頸部の直径が腹径の3分の2以下という定義のある「壺」は、皿や花瓶といった一般の陶磁器と比べて遥かに高価買取が期待できる骨董品である。人間国宝や一流作家によって作られた壺の中には、芸術性の高さによって古美術品的な付加価値が付くものもあるため、飾る・鑑賞するといった形で多くの人とその壺の素晴らしさを共有することもできるだろう。
今回はそんな、日本の壺に高額査定が生まれやすい理由をみなさんと一緒に考えていきたい。
CONTENTS
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壺が高く買い取りして貰える理由
岩田美術などの骨董品買取店における壺の買取実績に多くの高額査定が見受けられる背景には、これから紹介する6つの要因が影響している。
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買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
骨董品投資の活況
一般の陶磁器と比べて「1つあたりの買取額」が高くなりやすい壺は、美術品投資のしやすさといった意味でも、世界中の富裕層が着目する人気の商材である。骨董品的価値の高い古伊万里の中には、数百万円~数千万円で売買される壺も多く見受けられるため、「1回の買い物で多くのお金を動かせる」といった意味でも、骨董品投資目的のファンにメリットが多い商材と考えて良いだろう。
中国人の爆買い
日本の骨董品店で爆買いをする中国人観光客達の勢いは、国内における壺の査定額に好循環をもたらしている。また中国人は日本の鑑定士の腕にもかなりの信頼を置いているため、質の良い「きちんと投資ができる壺が多い国」としても彼らが爆買いをするメリットは非常に高いのである。このような動向から考察すると、2020年の東京オリンピックに向けて、今後も外国人観光客の急増が期待できる日本では、壺を含めた骨董品や古美術品需要が高まる余地がまだまだ残っていると言えそうだ。
会社のために壺を買う経営者の存在
平成27年の法改正により、会社のエントランスやロビーの展示用や装飾用として、多くの企業経営者が大きな壺を買い求めるようになった。この減価償却資産に関する制度改正は、国内における壺や美術品、骨董品の需要を一気に高める結果をもたらしているため、それなりの価値のある壺であれば、従来以上の高価買取が期待可能な時代と捉えて良いだろう。
不動産やマイカーの代わりに壺を買う
固定資産税や自動車税のかかる家、土地、マイカーの代わりに、鑑賞や投資といったメリットの高い壺を購入する人たちの動向も、この商材の相場に好循環をもたらしている。特に1つ50万円以上の壺は、管理や投資のしやすさといったメリットが大きいため、骨董品投資初心者の富裕層が多く購入する傾向があるのだ。また前述のように会社のロビーやエントランスに飾ることで、自社のステータス性を高めるなどの利点も得られるため、節税目的で購入した壺は生活や事業にさまざまな好循環をもたらしてくれると言えるだろう。
限られた現存数
職人によってひとつひとつが手作りされている壺は、量産しやすい小さな食器や花瓶などと比べて遥かに高い希少性がある。また陶磁器製品には割れやすいという難点もあるため、大地震などの災害によって現存数が一気に減少するケースも多く見受けられるのだ。このような特性を持つ壺の売却を考えているなら、大事な商材を壊さない保管方法も高価買取に欠かせない取り組みであると言えるだろう。
宅配買取や出張買取の急増
素人では移送が難しい壺を宅配買取や出張買取をしてくれる業者には、「他社よりも少しでも多くの壺を買い取りたい」という強い想いがある。またこのような業者の中には、遺品整理を通して高額な壺を探しているところもあるため、買取サービスの充実により売る側と買う側に好循環が生まれていると考えて良いだろう。自宅に眠っている壺の扱いに悩んでいるなら、出張査定を行なっている業者に相談をすることから行動を起こしてみて欲しい。
人気の壺ラインナップと参考買取相場まとめ
高い参考買取相場を維持する壺には、下記のような特徴がある。
一流作家の壺
人間国宝の徳田八十吉、井上萬二、浅見隆三、金城次郎といった著名作家によって作られた壺は、職人技とも言える素晴らしい絵柄とこだわりの材質、希少性によって高価買取が狙いやすい。井上萬二の白磁の丸壺については、10~30万円で買取られた実績が多く見受けられるため、骨董品投資をする人々にとっても有難い価格帯であると言えるだろう。近頃では一流作家の作品を真似たコピー品も急増しているため、早めに査定士による鑑定で「本物の壺であること」を確定しておいて欲しい。
中国骨董
中国の石壺や朝鮮古陶磁などは、中国人観光客の爆買いによって日本国内の現存数が激減しているカテゴリである。骨董品ブームが到来している中国では、その大半がコピー品という残念な実情があるため、投資にも繋がる「本物の壺」を求めて多くの外国人観光客が日本を訪れるようになったのである。そんな国内の鑑定士によってチェックされたアジアの骨董品の中には、朝鮮古美術の李朝染付龍文壺で10万円という高価買取実績も存在する。
有名産地の壺
日本六古窯である備前窯、越前窯、信楽窯、常滑窯、丹波窯、瀬戸窯といった有名産地の壺は、明確な作家名がわからなくても高価買取に繋がりやすい存在である。特に人気番組「開運!なんでも鑑定団」に登場することも多い古伊万里や古備前は、番組内の鑑定でも30万円~70万円もの査定が出ているため、作家や歴史などの専門知識がない人でも高価買取に繋げやすい壺と位置づけて良いだろう。壺の高価買取には希少性も大きく影響するため、産地だけに左右されることなく現存数などにも興味を持つ姿勢が、上手な投資に繋がると考えられている。
茶壺・骨壷
茶壺、骨壷、油壺、墨壺、酒壺、水壺といった実用性の高い壺も、高価買取対象となる。特に故人のお骨を入れる骨壷や、茶会で欠かせない茶壺には、寺田康雄や中田一於という一流作家によって作られた物が多い傾向があるようだ。また壺と近い形をしている花瓶も高額査定に繋がりやすいため、品目にこだわらず査定依頼をする姿勢も大事なことだと言えるだろう。
作者不明の壺
遺品整理や蔵や倉庫の断捨離の際に出てきた「産地や作者のわからない壺」の中にも、意外と高価買取が狙える物は多く存在する。特に築数百年にもなる蔵の中にある骨董品は、現代人にはわからない宝の山と考えられているため、「捨てる前に査定に出す」という姿勢を持つことで想定外の現金化が生まれると考えて良いだろう。持ち運びが面倒と感じられるほどたくさんの壺がある場合は、大事な商材にダメージを与えないためにも、出張査定サービスの利用がおすすめだ。
金・銀の壺
金、銀、銅などの素材で作られた壺は、「金属としての価値」により高価買取が期待できる。金や銀の相場が上がれば壺の買取相場も高まりやすくなるため、一般的な壺と比べて売り時も重視される、上級者向けの商材と考えて良いだろう。金や銀の相場が高騰したタイミングを待っている場合は、早めに査定だけでも受けて壺の特徴や価値を把握しておくことをおすすめする。
壺をより高く売るためには
ここまで、人気の壺や買取相場について紹介してきた。ここからは、壺を売る際により高く売るためのコツをまとめていくのでぜひ参考にして欲しい。
不要と感じたら早めに売るようにする
壺は、状態によって買取価格に大きな差が生まれる。そのため、不要と感じたらなるべく早めに売ることが高価買取に繋がるポイントなのである。壺は、何かの衝撃で割れてしまったり、保管状況が悪く劣化してしまうケースもある。「いつか使うかもしれない」と長い期間保管しておくのではなく、とりあえず買取業者に持ち込んでみると良いかもしれない。
付属品も必ず一緒に持ちこむようにする
中古品すべてに当てはまることだが、購入時の箱や袋、説明書などの付属品は買取の際に一緒に持ちこむようにしよう。付属品があるかないかでは、買取価格に数万円の差が生まれることもある。鑑定書がついている場合もあるので、買取の前にはそのような付属品がなかったかどうかチェックするようにしよう。
ホコリなどは落としてから買取に出そう
倉庫などで壺を保管していると、ホコリなどがついてしまうことが多いだろう。買取の前には、ホコリなどは出来る限り落としておいたほうが高価買取に繋がりやすいと言えるだろう。ただし、既についてしまっている汚れを無理やり落とそうとすると、壺の価値が下がってしまうこともあるので注意も必要である。無理やり磨くのではなく、乾いた布でホコリを取り除く程度のケアで問題ないだろう。
複数の買取業者に査定を依頼する
自分が納得のいく価格で買い取ってもらうためにも、1社だけではなく複数の買取業者に査定を依頼したほうが良い。複数の業者に依頼することで、自分では分からなかった壺の価値に気付くこともあるし、適正価格で買い取ってもらいやすくなるのだ。まとめて数社に査定が出せるサービスもあるので、上手く活用してみて欲しい。
まとめ売りも検討してみよう
倉庫を見て、他にも売りたい壺や骨董品がある場合は、まとめ売りも検討してみると良いだろう。まとめ売りをすることで、買取価格がやや高くなることがあるのだ。買取業者からすると、一気に買取ができるため鑑定士などの手間も省け、その分査定額に還元できる。
壺の知識がある買取業者で売るようにしよう
現代では、フリマアプリやネットオークション、リサイクルショップなど、壺の売り先は様々であると言える。しかし、壺の価値を見極められる鑑定士が在籍している買取業者のほうが、正しい価格で鑑定してもらえる可能性が高くなるだろう。壺の買取実績のある買取業者を探して、査定をお願いしてみると良いだろう。
目利きのプロが在籍する買取業者ランキング
最後に壺を売却する際のおすすめの買取業者を紹介しよう。目利きのプロが在籍する買取業者をピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてほしい。
1位:岩田美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
岩田美術では、不要になった骨董品や陶磁器、美術品などを高価買取している。売れないと思っている壺でも高値が付くことがあるようだ。さらに便利な出張査定は無料で対応可能なので気軽に相談してみよう。他の骨董品屋、美術商に比べて壺の買取価格は圧倒的に高い。
2位:総合美術買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京都品川区にある総合美術買取センターは、当サイトではベスト3に入る人気店で、おすすめの鑑定業者である。ジャンルごとに経験豊富な鑑定士が在籍しているのが強みだ。また、電話やメール、訪問だけではなく、LINEでの査定も実施している。クーリングオフ制度もあるため、万が一契約内容に納得できない場合は8日以内であれば無条件でキャンセルも受けてくれるのだ。壺を高い金額で売りたいならば、総合美術買取センターに無料見積もりを依頼してみてはいかがだろうか。
3位:本郷美術骨董館
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
丸の内線本郷三丁目駅、東大本郷キャンパス近くにある骨董品買取業者。壺の買取・査定についても力を入れて行っている。電話やメールでの査定はもちろん、店頭、出張、宅配に対応しているので、自分に合った買取方法を選ぶことができる。なんでも鑑定団などを監修しており、知名度が高いのが特徴である。
4位:日晃堂
骨董品と古美術の買取を専門で行ってるのが、日晃堂である。出張買取、宅配買取、店頭買取の3つの買取方法を採用していて、店舗は東京都上野に構えている。日晃堂はスタッフの質にこだわっており、鑑定士はもちろんのこと、オペレーターの教育にも熱心である。壺の買取について分からないことがあれば、まずは気軽に相談してみてはいかがだろうか。
5位:かぐら堂
陶器や壺の買取を中心に行っているのが、かぐら堂である。鑑定歴10~20年の鑑定士が多数在籍しており、年間買取は300件以上、成約率も80%以上と実績と信頼のある買取業者である。出張買取や宅配買取もお客様負担額はゼロなのが嬉しい点だ。
まずは無料で鑑定して貰おう
開運!なんでも鑑定団でも衝撃の鑑定結果が多く見受けられる「壺」について、近年の相場が高まっている理由を紹介してきた。大事な壺を高価買取に繋げるためには、窯元や作家、現存数などの知識をメモしておく習慣もおすすめだ。また一流作家によって作られた壺であれば、金継ぎなどをされていても高価買取に繋がることも多いため、「割れているから」とか「欠けているから」と諦めずに買取業者に積極的に相談する姿勢を持つようにして欲しい。
上記でも紹介した岩田美術のツボ買取相場は国内でも随一と評判。安心して見積もりを取ってもらうところから始めてみよう。値段を知ってから売るかどうかはあなた次第だ。
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買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策