留袖は、既婚女性が着る着物とされ、最も格調高い礼服として用いられる。留袖は、江戸時代に女性が結婚したときにそれまで来ていた振袖の袖を短く切ったことが起源とされ、その後、既婚女性が着る着物として定着した。19世紀になり黒く染めた留袖に五つ紋を入れたものを結婚式などに使用する礼服として使用するようになり、これが発展して、留袖が最も格調高い礼服となるに至った。
留袖には、黒を基調にした五つ紋を入れた黒留袖と黒以外の色を基調として一つ紋か三つ紋(五つ紋の場合もある)を入れた色留袖があり、黒留袖は、既婚者が身内の結婚式などよりフォーマルな場に使用する礼服と用いられ、色留袖は、未婚者でも着る事ができるなど、礼服ではあるが、黒留袖ほど決まった形はない。
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着なくなった留袖をどうするか
既婚女性のもっともフォーマルな着物として長く着られてきた留袖だが、フォーマルな場でしか着られることがないため、着物を日常的に着る人でも頻繁に着る事はないだろう。まして、日常的に洋服を着ている人では、留袖を着る機会はほとんどなく、一度着たらその後着る機会もなく、長期間保管したままになる場合も多いかもしれない。
そうすると、着なくなった留袖をどうするか、という問題が出てくる。機会は少ないとはいえ、身内の結婚式などで着る機会が訪れる可能性はなくはないので、その日のために保管していくことも考えられるが、留袖の保管はかなり手間がかかる作業なのである。
最も格調高い礼服である留袖は、正絹で制作されていることが多いが、正絹は、湿気や虫食いに弱いので、湿気に強い桐製の箪笥などの保管場所、たとう紙で包んだり、防湿剤や防虫剤を入れたり、といった保管方法、さらに、湿気を取るために年に数回虫干しが必要など、様々な道具や手間がかかる。
それでも、年に数回着る機会があるなど、使用することがわかっている場合ならそのような負担も問題ないが、いつ着るかわからず、それどころか着る機会があるかどうかもわからないような場合は、様々な道具や手間をかけてまで保管しておく意義はないのかもしれない。
留袖は売却できる?
留袖を保管しておくのが難しいなら、処分してしまう、ということになるが、せっかく購入したすばらしい留袖を捨ててしまうのはもったいないことで、処分するにしても、捨てるのではなく、買取業者などに売却したほうがいいだろう。
そこで出てくるのが、留袖を売却できるのか、という疑問であるが、黒留袖、色留袖問わず、留袖の買取をする買取業者は多く存在する。着物は様々な種類があるが、その中でも最も格調高い礼服である留袖は、元の価格が高いことあるが、比較的高額で買取される着物の1つとなっている。状態がよい中古品で、1万円前後、未使用で状態のいい留袖であれば数万円で買取されることもある。また、人間国宝といった有名作家や有名産地で制作された留袖でれば、さらに高額で買取される可能性もある。
もし、着なくなった留袖があるのであれば、売却を検討してみるのもいいだろう。
留袖を売却する際に注意すること
前述のように比較的高額で売却できる留袖であるが、売却価格は、様々な要因により決まるものであり、場合によっては、高級な留袖でも、思ったような価格で売却できない場合もある。留袖を売却する際に注意することを記載していく。
できるだけ早く売却する
留袖に限らず着物は、新しいほど売却価格は高く、時間が経過するにつれ売却価格は安くなっていく。着物は、時間が経過すると劣化し、着物としての価値が低くなるためである。前述のように、おなじ留袖でも一回以上着た中古の留袖の売却価格より未使用の留袖の売却価格が高いのは、そのためである。
もし、留袖の売却を検討している場合は、できるだけ早く売却に動いた方がいいだろう。
良好な状態にしておく
留袖の状態は、売却価格に影響する可能性が高い。高額での売却が期待できる有名作家が手掛けた留袖や有名産地で制作された留袖であっても、状態が悪ければ、売却価格は下がる場合がある。状態の悪化は、保管する環境が悪いことに起因することが多いので、保管する環境をしっかり整えて、状態が悪化しないようにしたほうがいいだろう。
また、保管する状態が良くても、時間経過による留袖自体の劣化は避けられないので、良好な状態のうちに早めに売却した方がいいだろう。
証紙は売却時に一緒に出す
有名作家や有名産地で制作された留袖の場合、作家名や産地などが記載された証紙が留袖と一緒に付いてくる場合がある。留袖を売却する場合、この証紙の存在が重要で、証紙がある場合とない場合では、売却価格がかわってくることがある。もちろん、ある場合のほうが売却価格は高くなる。そのため、証紙がある場合は、留袖の売却時に留袖と一緒に出した方がいいだろう。
サイズが大きい方が売却価格は高くなる
同じような留袖でも、サイズが大きい方が買取価格は高くなる傾向にある。サイズが小さい留袖は、その小さなサイズに合う人しか着ることはできないが、サイズが大きい留袖は、そのサイズに合う人はもちろんのこと、仕立て直すことで様々なサイズに合う人が着られる留袖にすることが可能で、ニーズとしては、大きいサイズの留袖のほうが大きいのである。
留袖のサイズの大小は変えることはできないが、知識として覚えておいた方がいいだろう。
買取業者について
前述のように留袖の買取をする買取業者の数は多い。業種も、着物の買取を専門にする買取業者や高級品全般の買取をする買取業者、なんでも買取をするリサイクルショップ、留袖を質草として引き取る質屋など様々である。
そのため、どこの買取業者に売却すべきか迷うことがあるかもしれないが、買取業者の選択についてもポイントがある。
まず、留袖に対する知識と買取実績が豊富にあること。留袖に対する知識が豊富にあれば、留袖の本当の価値を把握できるので、あまり価値が高くなさそうな無銘の留袖でも思わぬ高額で買取されることもある。また、買取実績が豊富であれば、その留袖が、中古市場でどのような価格で取引されているのか把握できるので、中古市場の価格を反映したより正確な見積をすることができる。
次に、サービスが充実していること。たとえば、売却にかかる費用、出張買取にかかる出張料や留袖を送付する場合の送料、査定をする場合の査定料などは、安い方が当然いいし、ややこしい手続きがないなど、ユーザーフレンドリーな対応のほうが、気持ちよく売却できる。買取に関わるサービスの充実度も買取業者を選択するうえで重要なポイントといえる。
このようなポイントを満たしている買取業者の中から1つ選ぶとしたら、「買取プレミアム」が挙げられる。
買取プレミアムは、留袖をはじめとして多くの着物の買取実績があり、その実績をホームページに公開するなど、買取実績の多さが確認できる。また、買取プレミアムは、出張料や送料といった買取にかかる費用をすべて無料と宣言している。また、買取が成立した場合は、その場で現金で支払うなど様々なサービスが充実しており、顧客から90%を超える満足度を得るに至っている。
もし、留袖の売却を検討している場合は、一度、買取プレミアムに相談してみるのもいいだろう。
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