世界で最大の販売枚数を誇る遊戯王オフィシャルカードゲーム。トレーディングカードゲームの中でも流通している種類や枚数が多いため、カードをそろえるだけでも多くの費用がかかる。不要なカードを売却するときは、少しでも高い値段で売却したいものだ。
そこで今回は遊戯王オフィシャルカードゲームのカードを売却するときにできるだけ高い値段で売却すべく、代表的な買取業者である、駿河屋とカードラボの買取相場を比較した。さらに、遊戯王オフィシャルカードゲームを高額で売却するコツについてもまとめているため、ぜひ最後まで確認していただきたい。
引用:magi
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
遊戯王オフィシャルカードゲームとは
遊戯王オフィシャルカードゲーム(以下遊戯王OCG)とは、もともと遊☆戯☆王という漫画の中に出てくる同名のカードゲームのことだ。1999年2月の販売を開始して以来、現在でも子供から大人まで幅広い層に人気のカードゲームだ。ルールは40枚〜60枚のカードを用いてデッキを構成して対戦し、相手のライフポイントを0にすると勝ちという、いたって単純なもの。
ルール自体は単純だが、カードにはさまざまな効果があり、それらを駆使して勝ちにいく必要があるため戦略性や知能、応用力が問われるゲームである。実際にプレイしてみると奥深いゲームであることが良くわかる。
駿河屋とカードラボの相場はどうか
駿河屋とカードラボは、どちらもカードの買取や販売をおこなっており、遊戯王OCGについても幅広く取り扱っている。カードの買取価格はカードの種類によるだけでなく、時期によってカード自体の相場も変動するため、いちがいにどちらが優れているのかを断定するのは難しい。
しかし、いくつかのカードの価格や買取方法を比較してみると全体としてはカードラボのほうが買取価格が高額で提示されている傾向にあった。まず、駿河屋とカードラボの店舗の特徴を確認してみよう。
駿河屋とは
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
駿河屋とは、株式会社A-Tooが運営する、オンライン専用のネット通販である。A-Tooは駿河屋以外にも、実店舗のホビーショップを展開しており、カードゲーム以外にも、さまざまなホビー商品の販売や買取をおこなっている。
幅広いジャンルの買取実績があることから、商品買取のノウハウに長けているのが最大の特徴。特に身分証登録機能を利用することで、身分証のコピーを送付する必要がなくなるため、手間を省くことができとても便利だ。
カードラボとは
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カードラボは、オンラインだけでなく、全国に35店舗を展開しているカードショップである。遊戯王OCG以外にも、マジック・ザ・ギャザリングやヴァイシュヴァルツ、ヴァンガードなど幅広いトレーディングカードゲームに精通している買取業者だ。
トレーディングカードゲームの買取に特化しているだけあって、最低買取保証やデッキ買取一括査定などの制度を設けている点が最大の特徴だ。
遊戯王OCGの主要カードの相場
駿河屋とカードラボの買取価格を比較するために、遊戯王OCGの中でも特に有名なカードや強力なカードやボックス、デッキの価格を2019年6月時点での価格で比較したので、ぜひ参考にしてほしい。
シングルカード買取
シングルカードの買取価格においては、全体的にカードラボのほうが高い傾向にあった。その理由を価格を比較したカードとともに紹介しよう。
まず、遊戯王OCGの代表的なカードであるブルーアイズ・ホワイトドラゴンは、20thシークレットレア SPECIAL PACK仕様の買取価格が駿河屋で1,700円、カードラボで1,800円であった。
同じく、遊戯王OCGにおいて人気カードであるブラック・マジシャンは、20thシークレットレア SPECIAL PACK仕様の買取価格が駿河屋で850円、カードラボで800円とこちらは駿河屋のほうがわずかではあるが買取価格が高額だ。
次に、現環境において抜群の強さを誇るオルフェゴールの買取価格は、駿河屋で900円、カードラボで1,000円とこちらはカードラボのほうが高額であった。
ほかのカードもいくつか確認してみたところ、カードの種類にもよるが買取価格は全体的にカードラボのほうが、高額であるケースが多い。ちなみに世界に数百枚しか流通しておらず、買取価格が数十万円となるようなレアリティの高い限定カードは、駿河屋のほうには買取価格が掲載されていたが、カードラボのほうには掲載がないものもあった。
デッキ買取
デッキをまとめて売りたいときは、カードラボで売却するのがおすすめ。カードラボには、デッキ買取一括査定という制度があるためだ。
デッキ買取一括査定は、カード1つ1つの査定額の合計に加えて所定のボーナスが加算されることがあるため、単品で売却した場合よりも高額な買取が期待できるのだ。通常は買い取ってもらえないようなカードもデッキにして売却することで、より高い値段で売却できる可能性がある。
一方で駿河屋には買取にはデッキ買取がないため、所有しているデッキから売却できるカードのみをセレクトする必要があり、売れないカードは捨てる以外に処分の手段がなくなる可能生がある。遊戯王OCGを引退することを理由にデッキごと売却したい場合は、カードラボを利用するとより高額でカードを売却できる可能性があるといえるだろう。
遊戯王OCGをさらに高値で売却する方法
ここまでは、駿河屋とカードラボのどちらがより高額で売却できるかについてお伝えした。しかし、遊戯王OCGのカードを売却する方法は、店舗に売却するだけではなくほかにも手段がある。
そこで、ここでは遊戯王OCGのカードをより高価で売却をするためにヤフオクなどのネットオークションやメルカリなどのフリマアプリで売却する方法をご紹介していく。買取業者より高額で売却できる可能性がある一方で、ネットオークションやフリマアプリで販売する際の独特の注意点があるため、あわせて確認してほしい。
ネットオークションで売却する
ヤフオクなどのネットオークションを確認してみるとシングルカードやデッキだけでなく、ボックスや付属品など数多くの商品が出品されていることがわかる。その数は、まとめ売りされている商品だけでも15,000品を超えている。そのため、高額で売れる可能性がある一方で、商品をなかなか見つけてもらえず売れ残る可能性もあるだろう。
ブルーアイズ・ホワイトドラゴンは、20thシークレットレア SPECIAL PACK仕様が1,280円で出品されており、まだ入札されていなかった。言い切ることはできないが、買取業者以下の価格でも売れない可能生がある。
一方で検索機能はある程度充実しているため、買い手もお気に入りのカードを探しやすく、カード愛好家にとっても利用しやすい仕組みとなっている。
フリマアプリを使って売却する
メルカリなどのフリマアプリを使って遊戯王OCGを出品するという方法もある。メルカリ内においても遊戯王OCGの売買は盛んにおこなわれているのだ。シングルカードやデッキ、ボックスなど幅広い商品が出品されており、買取価格も駿河屋やカードラボよりも高額であった。
たとえば、ブルーアイズ・ホワイトドラゴンは、20thシークレットレア SPECIAL PACK仕様が3,000円以上の価格で取引されていた。ただしメルカリは、カード専門のフリマアプリではないためか、検索機能が使いにくい。
たとえば、出品されているカードが混入されているブースターパックを選んだり、カードの種類(モンスター、魔法、トラップなど)を選択して検索することもできない。このため、ネットオークションよりも高額で売れやすい反面、買い手にとっても売り手にとっても少々使いにくい点に注意が必要だ。
フリマアプリを利用する際の注意点
ヤフオクなどのネットオークションやメルカリなどのフリマアプリを利用する際は、とにかく買い手とのトラブルに注意したい。買い手がカードの実物を目にするのは、売買が成立した後になるためだ。特に遊戯王OCGは特殊なホイル加工が施してあり、レアリティの高いカードほど美しく輝くという特徴がある。
少しの汚れや傷が見た目や価値に大きな影響を与えるため、取引後に傷や汚れが判明するとトラブルになる可能性があるのだ。目視でしか些細な傷や汚れはわからず、写真には写らない可能性もあるため、カードの状態は商品の解説欄に詳細に記載しよう。
フリマアプリはmagiがおすすめ
magi(マギ)は、トレーディングカードゲームに特化したフリマアプリだ。2019年の4月にサービスを開始したばかりの新しいアプリだが、すでに多くの人が利用しており、高額でカードが売却できる可能性がある。なぜメルカリではなくmagiがおすすめなのか、その理由について詳細に解説するので、ぜひ確認してほしい。

トレカの検索がしやすい
magiは、カードの検索がおこないやすいため、出品した商品を見つけてもらえる可能性が高くなり、出品した商品が売れやすくなる。アプリを立ち上げてみると画面上部にトレーディングカードゲームの作品ごとにタグが分けられているのが確認できる。
これを選択することで希望の作品を簡単に探すことができるのだ。さらに遊戯王OCGの場合、初期のカードや海外版のカードまでタグが分けられている。歴史が長いカードゲームにとっては特に便利だ。
そして検索機能も充実している。わざわざ作品を入力しなくてもリストの中から作品を選択して選べる。価格帯で絞れるだけでなく、キーワード検索もできるため、希望のカードを探しやすい。ちなみに検索結果の並び替えは、一度商品を検索してからでないとできないため、注意しよう。
どんなカードでも出品できる
magiは、トレーディングカードゲームであれば出品に関しての制限は特にない。駿河屋やカードラボのような買取専門店は、買取リストに掲載されているカードでなければ、買い取ってもらえない可能性がある。カードラボのようにデッキ買取をおこなっている業者であれば、買取リスト外のカードであっても買い取ってもらえる可能性はあるだろう。
しかし、手持ちのカードすべてを使って買い取ってもらえるような価値があるデッキが作成できるとは限らない。もちろん、買取業者のリストに載っていないカードは値段がつきにくいカードである可能性が高い。しかし、自分で出品の組み合わせを工夫するなどすれば幅広い種類のカードを売却できるだろう。
安心して取引できる
magiを利用する場合は、カードをトレードする行為やトレードの対価としての値引き交渉、利用者同士で商品を値下げしあって出品する行為などは禁止されている。また、magiが指定している方法以外での決済も不可能だ。
現金の直接手渡しや代引きなどでの郵送も禁止である。このようにトラブルが起こりそうなユーザーの行動を制限することで利用者間のトラブルが起きないように配慮されている。
magiでの遊戯王OCGの相場を比較してみた
ここで実際にmagiにおいてどのようなカードが売れたのかを確認してみよう。なお、調査は2019年6月時点のものである。
SPECIAL PACK仕様F・G・D
まず、20thシークレットレア SPECIAL PACK仕様のF・G・Dが2,000円で取引されていた。このカードの買取価格は、駿河屋とカードラボの両方で1,200円だったため、買取業者よりも高額で取引されていることがわかる。また、メルカリにおいての取引実績は、1,600円〜2,000円であった。
光の創造神ホルアクティ
また、光の創造神ホルアクティというプレゼントキャンペーン限定カードは、傷ありのカードが98,000円で売れていた。買取価格は駿河屋で最高56,000円、カードラボで最高60,000円で、メルカリでの販売実績の最高額は90,500円であったため、どこよりも高額だったことがわかる。
ブラックマジシャン 最初期のカード
ブラックマジシャンの最初期のカードは、傷ありのもので3,200円で売れていた。買取価格は駿河屋で最高2,500円、カードラボは未掲載、メルカリでは出品されていたものの販売実績は確認できなかった。
ほかのカードにおいても、magiの販売実績が最高もしくは最高水準であることが確認できた。以上の点から、magiにおいて遊戯王OCGが高額で販売できる確率は比較的高いといえるだろう。
まとめ
今回は、駿河屋とカードラボでの買取価格の比較をおこなっただけでなく、さらに高価で売れる方法についてもご紹介した。全体的には、カードラボのほうがカード買取の専門店だけあって買取価格も高額である。さらに最低買取保証やデッキ一括買取などの仕組みがあるため、高額で買い取ってもらえる可能性がある。
そして、さらに高額で遊戯王OCGを売却したいのであれば、フリマアプリのmagiの利用がおすすめだ。少しでも遊戯王OCGを高額で売却したい場合は、利用を検討してみてほしい。