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【徹底解説】中古スマホ・白ロムの初期設定・使い方まとめ

読了目安:12分
更新日:2018/07/11
公開日:2018/06/28
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性能の進化にあわせて、値段もどんどん高くなってきているスマホ。最新の人気端末では10万円代に突入しているものもあり、いくらキャンペーンや分割払いを利用したとしても、おいそれと手がでなくなってきたと感じるのは、きっと筆者だけではないだろう。

とはいっても、スマホの端末には、「使用寿命」というのが暗に存在しているのも否めない。データの肥大化に端末の処理能力が見合わなくなってきた、より高精細なカメラが登場した、バッテリーの減りが顕著になってきた、はたまたキャリアの年割がちょうど満期になったなど、一般的にスマホは一定間隔で買い替えざるを得なくなっている。

しかし、買い替えたくても、ない袖は振れぬという人も少なくないだろう。そんな人たちにとって救世主となるのが中古スマホの存在だ。


Sony Xperia Z / albertoziveri

庶民の味方「中古スマホ」

最新機種を新品で購入するのは、庶民にとって厳しいものだ。あまりの値段の上りっぷりに、家、車、教育に続き、ローン(分割払い)を組んで「当たり前」のものとなってきているのも、そもそも異常なことではないだろうか。分割払いを適用し、複雑なキャンペーンを組み合わせると、どこか毎月お得感を感じるかもしれないが、当然、端末代の負担はのしかかっていることを忘れないようにしよう。

今日、この高額なスマホは、定期的に買い替えがやってくる必需品といっても過言ではないだろう。もし端末代に頭を抱えているようなら、ぜひ「中古スマホ」を検討してみてはどうだろうか。最近では、一昔前に比べて、スマホの中古端末を販売する店が増えてきた印象だ。本やCDの中古販売のイメージが強かった中古販売最大手のブックオフなんかでも、中古スマホを取り揃えており、ショーケースの前には連日人が絶えない。

中古のメリットは、何と言っても新品よりも値段が安いことだが、値段が安くても使い物にならなければしょうがない、あるいはサクサク動く端末を使いたい、美品じゃないと嫌だ、と思う人もいるだろう。しかし、安心してほしい。

一言で中古品と言っても、その品質や状態は様々で、品ぞろえの多い店なんかでは、最新の中古端末を入荷していたり、展示品や開封のみの未使用品などのいわゆる「新古品」を取り扱っていたりすることもある。

新古品になると、価格もやや高くなってしまうが、それでもキャリアで新品を購入するよりは安くなるので、十分検討の余地はあるだろう。中古スマホは庶民の味方。賢く選べば、大きな節約につながる

しかし、それでも中古スマホに抵抗を持つ人が少なくないように感じる。おそらく、それは日本の複雑な通信環境を背景に、中古スマホが本当に問題なく使えるのかどうか不安に感じているからではないだろうか。確かに、中古スマホを購入するには、事前に気を付けるべきことが多いし、設定も少しわかりづらく感じるかもしない。

そこで、以下では、中古スマホの使い方について、選び方から初期設定にフォーカスして説明しよう。

中古スマホ(白ロム)を購入する

一言で中古スマホと言っても、その状態によって「白ロム」と「黒ロム」に分けられる。SIMカードを使用するうえで大切な違いであり、中古スマホ店の説明なんかでも「白ロム」と当然のように出てくるので、まずはこの点をおさえておこう。

一般的に購入対象となるのは「白ロム」だ。白ロムとは、簡単に言えば、SIMカードが抜かれた状態の端末のことで、電話番号などの情報が端末に残っていないものを指す。「黒ロム」はその反対で、電話番号などの情報が端末に残っている状態の端末を指す。

中古スマホを購入して利用する場合には、基本的に「白ロム」を購入することになるので、黒ロムは無視しても構わないだろう。

白ロムの選び方

白ロムは、簡単に言えば、対応するSIMを入れることで使用可能になる。しかし、ここでいう「対応するSIM」であるかどうかは、事前にしっかりと確認しなければならず、どんな白ロムでも使えるというわけではないことを注意しよう。

特に、SIMロックがかかっている白ロムは、基本的に同じキャリア同士(キャリア系MVNOを含む)のものではないと使用できない。例えば、docomoの端末なら、docomoかdocomo系MVNOのSIMのみ使えることになる。ただ、auの場合も基本的には同様ではあるが、VoLTE対応端末の場合はauのVoLTE対応SIMしか使えないので注意が必要だ。

これらの制限は、SIMロックを解除することでなくなるのだが、残念ながら中古スマホのSIMロック解除は大手キャリア3社ともに不可能だ。

そのため、もし白ロムとSIMの組み合わせをもっと自由に選びたいのなら、もともとSIMロックが解除されている白ロムを取るか、そもそもSIMフリーの白ロムを取るかということになる(SIMロックが解除されていても、SIMフリーであっても、対応しないSIMもあるので、店員さんに確認するなり、発売元や通信業者に確認するのが最善だ)。

特に、MVNOの場合は、事前に動作確認済み端末を確認しておくと良いだろう。

その他、SIMカードにも「標準SIM」(25mm×15mm)、「micro SIM」(15mm×12mm)、「nano SIM」(12.3mm×8.8mm)の3種類があるので、どのサイズが一致するかしっかり確認しておこう。

いずれにせよ、不安であれば、安易に買うことなく、必ず事前に確認するようにしよう。もし間違えて購入しても、中古スマホの場合は購入者都合の返品は対応してもらえないことがほとんどなので要注意だ。

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赤ロムに注意しよう

中古スマホのなかには、「赤ロム」と呼ばれるものがある。

赤ロムとは、キャリアからネットワーク利用制限をかけられ、通話や3G/4G通信が不能となった端末のことだ。主に、元の端末の持ち主が分割払いを全て支払い終えなかった場合に、キャリアが不正な利用を防止するために行う措置だ。

赤ロムは、Wi-Fiこそ使用することはできるが、基本的に商品価値も利用価値もないものなので、消費者からも中古スマホ業界からも避けられている。そのため、わざわざ赤ロムを販売するところはほとんどないのだが、厄介なのは購入した後に「赤ロム化する」ことがあることだ。

これは、元の購入者が残債がある状態で端末を売却し、その後残債を完済しなかったことにより起きうることだ。

このように、突然赤ロム化するおそれのある端末に関しては、「ネットワーク利用状態」といった項目があるので、必ず確認しておこう。一般的に、〇ならば赤ロムになるおそれはなく、△ならそのおそれあり、×ならそもそも赤ロムということになり、注意すべきは△だ。

なお、途中で赤ロムになった場合には、返品や交換などで対応してくれる「赤ロム保証」が設定されていることが多いので、内容や有効期間を確認するようにしよう。

iPhoneの場合はアクティベーション・ロックにも注意

iPhoneには、盗難されたり、紛失してしまったりしても、他者が端末を使用できないよう保護する機能がある。これは「アクティベーション・ロック」というものであり、「iPhoneを探す」をオンにすることで自動的に有効となる。

中古のiPhoneである場合、購入前にこのアクティベーション・ロックが有効になっていないことを必ず販売元に確認しよう。

アクティベーション・ロックはロックをかけた本人ではないと基本的に解除できないため、もしアクティベーション・ロックのかかったiPhoneを購入してしまったら、販売元(ロックをかけた本人)に解除してもらうよう依頼するはめになるし、協力を得られない場合には、使い物にならなくなる。

購入した白ロムを使うには

SIMに対応する白ロムを無事購入できたら、端末の初期設定を始めよう。

購入した白ロムは基本的に初期化された状態のはずだが、もし元の持ち主の情報などが設定されたままであったり、何らかのアプリがインストールされていたりする状態であるのなら、セキュリティの面から一度リセットした方がよいだろう。

不正アプリが挙動したのでは、たまったものではない。もし不安であるのなら、販売元に問い合わせるのが無難だ。

白ロムの使用方法はさほど難しいものではない。基本的には、SIMを挿入して、電源を入れて、画面に従って必要な情報を登録するなり、承諾するなりし、格安SIMの場合にはAPN設定をすれば使用可能になる。以下、もう少し詳細に見ていこう。

なお、モデルやOSのバージョンなどによって細かな点は異なるかもしれないので、あくまで流れをつかむ目安として参考にしてほしいと思う。

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白ロムの初期設定

1.SIMカードを挿入する

まずは、SIMカードを挿入しないには始まらない。SIMカードを挿入する場合には、電源をオフにしておこう。

SIMカードトレイのあるところは、端末によって異なり、端末の側面(iPhoneなど)か背面カバーを取り外したところにある。 iPhoneの場合は、付属する専用のピンを使わないと、側面にあるSIMカードトレイは開かないので注意しよう。

SIMカードを挿入するときは、部品の紛失を防ぐため、できるだけ平らなテーブルの上において行うことをおすすめしたい。

2.電源を入れて、画面の案内に従って設定を行う

SIMカードを挿入したら、電源をオンにしよう。

オンにすると、言語やキーボードの選択、地域の設定、パスコードの設定、利用規約への同意、アカウント情報の入力(iOSならApple ID、AndroidならGoogleアカウント)などが求められるので、適宜処理していこう。

ものによっては、スキップすることもできるので、わからなかったらスキップして、後で設定してもOKだ。しかし、場合によってはすぐに大量の通信が必要になるので、Wi-Fiの登録だけは、できるだけこのタイミングで済ませておこう

3.APN設定を行う

MVNOの提供する格安SIMを使用する場合、1.2だけではインターネットにつながらないことがあり、その際にはAPNを設定する必要がある。

APNとは「アクセス・ポイント・ネーム」のことで、通信会社のアクセスポイントに接続するために必要な設定だ。設定に必要な情報は、SIMカードと一緒に案内が渡されているはずなので、設定にあたってはこちらを手元に準備しておこう。

具体的な手順は端末や機種によって異なるが、主に次のような流れとなる。

  • まずは「設定」を開き、「モバイルネットワーク設定」を開く。
  • 「アクセスポイント名」またはそこの「+」などからアクセスポイント情報を入力する
  •  (「APN」「ユーザー名」「パスワード」「認証タイプ」などをMVNOの提供する案内の通りに入力)。
  • 入力が終わったら「保存」して、「アクセスポイントの選択」から選択する。
  • Wi-Fiを一度オフにしてからブラウザを立ち上げ、正常にインターネットに接続ができていればAPN設定は完了だ。

なお、iPhoneの場合は、このようにAPN情報を自分で手入力するのではなく、各MVNOの公式ウェブサイトから「構成プロファイル」をインストールすることで設定を行う。この時はまだAPN設定ができていない状態なので、Wi-Fi接続下で行うことになる。

  • 主な流れとしては、指定されたウェブサイトにアクセスし
  •  (構成プロファイルは契約タイプによって異なることがあるので、間違えてインストールしないように注意しよう)
  •  表示された画面からインストールを選択する。
  • 無事にインストールが済んだら「インストール完了」の画面になるので、「完了」をタップする。
  • 同様に、Wi-Fiを一度オフにしてからブラウザ(Safari)を立ち上げ、インターネットにつながっているかどうか確認しよう。
  • もし、うまく接続できないようなら、いったん端末を再起動してから、改めて接続してみよう。
  • ※MVNOでもAPN設定が不要の場合もある

最近では、端末によっては、主要なMVNOのAPNが事前に設定されているものもあり、この場合にはMVNOのSIMであってもAPN設定が不要になる。

例えば、MVNOの格安SIMとセットで販売されている端末なんかでは、あらかじめ必要なAPNが設定されていることがある。 いずれにせよ、MVNOから渡される書類はかならず確認し、破棄することのないようにしっかり保管しておこう。

4.その他の機能が正常に作動するか確認する

SIMカードを挿入し、案内に従って情報を設定し、必要に応じてAPN設定を行うことで、白ロムは使用可能となる。全ての設定が済んだら、基本的なウェブブラウジングの他にも、電話、カメラ、メール、SNSなどのアプリの使用、アプリのダウンロードなどを実際に試してみよう。

また、ソフト面の他にも、実際にしっかりと充電できるか、ボタンに不具合はないかなど、ハード面の確認も忘れないようにしよう。

初期設定代行サービスを利用する

もし、それでも自分で設定するのが難しいようなら、業者によっては初期設定代行サービスというのもあるので、検討してみるのも良いだろう。

このようなサービスの対象となるのは、正直に言ってしまうと初心者となる。そのため、知識がないのをいいことに、余計なサービスを付加して、過剰に請求されることもないとは言い切れないので、お願いするときにはできるだけ詳しい人と一緒に行くと良いだろう(その詳しい人が代行してくれるのなら、それに越したことはないだろうが)。

白ロムに問題があったらすぐに連絡を

購入した中古の白ロムに初期不良があった場合、店によっては同等品との交換や返金に応じてくれることもある。一般的に対象となる症状は、電源がつかない、ボタンが効かない、ディスプレイが映らないといったもので、自らの過失によるもの(落としてしまった、水没させてしまったなど)は対象外となる。

また、端末についているキズや汚れも、対象外となるのが通常なので、外観の状態は購入時にしっかりと確認しておくようにしよう。

中古端末の保証期間は、基本的にそんなに長くなく、目安としては1カ月ぐらいを設定するところが多い。初期不良を確認したら、なるべく早めに購入した店に連絡するようにしよう。

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まとめ

中古スマホを利用するのは、決して難しいことではない。SIMに対応する白ロムを購入し、表示される案内に従って情報を設定し、必要に応じてAPNを設定するだけで基本的にはOKだ。この中で特に気を付けたいのは、最初のステップ、すなわち端末選びとなる。

中古スマホでは、基本的に間違えて購入したから返品してほしいというのは不可な場合が多い。そのため、SIMカードにあった端末を購入できれば、ハードルはクリアしたようなものだ。

この際、わからないことがあったら、店員に聞くなり、通信業者のウェブサイトで確認するなりして、疑問のまま購入することがないようにしたいところだ。後の初期設定は、上記に記したとおり、一つ一つ、間違わずに順を追って登録 ・入力すれば問題ないはずだ。

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会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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