「押し入れで眠っている」「遺品として譲り受けた」などで不用品の買取を考えたとき、捨てるのではなく買取に出して現金化したいという人は多いだろう。だが、どこで売ればいいのか、どうやって売ると得なのか、よくわからないという人もきっと多いはず。何の下調べもせず、買取依頼に申し込んで売ってしまうと大きく損をしてしまうリスクは高いだろう。買取を考えたときは下調べをして、ある程度ポイントを押さえておくべきだろう。
そこで、買取における基本的な知識やポイントを紹介。今回、取り上げるのは「蒔絵」の買取について。蒔絵を高く売るために必要なこととは、一体どんなことなのだろうか。蒔絵を売りたいと考えるのなら必読の内容だ。
Metropolitan 57.52.1 / toranosuke
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蒔絵は高値で売れるものが多い
まず、蒔絵を買取依頼へ申し込む前に、「できるだけ高く売りたい」と考えているのであれば、買取市場における蒔絵の価値を知っておくべきだろう。
蒔絵とは、漆工芸における技術の一つである。漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、漆が乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」技工なのだ。また、ひとえに蒔絵と言っても、印籠、茶碗、重箱の陶器など種類は沢山ある。そういった蒔絵には、鑑賞用の芸術とは違う、独特の美しさがあり、芸術的な骨董品として需要度も高く、高価買取が行われることが多いのである。
つまり、蒔絵は骨董品としての価値が高いため、高級な骨董品だということ。そして、アート作品として作られている蒔絵もあり、蒔絵を作っている作家も多く存在している。
蒔絵を売る方法
蒔絵を売るといっても、いろいろな方法がある。それぞれの方法にメリットやデメリットがあるため、蒔絵をする手段を選ぶときは特徴を理解しておくことが重要だ。そうしないと、後々「蒔絵の価値が下がってしまった」「蒔絵を売るにあたってトラブルが起こってしまった」というように、後悔することになってしまうかもしれない。
そこで、蒔絵を売る手段である「フリマアプリ」「ネットオークション」「専門の買取業者」のメリットとデメリットについて挙げていく。
フリマアプリのメリットとデメリット
近年利用者が急増しているフリマアプリを知っている、もしくは使ったことがあるという方も多いだろう。積極的にテレビCMを放映しているフリマアプリもあり、知名度は年々上がってきている。日本最大のフリマアプリ「メルカリ」では、2013年7月にサービスの提供を開始したのにも関わらず、日本国内のダウンロード数が6,000万を超えている。アメリカではダウンロード数が3,000万を突破した(2017年12月時点)。この驚異の伸び率を見ると、フリマアプリのニーズの高さが伺えるだろう。
そんなフリマアプリのメリットといえるのが、場所や時間を問わずに商品出品ができる点だ。端末とインターネット回線さえあれば、どこにいても何時でもフリマアプリ上に商品を掲載できるのだ。フリマアプリの出品フォームは簡素化されていることが多いため、商品の出品が5分ほどで完了する場合も多い。忙しくて時間がない方や自宅から出られない方などからも人気を集めている。
一方、フリマアプリのデメリットとして挙げられるのが、蒔絵を購入したいと思っている人がいないかもしれない点だ。蒔絵のような骨董品を購入したい場合は「実際に現物を確認したい」という理由から、フリマアプリよりも専門の販売店を利用するだろう。フリマアプリの手軽さはメリットだが、商品が売れなければ出品にかけた時間が無駄になってしまうのだ。
ネットオークションのメリットとデメリット
ネットオークションとは、インターネット上で一般人が物を売買できる、オークション形式のサービスである。出品者が最低ラインの価格を設定し、商品を購入したいと思っている人が値段を吊り上げていく。そのため、ニーズがある商品は高値になりやすいのが特徴だ。
そんなネットオークションのメリットは、フリマアプリと同じく、いつでもどこでも商品を出品できる点にある。自分の都合のいいタイミングに合わせて蒔絵を出品できるので、予定が組みやすいのだ。
一方、ネットオークションのデメリットとして挙げられるのは、フリマアプリと違い、商品を出品するのに手間がかかる点だ。出品が完了するまでに、ネットオークションサイトへの登録や商品の写真撮影、商品説明文の入力など、さまざまな作業をこなさなければならない。ネットオークションのヘビーユーザーも煩雑に感じることがあるため、初心者が出品するとなると多くの時間を費やす必要があるだろう。
専門の買取業者のメリットとデメリット
専門の買取業者には、多くの骨董品が持ち込まれる。日々持ち込まれた骨董品の鑑定をしており、「専門」の買取業者だからこそ、蒔絵に詳しいプロが在籍しているのが特徴。
そんな専門の買取業者のメリットとして挙げられるのが、プロに査定してもらえる点だ。素人には蒔絵の価値を見極めるのは難しく、価値を理解してもらえない場合が多い。しかし、プロに査定してもらうと、本当の価値を理解してもらえるので、持ち込んだ価値に見合った査定額を提示してもらえるのだ。
一方、専門の買取業者のデメリットは、店舗数が少ない点にある。骨董品などを「専門」に取り扱っているので、全国にそう多くの店舗を構えていないのだ。店舗が近くにある場合はいいが、遠方にしかない場合は、蒔絵を持って長い時間移動しなければならない。しかし、メール査定やLINE査定など、店舗まで出向くことなく査定してくれる買取業者もいるため、そういった業者の利用を検討してみてはいかがだろうか。
骨董品・古美術品の専門業者で買取を
いざ、蒔絵を買取依頼に出そうと思ったとき、どこで買取の査定をお願いするべきなのか、わからない人もいるだろう。蒔絵のような骨董品を買取へ出す場合には、骨董品、芸術品、美術品を専門で買い取っている買取業者の買取依頼に申し込んだほうがいいだろう。
ネットオークションやフリマアプリなどで出品した場合、蒔絵の本当の価値がわからず、損をするリスクも高くなるため、ネットでの出品は避けたほうがいい。というのも、蒔絵のような骨董品の価値はプロの目利きでさえも難しい骨董品なのだ。それだけ、骨董品、芸術作品の価値を量るには、膨大な知識・情報などが必要であり経験もいるため、蒔絵の本当の価値は、素人にわかりづらいものなのである。
「状態」が重要視される
買取では現物の「状態」がシビアに査定されるため、良い状態で買取へ出すほうがプラス評価となりやすく、蒔絵の「状態」は、買取金額に大きく影響するポイントだ。例えば、蒔絵の査定で、汚れ、ホコリ、欠け、割れなどがある。そのような状態が少しでも見つかれば、確実にマイナス評価となり、買取金額も減額となるだろう。
保管の状態は日頃から気を配り、買取依頼へ申し込む前には、キレイな状態で出せるよう、細かいところまで掃除をしたほうが買取査定で良い評価を得られるだろう。とにかく「状態」は、買取市場において最も大事なポイントだ。出来るだけ良い状態で買取査定へ出すといいだろう。
付属品は忘れずに付ける
基本的に買取市場では、付属品が揃っていると買取金額は上乗せになることが多い。逆に付属品が揃っていない場合、マイナス評価となり、買取金額は減額となる可能性が高いだろう。例えば、蒔絵の付属品というと、箱や説明文などの書物がある。そういった付属品も、買取依頼へ出す際には忘れずに持参すべきだ。
買取査定は複数の業者で
出来るだけ高く売りたいと考えるのであれば、複数の買取ショップや専門業者へ買取依頼を申し込むべき。蒔絵の目利きは非常に難しいもので、買取金額も業者によって大きく違ってくる。業者によっては、蒔絵の需要度が高く、強化買取している場合もあるだろう。そういったところでは、市場の相場よりも、少し高い買取金額で買い取ってもらうことができる。
ショップや業者によって必要としているモノが違うため、買取金額が数万円変わる場合もあるようだ。出来るだけ多くの店舗やショップの買取査定で比較検討すべきなのだ。
買取金額相場は…
蒔絵の買取金額の相場に関しては、ピンからキリまである。つまり明確な相場はないと言っていいだろう。この買取金額に関しては、非公開にされていることが多いため、ここで紹介するものは、あくまで目安にしておくほうがいい。
いくつかのサイトや口コミなどでは、3,000円〜20万円までの買取実績があるようだ。ただ、希少で古い蒔絵となると、歴史的な価値が付き、さらに高い金額になる場合もあるだろう。
買取を行っているショップ・業者を紹介
ここで、蒔絵をおこなっている買取業者を紹介する。ぜひ参考にしておいて欲しい。どの業者も評判の高い買取業者なので押さえておこう。
岩田美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日晃堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
古美術 やかた
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
小川処堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんぼや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
春福堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
総合美術買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取されている蒔絵の一例
【種類】
棗、香合、炉縁、水指、茶箱、莨盆、硯箱、文箱、文机、飾箱、文房具、盆・膳、重箱、屠蘇器セット、高坏、雛道具、香箪笥、香棚、飾棚、香炉、万年筆
【作家】
高野松山、柴田是真、山本春正、原羊遊斎、神坂祐吉、植松包美、植松抱民、川之邊一朝、池田泰真、白山松哉、飯塚桃葉、沢田宗沢斎、松田権六、赤塚自得、大場松魚、寺井直次、田口善国、室瀬和美、中野孝一、音丸耕堂、前大峰、前史雄、三谷吾一、的場晃昌、磯井如真、磯井正美、太田儔、赤地友哉、増村益城、磯矢阿伎良、塩多慶四郎、大西勲、小森邦衞、増村紀一郎、北村昭斎、黒田辰秋、太田抱逸、岡本康伸、天野文堂、藤井観文、山崎覚太郎、竹園自耕、佐藤貞一、井波喜六斎、張間禧一、勝田静璋、天野策地、張間麻佐緒、堆朱楊成、一后一兆、辻石斎、箱瀬淳一、服部峻昇、金城一国斎
まとめ
ここまで、蒔絵の買取で押さえておきたいポイントについて紹介してきた。蒔絵のような骨董品の買取ではある程度ポイントを掴んでおくべきだ。なぜならば、高額買取となる可能性があるからだ。このような基本的な知識や注意点を押さえておかなければ、大きく損をしてしまうリスクも高くなるだろう。基本を押さえておくことは、損をするリスク回避にも繋がるだろう。
東京都品川区にある総合美術買取センターは当サイトではベスト3に入る人気の骨董品、美術品の買取業者である。絵画、美術品などの査定相場がピカイチのため、蒔絵を高い金額で売りたいならば総合美術買取センターの無料見積もりを依頼してみてはいかがだろうか。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
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