付け下げは、女性が着る着物の一種である。女性の正装の着物である訪問着から製法を簡略化したものであり、準正装という位置づけとなっている。そのため、訪問着より格は下となっているが、訪問着と同じく既婚、未婚問わず着ることが出来るほか、結婚式や様々なイベントに着ていくことが出来る、言わば、訪問着をよりカジュアル向けにした着物といえる。
付け下げの歴史は意外に浅く、太平洋戦争のころ、着用が禁止された訪問着の代わりとして考案されたのが始めとされている。そのため、当初は、華やかさは訪問着に劣っていたが、近年は、華やかな付け下げも製作されるようになっている。
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着なくなった付け下げはどうするか
訪問着の簡略版で準正装という位置づけの付け下げは、前述のように結婚式というフォーマルな場から、茶席、パーティ、子供の入学式や卒業式など、様々な場で着る事ができる使い勝手のいい着物といえる。特に茶席では、訪問着より控えめな付け下げは、訪問着より向いていると言われている。そのため、付け下げを所有している人も多いかもしれない。
しかし、結婚式などのイベントはそう頻繁にあるわけではなく、しかも、年月とともに少なくなっていく場合もある。また、お茶などのお稽古事も、やめてしまえばその後着る機会は激減するだろう。つまり、付け下げを着なくなる日も来るかもしれないのである。
その場合、着なくなった付け下げはどうするか、という問題が出てくる。高価な付け下げの場合や、もしかすると着る機会もあるかもしれないなどの場合により、付け下げを保管しておくことがまず考えられるが、付け下げを保管し続けるのは手間がかかることである。
高級な付け下げは、正絹で作られていることが多いが、正絹は、湿気と虫食いに弱いため、湿気と虫食い対策のために、例えば、湿気に強い桐製の箪笥に保管するとか、保管する場合に、防湿剤と防虫剤を入れるとか、湿気を取るために年に数回虫干しをする必要があるなど、様々な道具や手間が必要となってくる。
今後も使用していくのであれば、これらの負担も問題ないであろうが、今後着る機会がないような場合は、これだけの手間をかけるのはちょっと難しいかもしれない。
そのため、着なくなった付け下げは、保管するのではなく、処分するという方向に進んでいくことも十分考えられる。しかし、処分するにしても、せっかくの付け下げであるので、廃棄するにではなく、買取業者などに売却することをお勧めしたい。
付け下げは売却できるのか
買取業者に売却するにしても、買取業者は、付け下げの買取を行うのか、という疑問が出てくるが、付け下げの買取をする買取業者は多く存在し、中古市場や付け下げの買取相場というものもある。
気になる買取相場は、中古で状態が良い訪問着で、1万円前後、未使用で状態が良い訪問着で2万円程度となっており、訪問着より若干低めの買取相場となっているようだ。また、人間国宝のような有名作家や有名産地の付け下げは、状態にもよるが、これらの買取価格より高額で買取されることもあるようだ。
付け下げを売却する前に、所有している付け下げがどういうものか、確認しておくのもいいだろう。
付け下げを売却する場合に注意すること
前述のように付け下げは、売却することができ、その相場というものものあるが、買取価格は、様々な要素により決まるため、状態などにより、相場より高く買取されたり、その逆に安く買取されたりすることもある。買取価格に関わる付け下げを売却する場合に注意することを記載していく。
できるだけ早く売却する
付け下げに限らず着物は、新しいほど買取価格は高く、使用する期間が長いほど買取価格は安くなっていく。着物は、使用する期間が長いほど劣化具合も大きくなり、着物としての価値が低下するためである。前述の買取相場において、中古の付け下げより未使用の付け下げが高く買取されるのは、そのような理由があるためである。また、買取できるのは、一般的に購入してから10年とされており、10年を超えると、売却するのは困難となる可能性が高い。
そのため、付け下げの売却を検討している場合は、早めに売却したほうがいいだろう。
付け下げの状態は買取価格に影響する
付け下げの状態が買取価格に影響することが多く、状態が良ければ買取価格は高くなり、状態が悪ければ、買取価格は低くなる傾向にある。高額での売却が期待できる有名作家や有名産地の付け下げであっても、状態が悪ければ、買取価格は低くなる可能性が高い。それほど、付け下げの状態は買取価格に影響するのである。
付け下げの状態を悪くして、付け下げとしての価値を下げないためにも、普段から清掃や保管方法などに注意して、状態を悪化させないようにしたほうがいいだろう。
証紙は付け下げと一緒に売却する
有名作家や有名産地の付け下げの場合、作家名や産地などが記載された証紙というものが付いてくる場合がある。この証紙は、付け下げにとって重要なものであり、証紙がある場合とない場合では買取価格に差が出てくる場合がある。そのため、付け下げの売却の際には、証紙を付け下げと一緒に出した方がいいだろう。
サイズが大きい付け下げは買取価格は高い
付け下げなど着物は、サイズにより買取価格に差が出る場合があり、サイズが大きいほうが買取価格は高い傾向にある。それは、着物特有の事情があり、サイズが大きい着物は、仕立て直すことにより、様々なサイズの付け下げにすることができるため、サイズが大きい着物のほうが、中古として需要が大きいのである。
買取業者の選択について
付け下げを売却する場合には、買取業者の中から1社選択する必要があるが、多くの買取業者の中から1社選択するのは、なかなか難しいかもしれない。ただ、買取業者を選択する場合にもポイントがあり、そのポイントを元に選択すれば良い買取業者に巡り合える可能性は高まるといえる。
まず、付け下げの買取実績が豊富なこと。買取実績が豊富であるということは、それだけユーザーから支持されていることであり、高額な価格での買取も期待できる。また、買取実績が豊富であれば、中古市場における付け下げの相場も把握しており、提示される見積は、より正確である可能性がある。さらに、付け下げの買取実績が豊富な買取業者は、付け下げに対する知識も豊富である場合が多く、見た目価値がなさそうな付け下げでも、その価値を見抜き、高額で買取することもある。
次に、サービスが充実していること。買取にかかる諸費用が高かったり、手続きが煩雑であったり、トラブルがあったりすると、たとえ付け下げを高額で売却できたとしても、あまり気持ちがいいものではない。サービスが充実していて、ユーザーの満足度が高い買取業者のほうが、気持ちよく売却できるといえる。
上記を満たしている買取業者の中でお勧めしたいのが、「買取プレミアム」である。
買取プレミアムでは、付け下げなど着物の買取実績が豊富で、これまで多くの着物の買取を実施してきた。中には、無銘だが価値の高い着物を高額で買取したこともあり、買取実績が豊富な買取プレミアムならではといえる。
また、サービスも充実しており、買取に関わる費用が無料であったり、女性向けユーザーのための特別プランがあったり、など、様々なサービスがあり、お客様満足度が90%を超えるなど多くのユーザーから支持されている。
付け下げの売却を検討している場合は、買取プレミアムに相談してみるのもいいだろう。
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