クレジット=108円で換金することができ、手数料2クレジットと源泉徴収分を差し引いた金額が口座に振り込まれる。
販売可能な素材のガイドラインは、以下のとおりである。
《画像》
○ カメラで撮影された画像であること(スマホ・タブレット・携帯は不可)
○ 長辺と短辺の合計が1301px以上、35000px以下であること
○ ファイル形式がJPEGであること
○ 画像モードがRGBであること
○ 画像解像度がMサイズ以上であること
《動画》
○ 映像フォーマット・フレームレート・コーデック等が投稿基準に即していること
○ 1ファイル容量が2GB以下であること
○ 時間が5~60以内であること
特ダネ動画創庫
http://tokudane-douga.com.cutestat.com/
視聴者に興味を抱かせる動画であれば何でも買取るとする、動画専門買取サイトである。会員登録等は一切不要で、投稿フォームから直接動画ファイルを送付する仕組みだ。1本最低5,000円から、スクープ動画などは30万円以上の買取となることもある。ただし、一度送った動画は買取決定の可否に関わらずキャンセルはできない。
買取不可となったデータについてはサイト側で削除とするものの、削除するには惜しいが5,000円に値しないと判断された場合には謝礼としてQUOカードが送付されてくる。撮影カテゴリが用意されているので、基本的にはこれに沿った動画の投稿となるが、カテゴリに当てはまらない動画でも受け付けている。
買取りできる動画の規約は、以下のとおりである。
○ 投稿者本人が作成したオリジナルであること
○ 著作権法その他各種法令に反していないこと
○ 公序良俗・一般常識に反していないこと
○ 投稿者自身が連絡の取れるメールアドレス・電話を持っていること
アフロッチ(閉鎖中)
クリエイター登録することで、自分がスマホやデジカメでとった写真を販売することができるサイトである。主に広告で使用されることが多いため、明るい・前向き・さわやかなイメージの写真が歓迎される。また、キャッチコピーなど文字を入れる空間がある写真の方がよく売れるようだ。
クリエイター登録は無料でできるが、「アップロード入門審査」を通る必要があり、販売する画像もすべて審査を通過しないと販売できない。報酬形態は、買い手がつくと販売価格に応じてポイントが付与されるかたちで、クリエイターは貯まったポイントを1P=1円で現金に交換できる。なお、現金への交換時には、口座への振込手数料と10%の源泉徴収分を差し引いた金額が支払われる。
販売できる写真の規定は、以下のとおりである。
○ 800万画素以上のデジカメ・スマホで撮影された画像であること
○ 長辺が3000px以上であること
○ ファイル形式はJPGであること
○ 画像モードはRGB(8bit)であること
○ スキャナーで取り込んだ画像は不可
まとめ
ここまで、自分で撮った動画や写真の買取に関して紹介してきた。世の中には売れるモノは、衣服や宝石などのモノだけでなく、自分で撮った写真や動画なども買い取ってくれるサイトがあるのだ。
こういったサイトでは、なかなか高額での買取が難しいかもしれないが、スクープ写真・動画などを押さえることができたら、高額で買い取ってもらえるかもしれないのだ。つまり、現代では動画や写真なども売れる時代なのである。