【2020年6月最新】象印 炊飯器の買取価格を10社徹底比較

炊飯器は一家に1台かかせない家電だ。ひとり暮らしなら安価で使いやすいマイコン式を、家族での生活ならIH炊飯器を使うパターンが多いのではないだろうか。また米を炊く量で4合炊き、5.5合炊き、一升炊きと3種類を取りそろえている。

ここでは象印のIH炊飯器を対象に10社の査定額を比較した。他にも炊飯器を高額で売るポイントを紹介しているため、いらない炊飯器があるならこの記事を参考にしてほしい。

象印の炊飯器は人気

炊飯器といえば、まず最初にどのメーカーが思いつくだろうか。象印や東芝、パナソニック、タイガーと自宅で使っている炊飯器が真っ先に出てくるだろう。

さまざまなメーカーがある中で象印の炊飯器を選ぶ理由は、調理器具を中心に販売しているブランドで、値段とのバランスが良いからだろう。東芝やパナソニックは白物家電に強いイメージで、炊飯器に限らず、あらゆるものを製造販売している。そしてタイガーは魔法瓶に強いイメージだ。

一方で象印は「炊飯器の他に何を製造している」と聞かれてもパッと出てこない。だからこそ象印は炊飯器に特化しているイメージが強い。機能性においても他のメーカーと比べてバランスがよく、独立したIH制御や圧力を使う特徴があるのだ。

人気のある炊飯器

次は象印の中でも特に人気のある炊飯器を3つ紹介していく。

極め炊き NW-JU10

NW-JU10は、5.5合炊きのIH炊飯器である。極め炊きシリーズで定価は5万円を超えてくるため、象印の中でも割高な炊飯器になるだろう。豪炎かまどと呼ばれる熱伝導率の高いアルミと耐久性の高いステンレスを組み合わせた釜を使用し、IHと相性が良い。豪炎かまどは高級炊飯器である炎舞炊きシリーズでも使われているため、安価な値段で同じ釜を使えるNW-JU10はかなりコスパがいい。

極め炊き NW-VA10

NW-VA10は、5.5合炊きのIH炊飯器である。極め炊きシリーズで定価はひとり暮らしでも手を出しやすい1万5千円程度だ。黒まる厚釜と呼ばれる厚さ1.7mmのかまを使っていて熱が冷めにくい特徴がある。そのおかげで沸騰後も高火力で米を炊き続けることができるのだ。令和2年6月現在、象印で1番人気の炊飯器である。

炎舞炊き NW-KB10

NW-KB10は、5.5合炊きのIH炊飯器である。象印の中でも特に高級な炊飯器で、定価は7万円以上だ。2019年プロダクトアワード銀賞を受賞していて、名実ともに人気炊飯器のひとつに名前を連ねる。 NW-JU10と同じく豪炎かまどを使っていて、火を使うような火力で米を炊き上げられるのが特徴だ。後継機種であるNW-LW10が2020年6月下旬に発売されるため、今後の値段の推移が気になる炊飯器である。

象印の炊飯器を売るには

象印の炊飯器は中古市場でも評判が良く、ブランドがマイナスに働くことはない。紹介した3つの炊飯器は象印の中でも特に人気の炊飯器で、リセールバリューはかなり高い。しかし、象印に限らず、すべての炊飯器で言えることだが、炊飯器は購入してから5年以上経過すれば買取を拒否される。

購入日から何年経過したかが炊飯器を売るためのカギをにぎる。改めて先に紹介した3つの炊飯器は発売時期がどれも2019年であり、どれだけ早く購入しても5年以上経過していないことになる。そのため、故障などの特段の原因がなければ、まず間違いなく買取されるだろう。

他の炊飯器の買取を依頼するなら、購入日から何年経過したのか製造年月日や保証書、レシートを参考にしよう。事前に購入年月日を確認しておき、円滑な買取を目指そう。

10社の買取相場

象印の特定の炊飯器を対象に10社の買取業者から査定を実施した。「写真を見なければ判断できない」「ウチでは買取対象にできない」との査定結果をもらったので、それも合わせて紹介していく。

これらの買取相場はあくまで目安であり、実物を見なければ正しい査定額はつけられない。しかし、炊飯器の状態を考えていない状態でも、査定額には2万円以上も差が生じている。

査定額は各買取業者によって千差万別であり、炊飯器に出せる予算に直結する。ここの買取相場を参考に見積もりをとる買取業者を決定してもいいだろう。

10社それぞれを紹介

炊飯器の買取が得意な10社を選定したので、それぞれの買取業者の基本情報と特徴を紹介していく。自分の要望に合った買取業者を探してみよう。

カドノ質店

カドノ質店は、名前通り質を営む会社で買取業界にも手広く事業を広げている。象印の炊飯器は価格相場の表を制作するほど真剣に買取をおこなっていて、炊飯器売買の信頼度が抜群に高い。査定から振り込みまでをスピーディーに実施している。

リファン

リファンでは象印の炊飯器を査定した後、減額なしの買取額の保証を実施している。例えば、事前査定で3万円がついたら本査定でも3万円を下回らない具合だ。炊飯器に強いスタッフがいるからこそできる強気のサービスといえるだろう。

大阪買取コム

大阪買取コムは、売れるものであればなんでもすることをかかげて営業している業者だ。電化製品の買取も強く、全国最高の買取相場を基準にして査定価格を算出している。不用品や処分品の回収にも力を入れているため、他にいらないモノがあれば引き取りしてもらおう。

リサイクルショップwow

リサイクルショップwowは、炊飯器の買取を得意としている業者だ。象印やそれ以外の買取実績も豊富で、出張買取は大阪と兵庫県の一部を対象に実施。出張費用の名目で買取金額から引かれることはなく、商品と引き換えでその場で現金と交換可能だ。状況に応じて出張買取を引き受けられない場合もある。

アキバ流通

アキバ流通では、炎舞炊きシリーズの買取額が特に高い。しかし中古品は買い取っておらず、すべて新品を売った場合に限られる。店舗は台東区にあり、買取実績も豊富で新品の炊飯器なら抜群の買取価格をほこる。

ReRe

ReReは業界大手の買取業者で、買取でもらえる現金とは別にReReポイントを買取額の1％取得できる。炎舞炊きシリーズになると、買取価格が4万円でReReポイントを400ポイントもらえるのだ。買取地域の範囲が広く、ReReポイントはReReでのショッピングに利用できる。

リサイクルマート

リサイクルマートは全国に200店舗を展開しているが、炊飯器は新品の買取しか実施していない。グループ累計では100万件以上の実績がある。店頭では専用カウンターを設けて査定をしていて、新品の炊飯器を売りたいのであれば、店頭に持ち込むことで即金で売買可能だ。

リサイクルショップ サウスリーフ

リサイクルショップ サウスリーフは横浜・川崎を中心に営業していて、1点からでも買取を断らないふところの深さを持っている。神奈川横浜エリアであれば、地元密着の強みを生かして即日対応が可能だ。なお、買取点数が多い場合は、即日対応は厳しい。

Ys' REUSE

Ys' REUSEは福岡にある業者で、IHやマイコンの炊飯器だけでなく珍しいガス炊飯器の買取もおこなっている。査定のポイントは付属品の添付や炊飯器の保存状態など一般的なモノだ。製造から5年以内の炊飯器なら買取額がアップする点は珍しい。

ODAモバイル

ODAモバイル（オダー総合買取）は規模が小さめだが、各メーカーごとに詳しく買取額目安がある。買取は新品のみで、新品でも箱に傷がついていたりバーコードがなかったりすると新品同等品として買取価格は落ちる。スピードと金額重視で、個人からの買取と同様に法人買取も実施。

高額買取を目指す3つのポイント

高価買取を目指すためには炊飯器のポテンシャルを最大限引き出すことが重要だ。ここではそのポテンシャルを引き出すために炊飯器の掃除方法を紹介し、キレイになったところで炊飯器の高価買取を目指すためのテクニックを2つ紹介する。

お掃除をする

炊飯器の掃除箇所を以下の通りで手順ごとにまとめた。

• ・釜
• ・炊飯器の外側
• ・炊飯器の内ぶたと内ぶたのついていた箇所
• ・外釜

それぞれの掃除を徹底して、キレイな状態で買取にのぞもう。

釜

炊飯器から釜を取り出し、食器用洗剤を使って洗う。このときクエン酸を使うことで抗菌や臭い予防ができる。臭いがとれない場合は3分の1ぐらいの水をはり、早炊きをするとよい。

炊飯器の外側

炊飯器の外側はホコリの付着する場所だ。エタノールをなじませたフキンで拭きあげよう。フタの蒸気口が取り外せるので、でんぷん質が残らないようにみがきあげ、細かい場所は綿棒を使って汚れをかき出そう。

炊飯器の内ブタと内ブタの裏側

炊飯器の内ブタは米を炊くときにでんぷん質が付着し、雑菌が繁殖しやすいポイントだ。内ブタを取り外して、中性洗剤とスポンジでみがいた後に乾いたフキンで乾拭きしよう。このとき、内ブタの裏側もフキンを使って清掃しておこう。裏側は濡らすと故障の原因になるため、乾拭きを心がけてほしい。

外釜

釜を取り出し、露出した外釜も拭きあげよう。この部分も濡らすと故障の原因になるため、乾拭きで留めておこう。こびりついたご飯のカスがある場合も極力水を使わずに取り除くことをおすすめする。

複数の買取業者から見積もりをとる

複数の買取業者から見積もりをとることを相見積もりという。例えば、A社とB社からそれぞれ見積もりをとることで、どちらの買取額が高いのかが比較できる。これをA社B社に限らず、多くの業者でおこなうことで同じようにどこが高価買取してくれるのか比較できるのだ。

比較する業者が多ければ多いほど、買取額が高くなる傾向にあるため、積極的に相見積もりをすることが高価買取のポイントになる。

付属品をつける

象印の炊飯器の付属品は以下の通りだ。

• ・外箱
• ・保証書
• ・取扱説明書
• ・しゃもじ、もじ受け、計量カップ2個

しゃもじ・しゃもじ受け・計量カップ2個は付属しようとしなかろうと査定額にそこまで影響されない。しかし、買取は新品の状態近ければ近いほど高額になる。もし、ある場合は必ず付属させよう。買取業者によって取り扱いは異なるが付属品はすべて査定に出すのが高額買取のポイントである。

意外に面倒な査定

査定は個別にとると大変面倒だ。名前・住所・メールアドレス・炊飯器の状態やメーカーなど、何度も同じ情報を入力しなければならない。そこでヒカカク！の一括査定サービスがおすすめだ。

1回の情報入力で、複数の買取業者から査定をとることができる。短い時間に相見積もりが完了できるため、忙しくて査定をとる暇がないなら、利用すべきサービスだ。

まとめ

象印の炊飯器は中古市場でも人気がある。もともとの定価の関係で極め炊きシリーズより炎舞炊きシリーズが高く、また需要の関係から炎舞炊きシリーズは高価買取されやすい。

炊飯器は消耗品の見方が強く、新品でないと買取できないと拒否する業者も少なからずいる。高価買取のポイントは、炊飯器が調理器具ということもあり、入念に掃除をした方がいいのは間違いないだろう。