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なんでも鑑定団で「2500万円」の国宝級お宝は1400円?

読了目安:8分
更新日:2019/09/03
公開日:2019/08/13
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なんでも鑑定団は陶器や掛け軸などさまざまな骨董品がいくらかをプロが鑑定してくれる番組として高い人気がある。その中では稀に数千万円といった国宝級のお宝が登場することもあるが、1,000円ほどの価値がないものも出てくることも少なくない。

この番組である事件が起こった。その内容と原因について確認し、骨董品を買い取ってもらうときの参考にしよう

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なんでも鑑定団で起こった事件とは

なんでも鑑定団で起こった事件は端的に言ってしまえば鑑定ミスだ。なんでも鑑定団でぜひいくらなのかを査定してほしいという連絡があった曜変天目茶碗の鑑定をしたところ、国宝クラスの2,500万円という金額が付いたというのが話の始まりである。

なんでも鑑定団ではプロとして何十年も鑑定をしてきている人が慎重に調べて真贋を吟味しているが、その結果として世界に3つしかない窯変天目茶碗だということが判明したのだ。この茶碗を鑑定してもらいたいと思った出演者も心から喜んでいたのは間違いない。しかし、この鑑定結果が後日になって覆されることになったのである。

なんとその茶碗を模倣品として制作した人から直接申告があったのだ。確かにそれは自分が制作したものだから曜変天目茶碗ではないとテレビ会社の方に連絡してきたのである。その結果を受けてなんでも鑑定団の方で茶碗の査定を再度おこなうことにはならなかったが、申告者曰く、制作していた当時は1,400円程度で販売していたということ。

これが本当であればなんでも鑑定団の鑑定士がミスをしたことになり、番組としての威厳も大きく傷ついてしまったことになる。2万分の1程度の価値しかないものを国宝級とすら謳ってしまったのは世の中にも大きいインパクトがあったのは明らかだろう。

なぜこのようなミスが起こったのか

どうして、このようなミスが起こってしまったのか、結論はどうなったのかを見ていこう。

未だに事件の結論には達していない

なんでも鑑定団で起こったこの事故は最終的な結論に達してはいない。再度、専門家による鑑定をおこなって真贋を見極めるということはせず、なんでも鑑定団としては番組の方針として鑑定をした結果を放映したという見解で、今後何かアクションを起こそうということもないのである。

その茶碗が本物なのであれば、なんでも鑑定団の威信を保つためにも何らかの形で正しい鑑定だったことを示した方が良いのは確かだが、その動きがないということは本当に模造品だった可能性もあるだろう。しかし、逆に製作者の方もその茶碗を実際に手に取ってみて本当に自分が作ったものだと証明しようともしていない。

こちらもこのような言動で動揺を誘い、話題として取り上げてもらうことを考えた愉快犯である可能性も否定はできないのだ。事実はどうあれ、このようなミスとも言える状況が生まれてしまったのは確かだ。ただ、このような鑑定ミスは骨董品の世界では決して稀ではないということは知っておいた方が良いだろう。

プロにも難しい真贋鑑定

その作品が本物か偽物かを誰もが判断できるわけではないからである。プロとしてどんな点を見て真贋を判断すべきかを学び、たくさんの経験を積んできた人がようやく見極められるようになる。鑑定士は生涯学び続けると言われるほどにプロと言われている人でも知らないこと、わからないことが多く、本物だと言い切るのも偽物だという根拠を見つけ出すのも難しいことなのだ。

骨董品の査定をするのは極めて難しく、一部の専門家でもミスをし得るというのは念頭に置いておこう。特に模造品やレプリカが本物と違うというのを示すのは簡単ではないことが多い。本物を模倣した製作者もできるだけ本物との違いがわからないようにしようと工夫をしているからだ。使用する塗料や土、紙などにもこだわってできる限り同じものにするのが基本である。

また、陶器の場合には焼いてからどのくらいの時間が経っているかで様子が変わってしまう。何百年も前の茶碗を模倣しようとした場合にはその微妙な違いもごまかせるように焼いてから手を加えたり、焼き方の工夫をしたりすることも少なくない。このように手をかけて作り上げられてきた模造品ともなればプロでも真贋を見抜けないこともあるのだ。

ヒューマンエラーも理由のひとつ

もう1つの原因として、結局はヒューマンエラーが起こる可能性があるということも知っておいた方が良い。ある制作者の作品を鑑定できる人となると権威者は限られてしまい、場合によっては1人しかいないこともある

たった1人の鑑定士が骨董品を見て鑑定し、その結果が本当に正しいのかを評価できる人がいなかったらミスは多発することは想像に難くないだろう。うっかり偽物との違いを見落としてしまうこともあれば、その鑑定士がたまたまその作品の存在を知らなかったために本物を偽物と言ってしまうこともあり得るからだ。

このような事情は骨董品の鑑定では避けられないものであり、なんでも鑑定団でも複数の鑑定士を置いて対策を立てている。それでも本物かどうかを判断するのが難しいほどに模倣されていた茶碗だった可能性が高いだろう。ただ、国宝級の茶碗にしては2,500万円は安いという見解もあり、1億円以上の金額にならなかったのはなぜかという声もある。

鑑定士の方もやや疑念を持ちながらこの金額を出した可能性もあるが、真相は定かではない。なんでも鑑定団の鑑定士が大変なのは真贋を見極めるだけでなく、査定をして金額を明示しなければならない点だ。本物だと誰もが納得していたとしても、これでは安いのではないかといった議論が巻き起こっていたかもしれないのである。

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買取に出すときには真贋に注意

なんでも鑑定団の事例を踏まえると骨董品を買取店に出してお金にしたいというときには気をつけなければならないことがわかる。自分ではその骨董品が本物だと思っていても、実はレプリカで価値はかなり低いということもあるだろう。逆に偽物だと言われて買ったけれど、実は本物で驚くほどに高く売れることもある。

ただ、それを買取店の査定士が見極められるかどうかは判然としないのだ。明らかな偽物であれば鑑定ミスをしてしまうようなことはほとんどないが、精巧に作られたものであれば人によって見解が違う可能性がある。

特に多くの買取業者ではなんでも鑑定団に出演するようなプロの鑑定士ではなく、ある程度の知識と経験を持っている人が鑑定していることもあれば、ほぼ素人がマニュアルを見ながら金額を決めていることもないわけではない。あらかじめ自分が売りに出す骨董品の真贋を知っておかないと損をするリスクもあるので気をつけよう

骨董品を買い取ってもらう際の注意点

真贋の見極めをするのが難しく、ヒューマンエラーも起こり得るとなると高く売れるはずの骨董品が安値になってしまったり、逆に安く買い叩かれるはずの模倣品が高額査定されたりすることもあるのではないかと思う人もいるだろう。

実際に査定を依頼してみると業者によって見解が違っていて、金額にかなり大きな差が生じるのが普通だ。さまざまなパターンが考えられるが買い取ってもらう際の注意点などを解説していこう。

とにかく多くの業者に鑑定してもらおう

真贋がわからないというところから始まる場合には、まずはたくさんの業者に査定を依頼してどういう判断かを聞いてみると良い。ほとんどの業者が偽物だというのなら偽物の可能性が高く、かなりの数の業者が本物だというのなら本物として売れることになる。また、とにかく多くの業者に鑑定をしてもらうようにすると高く売れる可能性が飛躍的に高まる。

交渉をするための材料がたくさん手に入るからだ。真贋がわからないようなときは実はあの店で査定を受けたら本物でこのくらいの金額だったという話をすると、きっとこれは本物だと思いながら査定額を考えてくれることが多い。少しでも買い取りたいという気持ちがあるなら査定額もその店と同じ金額かそれ以上にしてくれる傾向があるので試してみると良いだろう。

実は買い取る立場から考えると本物か偽物かは大きな問題だが、売る側から見れば高く売れれば真贋はあまり関係がない。多くの業者に依頼して査定してもらった結果として、10社は偽物で1,400円という結果でも1社だけ2,500万円と査定したのならその買取店に売ってしまえば儲けられるのだ。

それがその買取店の鑑定士の力量不足なのか、それともただうっかりミスをしただけなのかは関係ない。査定の内容は買取店が責任を持つので売り手としては気にかける必要がないのである。

偽物を本物だと主張してはいけない

偽物だということを知っているにもかかわらず、本物だと主張して鑑定してもらった場合には問題になり得るので気をつけよう。本物だと言うからこの査定価格にしたけれど、よく調査してみたら偽物だったから買い取らないと言われても文句は言えない。

業者によっては最初におこなう査定は仮のもので、売買契約をしてからあらためて吟味をしているケースが多い。その時点で偽物だと発覚してしまったときには売買契約を破棄されることもあるのだ。

このようなケースも想定して偽物と知っていても、真贋がわからないというスタンスで査定してもらうようにしておくのが賢明である。そうすることで、契約破棄の交渉になったときに不利な立場にならなくて済む。

本物だという自信があるなら

買取店としては、本物と思って高値で買った骨董品が実は偽物だったと後になって発覚すると安くしか売れないので大損してしまう。そのため、本物だというのなら証明してほしいと逆に言われてしまうこともある。

>鑑定書を付けることで証明は可能なので、これは本当に本物の骨董品だというときには専門機関に相談して鑑定書を付けてもらおう。発行してもらうために数週間程度がかかり、費用も負担しなければならなないのも確かだが、それによって1万倍以上もの価格で売れるようになる場合もある。本物だという自信に確証を持つためにも買取業者の無料査定を利用して本物という見解が十分にあるかどうかを確認してみると良いのだ。

まとめ

なんでも鑑定団では、真贋の見極めを誤ったために鑑定ミスをしたまま番組を放映してしまう事故があった。それが事実だったのかは定かではないが、査定の難しさを物語っている重要なエピソードである。

この事例から学び、骨董品を売りたいときにはできるだけ多くの業者に査定してもらうようにしよう。本物かどうかを疑われたら鑑定書を用意してから買い取ってもらうのも良い方法である。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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