洋食のお供には欠かせないと言えるワイン。ワインには、黒ブドウから作られた赤ワインと白ブドウから作られた白ワインがある。どちらも選び方や飲み方が奥深く、そのワインの魅力にハマってしまう人も多いだろう。
そんなワインの中でもコルトン(Corton)は、フランス・ブルゴーニュ地方産のワインの名前である。赤ワインと白ワインがある。赤ワインはピノ・ノワール種、白ワインはシャルドネであるが、白ワインはこのほかにアリゴテという品種も認められている。
ただし、現在はアリゴテが生産されている区画はない。今回は、人気ワインの1種であるコルトンの買取相場やその査定情報についてまとめていく。
2005 Latour Corton Charlemagne white Burgundy at www.troquetboston.com / dalecruse
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コルトンの生産地
人気のブルゴーニュワインのひとつ、コルトンの生産地について詳しく見ていこう。
地域で唯一のグラン・クリュ
コルトンの畑は、ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌという地域にある。ラドワ・セリニ村、アロース・コルトン村、ペルナン・ヴェルジュレス村の3つの村にまたがっており、合わせて160ヘクタール、26区画だ。格付けは、この地域で唯一のグラン・クリュ(特級畑)で、非常に質の良いブドウが採れる畑である。
ピノ・ノワール主として栽培されている
丘の斜面一帯に畑が広がっており、南から西の斜面がシャルドネ、南から東の斜面がピノ・ノワールの畑だ。シャルドネはわずか約1.4ヘクタール、残りの1460ヘクタールはピノ・ノワールが占めている。
人気ワインの買取価格相場
日本でも有名なコルトンは、買取業者が積極的に買い取っているワインである。特に人気の高いコルトンの買取価格相場を調べていこう。ただし、買取価格は2019年12月時点のものであることを留意してほしい。
D.R.Cコルトン
コルトン(赤)の中でも特に評価が高いのが、コルトン・クロ・デュ・ロワ(CORTON CLOS DU ROI)をはじめとする特級格付けの赤ワインである。複数の造り手が生産しているが、日本には少量しか輸入されていない希少品だ。
熟成期間が長いワイン
熟成期間が長く、数年寝かせてから飲み頃を迎える豊かなワインである。そして、そのなかでも最も有名なのは、「ロマネ・コンティ」で知られるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)の造るD.R.Cコルトンだろう。
買取強化されることも多いワイン
ロマネ・コンティが、コルトンの区画を借り受けたというニュースは大きな話題になった。2008年から特級格付けのコルトン・クロ・デュ・ロワ、コルトン・ブレッサンド、コルトン・ルナルドの3区画を管理し、ワインを生産している。
最初に発売したのは2009年。濃厚なフルボディ赤ワインは非常に人気が高く、買取店によっては買取強化ワインに設定されている。高額で販売されているワインである。
買取価格相場
- ・DRC コルトン2009:7万円
- ・DRC コルトン2010:7万円
- ・DRC コルトン2011:6万円
コルトン・シャルルマーニュ(CORTON CHARLEMAGNE)
白ワイン、コルトン・シャルルマーニュは、世界最高峰の白ワインとも言われる上品な白ワインである。その名前は、フランク王国シャルルマーニュ大帝からつけられたとされている。
指定の区画で育ったぶどうのみ使われる
コルトンの広い畑のうち、コルトン・シャルルマーニュ用のシャルドネを育てるように割り当てられている区画が9区画ある。ここで育ったぶどうを使ったワインのみが、コルトン・シャルルマーニュと呼ばれている。他の区画で作られているシャルドネも少しあるが、それらはコルトン(白)とよばれている。
有名ワイン
世界的に有名なネゴシアンのルイ・ジャドー、白ワインの名手とも言われ、シャブリのグラン・クリュなども作っているジャン・フラマン、シャルルマーニュ大帝の畑を受け継いでいるボノー・デュ・マルトレイなどのコルトン・シャルルマーニュが有名だ。
買取価格相場
コルトン・シャルルマーニュは、作られた年や作り手によっても人気度が違っており、明確な買取相場が決まっていないワインである。しかし、希少なワインのため、買取店が積極的に取り扱っているワインでもある。
過去のヤフオク実績では、8,000円前後~1万円以上で落札されていることが多く、なかには2万円を超えているものもある。状態によっても価格が異なるので、似たような状態のものがいくら位で落札されているかを見てみると参考になるだろう。
高価買取には買取店選びが最重要ポイント
価値のあるワインを正しい価格で売却するには、買取店の選び方が最重要ポイントになるだろう。コルトンの価値を理解しており、稀少な高級ワインをきちんと査定できる査定士がいる店に売却したい。
複数業者の査定を比較してみる
どの買取店が良いか分からない場合は、各店に1度査定に出してみて評価が良かったところ、最高額をつけてくれたところを選ぶと良いだろう。ネット検索で出てくるお店すべてに査定を依頼することは難しいが、少なくとも2~3社の買取価格は比較しておきたい。
買取実績を確認しよう
また、それぞれの店の買取実績なども調べてみる方法もある。コルトンやブルゴーニュワインの取り扱い実績が豊富な業者の方が、適正価格で査定をしてくれるためだ。
ワインの買取方法
いろいろな店でワインを買い取っているが、最も多い買取方法は、宅配買取、出張買取、店頭買取の3つである。それぞれのメリットも確認していこう。
店頭買取のメリット
ワインを自分で買取店に持っていき、その場で査定をしてもらって売却するという一般的な買取方法である。店が近くにある場合や車で行ける場合などは、好きなときに持ち込んで、すぐに現金で受け取れるというのが一番のメリットだ。予約をしなくてもいつでも行ける店が多いが、待ち時間を避けたい場合は予約をしておくのもおすすめである。
宅配買取のメリット
ワインを宅配便で買取店に送り査定してもらう宅配買取は、自分の都合の良いときに自宅に来てもらうだけで良いので、時間を取れないときに利用しやすいだろう。
査定後に買取代金が振り込まれる場合が多いが、金額に不満がある場合はキャンセルも可能だ。ただし、キャンセル後のワインの返送料は無料の業者と有料の業者があるので、先に確認しておいた方が良いだろう。
出張買取のメリット
買取店から自宅に来てもらい、自宅で査定・買取をしてもらうのが出張買取である。重いものを持って自分で出向く必要もなく、梱包なども必要ないので本数が多い場合は出張買取が便利だ。
出張料は無料のことが多く、買取金額はその場で現金で支払われることも多い。もしキャンセルしたい場合はキャンセルも可能なので、気軽に安心して頼むことができるだろう。
オンライン見積もり
このところ増えている、オンライン見積もりもおすすめである。銘柄や状態などをWebサイトから登録すると、概算の見積もり金額をメールで連絡してもらえる。最終的な査定額は実際にワインを見て査定をしてから確定するが、目安となる金額がわかるので見積もりを出しておけば検討をしやすいだろう。
各社から見積もりを取り寄せ、最高額査定をしてもらえた業者に実際に査定に持ち込むということもできる。また、その額を元に希望の業者と交渉することもできるので、事前に見積もりをもらっておくのは良い方法だと言えるだろう。
ワインを高く売るポイント
ワインを高値で売却するためには、買取業者の選択のほかにもいくつかポイントがある。せっかく売りに出すのであれば、少しでも高値で買取してもらった方が良いだろう。買取査定時に少し気をつけておくだけで、査定金額がアップすることもあるのだ。
ワインの劣化に気をつける
ワインの買取査定基準は、やはりその状態によって大きく左右されやすいものだ。非常に繊細であるワインは、保存状態が悪いとどんどん劣化してしまい、せっかくの価値のあるワインであっても価値が下がってしまうことがある。ワインは温度変化に弱く、適温で保管しないと質が変わってしまうのである。
また、コルクは湿度に弱く、破損したりカビが生えたりしてしまうとマイナス査定になってしまうので注意したい。中には、長い間一定の位置に置いておいたことによってホコリをかぶっていたり、汚れたりしていることもあるだろう。自分できれいにできる範囲の汚れは、なるべく落としておこう。
もし飲まないようで保管環境が整っていないなら、劣化する前に早めに売りに出してしまうのも得策だ。ワインの保存の適正環境は、温度は15度、湿度は65%、振動がなく、遮光された場所、24時間、365日そのような環境に置くのがいい。自前でそのような場所を用意できないのであれば、レンタルワインセラーを提供してくれるような所に依頼するのも良いだろう。
また、ラベルの状態についても結露がおこっているような状態で不用意にビンを拭いてしまったりすると、簡単に崩れ去ってしまう場合もある。このような場合は無理に綺麗にしようとはせず、保管されていたそのままの状態で査定に出す方が良いだろう。
付属品も一緒に査定に出そう
ワインによっては、木箱などに入っていることもあるだろう。その場合は入っていた木箱にも価値があるので、買取に出す際は一緒に持って行こう。ワインは新品で購入したときの状態に近いほど買取価値も高くなるため、付属品は必ずそろえておくようにしよう。
また、付属品についてもワインと同じで、汚れたりホコリをかぶったりしていると価値が下がってしまうため、キレイに保管をしておくようにしたい。
複数本ある場合はまとめて買取してもらおう
ワインを1本だけで売るよりも、複数まとめて売却すると査定額に少しプラスされることがある。大量になるとなお、プラス額も上がるので迷っているワインがあったら一緒に売却してしまうのも良いだろう。
高額なワインであれば、1本で1万円以上アップする場合もあるのだ。まとめ売りで買取価格をアップしてもらえるかどうか、査定に出す前に業者に確認してみよう。
高価なワインは宅配買取を避ける
上記したように、買取方法が宅配・店頭・出張の3形態から選択できるようになっているショップは多いはずだ。しかし、買取してもらう価値のあるようなワインはなるべく店頭か出張での買取を選択するのが無難だろう。
なぜなら宅配の場合、輸送中に破損してしまう恐れがあるからである。その場合の保証金額の確定や手続きも非常に面倒なものになってしまう。おおよその価値がわかっているようなワインであれば、必ず店頭買取か出張買取での査定をお願いしよう。おすすめのお酒買取業者
ここまでコルトンの買取相場やワインの買取について触れてきた。売却を検討しているのならば、やはり買取業者が安心だ。そこで以下ではお酒の買取をおこなっているおすすめ業者をいくつかご紹介していこう。
ボトルオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒専門の買取業者で、お酒のエキスパートを掲げるショップだ。ボトルオフにはお酒買取へのこだわりがあり、飲食店との連携や国内外への販売などの広い販路を持つことで在庫の回転率を上げている。また店舗の維持費・手数料・人件費といった運営のコストを最低限まで抑え、他社にも負けない高額買取を実現している。
店舗は、大阪と東京に2店舗のみだが、店頭買取だけでなく宅配買取や出張買取ももちろん利用できる。ただし、地域によっては出張買取を利用できない場合もあるので不安な点があればまずはボトルオフに問い合わせてみるといい。
ワイン買取コンシェルジュ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ワイン買取コンシェルジュはその名の通り、豊富なお酒のなかでもワインの買取を専門とした珍しい買取店である。そのため、ソムリエの資格を所有しているスタッフや社内の研修を完了したワインのプロフェッショナルが在籍しており、より丁寧な査定が期待できるショップといえる。
また「飲食店コンシェル」という独自サービスを展開し、飲食店との連携をおこなって根強い販路を持つ。そのため、売り手にはうれしい高価買取を常日頃からおこなうことができるのだ。
買取方法は店頭・宅配・出張の3通りを利用でき、全国7ヵ所に展開している店舗も駅近でアクセスが良い。関東や大阪付近であれば出張買取も対応してくれるので、自宅に眠らせているワインが大量にあるならば活用してみてほしい。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
最後に「お酒買取ならナンバー1」を掲げるストックラボを紹介する。ストックラボにはお酒の専門知識をもった鑑定士が在籍しており、丁寧に査定をおこなってくれるのが特徴だ。ストックラボでは買取方法を宅配・店頭・出張の3つから選択でき、どれも手数料などは完全無料なのがうれしい。
ワインの買取実績も豊富で、瓶やラベルに多少の汚れがあっても買取をおこなってくれる場合がある。また、コルトン以外のワインもまとめて売ると買取価格UPにもつながるので、自宅に眠らせているお酒を一掃するにもぴったりだ。
まとめ
本コラムでは人気ワインのコルトンについて買取相場や査定情報、おすすめの買取業者などをまとめてご紹介した。コルトンは、状態がいいものであれば数万の値もつく良質なワインだ。だからこそ慎重に売却する必要がある。高価買取が見込める商品では、買取業者によって数千円の差がつくことも珍しくは無い。
そのため、コルトンの売却には買取業者の比較が欠かせないのだ。手間をかけず簡単に比較するのであれば、ヒカカクの一括査定がおすすめだ。まだ検討がついていなければ、まずはお手持ちのコルトンの情報を記入して申し込み、各社の買取価格を比較してみて欲しい。