ティアラのロイヤルスターという車がある。シボレーのアストロという車をベースにつくられたコンバージョンだ。
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シボレー・アストロ（Chevrolet Astro）とは
アメリカの大手自動車メーカーであるゼネラル・モーターズ（GM）がシボレーブランドで生産していた8人乗りのミニバンである。中がとても広々としている快適な車で、日本の有名芸能人なども載っていたと言われている。ファミリー使用だけでなく、日本のハイエースのように商用にもよく使われる車である。
コンバージョンが人気
アストロは、後部や内装を大きく改造したコンバージョンとしても人気がある。シボレーが正式に認めている改造業者（コーチビルダー）は、ティアラの他に、スタークラフト、アメリカンロード、エキスプローラーの合計4社であり、そのうち日本に正式輸入されたのは、スタークラフトとティアラの2社だけである。
ティアラ・ロイヤルスターとは
アストロの後部を改造して架装されたコンバージョンである。三井物産オートモーティブによって正式に日本に輸入されているものは、ハイルーフ車とロールーフ車の2種類があり、それぞれ2WD（FR）と4WDがある。エンジンはアストロと同じ4.3リッター V型6気筒エンジンで190馬力。トランスミッションはコラム式4速AT、左ハンドルモデルである。
大きな車だが小回りがきき、走りは非常に安定している。4WDモデルには「オールホイールドライブシステム」が搭載されており、後輪がスリップした場合に自動的に4WDに切り替わるようになっている。また、内装はシャンデリアや革張りシートなどが装備され、高級感があり評価が高い。しかしながら燃費の点では弱く、1リッターあたり2キロメートル弱と言われている。
ティアラ・ロイヤルスターの買取価格
新車で購入すると高額な車だが、中古車の買取価格は30万円前後が中心になると予想される。同じシボレー・アストロベースのコンバージョン「スタークラフト」と比較すると、ティアラ・ロイヤルスターの買取価格は少し低くなるだろう。
コンバージョン買取店の探し方
特殊車両であるコンバージョンは、乗用車の買取事情とは少し異なっている。買取店の中には、キャンピングカーやコンバージョンを中心に取引している業者がある。そのような店が近隣にあれば、まずはそこに査定に出してみるのも良いだろう。
一括査定で探すという方法も
インターネット上には中古車の一括査定サイトがたくさん存在している。一括査定を利用すれば、車の詳細を入力するだけで複数の取扱店が表示されるので、手軽で非常に便利な方法だ。
近隣業者はもちろん、出張査定に来てもらえる場合は遠方業者も紹介されるため、幅広くいろいろな業者に査定をしてもらうことが可能なのである。 自分でいろいろな業者を探すよりも簡単だ。最終的にどこに売却するかは、それぞれの店から査定額を提示されてからそれを比較して決めれば良いのである。
良心的な買取業者を選ぼう
中古車を買い取っている自動車店は多くあるが、それぞれ買取価格やサービス内容が違っている。良い条件で車を売却するには、その業者のサービス内容をきちんと調べる必要がある。中には良心的とはいえない店もあり、注意が必要なのだ。
査定額を細かい明細まで提示してもらえば、その価格になる根拠などもわかって決めやすい。査定時には、買取価格に含まれるもの、含まれないものをしっかり確認すべきであるが、それをこちらから依頼しなくても提示してもらえる店あれば、より安心して買取に出せるだろう。また、業者によっては契約後に再査定をして減額されるケースがあるので、そのようなことのないよう事前にしっかり確認しておこう。
査定ポイント
中古車査定時の主なチェック項目を挙げておこう。
年式やグレードによる違い
車の買取価格は、新しく、グレードの高いものほど高額になる傾向がある。古くなればなるほど査定額が下がるので、売ることを決めているのであればできるだけ早く売却してしまった方が良いだろう。
エンジンが良い状態であること
コンバージョンは、長時間・長距離乗走ることもある車である。エンジンに不安のある車はなかなか売れないため、査定額も低くなってしまう。エンジンの調子は自分でもこまめにチェックし、良い状態をキープしておくのが高額買取ポイントである。
内装が清潔であること
一般の乗用車と比べて豪華なティアラ・アストラは、その内装の豪華さも売りの1つである。シートや壁、取り付けられた装備が綺麗であるかどうかは重要なポイントだ。旅行などで遠方まで乗って行き、シートを倒してベッドにして使っている車もある。そのようなユーザーの場合、内装が綺麗に保たれているかどうかも重要になってくる。シートや壁などのシミや汚れは、全体事前にできるだけ落としておいた方が良い評価をしてもらえるだろう。
