アメリカで大人気の安くて軽いGoogleのChrome OS搭載「Chromebook」。日本での発売を待ち望む声が続出している。そんなChromebookの人気の秘密について深堀りし、日本にいても買える方法について紹介しよう。
chromebook / sam_churchill
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Chromebookとは何か
Chromebookはユーザーがブラウザを快適に利用できることを最優先に考えて製造された、Google独自のOSを備えるパソコンである。日本ではそれほど持っている人がいない。
Chromebookには、オペレーティングシステムとしてGoogle Chrome OSが搭載されている。ここで注意したいのは、Chrome OSは、WindowsやMac OSとは根本的に異なっている点だ。Chromebookは、従来のパソコンと同じ位置づけではなく、クラウドサービスやウェブアプリを活用するための新しいタイプのデバイスなのだ。
見た目は従来のパソコンと似ていて、文書の作成や楽曲の再生、写真の編集などといった作業は同様にできる。つまり、パソコン上にインストールできるChromeウェブブラウザと同様のものを、基本ソフトとして搭載したパソコンといえる。データはクラウドに保存し、Webブラウザ上で動作するアプリケーションを利用する仕様となっている。そして計算処理はクラウド上のコンピューターが高速に行ってくれるのだ。スマートフォン用OSのAndroidと同様、オープンソースとしてこのChrome OSは開発された。
Chromebookは非常に安価
ChromeOSは非常に軽く、低スペックのパソコンでもきちんと動くという性能を持っている。また、OS自体が無料で配布されるので、Chromebookは非常に安価だ。高性能の基本ソフトや、ソフトウェアパッケージを実行・格納するために必要なハードウェアを一切搭載していないことで、大幅にコストを抑えることが可能になった。日本円で3~4万円ほどということなので、Windowsのエントリーモデルを買うよりもかなりお得だろう。
Chromebookが人気の理由
では、なぜこんなにもChromebookは人気なのだろうか?この点について詳しく見てみよう。
オープンソースならではのOSの軽さ
スピードと使いやすさを追求したChromebook。コンセプトが非常にシンプルであり、OSが軽い。よって、起動や終了のスピードが速い。従来のパソコンの起動時間は30秒以上かかることが多い。しかし、Chromebookの起動にかかる時間は、なんと長くて10秒。古いソフトウェアで溢れかえることもないので、使っていくうちにどんどん遅くなるということもない。
無料セキュリティ機能と自動更新
多くのセキュリティ機能により、ウイルスや不正なソフトウェアから自動的に保護してくれる。そのためセキュリティソフトウェアなどを購入・インストールする必要がない。これだけでも大きなコストメリットがある。
起動時に毎回セルフチェックが実行され、またアップデートも自動で行われるため、手動での更新は不要で、常にセキュリティ状態を最新に保つことができる。
また、これまでのChrome同様、プライバシー保護機能もある。アクセスしたウェブサイトやダウンロードの履歴を残したくない場合には、シークレットモードでブラウジングできる。ゲストモードでログインすれば、セッション終了後に閲覧情報とダウンロード履歴がすべて削除される仕組みになっている。
Googleのサービスで仕事も効率化
Gmail、Google検索、Googleドライブなど、Googleの主要なサービスが始めから組み込まれている。購入後に面倒な設定などをする必要はなく、すぐに作業をスタートできる。
また、Android搭載のスマートフォンやタブレットをはじめとして、すべてのChrome搭載デバイスと同期が可能となっている。それらのどのデバイスからでも、同じブックマークやファイルなどにアクセスすることができる。
さらに、Chromeインスタント検索機能により、URLの入力をはじめるとすぐに、よくアクセスするウェブページの読み込みが開始される。Chromebookには、世界中のChromeブラウザが組み込まれているため、ウェブサイトを快適かつスピーディに閲覧することができるようになっているのだ。
クラウド管理による次世代型の使い方
さらに、データをローカルに保存せず、クラウドで管理するため、パソコン本体の呪縛から解放される。Googleドライブと呼ばれるクラウドストレージサービスが組み込まれているので、手動でファイルをバックアップする必要もなく、作業中のデータをクラウド上に保存できる。データはGoogleで厳重に管理されているデータセンターに保存されるため、セキュリティ面も問題ない。
これにより、いつでもどこでも他のパソコンから欲しいファイルを閲覧し、編集できるようになるし、新しいパソコンに買い替える時にも手間がかからない。また、ハードディスクなどの故障によりデータを消失するリスクもない。
オフラインでも使用可能
デスクトップ画面は、一見Windowsと変わらない。だが、Windowsとの一番大きな違いは、ChromebookではウェブブラウザのChromeと、その上で動作するウェブアプリしか起動できないという点だ。つまり、Chrome OSは、インターネットを常時接続してウェブアプリを使用することを基本としている。
では、インターネットがつながらない状況では使用できないのかというと、そうではない。ChromebookではGoogleドキュメントやGmailなど、インターネット接続がないときも使えるオフラインアプリを提供している。そのため、インターネットに接続できない状況でも、生産性を維持できるのだ。
また、3G対応のため、近くに無線接続がない場合でも、1か月あたり100MB分のインターネット無料サービスを利用できる。ちなみに、Gogo機内インターネットを無料で使えるチケット12回分が付属しており、Gogo対応の便でも快適にインターネットが使用できるようになっている。
Chromebookは日本でほとんど売られていないが、買える方法を発見
そんなChromebookであるが、日本ではまだ一般向けには発売されていない。現在は法人・教育機関向けがほとんどだ。しかし、そんなパソコンもXボーダーという、米国amazonから輸入してくれるサービスを使えば、日本からも購入することができる。このXボーダーでは、もちろん他の商品も米国amazonから輸入することができるので、日本未発売のレアガジェットなども是非探してみてほしい。日本のamazonなどと価格差のある商品もあるので、転売屋さんも要チェックだ。
そして話を戻すが、Chrome OSは日本語対応もしているので、海外から買っても安心して使うことができる。もちろん、日本で売っているChromebookでも良い。日本版amazonで買えるのだが、高スペックなものはやはり海外版が最新であり、おすすめだ。