【焼酎】晴耕雨読の買取相場・査定情報まとめ

晴耕雨読は佐多宗二商店から販売されている芋焼酎だ。芋の風味が強すぎるということもなく、口当たりの良いことで特に女性に人気の焼酎となっている。しかしながら、プレゼントなどでもらったものの、普段焼酎を飲まないといった理由から、手元にある晴耕雨読のやり場に困っている方もいるはずだ。

今回は芋焼酎である晴耕雨読に注目し、買取相場や査定情報についてまとめてみた。価格を紹介するほかにも、佐多宗二商店や晴耕雨読に関する解説や晴耕雨読を最高価格で売却するコツについてもまとめているため、売却の参考に是非とも最後までご覧いただきたい。

佐多宗二商店とは

晴耕雨読について紹介する前に、まずは蔵元である佐多宗二商店について紹介させていただきたい。蔵元というのは焼酎の醸造元のことだ。焼酎のほかにも日本酒や醤油、味噌などの醸造元は蔵元と呼ばれる。焼酎や日本酒の場合は酒蔵と呼ばれる場合もある。

そのため、佐多宗二商店は晴耕雨読の醸造元であり、販売元となる業者であるということだ。佐多宗二商店は1948年に鹿児島県で佐多宗二氏によって設立された。さらに歴史を遡れば、1908年に佐多虎之助氏が酒造業免許を取得し、春風という銘柄を販売したことがはじまりとされている。

創業当初から酒造業を経営しており、佐多宗二商店の設立から70年以上、創業から見れば110年以上という非常に長い歴史を持つ老舗だ。設立時の商号は有限会社佐多商店であったが、1980年に現在の有限会社佐多宗二商店という商号に変更された。現在の代表は佐多宗公氏である。

佐多宗二商店では芋焼酎の生産が中心となっているが、スピリッツ免許やブランデー免許を取得し、赤屋根シリーズとして芋焼酎がベースとなるクラフトスピリッツシリーズやクラフトジンシリーズなどを販売している。これらは日本国内だけでなく世界中からも注目を集めている。佐多宗二商店を代表する芋焼酎を以下にまとめてみた。

• ・晴耕雨読
• ・不二才
• ・角玉
• ・刀
• ・亀寿の明り

不二才はさつま芋とタイ米の米麹、角玉はさつま芋と国産の米麹、刀は紅さつまと国産の米麹、亀寿の明りはさつま芋とタイ米の米麹をブレンドして作られた芋焼酎となっている。同じ芋焼酎でも、それぞれの種類によって特徴があり、味わいもまた異なっているのだ。

これらの芋焼酎は公式ホームページ上でもピックアップされている佐多宗二商店を代表する芋焼酎である。各銘柄ごとにもいくつかの種類が存在しているため、ラインナップは非常に豊富だ。今回メインで紹介していく晴耕雨読の種類については後ほど紹介する。ほかのラインナップが気になる方はホームページをチェックしてみると良いだろう。

晴耕雨読はどんな焼酎？

晴耕雨読は南薩産の黄金千貫というさつま芋を使用して作られた芋焼酎だ。晴耕雨読という言葉はもともと晴れた日に田畑を耕し、雨の日は読書をし、田舎で悠々自適で穏やかな生活を送ることを意味する四字熟語だ。そんな晴耕雨読にはいくつかのラインナップが販売されている。現在ホームページで確認できる晴耕雨読を以下にまとめてみた。

晴耕雨読

最初に販売された晴耕雨読だ。さつま芋と国産の米、同じく国産の米麹をブレンドして作られている。米と米麹をブレンドすることで芋の強い風味をおさえ、癖の少ない飲みやすい口当たりになっている。その飲みやすさもあり、特に女性から強い人気を集めているようだ。容量は1,800mlと720mlの2種類が販売されている。

かめ壺仕込み 貯蔵晴耕雨読

かめ壺仕込み 貯蔵晴耕雨読はさつま芋と国産の米麹によって作られた芋焼酎だ。かめ壺仕込み独特の土や鉱物的な香りが特徴で、酸味が少なくさつま芋の風味を強く感じることができる。肉料理やきのこなどの山菜や根菜との相性が良いようだ。容量は1,800mlのみの販売となっている。

黒麹かめ壺仕込み 貯蔵晴耕雨読

黒麹かめ壺仕込み 貯蔵晴耕雨読はさつま芋と国産の黒麹によって作られた芋焼酎だ。まろやかでありながらアルコールの力強さを感じ取ることができ、ほんのりとしたバニラの香りが漂う。ロックやお湯割りなど、飲み方によって多様なフレーバーを感じることができる。容量はこちらも1,800mlのみの販売となっている。

XX晴耕雨読

XX晴耕雨読はさつま芋と国産の米、米麹のブレンドによって作られた芋焼酎だ。XXはローマ数字で20の意味を表しており、間接加熱蒸留器で蒸留した米焼酎を20%ブレンドしていることからこの名前が名付けられた。

さつま芋の香りとメロンのようなフルーティーな香り、ヴァニラの香りなど、多様でありながらもバランスの良い仕上がりになっている。食事中だけでなく、食後のデザートに合わせるのもおすすめだ。容量は1,800mlと720mlの2種類が販売されている。

【焼酎】晴耕雨読の買取相場・査定情報まとめ

晴耕雨読は人気が強く、多くの買取業者によって買取がおこなわれているものの、買取価格を掲載している買取業者は少ない。今回はラインナップ数よりも、買取価格を掲載している買取業者を中心にピックアップしてみた。売却時の参考価格として是非ご覧いただきたい。

お酒買取TOWN

お酒買取TOWNは、お酒専門の買取業者である。さまざまな種類のお酒を取り扱っており、もちろん晴耕雨読も買取が可能だ。買取価格が公開されているものの、晴耕雨読1本の買取価格ではなく、セットで買い取った際の金額のため、あくまで参考程度に確認してほしい。晴耕雨読の買取価格は以下の通りだ。

• ・白麹かめ壷仕込み 晴耕雨読 12本セット…約8,000円

晴耕雨読単体では上記の通りとなったが、ほかにも晴耕雨読と違う焼酎を合わせて16点買取で12,100円、晴耕雨読と違う焼酎18点で16,400円で買取をおこなった実績がある。そのため、晴耕雨読を査定に出す際は、1本で査定してもらうよりも複数の焼酎とセットで査定する方が高額買取が狙える可能性が高そうだ。

買取センター.com

買取センター.comは、お酒買取専門の業者だ。世界中のお酒を集めているため、買取可能なお酒のラインナップが豊富に存在する。晴耕雨読も買取可能となっており、最高買取価格が公開されていることが確認できた。晴耕雨読の最高買取価格は以下の通りだ。

• ・晴耕雨読 1,800ml…1,600円

価格が公開されていたのは通常の晴耕雨読 1,800mlのみとなっていたが、晴耕雨読の買取をおこなっていることから、ほかの種類の晴耕雨読を買い取ってもらえる可能性も高い。お酒買取TOWNで買取がおこなわれている白麹かめ壷仕込みの晴耕雨読に関しては1本あたり約650円程度となっているため、通常の晴耕雨読の方が高値で売却できることがわかる。

レッドバッカス

最後に紹介するレッドバッカスは、お酒のみを取り扱っている買取専門の業者だ。日本酒や焼酎だけでも豊富な種類の商品を取り扱っており、ラベルがボロボロのものやほこりだらけのものも買取可能となっている。晴耕雨読を取り扱っていることは確認できたが、買取価格は確認することができなかった。

レッドバッカスが取り扱っているお酒は、高価買取中になっているものが数多く存在する。晴耕雨読以外にも家で眠っている古酒がある方は是非査定をしてみてはいかがだろうか。宅配買取の中でも自分で箱を用意する場合は、買取価格20,000円以上で1,000円キャッシュバックのキャンペーンもおこなっている。

メルカリ

メルカリでは買取業者よりも高値で晴耕雨読を売却できる可能性が高いが、取引が成立した場合には手数料が引かれるということを頭に入れておいてほしい。晴耕雨読の出品を調査してみたところ、いくつか購入された履歴を確認することができた。晴耕雨読の価格は以下の通り。

• ・本格焼酎 XXX晴耕雨読 500ml…820円
• ・晴耕雨読 720ml…1,200～1,300円
• ・晴耕雨読 1,800ml…約2,000円

買取業者でも確認することができた晴耕雨読 1,800mlと比較してみると、価格はメルカリで売却した方が上回っていることがわかった。しかしながら、手数料や送料の負担を考えると買取業者に依頼した場合とあまり変わらないという結果になりそうだ。

ヤフオク

ヤフオクでも買取業者より高値で晴耕雨読を売却できる可能性が高いものの、落札価格の10％が手数料から引かれてしまう。月額制のヤフープレミアム会員の場合は手数料が8.64％まで減らされるため、利用頻度が高い場合はヤフープレミアム会員に登録すると良いだろう。

ヤフオクでの晴耕雨読の出品状況を調査したところ、メルカリよりも多くの出品を確認することができた。実際に落札された価格から、メルカリでの取引価格との差を比較していきたい。晴耕雨読の落札価格を以下にまとめてみた。

• ・黒麹かめ壺仕込み 貯蔵晴耕雨読…1,100円
• ・晴耕雨読 原酒 720ml…約1,100円
• ・XX晴耕雨読 500ml…1,500円
• ・晴耕雨読 1,800ml…約1,500～1900円
• ・白麹かめ壷仕込み 晴耕雨読 1,800ml…約1,900円

メルカリと同様に買取業者で買取がおこなわれている晴耕雨読 1,800mlの落札価格を比較してみたところ、メルカリよりも若干低い価格での買取となっていた。しかしながら、ヤフオクでは落札者が送料を負担することも少なくないため、送料を負担しなくても良いという点を踏まえるとメルカリよりもお得に売却することができそうだ。

晴耕雨読 1,800mlに関しては買取業者と比較しても大きな差は生まれていない。しかし、白麹かめ壷仕込み 晴耕雨読に関してはお酒買取TOWNで1本あたり約650円の買取価格を大きく上回る約1,900円での落札が確認できた。このことから、ヤフオクが最も高値で晴耕雨読を売却できる可能性が高いということがわかった。

晴耕雨読を最高価格で売却するには？

晴耕雨読は買取業者やメルカリ、ヤフオクなど多くの場所で売却できることがわかった。しかしながら、公開されている情報はあくまで最高買取価格となっているため、状況によっては予想よりも査定結果が下回る場合もある。そこで、晴耕雨読を最高価格で売却するコツについてまとめてみた。

保管状態を良くする

最高買取価格で買い取られる焼酎は、保管状態が良いものが基本となる。購入時の状態に近ければ近いほど高価買取される傾向にあり、新品未開封の状態であればまず間違いなく最高価格で売却できるだろう。焼酎に関しては開封してしまうと買取できない可能性が高いため注意が必要だ。

まとめて売却する

お酒買取TOWNのように、まとめて売却することで買取価格をアップしてくれる買取業者も存在する。単体では価格がつけられないお酒であっても、晴耕雨読とセットでいくつかお酒を売却することで、晴耕雨読の買取価格を底上げすることができるだろう。まとめ売り可能なお酒かどうかは業者に確認をおこなう必要がある。

キャンペーンを利用する

レッドバッカスのように、買取価格が20,000円を上回った場合に1,000円がキャッシュバックされるといったキャンペーンをおこなっている買取業者も存在する。買取価格が20,000円以上の晴耕雨読が存在しないため、まとめての売却が前提となるが、こういったキャンペーンを上手く利用すれば最高価格を上回る価格での売却ができる場合もあるだろう。

査定情報を比較する

同じお酒であっても、買取業者によって査定基準が異なっている場合があり、買取価格に差が生じる場合が多い。そのため、複数の買取業者で査定をおこない査定情報を比較することで、最高買取価格で売却できる可能性が高くなるはずだ。また、今回の結果からヤフオクを利用するのもおすすめだ。

まとめ

晴耕雨読と蔵元である佐多宗二商店の解説をはじめ、晴耕雨読のラインナップや買取相場、査定情報について紹介した。単純な価格の面を見ればヤフオクでの買取が最も高値で売却できそうだが、まとめ売りができるお酒買取TOWNでも高値で売却できる可能性が高そうだ。

今回紹介した買取相場や最高価格で売却するコツを踏まえ、単体の場合はヤフオク、まとめ売りの場合はお酒買取TOWNなど、所有状況に合わせて売却方法を選ぶと良いだろう。買取センター.comとレッドバッカスでも高値で売却できる可能性はあるため、まずは今回紹介した買取業者で一度査定をおこなってみてはいかがだろうか。