自動車はそんなに頻繁に買い換えるものではないだろう。
しかし、いざ新しい自動車を買うとなった時や、なんらかの理由により車に乗れない状態になった時、所有している自動車はどのように処分すべきなのだろうか。
もちろん、ゴミ捨て場に置いておいて回収される類のものではない。ここでは、自動車を処分する方法や費用に関して詳しく見ていこう。
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廃車にするにもお金がかかる
どのような理由で自動車を廃車にしようと考えているかによって、その手続き方法も変わってくる。
物理的に解体を行なう、もしくは一時的に利用できない状態にする方法もあるのだ。いずれにせよ、ある程度の金額負担をしなくてはいけないことだけは確かだ。
一時的な利用停止、解体による廃車、それぞれの方法や費用に関してみてみよう。
一時的な登録の抹消
長期入院などで車が乗れない状態になってしまった方で「退院後はまた車に乗りたい」と考えているのであれば、“廃車”手続きではなく一時的な抹消登録を行なうといいだろう。
一時抹消は、車を解体するわけではなく「自動車を一時的に乗れないようにする」手続きで、抹消期間中は自動車税の支払い義務もなくなるため、無駄な負担が減るのだ。
手続きはご自身が住む地方の管轄である陸運支局、もしくは軽自動車協会で行なうこととなる。
印鑑証明・実印・車検証・ナンバープレートなどが必要になってくるので、事前にホームページで確認を行い準備しておこう。
完全な廃車
もう二度と乗らないというのであれば、完全な廃車手続きを行なうといいだろう。
税金の支払いもストップし、自動車を完全に手放すことになる。物理的に車を廃車（解体）して、「解体証明書」を受け取ってからの手続きが必要だ。
解体にはまずリサイクル費用を払う必要がある。これは、2005年から開始になった「自動車リサイクル法」によって定められているのだ。
車種によってそれぞれ費用が異なってくるので確認が必要だろう。
またそれとは別にかかる「解体費用」に関しては、自ら持ち込める状態のものに関しては無料で引き受けてくれる可能性もあるので相談してみるといい。
すべてを代行してくれる業者の存在
廃車に関しての面倒な手続きを全て代行してくれる業者も存在する。
車のディーラーや行政書士といった職業の方に依頼するといいだろう。ただし、どちらもそれなりの費用負担が強いられるのであまり“お得”とは言えないかもしれない。
処分に手間をかけたくない、時間があまりないという方は使ってみても良いだろう。
買取によって処分する
車の状態にもよるが、売却による処分を行うことも可能だ。
特に、まだまだ十分走れる性能を持った自動車や、走行距離が少ないものは高額で買い取ってくれる可能性もある。
一体どのようにして自動車を売却すれば良いのだろうか。
まずは査定の依頼をしてみる
どのような車でも、まずは査定の依頼をしてみるといいだろう。もちろん業者によっては「買取不可」となる可能性もあるが、無料査定ならばこちらの負担になることもない。
業者に直接持っていく査定もあるが、まずはネット上で車種や年式・走行距離等を入力して遠隔的に査定してもらうサービスを利用するといいだろう。
ここで出た査定金額は実際の値段とかけ離れてしまうこともあるが、目安として自分の自動車がどれくらいの価値があるものなのかを把握することができる。
事故車や廃車を買い取っている業者も存在
もしも事故や故障が原因の処分だとしても、諦めてはいけない。
業者の中には、事故車・故障車をメインに買い取っているところも存在するのだ。
もちろん、走行距離が少ない車や高級車に比べれば安い買取金額になることが予想されるが、少しでもお金になるのであれば査定依頼してみたほうがいいだろう。
下取りサービスも有効
新しい自動車に買い換える前提の処分であれば、下取りサービスも有効的だ。
新しい車の費用から、下取り金額分を割り引いてくれるのでお得に新車を購入することができる。
購入予定店舗に問い合わせて、下取りを行なってくれるかどうかを確認してみるといいだろう。
高額で自動車を売却するには
高く自動車を売却するには、いくつかのポイントがある。高額査定を目指す方に向けて重要なポイントを紹介しよう。
しっかりと掃除を行なう
そのような商品に共通することだが、“状態を購入時に近づける”ことで査定金額は大幅に上がる。
自動車の走行距離などはどうしようもないが、外装や内部の掃除は徹底的に行なっていただきたい。
ただし、傷などを素人が修復しようとするとかえって悪化する恐れがある。通販番組などで傷落としクリームなども販売しているが、一歩使い方を間違えれば大きな傷に繋がりかねない。
“自分でできる範囲内での清掃”を心がけ、できないものに関してはそのまま査定に出してしまって問題ないだろう。家にある最低限の道具で、しっかりとした整備・清掃を行なって欲しい。
臭いにも気を遣うべき
また、意外に見落としがちなのが“車内の臭い”だ。
タバコを吸っている方の場合、車内に臭いがこびりついてしまっている可能性が非常に高い。もちろん全てを排除することは難しいが、できるだけ対策を取っておいたほうが良いだろう。
売却を考え始めたら、車内でのタバコは控える・飲食を行わないなど最低限できることしておこう。
高額買取対象の業者に持っていく
ある一定のブランドやメーカーを高額買取商品としている業者が存在する。
このような業者は、通常の相場よりも高値で買い取ってくれる可能性が非常に高いのでチェックしておくべきだろう。
また、「ベンツ専門店」のようにメーカーを限定して買い取っているところもあるので、合わせて調べ上げておいたほうがいいだろう。
各社のホームページを見れば、買取対象商品が載っていることもあるので確認しておこう。
複数業者に査定依頼をする
業者はそれぞれの基準で異なる査定を行なう。同じ商品に対しても、数万円〜数十万円ほど査定金額が離れることもあるのだ。
実際、どの業者がどれくらいの査定を行うのかを判断するのは難しい。そのため、いろいろな業者に査定を出してみて金額を提示してもらうしかないのだ。
高く売るためには、複数業者の査定を受けるようにしよう。
車買取比較サイトの存在
上記では、高額売却のコツとして“複数店舗に査定依頼する”ことを紹介した。
もちろん、個別の業者に一つ一つ査定をお願いするのも効果的だが「買取比較サイト」「一括査定サイト」を利用すると比較的短い手続きで多くの業者を比較できる。
以下では、おすすめの比較サイトをいくつか紹介していこう。
ズバット
http://www.zba.jp/car-kaitori/
全国200社以上が加盟している自動車買取比較サイト「ズバット」は、1分程度で入力が終わる簡単な手続きで、最大10社の買取額を比較できる優れた比較サイトだ。
一度で大体の買取相場がつかめるので、売却を考えている方ならばぜひとも使っておきたい業者だといえるだろう。
どこも値段をつけてくれなかった自動車に対して、「ズバット」を利用することで金額をつけてくれる業者が見つかったなど、好評の口コミが多数Ｗｅｂ上で確認できた。
カーセンサー
大手企業リクルートが運営している「カーセンサー」は、CMなどで見る機会も多いだろう。
一括査定を行えるだけではなく、各種自動車のおすすめ査定情報が掲載されているなどコンテンツも豊富だ。
高額売却につながるコツなども多数書いてあるので、参考にしてみるといいだろう。
かんたん車査定ガイド
「かんたん車査定ガイド」も、簡単な記入で10社の査定を受けられる手軽なサイトだ。
ホームページには「下取りよりも平均16万円お得」という文字も並んでおり、買取に対する自信を感じられる。こちらを候補に入れてみてもいいだろう。
まとめ
自動車は、非常に大きな買い物だ。それ故に処分する機会も少ないかもしれない。
廃車を検討している車も高額で売れるケースも
もしも廃車を考えているのであれば、その前に売却を前提として査定依頼をしてみると良いだろう。値段がつかないと思っているようなものでも、意外に高額がついたりするものだ。
上記で紹介した“高額売却のポイント”をしっかりおさえてみて欲しい。
業者比較はなるべく多く行おう
特に業者比較に関しては、金額を左右する重要な部分だ。一括査定サイトの利用も視野に入れて、出来る限り多くの業者に査定依頼をしてみるといいだろう。
当サイト「ヒカカク！」にも、自動車の高額売却情報や買取業者の情報が多数掲載されている。少しでも高く売りたいと考えているのであれば、ぜひ多くのページを確認してみて欲しい。
