シニア層だけでなくスマホ初心者も使いやすいらくらくスマホ。人気があるシリーズでもある。今回は、白ロムのらくらくスマホを購入する場合の相場に関して調べてみた。購入を考えている人は参考になることだろう。
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そもそも白ロムって何?
白ロムという言葉が耳慣れないという方もいるだろう。スマホの場合の白ロムとは、SIMカードを抜いた状態の端末を意味している。
白ロムと赤ロムの違いは?
通常、中古ショップなどで販売されている端末は白ロムである。契約者情報が入っていないので、購入してからスムーズに使うことができる。もっとも白ロムと言えども中古品なので、ある程度のリスクはあることを考慮しておこう。
似たような言葉で赤ロムというものもあるが、これは全く意味が違う。赤ロムとは、キャリア側が通信利用にロックをかけてしまった端末である。本体代金に未納分があったり、盗難品である時などに適応される。
ネットワーク利用制限の確認方法
中古スマホの販売店では、赤ロムや赤ロムになりそうな端末は販売しないようにしているが、個人が出品しているものの場合、たまに赤ロムになりそうな端末が出されていることもあるので気をつけよう。
キャリアのホームページで、ネットワーク利用制限確認ツールに15桁の本体識別番号(製造番号)を入力すれば、簡単に確認が可能である。オークションなどを利用する時は、事前に確認しておくことが肝心だ。
らくらくスマホの白ロム購入価格はいくらが相場?
らくらくスマホシリーズは人気がある分、いくつか機種が発売されている。機種別の白ロム相場価格を見てみよう。
2017年モデル
まず最新の2017年発売のらくらくスマホ4の場合は、30,000~40,000円くらいである。新品と比べると数万円安くなっているが、新しいが故にまだ中古市場に出回っている数が少なく、大幅にお得とは言い難い。
2014年モデル
続いて2014年発売のらくらくスマホ3は5,000~30,000円くらいが白ロムの相場である。状態などによって価格に差があると言えるだろう。
既にメーカーの新品販売は終了しているので、入手しようとしたら中古品を手に入れることが必要になる。
2013年モデル
2013年発売のらくらくスマホ2は、5,000~20,000円くらいが相場である。同じく2013年発売のらくらくスマホプレミアムの場合は、5,000~30,000円くらいだ。
2012年モデル
2012年に発売された初代のらくらくスマホは、2,000~7,000円くらいが相場となっている。しかし、もうここまで遡ってしまうと値段が安くても購入するメリットがあまりないと言えるだろう。新しい機種の方が使いやすくなっているし、わざわざこのモデルまで戻らなくても、便利な格安スマホなどが溢れている。参考程度に見ておきたい。
白ロムのメリット・デメリット
白ロムはSIMカードが抜かれているので、SIMカードを差し込むことで電話番号を持ったスマホとして使用できるものだ。メリット・デメリットに関してまとめてみた。
メリット
まずメリットとしては、低価格で購入できるという点があげられる。基本的に中古の携帯電話なので、新品を購入するよりも安い価格で購入することが可能だ。新品の販売が終了したモデルも選ぶことができる。
デメリット
デメリットとしては、故障の可能性があるということだろう。あくまで中古品なので、新品と堂々の状態を期待するのは厳しいところがある。
もちろん白ロムの中でも商品状態はまちまちなので、状態が良い新品同様の美品を選べば故障リスクも低いと言えるだろう。また、赤ロムになってしまう危険性があることも注意が必要である。
白ロムってどこで買うの?
主に中古スマホを取り扱っている実店舗やネットショップ、個人出品のオークションなどで購入できる。
白ロム専門販売店
中古スマホを取り扱っている実店舗やネットショップについてだが、一般的に中古スマホ販売店は白ロムを販売している。「白ロム専用販売店」などわかりやすく記載してくれているところもあるので、そちらで買うと確実だ。
保証サービス付きかどうか
白ロムには故障リスクがつくが、中古スマホ販売店では、保証サービスを付けてくれているところも多い。より安心感のある取引をしたいなら、保証サービスのある中古スマホ販売店で白ロムを購入すると良いだろう。
実店舗型なら、商品を直に手に取れるというメリットがある。ただし、少々割高なものが多い。ネットショップ型は、場所を気にせず取引できる上に取り扱っている数が多く希望の商品を見つけやすい。ただし、ネットショップもピンキリなので、信頼できるところかしっかりチェックする必要がある。
オークションで購入する
オークションでも白ロムを手に入れることはできる。ただし、個人が出品している場合がほとんどであり、商品には個体差がある。購入希望者側でしっかり不明点を確認できるスキルや相応の知識がないの、トラブルに発展しやすい危険性があるので気をつけよう。ただし、価格が相場よりも安い掘り出し物が見つかることもある。
らくらくスマホの白ロムを買うならどこがオススメ?
オススメなのは、中古スマホを専門的に扱っている白ロム専用店である。個人との取引をするオークションは、出品者の信頼度が不明確なので、あまりオススメとは言えない。
イオシス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「イシオス」などは、白ロムのスマホを取り扱っているお店であり、商品数も多いのでオススメである。らくらくスマホの取扱ももちろんある。あまり古い機種は見つけるのが難しいが、使いやすいらくらくスマホ3は豊富に販売されており、価格も相場価格に合致して、しかも比較的安めである。
「イシオス」の場合、動作確認がしっかりしていて安心して取引できる上に、商品状態の表示もわかりやすい。ポイントがよくわかるので、あまり中古ショップの取引に慣れていないという方にも推奨できる店舗である。もちろん保障サービスも用意されている。安心感を持って適正な取引ができるお店と言えるだろう。
ムスビー
仲介サイトを利用するという方法もある。「ムスビー」は国内№1の白ロム・中古ケータイ・スマホ専用フリマであり、取扱商品数も多い。個人対個人の取引の間に仲介会社が入ってくれるので、安心して取引を進めることができる。
仲介会社を通すので安心
値段は相場価格と同等が基本であり、時には安い掘り出し物も出品されている。仲介会社が間に入ってくれているので、オークションなどと違い安心して取引を進めることができる。もしもの時も安心である。赤ロム保障などの保障もついており、仲介サイトを介するので商品説明の書き方が統一されていて見やすい。比較検討もしやすいだろう。
白ロム販売店は増えている?
特にオススメのところを紹介したが、白ロム販売店は増加傾向にある。お店の内容やサービスの状態、スタッフの対応などを総合的に比較して、自分にとって使いやすい信頼できるお店を選んで取引を進めると良いだろう。口コミなどの情報も大いに参考になる。
らくらくスマホの場合は、らくらくスマホ3が比較的中古市場に出回っている商品数が多いので、らくらくスマホ3の情報で比較検証してみる方法も有効と言える。
参考:ムスビー(musbi.net)で白ロムを買う時の評判は?トラブルや手数料に要注意
注意!白ロム詐欺
残念ながら、オークションなどには詐欺目的に白ロムを出品している人や業者がいることがある。主な事例としては、赤ロムに限りなく近い状態の商品を、安全な白ロムであるかのように記載して売るというものがある。実際商品が届いてみたら赤ロムになってしまい、お金だけ取られてその後連絡がつかないというケースである。
取引は信頼できる相手と
白ロム詐欺に合わないためには、自衛が肝心である。安いからと言って飛びつかず、しっかり商品状態を確認したり、不明点を出品者に問い合わせるなどして信頼できる相手とのみ取引していこう。相手の評価を見ておくこともポイントだ。
詐欺師はあの手この手で上手く人を騙す。「自分は大丈夫だろう」と過信している人ほど被害に合いやすいと言える。中古品にはリスクがあることを前提に、慎重に対応していこう。
自分も詐欺に加担したとみなされる場合も
他にも、アルバイトと偽って高額な携帯電話を何台も契約させ、携帯電話だけ取られてしまい、多額の支払いを負わせられたケースもあり、一般的に白ロム詐欺と言えばこちらの方が有名である。この場合、自分で使用する予定がないにも関わらず携帯電話を契約・譲渡したとして、購入した人も詐欺に加担したとみなされる。被害にあった際にはしかるべきところに相談してみることを推奨する。
らくらくスマホで格安SIMは使える?
らくらくスマホを格安スマホとして活用する目的で白ロムを購入する人もいるだろう。結論から言うと、らくらくスマホでも格安SIMを選べば、問題なく使用できる。よく出回っているらくらくスマホ3や最新のらくらくスマホ4は、SIMロック解除が不要であることも確認されている。ポイントは、対応している格安SIMを選ぶことくらいだろう。
自分の利用したいスタイルに合わせた格安SIMを選んで、らくらくスマホで快適な格安スマホライフを楽しもう。基本的には、格安SIMの方が月々の利用料金が安価でお得になる。
まとめ
相場価格は固定ではない。状況によって変動するということを考慮しておこう。ただし、理由もなく大きく値下がったり値上がるということはほぼない。例えば最新機種が発売されて、型落ちした前のモデルの値段がさがるなどで相場が変わるなど、大きく変動する時にはそれなりの理由がある。
また、年月が経つ毎に価格は下がっていく傾向がある。購入する側としては嬉しい変化かもしれないが、古いということで、使いにくく感じる可能性が高まるとも言えるので、購入する際には、状態などが希望に合っているかよくチェックしておくことが望ましい。