農機具を譲りうけた人や、農業をやめた人が困るのは農機具の保管だろう。農機具は場所も多く取るだけでなく、処分するにもお金がかかってしまうためデメリットが多い。
しかし、年数が古く売れないと思っている農機具でも、鉄くずとしてお金に変えられるとしたら考え方も変わってくる。そこで今回は、農機具をお金に変える方法や少しでも高く売るコツを紹介していく。
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農機具の鉄くずがお金になるのか?
結論から言えば、鉄くずをお金することは可能だ。ただし、絶対に利益が出るとは言い切れない。基本的に、鉄くずの買取は1kgに対して20円などと価格帯が低い特徴がある。単純に鉄くずだけを売る場合は利益のみが得られるので問題はないが、農機具だと解体費用や運搬費用が別途必要となるケースが多い。
たとえば、鉄くず500gで買取単価が20円として買取した場合の買取金額は10,000円となる。ここから運搬費や解体費の合計が15,000円の場合、結局5,000円マイナスとなってしまうのだ。
解体費用や運搬費用は各業者によって異なり、無料の業者もあるため一概には言えないが絶対にお得というわけでないことを理解しておこう。しかし、鉄くずをお金に変える方法は複数存在する。まずはどうやって鉄くずを売れるのかを以下から把握してほしい。
鉄くずをお金にする方法
鉄くずに価値をつけてくれる業者は複数存在し、主に不用品回収業者・買取業者・農協がある。それぞれの特徴を紹介していくので違いを理解していこう。
不用品回収業者
不用品回収業者は、農機具だけでなく生活家電などあらゆるジャンルの回収をおこなっている。基本的には物品を回収する場合、費用を負担するのは利用者となるのだが農機具を無料で引き取ってくれることも可能だ。
さらに、業者によっては農機具から出る鉄くずに対して買取をおこなっているため、自分で店舗へ製品を持っていくなど工夫することで利益を出すこともできる。中には、出張費用無料の出張回収を実施している業者もあるため、業者選定が重要となってくるだろう。
買取業者
農機具を買取している業者には、リサイクルショップのように総合的なアイテムを取り扱っている店舗から、農機具を専門に取り扱っている店舗までさまざまだ。売却で利益を得る場合は、農機具を専門に取り扱っている店舗がおすすめ。
専門買取業者であればパーツに価値をつけれくれるため、高額査定を期待できる。しかし、鉄くずを1kg単位で買取してもらえる業者はほとんどなく、買取できない業者も多い点を頭に入れておこう。
各地域の農協
農協は全国各地に点在しており、農機具の無料回収をおこなっている。利益を得ることはできないが、処分費用をかけずに手放すことは可能だ。ただ、農協を利用すると確実に利益は得られないため、不用品回収業者や買取業者でも無理だった場合の最終手段となる。
知識が足りず、農協に引き渡してから買取してもらえることを知ると数千円~数十万円の損となってしまうので、必ず高額で売れる業者に聞いてから利用しよう。
鉄くずを買い取ってくれる業者
農機具に使われるている鉄を、買い取ってくれる業者を紹介していこう。
出張買取の髙橋商事株式会社
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対策
髙橋商事株式会社は、鉄や非金属を取り扱っている買取業者である。山梨県に本社を持ち、ほかにも同県に3つの営業所を支店を展開。鉄くずの買取をおこなっており、鉄の種類にもよるが1kgあたり19~32円で取引が可能だ。
ほかにもバッテリーやモーター、自動車エンジンなども取り扱っているため、農機具を買取依頼すると複数の素材を売ることができる。山梨県在住の人が利用できる会社なので、利用者は限定されるが鉄くずを売りたい場合は利用しよう。
出張買取のエコ☆えこ
買取価格
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ウイルス
対策
エコ☆えこは、不用品回収や遺品整理、引越しやハウスクリーニングまで多数のサービスをおこなっている便利屋サービス業者だ。エコ☆えこでは、鉄くずなどの金属類の回収・買取をおこなっており、不要になった農機具の取り扱いも対象だ。
農機具の対象製品は、草刈り機やトラクターなど数十種類。ほかにも電動工具やエンジン工具などの回収・買取も実施しているようだ。エコえこは東京都にあるため、東京都の周辺に住んでいる人にはおすすめだ。
香川の東起産業株式会社
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対策
東起産業株式会社は、香川県に店舗を持つ解体回収業者である。鉄の買取を積極的におこなっており、鉄の買取価格は1kgあたり18~21円での取引が可能。トラクターや田植機、コンバインなどの農機具から発電機やエンジン単体の処分・買取をおこなっている。
出張買取を無料で実施しているため、店舗まで運ぶ費用を削減できることが強みだ。買取金額は、基本的に計量をおこない重量+種類+市場の相場などを含めて算出する仕組みだ。一般的な買取業者とは、査定の方法が異なるので頭に入れておこう。
また、実際に処分するために必要な費用などをまとめた、下記のコラムも参考にしておくとよい。
鉄くず売却のメリット・デメリット
農機具を、鉄くずとして売るメリットとデメリットをそれぞれ紹介していく。
メリット
鉄くずの買取で一番大きなメリットは、買取業者で断られた農機具でも鉄くずに価値をつけてくれる点だ。一般的に、買取を断られた農機具は処分する方向性となるため、処分できる業者や処分費用を調べる人が多い。しかし、鉄くずが売れると分かれば農機具の種類にもよるが数千円~数万円のプラスにできる。
たとえ、鉄くずの利益と別途費用を差し引いてマイナスだったとしても、ただ処分するよりは安く抑えることも可能だ。大きな利益を狙うことは難しいが、マイナスを少しでも減らすという考えで利用すればメリットは十分にあるだろう。
デメリット
鉄くずを売れば確かにお金に変えることは可能なのだが、現実問題として鉄くずの買取をおこなっている業者は業者数が少なく地域によっては依頼が困難なケースが多い。つまり、鉄くずが売れるとわかっていてもすべての人が利用できるわけではないということだ。
さらに、不用品回収業者の多くは持ち込みが主流で、自分で農機具を持ち込む必要が出てくる。そうなると農機具の運搬費が実費となるため、交通費だけでマイナスとなってしまうデメリットもあるのだ。
農機具の種類でも、プラスチックを多く含むコンバインだと鉄くずの割合が少ないため、買取金額が極端に少ないという結果になることを理解しておこう。
農機具を売るなら買取業者がおすすめ
農機具が動かない、見た目がボロボロといった点から買取を諦めている人は損をしてしまう可能性がある。買取業者の中には、たとえ動かなくなった製品でも買取してもらえることもあるのだ。そこで、自分では買取不可と思っている農機具でも買取が比較的可能な買取業者を紹介していく。
東京の農機具王
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対策
農機具王は農機具専門の買取業者だ。故障車・パーツの買取もおこなっているので、「買取できそうにないだろう」と感じる農機具でもまずは相談してみよう。年間買取件数7,000件と実績が豊富にあるので、安心して利用できる。
店頭買取と出張買取に対応しており、実店舗は全国に21店舗。近くに店舗がない地域でも、出張は全国対応となっているので、気軽に問い合わせてみよう。出張費などの手数料は一切かからない。
神奈川のファーマリー(DMM農機)
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対策
ファーマリー(DMM農機)は中古農機を取り扱っている業者だ。国内外に豊富な販路を持っているので、高値買取が可能。年式や馬力にかかわらず、幅広い機種の買取に対応しているのも強みだ。動かない農機具でも買取してもらえることがある。
買取方法は店頭買取・出張買取に対応。出張買取は全国に対応しており、査定当日の引取りも可能だ。相談は無料なので、気軽に査定を申し込んでみてはいかがだろうか。
出張買取の農機具買取本舗
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対策
農機具買取本舗は農機具専門の買取業者だ。故障していても基本的に売却でき、独自のネットワークで高値買取も可能。地域によっては即日対応もできるので、すぐに買取してもらいたいときにも頼れる業者だ。
買取方法は出張買取専門で、対応範囲は青森から九州までとなっており、対応地域であればどこでも無料で査定してもらえるので、気軽に査定依頼できるだろう。買取成立すると、その場で現金支払いしてもらえる。
香川の農機具市番館
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農機具市番館は農機具などを取り扱っているリユース業者だ。動かない農機具であっても必ず価値を付けて買取してくれるのが魅力。国内の再販売に力を入れているので、高値買取に自信がある業者だ。また、倉庫の片付けもしてくれるので、離農に伴い農機具を売るというときにも頼れる。
店頭買取・出張買取に対応しており、出張買取は店舗によって対応エリアが異なるので確認しておこう。査定・出張費はすべて無料。
千葉のティキソル
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ティキソルはブランド品や家電などを買取している業者だが、農機具にも対応しており、買取できるジャンルが広いので、自宅にある不要品をまとめて売りたいときにも便利な業者だ。車検切れでも買い取ってもらえる。
買取方法は、宅配買取・店頭買取・出張買取のすべてに対応。出張買取は無料となっており、対応エリアは関東圏内だ。査定員が入念にチェックして買取してくれるので、納得の価格で買取してくれるだろう。
札幌の農機具高く売れるドットコム
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農機具高く売れるドットコムは、上場企業が運営している買取業者である。全国各地に拠点を構えており、専用オペレーターが取引を最後までしっかりと対応してくれるサービスが魅力だ。現金受け渡しのスピードが早いため、短期間でお金に変えたい人におすすめ。
農機具の買取では、新品や年式の新しい製品だと高額買取が期待できる。さらに、故障している製品や長期間使用してない製品でも買取可能。そのため、高額買取を狙う人だけでなく、農機具の処分を目的として活用する上でも、重宝できるのだ。
買取方法は、出張買取が中心で査定から買取までの費用はすべて無料である。さらに、製品の状態を事前に伝えることで出張前に概算を調べることも可能だ。
埼玉の工具男子
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工具男子は、故障した製品でも高額買取が可能な買取業者である。工具男子では自社にメンテナンス環境が整っており、他社では取扱いできない農機具でも買い取ってもらえる可能性が高い。また、査定は農機具などの機械関係に強い人材がおこなうため、信頼度も高く安心できるだろう。
工具男子のスタッフは日頃から市場相場や販売ルートなどを研究しているため、専門知識が豊富なのだ。安心して売却できる業者を探してる人にはおすすめ。買取対象は、トラクターやコンバインなどの農機具から、電動工具やエアーコンプレッサーなどの製品も取り扱っている。
買取方法は、出張査定・宅配買取・法人買取・店頭買取の4つだ。農機具を店舗まで運ぶのは大変なので、おすすめは出張買取である。出張買取では、査定料や出張料などの手数料は無料。しかし、対象エリアが関東と九州に限定されている点は注意しておこう。
出張買取のウルトラファーム
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ウルトラファームは、農機具専門の買取業者で買取範囲が広い特徴があり、買取対象となる農機具には、故障しているものやサビやキズが多いものも含まれる。というのも、自社工場を持っているため解体や修理を独自でおこなえるのだ。
解体や修理を他社に依頼しない分、無駄なコストを削減することで買取価格に還元できる仕組みだ。さらに、自社工場の活用によってコンバインやトラクターなどを流し売りするだけでなく、パーツ単体を売ったり修理に使ったりできるのだ。
つまり、たとえ動かない農機具であってもパーツさえ買取可能な状態であれば、お金に変えてくれるというわけである。もちろん、少しの修理で使えそうな製品ならば高額買取も可能なので農機具の処分を検討している人は一度査定依頼をしてみよう。
ウルトラファームでは出張買取が可能で、対象エリアが全国になるため、幅広い人が利用できる。また、査定料やキャンセル料などの費用はすべて無料なので安心だ。
茨城の日本トレーディング株式会社
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対策
トラクター、コンバイン、田植機、管理機などの農機具全般を高価買取している日本トレーディング株式会社では、壊れていても査定OKなのでどんな状態でも買取できる可能性が高い。月間60台以上の買取実績があり、出張費や査定料は無料なので、売却に不慣れな方でも利用しやすいだろう。
また、そのほかのおすすめ出張買取業者や、高く売る方法などについて、詳しくまとめられた下記のコラムも確認しておこう。
農機具を少しでもお金に変えるコツ
中古としての買取が難しい農機具を少しでもお金に変えることはできる。今回は3つのコツを紹介するので処分を検討する前にしっかりと理解を深めておこう。
パーツの買取が可能な業者を見つける
農機具専門買取業者の中でも、買取可能な範囲は大きく異なる。新品や中古に特化した業者もあれば、パーツ単体や鉄などの素材に価値をつけてくれる業者もあるのだ。ここで重要なのは、1社目で買取が可能なのかを判断してはならないということである。
優良買取業者であっても、製品の状態によっては買取不可となることもあるだろう。しかし、複数の業者を調べることで買取できる業者を見つけられるだけでなく、高額査定となるケースもあるのだ。業者選定では最低でも2~5社程度は調べておく必要がある。
しかし、自分で調べるのは面倒で1社ずつ連絡すると時間もかかってしまう。面倒を避けたい人は、相場比較サイト「ヒカカク!」がおすすめだ。ヒカカク!を利用すれば、1度の入力で数社同時におすすめ業者をピックアップしてくれるので積極的に利用してほしい。
鉄くずを売る業者の比較をする
上記で鉄くずの利益計算を紹介したように、最悪の場合マイナスとなってしまうことをよく理解してほしい。その中で次に考えてほしいのが、買取業者や農協との比較だ。たとえば、買取業者での取引は不可で鉄くずの回収ではマイナスだった場合、最善の選択は農協の引取となる。
逆に、買取金額が1円でもプラスとなるのであれば、買取業者や不用品回収業者がベストな選択だが、比較をおこなったことに満足するとほかの売却方法が見えなくなってしまい損をしてしまうケースも多い。
そのため、農機具の売却に対する選択はできるだけ多くして幅広い選択肢を持つことがコツとなる。調べるのに時間や労力はかかってしまうが確実に高く売ることができるため、少しでも高く売りたい人は絶対におこなってほしい。
まとめ
壊れて動かない農機具でもお金に変える方法があることをまず理解してほしい。ただ、処分すれば負担額は必須だが、買取業者や不用品回収業者を利用することで高額査定となることもある。
また、農協で無料回収してくれることもあるので、処分前にしっかりとリサーチしてから農機具の売却方法を検討してほしい。もしも、買取業者選定が面倒と感じてる人はヒカカク!を利用することで簡単におこなえるので積極的に使ってみよう。