【着物買取】訪問着の買取相場・査定情報まとめ

訪問着は、着物の種類の1つで、留袖と同じく女性が着る正装の着物とされる。既婚者しか着ることができない黒留袖とは違い、色留袖と同じく未婚女性でも着ることができる。そのため、フォーマルな場ではもちろんのこと、お稽古事やちょっとしたイベントなどにも着ることができる。

訪問着の特徴として、模様が一続きになっている模様である絵羽模様が入っていることで、訪問着を簡略化した染めの着物である付け下げとはこの部分が異なっている。

訪問着の中には、紬で制作された紬訪問着と呼ばれるものもあるが、紬自体は、普段着に用いるものとされていることから、紬訪問着は、訪問着ではあるがフォーマルな場では着る事ができないとされている。

着なくなった訪問着はどうするか

女性が着る正装の着物ではあるが、留袖より格は下とされる訪問着。だが、その分、自由に着ることができるともいえる。未婚、既婚に関わらず着る事ができ、結婚式やお茶などのお稽古事、子供の入学式や卒業式イベント、観劇、お宮参りまで様々なイベントに着ていくことができるため、使い勝手のいい着物と言うことができ、何かのためにと訪問着を所有している人も多いかもしれない。

しかし、結婚式などのイベント事が少なくなったり、お稽古事をやめたり、などで訪問着を着る機会が少なくなることも有る。また、新しい訪問着を購入した場合、古い訪問着は着なくなることも有る。それ以外にも、訪問着にも流行というものがあり、少し流行から外れる訪問着は、あまり着なくなることもあるかもしれない。それに、親から貰ったものの、着付けなどの問題から、元々着てなかった訪問着というものもあるだろう。

そして、その場合、着なくなった訪問着をどうするか、という問題が出てくる。せっかく購入したものだし、これまで来ていて愛着もあることから、保管しておくという選択肢が考えられるが、着物を保管していくのは負担が大きい場合がある。

訪問着に使われることが多い正絹は、湿気や虫食いに弱いため、例えば、湿気に強い桐製の箪笥に防湿剤、防虫剤を入れて保管するとか、湿気を取るために年に数回虫干しが必要など、保管しておくために、多くの道具や手間を必要とする。

今後も着ていく訪問着であれば、このような手間も問題ないかもしれないが、今後着る可能性があまりないような訪問着のためであれば、それだけの手間をかけるだけの価値があるか疑問が生じるところだ。

訪問着を保管しないというのであれば、処分することになるが、高額で購入した高級な訪問着やまったく着ていない新品同様の訪問着などは、捨てるのはもったいない話である。捨てるのでなければ、選択肢として買取業者に売却する、というものが出てくる。

訪問着は売却できるのか

次に、訪問着は、売却できるのか、という疑問が出てくるが、実は、訪問着の買取をする買取業者は多く存在する。着物などを専門に買取する買取業者からなんでも購入するリサイクルショップ、質草とする質屋まで様々な業種の買取業者が、訪問着の買取をするのである。

気になる買取価格であるが、状態良い中古の訪問着で1万円程度、未使用の程度の良い訪問着で数万円が相場となっているようだ。その他に、人間国宝といった有名作家や有名産地の訪問着は、状態にもよるがかなり高額で買取される場合もあり、未使用の場合で10万円を超える買取価格となる場合もあるようだ。

訪問着を売却する場合の注意点について

前述のように訪問着は、買取業者などに売却することができる。買取価格にも相場があるが、買取価格は、さまざまな要素で決まるため、訪問着の状態などにより、相場より高く買取されたり、安く買取されたりすることがある。ここに、買取価格に影響する訪問着を売却する場合の注意点について記載していく。

できるだけ早く売却する

訪問着に限らず着物は、新しいほど買取価格は高く、使用期間が長くなるにつれ、買取価格は安くなっていく。着物は、使用期間が長いほど劣化し、着物としての価値が下がるためである。前述のように中古の訪問着より未使用の訪問着の買取価格が高いのは、このような理由がある。また、着物を買取できる期限としては、一般的に購入してから10年とされ、10年を超えると売却が困難となる。

そのため、もし、訪問着の売却を検討している場合は、できるだけ早く売却に動いた方がいいだろう。

状態が良好なほど高額で売却できる

状態が良好な訪問着ほど高額で売却できる。だが、状態が悪ければ、買取価格が下がる可能性が高い。高額での売却が期待できる有名作家、有名産地の訪問着であっても、状態が悪ければ、買取価格は相場より下落するだろう。それくらい、訪問着の状態は買取価格に大きな影響を与えるのである。

そのためも、使用した後はクリーニングに出し、適切な方法で保管するなど、普段から訪問着の取り扱いに注意して、状態の悪化により訪問着の価値が下落するのを防ぐようにする必要があるだろう。

証紙は売却時に訪問着と一緒に出す

有名作家や有名産地の訪問着には、購入時に作家名や産地などが記載された証紙というものが付いてくることがある。この証紙は、その訪問着がどういうものか証明する大切なものであり、売却時に証紙の有るかないかで、買取価格が異なる場合が出てくる。もちろん、証紙がある方が高額で売却できるのである。

そのため、証紙がある場合は、売却時に訪問着と一緒に証紙を必ず出すようにしたほうがいいだろう。

サイズが大きい方が高額で売却できる

訪問着は、サイズが大きい方が高額で売却できる傾向にある。サイズが小さい訪問着は、そのサイズに合う人しか着ることができないが、サイズが大きい訪問着は、そのサイズに合う人はもちろんのこと、仕立て直すことにより、様々なサイズにすることができるため、多くの人が着る事ができるのである。

そのため、ニーズとしては、サイズが大きい訪問着のほうが大きく、そのため、サイズが大きい方が高額で売却できる傾向にあるのである。

買取業者の選択について

訪問着を売却する場合には、売却する買取業者を選択する必要があるが、買取業者の選択にもいくつかポイントがある。もちろん、高額で訪問着の買取をする買取業者がいいのだが、その他にも考慮するポイントがあるのである。

まず、訪問着の買取実績が豊富であること。訪問着の買取実績が多ければ、訪問着の中古の相場などを把握しており、提示される買取の見積は、相場価格などが反映されたより正確な値となることが期待できる。また、買取実績が多い買取業者は、訪問着に対する知識を豊富に持っていることが多いため、高級な訪問着はもちろんのこと、無銘の素人目にはそんなに価値がなさそうに見える訪問着でも、その価値を認めて思わぬ高額で売却できる場合もあるのである。

次に、サービスが充実していること。いくら高額で買取する買取業者であっても、サービスが不十分であったり、トラブルがあったりすれば、気持ちよく売却することができない場合もある。たとえば、買取の見積が高額であっても、買取の手続きに様々な料金がかかり、結果としてあまり高額とは言えない価格で売却することとなるかもしれない。それらを回避するためにも、サービスが充実している買取業者を選択したほうがいいといえる。

上記を満たす買取業者の中でお勧めといえるのが、「買取プレミアム」だ。

買取プレミアムは、訪問着を高額で買取するのはもちろんのこと、無銘の訪問着でも豊富な知識からその価値の高さを認めて、高額で買取することもある。これは、これまで多く訪問着の買取をしてきた買取プレミアムならではといえよう。

また、買取にかかる費用、出張買取の際の出張料や訪問着を送付する際の送料などを無料にすることを宣言しており、近距離であれば依頼から最短で30分で訪問したり、買取交渉がまとまればその場で現金で支払ったり、など、様々なサービスが充実しているといえる。

もし、訪問着の売却を検討している場合は、一度買取プレミアムに相談してみるのもいいだろう。