髪の手入れに用いるスタイリング剤やヘアワックスは、買取や売却における注意点が大変多い商品だ。
当ページで紹介するポイントを把握した上で買取業者とのコミュニケーションを図れば、その多くに買値が付くと考えられる。
また近頃では、スタイリング剤やワックスを中心としたヘアケア製品買取に積極的な専門店も増え始めているため、ヘアスタイルやライフスタイルの変化や、美容室閉店のタイミングでも利用可能なショップは非常に多い時代と捉えて良いだろう。
今回は、コスメ買取市場では若干マイナーな存在とも言えるスタイリング剤やヘアワックスについて、各社が公開する査定情報や買取相場をチェックしていきたい。
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スタイリング剤・ヘアワックスの買取依頼で注意すべきこと
メイクアップコスメや基礎化粧品と違って高級品が少ないヘアスタイリング剤やヘアワックスは、高額査定対象が難しいカテゴリだ。
下記6つのポイントを全く知らずに人気コスメと同じ扱いで売却しようと考えていると、業者から想定外の買取NG返答が来ることもあるため、注意が必要だ。
買取トラブルに見舞われることなく不要なヘアケア製品を処分するためには、各社の査定基準に合った対応を行なうべきだと言えるだろう。
薬事法による使用期限=査定基準ではない
未開封のスタイリング剤や化粧品の使用期限は、薬事法で3年と定められている。
これに対して買取業者では、スタイリング剤やヘアワックスなどの買取基準を「購入から6ヶ月~1年」と定めているショップが大半となるため注意が必要だ。
また人気メーカーのヘアケア製品の場合は、外装デザインだけのモデルチェンジも頻繁に行われているため、自分の所有する物が旧品にならないうちに手放す心掛けが必要だと言えるだろう。
使いかけのスタイリング剤の売却は難しい
缶に入ったヘアムースやヘアスプレーは、残量を目視で確認できないことにより、使いかけ商品の買取は厳しい実情がある。
ヘアワックスについては、ユーザが直接指を入れて適量を取る使用法となるため、手指に付着した雑菌が混入している可能性を考慮すると、こちらも開封済み・使いかけ商品の買取は期待しない方が良いと言えるかもしれない。
買取需要が高いヘアケア製品とは?
ヘアケア製品の買取実績を見ていると、今回のテーマとなるスタイリング剤やヘアワックスより、シャンプー・コンディショナー・トリートメント・育毛ローションといった髪と地肌のケアに用いる商品の方が歓迎されやすい実情に気付かされる。
またスタイリング剤やヘアワックスについては、productやスカルプD、LUCIDOなどの人気メーカーの実績が多く見受けられるため、この市場のトレンドに合った商品を選ぶことも高価買取を狙う上では欠かせない心掛けだと言えるだろう。
ヘアケア製品・化粧品はまとめ売りがおすすめ
基礎化粧品やメイクアップアイテムと比べて1つあたりの買取額が低いスタイリング剤は、他のコスメとの組み合わせや、複数本の大量持込がおすすめの商品だ。
良心的な買取業者では、高額査定の難しいヘアスプレーやヘアジェルを4~5本のセット買いによってユーザが納得する価格に導いてくれるところもある。
また化粧品買取業者の多くは、美容院やエステサロンといった業者向けの買取窓口を用意しているため、持込商品が多くなる分には問題のない市場と捉えられる。
オンライン査定やメール査定を多用する
スタイリング剤や化粧品の高価買取は、各社が用意するオンライン査定やLINE査定、メール査定を使ってなるべく多くのショップにコンタクトを取ることから生まれるものだと考えられる。
特に安値になりやすいヘアワックスやスタイリング剤は、査定依頼をするショップによっては「これは買取対象外です!」といったネガティブな返答が来ることもあるため、複数のショップに問い合わせをしてその理由や買取相場を調べる作業が必要だと言えるだろう。
買取対象外の場合はオークションやフリマアプリで売る
マイナーなブランドや小売価格が安いなどの理由で買取NGとなったスタイリング剤やヘアワックスは、ヤフオクやメルカリを使って現金化に繋げてみても良いかもしれない。
愛用のヘアケア製品を安く手に入れたいと考えるユーザ達は、使いかけであっても落札してくれる。
またヤフオク利用者の中には本製品購入前のテスター感覚で落札をするユーザも多く見受けられるため、買取店で関心を持たれなかったスタイリング剤であっても現金化できる要素は多そうだ。
スタイリング剤の種類別・買取実績、買取相場
スタイリング剤の買取価格は、各ショップの販売ルートの豊富さや需要、ブランドの知名度といった要素によって大きく変わると考えられる。
ここでは、買取実績が非常に多い5種類のヘアケア製品について買取相場を紹介していきたい。
ヘアフォーム・ヘアムース
1980年代にブームとなったヘアムースも、それなりに知名度のあるブランドの新品未使用品なら確実に査定を付けられる。
ドラッグストアでも購入できる男性向けブランド・ルシードや資生堂UNOのスタイリングフォームの中には、2~3本で1,000円~1,400円もの買取上限額が提示された事例もある。
またヘアムースの場合は、2~3本セットの持込も非常に多い傾向があるため、プラス査定を狙って一気に処分してみても良いだろう。
ヘアジェル
阪本高生堂やナカノなどから発売されているハードタイプのヘアジェルは、4~5本セットの持ち込みで1,000円~1,700円ほどの査定となる。
これに対して1アイテムでトリートメントとスタイリングの両方ができるジョンマスターオーガニック シャインオンなどの場合は、さまざまなコスメ大賞の受賞実績や話題性によって1,800円~2,100円前後の高額査定が期待できるようだ。
ヘアスプレー
古い時代からヘアスタイリングに使われていたスプレーの中にも、いくつかの買取実績がある。
人気化粧品ブランドコスメデコルテのヘアスプレーは、1本300円~500円前後の査定しかつかない。
40代男性向けのルシードについては、5本で1,400円~1,900円の買取上限額となるため、このカテゴリにおけるブランドは買取額にあまり大きな影響をもたらさないと捉えて良いかもしれない。
ヘアアワックス
今の時代のヘアアレンジに欠かせないアイテムとも言えるヘアワックスには、とても多くの買取査定実績が存在する。
オーガニックヘアワックスの元祖とも言えるproductの中には、人気の高いダマスクローズに1つ1,000円もの査定が付いたこともある。
またシャンプー市場で話題のスカルプDでもストロングホールドと呼ばれるヘアワックスを作っており、その買取額も500円~1,000円ほどが期待できるようだ。
育毛ローション
最後に、ヘアスタイリング剤と同じ売場で販売されることの多い育毛ローションについても、いくつかの買取相場を紹介しておこう。
資生堂から発売されているフェンテフォルテ トーニングセラムは500円~700円、ベネフィークのセラムノワール EXは1,500円~2,500円の買取上限額が公開されている。
国産ブランドの育毛ローションは美しい髪を作る上でもさまざまなメディアで紹介されているため、使うメリットだけでなく売却するメリットも兼ね備えたカテゴリと捉えて良いだろう。
まとめ
高価買取の狙いにくいスタイリング剤やヘアワックスも、この製品ならではとも言える売却のコツを掴むことで現金化は可能なようだ。
ヘアケア製品の買取価格の調査や売却先の選定に悩んだ時には、多くのショップがランキング形式で紹介されている当サイト・ヒカカク!も活用してみて欲しい。