引越しや事務所の規模縮小などで大量の不用品が出てきた場合は、業者がその場で鑑定や査定をおこなってくれる「不用品買取サービス」の利用がおすすめだ。このサービスを上手に利用すると、時間、手間、労力を使わなくても簡単に不用品の処分や現金化ができる。
今回は、「不用品買取」と「不用品回収」の違いから、自宅に眠っている大量の不用品を賢く処分する方法を紹介する。
おすすめの買取サービスもあわせて紹介するので、これから不用品の処分を考えている人はぜひ参考にしてほしい。
CONTENTS
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不用品買取と不用品回収の違いとは?
まずは、「不用品買取」と「不用品回収」について、それぞれの特徴から利用のメリットを考えていきたい。
不用品買取サービスとは?
多くの口コミサイトでその利点が紹介される「不用品買取サービス」は、その名のとおり、自宅やオフィスに眠っている不用品を専門の鑑定士が査定をして、現金化に繋げるサービスの総称である。
近年の不用品買取業者では、ブランド品、洋服、骨董品、家電、家具、日用品といった多彩な品目を取り扱っているため、処分したい不用品の中に少しでも「リユースできそうなもの」や「価値あるもの」が存在する際には、特におすすめ度の高いサービスと考えて良いだろう。
不用品回収サービスとは?
これに対して「不用品回収」と呼ばれるサービスは、「利用者がお金を払って、不用品のすべてを引き取ってもらう」といった仕組みが基本となる。
リサイクルや処分をおこなう回収業者では、ブランド品や骨董品、古美術品のしっかりとした価値判断、真贋判定をすることはできないため、どんなに高いお金を払って購入した品物であっても、この業者に依頼すれば「ゴミとしての扱いになってしまうこと」を頭に入れておくべきだと言える。
また近頃では、家電リサイクル法を無視した処分や不法投棄などの社会問題も増えているため、不用品回収業者関連トラブルに巻き込まれないためにも、「使える家電は不用品買取サービスで処分をすること」を徹底しよう。
不用品買取サービスと不用品回収サービスは何が違う?
不用品買取と不用品回収における大きな違いは、利用者が「お金を支払うのか。査定額を受け取るのか。」というポイントである。トラック1台分といった莫大な不用品の処分を回収業者に依頼すると、想定外の料金を請求されることもあるため、品物の現金化ができる不用品買取業者を第一、不用品回収は第二選択肢として使い分けをするのが理想と言えるだろう。
近頃では、不用品買取と回収を同時におこなって費用相殺できる業者も増えているため、「リユースできそうな物」と「リユースが難しい物」が半々の場合は、両サービスが可能な会社に問い合わせをするのも良策だ。
不用品回収と買取の線引き
では、回収と買取の線引きはどこにあるのだろうか。まず、回収を選ぶ必要があるのは、以下の通りである。
- ・故障している
- ・汚れがひどい
- ・再利用できないと判断されたもの
回収と買取の線引きは「価値があるかどうか」である。故障や汚れがあるものは買取を断られてしまう可能性がある。
次に、買取ができる場合について見ていこう。買取ができるのは、以下のような場合である。
- ・古くても価値のあるもの
- ・再利用できるもの
- ・未使用品や未開封品
貴金属や着物・お酒など、古くても価値のあるものは買取が可能だ。
また、未使用品や再利用できるものも買取の対象となるため、ピックアップしておくと良いだろう。買取前に見積もりをおこなうこともできるので、まずは一度買取業者に相談してみることをおすすめする。
不用品買取サービスはどんな人に適しているのか?
自宅にある不用品を丸ごと買い取ってくれる不用品買取は、下記のような事情を抱えた皆さんにおすすめのサービスだ。この条件に該当する場合は、「不用品回収よりも買取の方が適している」と言えるため、業者選定に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてほしい。
分別するのが面倒
クローゼットに並んだ大量のブランド品や、蔵に詰まっている骨董品の整理や分別が難しい人には、不用品買取サービスが非常におすすめである。買取業者が自宅に来てくれるこのサービスを使えば、デリケートなガラス細工や古美術品に自ら触れることなく現金化に繋げられる。
また、価値判断や運搬は鑑定士が自らおこなってくれるため、宅配買取サービスにありがちな「送り忘れ」なども起こりにくいと言える。
地域のゴミステーションに出せない物がある
電子レンジや家具といった地域のゴミステーションに出せない品目がある場合も、不用品買取サービスの利用がおすすめである。不用品買取サービス業者の多くは週末も営業しているため、自分の都合に合わせて依頼することができるのだ。
不用品を運び出す体力がない
業者による不用品買取をしてもらうと、利用者が自ら品物を運び出す際に生じるぎっくり腰などのリスクが回避できる。またこれらの業者の利用者には、自分で家具や家電の移動ができない身体の不自由な人やお年寄り、女性なども非常に多い傾向があるため、断捨離のサポーター的な意味合いで利用をしてみても良い。
引越しや断捨離
不用品買取業者のサービスが充実した今の時代は、自宅や事務所の引越しや、ゴミ屋敷の整理を兼ねた査定依頼も急増している。特に法人・個人といったさまざまな顧客を持つ業者では、査定とともに品物の移動や整理をするスピードも非常に速いため、効率よく整頓や断捨離をする際にも、不用品買取を利用するメリットはとても大きいと言える。
遺品整理
決められた期限内でおこなう必要のある遺品整理も、不用品買取業者が得意なサービスの一つである。業者によって遺品の分別がおこなわれれば、故人宅の片付けや掃除も進みやすくなる。また物理的な作業を業者に任せている間に遺産分割協議などもおこなえるため、人手不足に悩む相続人にとって大変有難いサービスである。
若い世代には理解が難しい祖父母のコレクションの中には、意外な高額査定アイテムも多く見受けられるため、捨てる前に不用品買取業者に問い合わせをする習慣が現金を生むと考えて良い。
不用品回収の費用感はいくら?
料金を支払って不用品を回収してもらう「不用品回収」だが、費用感はどのくらいなのだろうか。ここでは東京都エリアから5社をピックアップし、回収費用を比較していく。
- ・粗大ゴミ回収本舗:14,800円〜
- ・GO!GO!クリーン:12,000円〜
- ・エコビット:12,000円〜
- ・粗大ゴミ回収サービス:14,800円〜
- ・KADOE:10,000円〜
各社それぞれのプランが用意されているが、一番リーズナブルなプランの場合10,000円〜15,000円が相場となっている。回収するものの内訳によっても料金が変わってくるため、あらかじめ見積もりを依頼すると安心だ。
また、回収業者によっては「軽トラにのせ放題」「2トントラックにのせ放題」というプランもあるため、そちらを利用した方がお得な場合もある。
高く売れる不用品買取サービスはどこか?参考買取相場まとめ
ここからは、高値で不用品買取をおこなっている人気業者と参考買取相場を具体的に紹介していきたい。
ヤマトホームコンビニエンス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大手宅配便業者のクロネコヤマトで運営する、人気の不用品買取サービスである。ヤマトホームコンビニエンスのサイトでは、これまで一人暮らしをしていた人が処分に悩む、「1人用冷蔵庫」を例に不用品買取利用のメリットを紹介している。
また買取できるものとして、サイト内では製造や購入より6年以内の家電類や家具、雑貨などと具体的な紹介がおこなわれているため、「こんな品目でも買い取ってもらえるのだろうか?」といったユーザの不安も解消しやすい存在と言えるだろう。
クロネコヤマトでは全国ネットワークで引越しサービスをおこなっているため、「引越し+不用品買取」といった利用でも十分なメリットが得られることだろう。具体的な金額については、現物確認となるため、早めに問い合わせをして手続きを進めるようにしてほしい。
楽天買取
「提携ショップを選び、段ボールで商品を送るだけ」という大変簡単な不用品買取サービスである。宅配買取が基本となるこのサービスは、「鑑定士が部屋に来ることに抵抗がある」とか「汚部屋に住んでいる」といった皆さんにも嬉しい存在となっている。
また、写真撮影や商品登録をおこなうオークションやフリマアプリよりも遥かに便利なサービスのため、面倒くさがりの皆さんでも使い勝手が良いと考えて良いだろう。具体的な買取相場について確認してみると、人気メーカーEIZOの中古モニタで20,000円、バッファロー製の1GBハードディスクで2,300円といった高額査定実績が存在する。
サカイ引越センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
離島でも利用できるサカイ引越センターの不用品買取サービスは、地方都市に住む人々を中心に人気の高い存在である。電話査定・オンライン査定ともに24時間365日対応しているため、急な引越しや相続手続きに迫られている人でも、物品の処分や売却がしやすいシステムと言えるだろう。
またこの業者では、引越センターならではとも言える特大サイズの段ボールを用意しているため、「クローゼットの洋服をすべて売りたい」といったニーズにも十分対応できると言えそうだ。現物確認後の査定額に納得できない場合は、キャンセルも可能となっている。
片付けレスキュー隊
不用品回収をベースとした片付けレスキュー隊でも、まだ新しい冷蔵庫や洗濯機の場合は、基本料金3,000円+回収料金から買取金額を相殺する良心的なサービスをおこなっている。家電リサイクル法に基づいた回収も可能な片付けレスキュー隊を利用すれば、「コンディションが良ければ買取、悪ければ回収」といった選択も業者側でおこなってもらえる。
また、片付けレスキュー隊では、フライパンやまな板などの調理器具や、中古の靴、紙といった多彩な物品の回収・買取をおこなっているため、扱いに悩む物がある場合は相談をしてみると良いだろう。
PonPonストア 不用品回収
リサイクルショップを併設するPonPonストアでは、不用品買取と回収をセットにした良心的なサービスを提供している。28,350円のAプランを申し込めば、担当のスタッフ1名が軽トラック1台分の買取や回収をおこなってくれる。
また、サイト内では「使えるものや状態の良いものは買取します」と書いているため、リサイクルショップに売却をするような気持ちで利用をしてみても良いかもしれない。
日基インダストリー株式会社
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
鉛管、給油機、チェーンソーなどの工場や会社で使っていた商材でも大歓迎してくれる、話題の不用品買取業者である。買取品目の中には、ゲーム機器やミシン、ノートパソコンなどもあるため、一般家庭の引越しなどでも十分に利用できる業者と位置づけて良いだろう。
また、日基インダストリー株式会社では、トラックや自動車、バイク、ミッションなども高価買取しているため、「こんな物でも大丈夫だろうか」と感じられる商材でも、堂々と査定依頼ができる会社と考えて良さそうだ。
アイスタ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
埼玉と東京で不用品の買取と回収をおこなっているアイスタのサービスも見逃せない。リサイクルショップも持っているアイスタでは、不用品の中から買取できそうなものを見つけて買い取ってもらえるので、急な引っ越しや大量に不用品がある場合にもおすすめだ。
電話1本で出張買取に来てくれるだけでなく、相談すれば早朝や深夜でも不用品の持ち出し対応してもらえ、その場で現金化してくれるのも急いでる人には嬉しい業者と言えるだろう。
アスタート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
北海道の不用品買取業者。引越し、遺産・生前整理、片づけなどで利用されており、評判も良く安心して任せられる。
高く売るならヒカカク!がおすすめ
自分に合った不用品回収や買取の業者を探すには、いくつか候補を絞り込み、見積り額を比較する必要がある。
しかし、複数の業者へ問い合わせをして見積りをもらうのは手間と時間がかかるのが難点。そんな人におすすめなのが「ヒカカク!」での一斉査定である。
最大20社の査定額を同時に比較することができ、その中から最も高い査定額の業者を選ベるのだ。
少しでも高く買取したい場合はヒカカク!を利用して賢く買取をすすめよう。
まとめ
現物を見て相場の判断をおこなう不用品買取サービスには、不用品回収のような一律料金がない。しかし不用品買取と回収を合わせておこなう業者では、目安となる基本料金などを公開しているため、費用面の角度から比較検討可能と考えて良いだろう。自宅に眠っている意外な宝を見つけてくれる不用品買取サービスを上手に使って、効率よく現金化を図ってみてほしい。
参考コラム
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- 【福岡・博多】不用品の無料引取り・回収業者でおすすめはどこ?
- 【名古屋】不用品の無料引取り・回収業者でおすすめはどこ?
- 【大阪】不用品の無料引取り・回収業者でおすすめはどこ?
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- 【千葉編】不用品の無料引取り・回収業者でおすすめはどこ?
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