MVNOのぷららモバイルは、2017年11月30日でMVNOとしてのサービスを終了する。ぷららモバイルの契約者は、それまでに解約かMNP転出で他の通信会社に変更しなければならない。しかし、解約やMNP転出をする場合、契約状況によっては違約金などが必要となる場合がある。そのため、解約やMNP転出をする場合は、事前に契約内容を確認する必要があるといえる。
そこで、今回は、ぷららモバイルの契約内容の確認方法について記載する。
ぷららモバイル
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ぷららモバイルとは
ぷららモバイルは、大手プロバイダーの株式会社NTTぷららが展開するMVNOのブランドである。NTTぷららは、映像サービスの「ひかりTV」などを運営している会社で、NTTグループに属している。ぷららモバイルは、NTTドコモの回線を利用した高品質のMVNOを展開しているほか、黎明期にいち早くデータ通信無制限サービスを実施するなど、多様なサービスで人気のMVNOである。
ぷららモバイルのサービス終了について
前述のように、ぷららモバイルは2017年11月30日にMVNOとしてのサービスを終了する。すでに、2017年5月2日に新規サービス受付も終了している。
通信サービスなどの会員サービスを終了する場合、他の事業者がその会社のサービスを契約者ごと引き継ぐことがある。しかし、ぷららモバイルの場合はサービスを引き継ぐ通信会社がないため、ぷららモバイル利用者は、解約するか、通信サービスを受けるために他の通信会社と契約する、もしくは、通信会社を変更しても電話番号を引き継げるMNP転出を実施する必要がある。さもないと、電話番号を失うことにもなるので早めに対応するようにしたい。
契約内容を確認する必要性について
解約やMNP転出を実施する場合、契約状況によっては違約金などが必要となる場合がある。通信会社が提供するプランの中には、最低限利用することを義務付けられている期間、いわゆる最低利用期間が設定されている場合があり、その最低利用期間中に解約やMNP転出を実施した場合、違約金が発生することが多い。最低利用期間の有無や最低利用期間の長さ、違約金の金額は通信会社によって異なるため、契約している通信会社の内容を確認する必要がある。契約している通信会社によって様々だが、0カ月～13カ月の間で設定されていことが多い。最低利用期間内に解約した際の違約金は、約5,000円～10,000円前後である。ぷららモバイルは、音声通話プランに契約月の翌月から6ヵ月の最低利用期間が設定されており、最低利用期間中に解約やMNP転出をした場合、違約金8,000円（不課税）が発生する。データ通信プランには、最低利用期間は設定されておらず、契約期間に関わらず、いつ解約しても違約金は発生しない。
ぷららモバイルの契約内容の確認方法について
ぷららモバイルの契約内容の確認は、ぷららモバイルのホームページにある「ぷららモバイルLTE利用状況確認」から行う。ぷららモバイルLTE利用状況確認にログインするには、ユーザIDと本パスワードが必要となる。ユーザIDとパスワードは、契約後に送付される書面に記載されているので、そちらを確認してログインできるようにしておこう。ぷららモバイルLTE利用状況確認にて、契約しているプランや契約期間などが確認できるので、最低利用期間内であれば、最低利用期間が終了するまで、解約やMNP転出を待った方がいいかもしれない。ただ、前述のように2017年11月30日にはサービスが終了するので、特に時間に余裕が必要な、MNP転出をする場合は、最低利用期間が終了するまで待っているとサービス終了ぎりぎりとなり、時間的余裕がなくなる可能性も出てくる。そのため、そのような場合は、最低利用期間中であっても、違約金を支払う前提で早期にMNP転出を実施したほうがいいかもしれない。
ぷららモバイルにおける更新月の扱いについて
通信会社の契約の中に、更新月という単語が出てくる場合がある。これは、契約期間が自動更新される契約において、更新された契約期間の最初の月を指す単語である。契約期間が自動更新される契約の場合、契約期間がそのまま最低利用期間となっている事が多く、契約期間中に解約すると違約金が発生することになる。ただ、更新月に解約する場合に限り、違約金は発生しない事が多い。つまり、更新月は、契約期間が自動更新される契約においては、解約しても違約金が発生しない、契約者にとって非常に重要な月といえる。
では、ぷららモバイルにおける更新月はいつか、ということになるが、ぷららモバイルでは、更新月は存在しない。ぷららモバイルは、契約期間が自動更新されるような形態の契約はない。音声通話プラン最低利用期間が設定されているものの、最低利用期間が終了すれば、再度最低利用期間が始まることはなく、最低利用期間終了後、いつ解約しても違約金は発生しないのである。ぷららモバイルにおいては、更新月を気にする必要はないと言える。
公式案内は、「OCN モバイル ONE」へ
ぷららモバイルを使用していたユーザーに対して、公式にNTTグループであるNTTコミュニケーションズが提供している「OCN モバイル ONE」のキャンペーン情報が案内されているという。ここでは、「OCN モバイル ONE」の特徴を紹介したい。
「OCN モバイル ONE」とは
「OCN モバイル ONE」とは、NTTコミュニケーションズが提供しているMVNOである。NTTグループが運営していることもあり、安心感を持って利用することができるのがポイントだ。インターネットプロバイダである「OCN」の認知度も高く、名のある安心できるMVNOを選びたい、という方にはおすすめのMVNOだ。料金設定は他社よりもやや高めではある。下記に、他社と比較した際の強みを紹介したい。
月ではなくて日単位の料金プランが用意されている
MVNOは、基本的に月単位でのプランを提供している会社が多い。それに対し、「OCN モバイル ONE」では、日単位のプランを用意しており、日ごとに110MB、170MBまで使用できるプランがある。毎日のデータ使用料に波がないタイプの方であれば、日単位のプランのほうがお得に利用できるのでおすすめだ。
大容量プランが充実している
10GBのプランだけではなく、それ以上の20GB、30GBといった大容量のプランが提供されているのが特徴だ。動画を視聴する機会が多かったり、アプリのインストール数が多いユーザーにはおすすめといえる。また、大容量プランを使用している場合、最大5枚の格安SIM間で容量をシェアすることができる。家族での契約を考えている場合、例えば１人の容量が少なくなってしまった場合、もう1人の容量をシェアすることも可能なのだ。
全国のWi-Fiが無料で使用できる
全国に8万件以上あるWi-Fiスポットを無料で使うことができるのも強みといえるだろう。セブンイレブン、ローソンなどのコンビニや、街中のカフェなどで使用ができる。
ドコモ回線のおすすめMVNO
「OCN モバイル ONE」について紹介してきたが、いっそのことNTTグループ以外のMVNOに乗り換えてみたい、という方もいるだろう。今回は、ぷららモバイルと同じドコモ回線のMVNOのおすすめをいくつか紹介したい。
mineo
ケイ・オプティコムが提供するMVNOである。大容量プランを用意しており、20GBプランは業界最安値のため、動画などを視聴することが多いユーザーには非常におすすめだ。また、かけ放題サービスが充実しており、「10分かけ放題サービス」という月額850円で10分以内の通話なら回数無料でかけられるプランも用意されている。
LINEモバイル
メッセージアプリで知られるLINE株式会社が提供しているMVNOである。LINEやLINE MUSICなどを使用した際には、その通信量がカウントされない独特のプランが用意されている。料金の支払いにもLINE payが使える。10分以内の通話がかけ放題の「10分電話かけ放題」のオプションもある。
DMMモバイル
動画サイトなどで知られるDMMが運営しているMVNO。全プラン業界最安値を明言しており、どのプランを見ても非常にコストが安くおさえられている。とにかく安い値段でMVNOを持ちたい、という方にはおすすめだ。また、
まとめ
ぷららモバイルの契約期間の確認方法などについて記載したが、サービスが終了するぷららモバイルにおいては、契約内容の確認は、必要性があまりないことかもしれない。ただ、前述のように、解約やMNP転出において違約金が発生する可能性がある以上、契約内容の確認をしても損はないだろう。万が一、違約金などが発生すれば、無駄な出費といえる。現時点で、ぷららモバイルと契約中の場合は、これから解約やMNP転出を実施することになると考えられるが、契約内容の確認など手続きに向けて万全の準備をして、スムーズに対応できるようにしよう。
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