新型コロナウイルスはさまざまな影響を及ぼしている。仕事が減り、金銭面で苦しい思いをしている人も多いだろう。お金が足りないときは、無利子・低金利の借金をするというのも手段のひとつである。現在はコロナ禍の特別措置として、行政からいくつかの制度が出ているので、それらを利用してみるとよいだろう。
当記事では、コロナ禍で活用したい無利子・低利子の借金について紹介していく。行政の制度を中心に、いくつかの方法をまとめたので参考にしてほしい。なお、ここで紹介する情報は2020年10月25日のものである。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
お金を借りるなら信頼できる機関から!
新型コロナウイルスの影響でお金が必要になった人が増えてきている。そんな弱みにつけこむ詐欺が横行しているので十分に注意しよう。
最近ではSNSを通じた個人間融資やインターネット広告による詐欺まがいの融資が増えてきた。無闇にそれらに手を出すと、膨大な利子を付けられ、借金苦に陥ってしまう可能性がある。
また、注意していないとひっかかってしまいそうな懸賞詐欺といったものがある。近年、主にTwitterを中心とした「フォローとリツイートをしてくれた方のうち、○人様に100,000円プレゼント!」といったような「お金配りアカウント」が増えてきた。元々は某社の創業者のアカウントが始めたことだったが、そのアカウントを模倣し、似たようなツイートをする者が急増している。
これらの「偽・お金配りアカウント」は、当選した者(実際は応募した人全員の可能性がある)にDMで個人情報を要求してくる。個人情報を教えてしまうと、その情報を使って勝手にヤミ金に登録されてしまう……といった詐欺が見られるようになったのだ。
お金がほしいあまり、注意力が下がってしまう人が少なくない。これらの詐欺に引っかかってしまう可能性があるので、「低利子でお金貸します!」「お金配ります!」といった怪しい広告やアカウントには注意しよう。
お金がほしいならば、信頼できるところに申し込むことが大切である。ここからは安全にお金を借りられる・給付してもらえる方法を紹介していくので、参考にしてほしい。
新型コロナウイルス感染症特別貸付
まず紹介するのは、日本政策金融公庫(JFC)による新型コロナウイルス感染症特別貸付である。こちらは事業をおこなっている人向けの制度で、事業が困窮している場合などに活用できる。借りたお金は設備資金や運転資金として使うことが可能。
融資対象
新型コロナウイルスの影響により業績が悪化してしまった人のうち、次の1または2に当てはまる場合に活用できる。
- 1.最近1ヶ月の売上が、前年(または前々年)の同じ時期に比べて5%以上下がっている場合
- 2.【業歴3ヶ月~1年1ヶ月未満の場合】最近1ヶ月の売上高が、「過去3ヶ月」「令和元年12月の売上高」「令和元年10月~12月の平均売上高」のいずれかと比べて5%以上下がっている場合
このいずれかに当てはまり、かつ業況回復が見込まれる場合に融資を受けられる。
融資限度額
8000万円
利率
利率は基準利率。ただし融資後3年目までは基準利率-0.9%となり(限度4000万円)、4年目以降が基準利率となる。
特別利子補給制度と併用することで、3年間は無利子となる。同制度は以下の要件に当てはまる場合に利用可能だ。
- 【小規模事業主】
- ・個人事業主・フリーランスすべて
- ・最近1ヶ月・その翌月・翌々月の売上高が、前年・前々年の同じ時期と比べて15%下がっている法人
- 【中小企業】
- ・最近1ヶ月・その翌月・翌々月の売上高が、前年・前々年の同じ時期と比べて20%下がっている法人
返済期間
設備資金の場合は20年以内(措置期間5年以内)、運転資金の場合は15年以内 (措置期間5年以内)。
生活福祉資金貸付制度
こちらは厚生労働省の制度だ。元々は低所得者世帯・障害者世帯・高齢者世帯を対象とした貸与制度だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて緊急的に対象範囲を拡大した。失業・休業により生活資金に困っている場合でも活用できる。保証人が不要なところもポイント。
融資対象
新型コロナウイルスの影響により休業・失業となったために、一時的に生計維持のための貸付を必要とする人。新型コロナウイルスの影響で収入が減少している場合は、休業・失業状態でなくても利用可能だ。
貸付限度額
- 【休業者】
- 200,000円
- 【失業者】
- 二人以上の世帯は月200,000円以内、単身世帯は月150,000円以内。
利率
無利子
措置期間
1年以内
償還期間(返済期間)
- 【休業者】
- 2年以内
- 【失業者】
- 10年以内
質屋を使うのもアリ
行政の貸付制度は手続きが必要であったり、要件に当てはまるか不安だったりと、敷居が高く感じる人もいるかもしれない。できれば積極的に行政の制度を活用してほしいところだが、気が進まないという人は質屋を使うという手もある。
質屋とは、物を担保にお金を借りられる業者である。たとえば100,000円で売れるジュエリーを質屋に預ければ、100,000円を借りられる。期限内に100,000円+利子を返済すればジュエリーは戻ってきて、期限内に返済しなければジュエリーをそのまま売却という形になる。
高価なものを持っており、一時的に生活に困窮している場合は、質屋を使ってみてもよいだろう。質屋の利率はそこまで高くないので、使いやすいのではないだろうか。たとえば、大手業者である大黒屋の場合、100,000~1,000,000円の融資の場合の利率は1.5%となっている。
担保とするものは宝飾品に限らず、ブランド品や家電など、その業者が取り扱っているものならなんでもよいので、自宅にあるものをチェックしてみよう。
おすすめの質屋3選
質屋と言ってもピンとくる人は少ないのではないだろうか。そこで、ここからはおすすめの質屋を紹介していく。質屋を使ってみたい人は、以下の業者から選んでみてはいかがだろうか。
質屋さんドットコム
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
質屋さんドットコムは時計やバッグなどを取り扱っている質屋である。質料は5,000~41,999円の貸付額であれば6%、そこから段階踏んで1,000,000円を超えると2%となる。運営歴40年と老舗業者なので、安心して利用できるだろう。
宅配買取・店頭買取に対応。査定料などは一切かからないので、相談から気軽にしてみよう。買取強化しているものは高値が付くので、時期を逃さないようにしよう。
カドノ質店
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カドノ質店はブランド品から家電まで幅広い商品を取り扱っている質屋だ。利息は10,000円以上の貸付額で5%、そこから段階を踏んで1000万円以上で1.2%となる。短期で利用する場合は利息も半分になるので、急にお金が必要になったときなどに便利。
宅配買取・店頭買取に対応。レストランのような店構えの店舗なので、足を運びやすいだろう。宅配買取の際の送料は無料。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は業界大手の買取業者・質屋である。利息の低さが強みで、100,000~1,000,000円の融資であれば利息はなんと1.5%。対応品目の多さも魅力で、幅広いジャンルを担保として受け取ってくれる。
宅配買取・店頭買取・出張買取に対応。店舗は全国各地にあるので、近くの店舗に行ってみよう。審査や信用調査、督促などがないので安心して利用できる。
【番外編】補助金制度も活用しよう
一時的に金銭に困っている場合は、補助金制度も活用するとよいだろう。こちらは要件を満たせば返済する必要がないので、どちらかと言えばこちらを優先したほうがよいかもしれない。いくつかの制度があるので紹介していこう。
新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金
こちらは厚生労働省の制度である。新型コロナウイルスの影響で休業せざるを得なくなった労働者のうち、賃金・休業手当をもらえなくなった人を対象とした補助金制度だ。収入が途絶え、生活ができなくなった場合はこちらの制度を利用してみよう。
補助額は休業前の1日あたりの平均賃金×80%×(各月の日数-休んだ日数)となっている。上限が11,000円となっている点に注意だ。
住宅確保給付金
住宅確保給付金は新型コロナウイルスの影響で住む場所がなくなってしまう危機に陥った場合に活用できる制度だ。アパート等の家賃の支払いにあてられる。こちらの制度の上限額は自治体ごとに異なるので、自治体で公表している要件をチェックした上で利用しよう。
対象
この制度の対象となるのは、離職・廃業2年以内であるか、給与を得る機会が離職・廃業と同程度になっている人だ。つまり、コロナウイルスの影響で給料が著しく現象している人が使える。ただし、世帯収入合計額に余裕がある場合は使えない。
また、求職活動をしっかりとおこなうことが大切である。この制度をあてに失業状態のままでいると、支援を打ち切られる可能性があるので注意しよう。
支給額
支給額は自治体と世帯人数によって異なる。たとえば東京都特別区の場合は、世帯人数が1人で月53,700円、2人で月64,000円……となっている。自治体のホームページで公開されていることが多いので、チェックしてみるとよいだろう。
新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応支援金・助成金
新型コロナウイルスの影響で小学校等が臨時休校になった場合、子どもの世話は自宅でしなければいけなくなる。そういった場合、親が仕事を休む必要がでてくるだろう。このような状況に陥り、収入が減少した場合に利用できる制度が、厚生労働省によるこちらの制度だ。
小学校等が休校した場合だけでなく、子どもが新型コロナウイルスに感染し、子どものケアをしなければいけなくなった場合も適用される。
この制度は労働者向けとフリーランス向けで分かれているので、自分に合った方を選択しよう。
【番外編】不要品を売るのもアリ
緊急でお金がほしいなら、不要品を売るのもよいだろう。難しい手続きが不要で気軽にお金が手に入る。
ものを売るというとヤフオクやメルカリを使うイメージが強いかもしれないが、買取専門の業者を活用するのがおすすめだ。面倒なやりとりが不要で、トラブルもほとんど起きないので、安心して売却できるだろう。
売れるものをいくつか紹介していくので、参考にしてみてほしい。
- ・ロレックス GMTマスターII 16710:買取価格約1,030,000円
- ・ルイ・ヴィトン ポパンクール・オ モノグラムM40007:買取価格約45,000円
- ・au iPhone11ProMax 512GB:買取価格約99,000円
- ・Nintendo Switch:買取価格約22,000円
- ※買取価格は業者やものの状態による
質屋・買取業者を探すならヒカカク!
もしも質屋や買取業者を利用するなら、自分に合った業者を見つけよう。ものの買取価格は業者によって異なるので、できる限り高値で買取できる業者に売りたいところだ。
しかし、そのような業者を見つけるのが苦労するだろう。実際に査定を依頼してもいいが、複数の業者に査定を依頼して査定額を比較していると手間がかかってしまう。そこで、ヒカカク!の活用をおすすめする。
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また、ヒカカク!のホームページには買取に関するさまざまなコラムが掲載されている。業者情報も満載なので、ぜひチェックしてみてほしい。
まとめ
コロナウイルスの影響で生活が苦しくなった今、すぐにお金が欲しいという人がおおいだろう。しかし、安易に個人間融資などには手を出さず、信頼できる機関からお金を借りるようにしよう。今はさまざまな制度があるので、自分に合った制度を上手く活用していきたい。
また、質屋や買取業者を使って不要品を売るのも手段のひとつ。気軽にいくらかのお金が手に入るので、利用してみてはいかがだろうか。ヒカカク!を使えば業者が見つかるので、ぜひ使ってみて欲しい。