故人が読書家だった場合、本棚や押し入れなどに大量の古本が収蔵されていることがある。遺品整理の対象になりやすいのが、このような故人の蔵書だ。蔵書の中には、価値ある1冊が紛れているケースも少なくない。
古本は、発売された時期を問わず価値が付きやすい品でもあり、高く売りたいときには、そのジャンルに強い買取業者を探すのがポイントだ。本コラムでは、いくつかのジャンルを挙げながらおすすめの買取業者をご紹介していくので、遺品整理の一助として参考にしてみてほしい。
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ベストセラー本や漫画に強い古本買取店
話題になったベストセラー本や漫画は、一般家庭の遺品整理でも出てくることが多いジャンルである。この手のジャンルの古本は多くの買取業者が引き取りを行っているが、査定の基準や買取の条件などは業者によって実に様々。
特にベストセラー本や漫画といった古本は買取に対応している業者が多いだけに、売却先にこだわりたいものだ。
ブックサプライやアローズ
例えば、一部の業者では発売された時期によって査定額に差を付けている。こういった対応を行っているのが、ブックサプライやアローズといった古本買取業者である。
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ブックサプライやアローズでは、発売から数か月以内の新しい書籍については特に割高な査定を行っているので、購入して間もない本が沢山あるときには相談してみる価値があるだろう。
一定の価格保証を行なっている
古本となる単行本や文庫本の買取では、定価よりも低い金額が付くのが一般的だが、ブックサプライやアローズの場合、発売されたばかりの本に関して一定の基準に沿って価格保証を行っている。減額率が低く抑えられるので、漫画を売る時におすすめだ。
漫画ならVaboo(バブー)
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漫画の買取は、Vaboo(バブー)もおすすめである。Vaboo(バブー)は、コミックシリーズや全巻揃った漫画本の買取などで特に定評がある買取業者だ。
Vaboo(バブー)では注目が集まっている漫画を特に高く評価しているので、人気のある漫画は査定額が上がる可能性があるだろう。また、ベストセラー本も広く買取している。遺品の中から話題の本が沢山出てきたような時には、一度査定を受けてみても良いかもしれない。
ただ、Vaboo(バブー)の場合は漫画雑誌や週刊誌などは取り扱いがなく、雑誌類の処分については他の業者に相談をする必要があるといえるだろう。
専門店に買取依頼をしたいのが専門書
学術関係の専門書や医学書などは、専門の買取業者に依頼をした方が高く売れることがある。ベストセラー本や漫画とは少し異なる基準で評価されるのが、このような専門書だ。良品に関しては、発売されてから時間が経過していてもかなりの金額が付くこともあり得るので、専門書の類は慎重に買取先を選んでいくと良い。
専門書アカデミー
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専門書の買取で有名なのが、例えば専門書アカデミーである。こちらの業者では、学術関係の専門書はもちろん、医学書や大学の教科書なども買取している。
専門書に詳しいスタッフが査定を担当するのが専門書アカデミーの特徴で、研修によって専門性の高い本を見極められるスキルを身に付けている。
こういった業者に専門書の買取を依頼をすると、本来の価値を踏まえた上で適正な査定額を提示してくれるのではないだろうか。さらに専門書アカデミーの場合は、本に一部書き込みなどがあっても相談が可能になっている。
専門書買取.com
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専門書買取.comも、専門書の買取で定評のある買取業者に挙げられる。多種多様な専門書を買取品目として紹介しているのが、専門書買取.com。法律や中国美術、料理といったあらゆる分野の専門書を買取した実績があり、蔵書のコレクションなどがある時にも相談にのってもらいやすい業者といえるだろう。
買取実績を公開している
専門書買取.comのサイトでは、これまでに買取した本についての情報を公開している。買取の条件などもサイトで紹介されているので、所持している本の状態を見ながら対応してもらえるかどうかを考えることができるだろう。
状態・付属品の有無が重要になる
例えば美術系の専門書などは、汚れや色あせがあると買取の対象にならないケースも見られる。保管状態は、本を買取に出す時にも意外に大切。実際、外箱や購入時に付いていた特典が揃っていること、などが条件になっている本もあり、付属品の有無も重要なポイントになっているようだ。
図録やカタログも一部の業者では買取の対象に
アートや美術に興味を持っていた故人の場合、展覧会の図録やカタログをコレクションしていることもあるようだ。アート関係の本を買取する業者でも、こういった図録やカタログに関しては扱いが分かれるのが常。買取に対応していない業者も多く、他の本は処分が出来ても図録やカタログだけが後に残ってしまうというパターンも少なくない。
ヤフオクで価値を知ることも可能
ただ、この手の図録やカタログを取り扱う買取業者も少数ながら存在しており、処分すること自体は不可能ではないようだ。図録やカタログの価値を知りたい時には、例えばヤフオクなどのオークションサイトが役立つ。
ハモニカ古書店
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サイトを通じて古書の買取を行っているハモニカ古書店では、図録やカタログといった本についても買取をしている。過去に美術館や博物館で開催された展覧会の図録やカタログを、比較的高い金額で買取しているのがハモニカ古書店なのだ。
こちらの業者のサイトでは、これまでに買取をした本のタイトルや買取金額などを閲覧することができる。このような情報を参考にすれば、遺品として残った図録やカタログの市場価値が大体掴めるだろう。
くまねこ堂
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また、関東を中心にサービスを展開しているくまねこ堂でも、展覧会の図録やカタログの買取に対応している。珍しい本やマニアがいる本などを積極的に買取しているのが特徴だ。
くまねこ堂なら希少性の高い本は多少状態に難があっても引き取ってもらえる可能性があるため、秘蔵の1冊などが出てきた時には査定を受けてみるのもおすすめである。
骨董品も取り扱うくまねこ堂では、遺品整理の相談にも応じている。古い本と一緒に色々なアイテムを買取してもらえるので、状況次第では価格交渉で買取金額を上げてもらうことも可能ではないだろうか。対象エリアは出張対応も行っており、遺品整理が大幅に進むかもしれない。
CDやDVDと一緒に買取してもらうことも可能
古本と合わせてCDやDVDを売りたい場合は、色々な業者が候補に挙がってくる。事実、ベストセラー本や漫画の買取でおすすめのブックサプライやアローズでもCDやDVDを取り扱っているので、本を売るついでに一緒に査定を受けてしまうという方法も可能ではある。
売りたいものをまとめて査定に
業者の中には、査定に出す点数が多いほど高い金額を付ける所も存在する。このような業者を利用する時は、売りたい品をすべてまとめて査定を受けるのがコツである。業者のサービス内容を比べておくことも、古本やCD、DVDの買取を有利に進めるための方法になるだろう。
ライトノベルやアニメ系の本は駿河屋
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DVDの高価買取で知られる駿河屋やネットオフなどは、特におすすめできる業者だ。駿河屋は、ブルーレイの買取にも対応しているのが特徴になっており、映像関係の品を売りたい時には頼れる業者といえるだろう。
まとめ売りで査定額を上げるサービスを実施している点もチェックしておきたいところ。ライトノベルやアニメ系の本に関しては多数の買取実績がある。
ネットオフでは幅広く扱っている
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ネットオフも、DVDやCD、ゲームなどを広く扱っている買取業者の一つ。大手サービスのネットオフは、知名度の高さから利用しやすいというイメージがあり、買取でも人気がある業者である。時期限定のキャンペーンや、初めて利用する方向けのお得な特典を設けていることもあるようだ。
キャンペーンが多い
買取にトライする時にぜひ意識しておきたいのが、売り時である。キャンペーンの多いネットオフのような業者は、売り時の見極めが比較的しやすいのではないだろうか。
ブランド品やフィギュアも買取の対象になっており、遺品だけでなく家族の不用品を一緒に処分出来るのも便利な点である。ポイントが溜まるなど、プラスアルファのメリットが大きいところも見逃せない。
バーコードから査定額が分かる
CDやDVDを古本と合わせて処分する場合、査定価格を調べることで有利な選択が出来る場合も。例えばブックサプライのサイトでは、商品のバーコードから現在の査定額が分かるサービスを提供している。
査定の金額自体は無料で分かるケースが増えているので、この手のサービスを利用して高値を付ける業者を探してみてはいかがだろう。
雑誌は対応が分かれる古本の一つ
古い書籍でも、雑誌については業者ごとにかなり扱いが変わってくる。特定のジャンルの雑誌は、バックナンバーなども一定の人気があるので、積極的に買取を行う業者もいるのが本当のところ。
まずは査定額を調べてみる
雑誌の人気を分けるポイントになるのが、例えばその号の特集である。人気の特集記事が掲載された号は、ヤフオクなどのオークションサイトでも高い金額が付いていることがある。従って、故人が集めていた雑誌があれば、そのままゴミに出さずに一度査定額を調べてみるのがおすすめだ。
Vaboo(バブー)や買取王子、もったいない本舗などでは、雑誌を買取の対象にしている。Vaboo(バブー)の場合は、ISDNの番号が付いていること、などが条件になっていることから、雑誌の裏表紙などを確認して問い合わせをしてみると買取りが可能かどうかを把握しやすいだろう。
買取王子
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月刊誌、季刊誌を問わず買取しているのが、買取王子。買取王子では、人気の有る無しを一つの基準にして金額を付けているため、雑誌名などを伝えて査定を受けておきたいところ。マニア向けの雑誌などは、他の業者と金額を比べておいた方が良いだろう。
もったいない本舗
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対策
もったいない本舗の場合は、一定の条件を設けて雑誌の買取に対応している。発行された年や雑誌の厚みなどが指定されているため、査定を受ける時にはサイトで条件を確認しておくのがベスト。
こちらのもったいない本舗では、アダルト雑誌など、一部のジャンルの雑誌については対象になっておらず、利用する時には買取品目の確認が必要となる。ちなみに女性誌や生活情報誌、ビジネス関連の雑誌などは買取の対象になっている。
なお、その他宅配買取をおこなう買取店については、下記のコラムも参考にしてもらいたい。