もし軽自動車の買い替えを考えているなら、前の車は廃車にするより買い取ってもらった方が断然お得だ。実際に自動車の買い替えどきになると廃車より買取を選ぶ人が多くなった。特に軽自動車は人気も高く、買い替え時期の選択を間違わなければ、かなり得に使い回せるだろう。
廃車には費用がかかる上、書類の処理も面倒だが、買取なら費用がかかるどころかお金がもらえてしまう。軽自動車の寿命はだいたい10年、または走行距離10万kmと言われているが、しっかりメンテナンスしていれば、走行距離10万km以上でもそれなりの値段がつくかもしれない。
やはり買取に際して最初に検討するのは専門の買取業者なる人が多いと思う。とは言え、個人で頻繁に買取を依頼する人はいないので、その都度買取業者の情報を収集しては依頼先を選択することになる。
そこで今回は 軽自動車を売るときに知っておきたい基礎知識を幅広く紹介する。より高価格で売却するためにも、事前に査定基準や売りどき、高額買取情報、相場などを知っておこう。
また、軽自動車を中心に選んではいけない買取業者をまとめてみたので、今後の参考にしてほしい。
Toyota AYGO 2014 Exterior / Toyota Motor Europe
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軽自動車は中古市場でも人気
実は軽自動車は普通車よりも人気が高く、2014年の販売台数は全新車販売台数の4割を占める。燃費が良い上に、税金やメンテンナンスが比較的安いため、普通車よりも手を伸ばしやすいようだ。車体自体がコンパクトで可愛らしい印象があるため、女性からの人気も高い。そしてその人気は中古市場でも衰えないのだ。
特にスズキやホンダ、日産、ダイハツなどが販売する軽自動車は人気が高い。
軽自動車の買取相場は高値?
一般的に車は2~3年乗ると価値が半分以下になってしまうと言われている。しかし軽自動車は非常に人気が高く中古市場でもニーズがあるため、買取相場は比較的高めだ。普通車や高級車に比べ、価値が下がりにくい車と言えるだろう。
しかしあくまで軽自動車は消耗品だ。乗っている年数や走行距離が多いほど、売却価格は下がってしまうケースが多い。最初の境目は走行距離25,000kmで、これより走行距離が短いとかなり良い値段で買い取ってもらえる。
次の境目は50,000kmで、全体的な傾向としては25,000kmに比べ買取価格は半減してしまうが、車種によっては高値で買い取ってもらえる。
例えばスズキワゴンRやダイハツのタントやムーヴ、ホンダNシリーズは人気が高いため高額買取が期待できるだろう。50,000km以下のホンダNシリーズが100万円以上で買い取られた事例もある。走行距離75,000km以上になると、またぐっと買取価格が下がるが、人気車種ならば20〜30万ぐらいは期待できるかもしれない。
軽自動車の売りどき
では軽自動車を売るなら、いつ頃が一番高く売れるのだろう?狙い目と言われているのは3月。この時期は免許を取ったばかりの人が多く、中古車のニーズがぐっと高まるのだ。どうやら車を傷つけてしまう可能性を考えて、最初の車は中古車にしたい考える人が多いらしい。
ニーズが高まることにより、必然的に買取業者はニーズに応えるための中古車をより多く手に入れる必要がある。
よって、3月は軽自動車を高く買い取ってもらえる可能性が高まるわけだ。もし軽自動車を買い換える予定があるなら、今の車は3月頃に売るのが良いかもしれない。
ただ、もしあなたがこの記事を読んでいるのが年末ならば、3月まで待たず今すぐ売却することをオススメしたい。物によっては年をまたぐことで査定額が下がってしまうケースもあるのだ。
寿命を迎えた軽自動車は買い取ってもらえる?
一般的に軽自動車の 寿命は10年、または走行距離10万km程度と言われている。しかし実際、この数値は目安でしかなくメンテナンス次第で更に長い期間乗ることもできるという。近年の軽自動車は メンテナンス次第で20万km以上の走行も可能だ。
逆に全くメンテナンスをしていないと10年以下でも寿命が来てしまうこともあるので気をつけよう。
では寿命を迎えてしまった軽自動車は買い取ってもらえるのだろうか?これに関しては状態によるとしか言いようがないが、軽自動車としての価値はなくとも分解して使える部品があればいくらかの査定をしてもらえる可能性がある。査定の際に業者に相談してみよう。
軽自動車の査定基準
軽自動車の査定基準は業者によって微妙に異なるが、ここでは多くの業者がチェックしているであろうポイントを3つ紹介する。
走行距離
最も注目されるのは走行距離だ。前述した通り、少なければ少ないほど評価が高い。ただし走行距離が長くとも、どのような道を走っていたかによって評価が別れるケースがある。どうやら同じ走行距離でも街中を走っていた車より、長距離移動に使っていた車の方が評価が高いようだ。
これに関しては車を見ただけでは判断できない要因なので、査定の際にスタッフに自分から伝えるようにしよう。軽自動車の長所や短所を端的に伝えることで、査定アップは十分に期待できる。
メンテナンスの有無
オイル交換などのメンテナンスを頻繁に行っていたかどうかは、査定の大事なポイントの一つだ。どんなに走行距離が短くても、車の状態が悪ければその分査定額は下がってしまう。普段からこまめなメンテナンスを心がけよう。
禁煙車
実は禁煙車かどうかもチェックされている。吸っている本人は気づかないかもしれないが、タバコの匂いは思った以上にシートに染み付いてしまっている。そのような車だと、買取価格が下がってしまうのだ。
軽自動車を高く売るために禁煙しようとまでは言わないが、普段から車内での喫煙を控えたりこまめに空気を入れ替えるなどの配慮はしておいた方が良いかもしれない。
おすすめの買取業者3社
以下にはおすすめの買取業社3社を紹介する。知名度が高いだけでなく、評判もいいものばかりなので初心者でも安心して利用できるだろう。軽自動車を売却したい人は参考にしてみてほしい。
ガリバー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国的に店舗を展開しているガリバーは、評判もよく初めて軽自動車を売却する人にもおすすめの買取業者だ。高価買取をしてもらえるだけでなく、スタッフの対応もいい。見積もりだけでも依頼してみる価値がある。
ネクステージ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
査定から買取までのスピードが早いことで知られるネクステージは、初めての人だけでなくリピーターも多い買取業者だ。中古車の売却は手間がかかるものというイメージがつきまとうが、ネクステージはストレスなく利用できる。早く売りたいと思っている人におすすめだ。
ビッグモーター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ビッグモーターは中古車の高価買取をしてくれる買取業者として非常に人気が高い。しかもスタッフの対応が丁寧であることも知られている。緊張しがちな初めての人でも、安心して利用できるだろう。
選んではいけない業者とその理由
以下には選んではいけない業者の特徴と、なぜ選んではいけないのかを紹介する。万が一当てはまる場合は、高価買取してもらえない恐れがある。業者選びの際の参考にしよう。
最初から高額の査定額を提示する
何故、高額査定が危険なのか疑問に思う人も多いだろう。これには少しカラクリがあるので、以下で説明する。
見積もりを複数社に依頼し、ある一社が他より明らかに高ければ、当然だがその一社を選択するだろう。選んではいけない業者は通常契約が決まり次第に車両を引き取ることになる。その後、その業者から買取金額が振り込まれる。しかし、その金額が当初なされた査定額と違うことがあるのだ。
例えば当初の査定では100万円を提示されたとする。実際に振り込まれた金額は80万円になっている。どういうことか問い合わせてみると、修復歴があった、想定以上に車内に傷があった、フレームにゆがみがあるなど、減額の理由を提示する。
さらには買取をキャンセルしようとするとキャンセル料を請求されるのだ。仮にキャンセルが通ったとしても、業者の住所が遠方であった場合、ユーザーがそこまで取りに行くことになる。
その他にも査定後に減額させる手がいくつかあるのだが、いずれにしても業者としては既に車体を押さえているため、多少の減額であれば納得せざるを得ないようにユーザーを追い込む、弱みに付け込む方法になっている。キャンセルであっても業者は損はしない仕組みになっている。
悪質な手法なので気を付けることが肝心だ。
業者オークションを提示する
上記のケースに似ているが、直接買い取るのではなく、業者間のオークションに出品させてほしいと要請する場合がある。仮に相場より高い金額で100万円の値がつく見込みがあると言われても、実際に買取が成立する保証はない。
実は業者オークションに出品した車体は既に他の業者に情報が渡っているため、その後何かと売り手のユーザーにとって不利な条件になる場合がある。業者オークションを提示された場合は、よく買取業者と相談してみるべきだろう。
査定時間が短い
査定時間が短い場合は当然、細部まで確認していないことになる。あまりに査定時間が短い場合は気を付けるべきだろう。また、査定するスタッフの習熟度によっても変わるので、単に査定会社の問題ではない可能性がある。査定に来たスタッフのキャリアなどをさりげなく聞くと良いかもしれない。
車体を乱雑に扱う
これも査定する人間のパーソナルによって変わる場合があるが、このような基本的な対応が徹底されていないようでは、買取会社そのものに問題があるかもしれない。また、トラブルの元になるケースもある。
査定が終わって取引が終了してから瑕疵を指摘される例を前述したが、査定した人間が傷をつけた可能性もある。そのようなトラブルに巻き込まれないためにも、あまり乱雑にあつかうスタッフであれば要注意とすることをおススメする。
対応が悪い、遅い
査定前の問い合わせなどの対応は、案外と買取会社の社風を現すポイントかもしれない。どのような業種であっても、客にたいして対応が悪いのは論外だし、なるべく対応は迅速な方が良いだろう。査定や営業、技術の問題ではないが、買取を任せるかどうかの判断としてはポイントとなる。
以上、選んではいけない買取業者の、見過ごせないケースを列記しみた。このほかにもポイントはあると思うが、基本的なマナーや対応部分でのレベルの低い応対には注意した方が良いだろう。冒頭に上げたケースは優良な買取業者でもないケースではないが、意図的におこなう悪質業者もいるのでぜひとも注意するよう気を付けて欲しい。
より高額な買取を実現しよう
軽自動車は新車市場、中古市場共に活況で、買取価格も普通車や高級車に比べ落ちにくいと言われている。特に人気車種は走行距離25,000km以上でも高額買取してもらえる可能性が高い。ただやはり走行距離が短いほど高値がつきやすいので、もし買い替えを検討しているならできるだけ早く売ってしまおう。
年内に間に合うならば年内に、年開けならば中古ニーズが高まる3月が狙い目だ。査定の際は走行距離の他にメンテナンスの有無や禁煙車かどうかもチェックされるので、気になる方は事前にクリーニンズ含めメンテナンスをおこなっておこう。少しの手間で買取価格が数万円変わることもある。最終的に買取をお願いする業者は複数の業者を比較した上で慎重に選んでほしい。