アディダスはスポーツ用品としてはもちろんのこと、そのデザイン性からファッションアイテムとしても若者を中心に世界的に人気がある。できることなら少しでも安く手に入れたいと考える人も多いだろう。人気ブランドの証とも言えるのだが、残念なことに、本物そっくりの偽物商品が数多く出回っているという事実もある。
そこで、アディダスの商品を購入する際に偽物を手にしないために、偽物商品の特徴や見分け方について詳しく説明していこう。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
世界的ブランドのアディダス
世界トップクラスのスポーツ用品メーカーであるアディダスは、実はドイツに本社を置く会社である。1948年に設立して以来、数々の名品を生み出し続けており、登録商標にもなっている3本線は今ではすっかりおなじみのシンボルだろう。
アディダスの人気について
国内外を問わず街中を歩いていると、アディダスのスニーカーを履いている人を必ず目にするといっても過言ではない。なかでもSTAN SMITH(スタンスミス)はアディダスを代表するスニーカーのひとつであり、復刻版が販売されるなど今もなお高い人気を誇っている。
また、多様なブランドやアーティストたちとコラボレーションしたりして、スポーツ業界だけに限らずファッション業界でもたびたび注目を集めている。
アディダスのCEOが偽物について言及
アディダスのCEO(最高経営責任者)であるKasper Rorsted(カスパー・ローステッド)は、CNBCのインタビューで「アジア地域に流通しているアディダス製品の約10%は、偽物である可能性がある」と述べた。参考までにCNBCとは、主にビジネスニュースを放送しているアメリカの放送局である。
さらにローステッド氏は、実店舗とオンライン上の両方で偽物商品が出回っており、このことは業界全体の大きな問題に繋がるだろうとも発言した。
日本国内の路面店で偽物のスニーカーが売られているのを目にすることはほとんどないと思われるが、アジアの一部の国では観光客向けの露店などで偽物のスニーカーが当たり前のように売られているそうだ。
偽物が多く流通しているのは
アディダスの正規店ならまずもって間違いないが、インターネットを通してアディダス製品を購入する場合は基本的に用心したほうがよいだろう。特にヤフオクなどのネットオークションやメルカリに代表されるフリマアプリなどでは、出品されている商品の中に偽物が紛れ込んでいる可能性が高い。実際にメルカリでは、アディダス製のパーカーやスニーカーの偽物が届いたという報告もあがっているという。
しかし厄介なことに、その製品が偽物か本物なのかを見た目だけで判別することは素人には非常に難しいのだ。例えばシューズであれば、前方にある小さな穴の形がわずかに違っていたり、ロゴの位置がほんの数ミリずれていたりという違いがあるようだが、ほとんど分からないだろう。
偽物の特徴と注意点
商品が手元に届いた後の話になってしまうが、それがもしも偽物であった場合、梱包が雑であるという特徴がひとつには見られる。全ての偽物に当てはまるわけではないが、商品がそのままビニール袋などに入れられており、緩衝材の類は入っていないことが多い。
そのような偽物をつかまないためにも、ヤフオクやメルカリなどを利用してアディダス製品を購入する際には、以下のことに注意を払おう。
- ・出品者の情報をしっかりと調べる
- ・価格が相場よりも異常に安くはないか
- ・配送料や配送方法について確認する
- ・発送地域はどこからなのか
上記4点について、これから個別に詳しく説明していく。
出品者は信用できるか
過去に出品した実績のある人であれば、何かしらの評価がつけられているはずだ。出品者の評価を確認してみて、それがゼロであったりあるいは1桁だった場合には、偽物を販売しているのではないかと一度は疑ってみることをおすすめする。当然のことながら、クレーム報告がゼロで評価の高い出品者のほうが信用度は高い。
また、その製品が正規品かどうかを単刀直入に聞いてみるのもひとつの方法であり、その際の対応の仕方がどのようなものであるかも判断材料にできるだろう。商品を出品するに至った経緯や、状態の良し悪しなどを詳しく教えてくれるような出品者であれば、さらに好感が持てる。
価格が安すぎるものには注意
「良い商品をより安い値段で購入したい」これは誰もが望むことだろう。そのため、正規店舗で売られている定価よりもはるかに安いアディダス製品を見つけたときには、掘り出し物を見つけたとばかりに飛びつきたくなる衝動は容易に理解にできる。しかし、そこでいったん冷静になって考えてみると、あまりにも安すぎる商品には何かしらの欠陥があるに違いないと気づけるはずだ。
例えば、フリマアプリやネットオークションには、通常は5万円以上で取引されるようなスニーカーが1万円前後で出品されていることも珍しくない。様々な状況が考えられるため一概には言えないが、定価の7割以下で取引されているような商品は、正規品であるかしっかりと確かめたほうがよいだろう。
配送料と配送方法について
偽物商品の配送の特徴として「配送料が出品者負担」「配送方法が未定」というものが挙げられる。偽物商品の発送元が中国だったという話は耳にしたことがある人も少なくないだろう。中国からでは着払い発送ができないため、配送料が出品者負担にならざるを得ない。メルカリなどのフリマアプリの場合、中国に住んでいて日本語も話せる出品者が偽物スニーカーを出品しているという話もある。
そして、注文が入ってから中国国内にある偽物業者へ発注をかけ、その偽物業者から日本に商品を配送するという流れが一般的なようだ。配送方法としては、佐川急便が多い傾向にある。
一方で、ヤフオクなどのネットオークションの場合は、日本国内に拠点を構える業者が偽物スニーカーを事前に輸入しておいて、それを定期的に出品している。
そのため、送料は落札者負担になることが多く、配送方法はゆうパックやヤマト、佐川急便など特定されておらずバラバラである。
発送地域が大阪
実は、大阪の空港は偽物ブランドが入ってくることが多いことでも一部の業界では有名なのだそうだ。もちろん出品者のなかには大阪在住の人や業者もたくさんいるだろうから、発送地域が大阪というだけで怪しいと考えるのは極端すぎる。しかし、参考までに頭の片隅に置いておいても損はない情報だろう。
万が一偽物を購入してしまったら
プロが見ても本物と偽物との違いが分かりにくい場合もあるくらい、偽物のクオリティは格段に進化しているという。偽物商品そのものだけでなく、偽物のレシートまで作成する業者まで登場するほどの手の入れようだ。
このような状況下では上述した偽物の特徴や注意点に重々気をつけて選び抜いたとしても、偽物のアディダス製品を購入してしまう可能性は無いとは言い切れない。
ここでは、商品を購入して手元に届いた後に、それが偽物だと判明したときの対処法について説明する。
速やかに返品する
手元に届いたアディダス製品が残念ながら偽物だった場合は、早急に返品の手続きをとるのが一番だ。その際は、返品理由の書き方にちょっとしたコツがあるのでぜひ参考にしてほしい。
本当のことではあるが、「偽物だから」という理由は決してあげないようにしよう。届いた商品が偽物であるか本物であるかの区別は曖昧なケースもあるため、トラブルを極力避けるという意味でも大人の対応をするのがベストである。
クレームのひとつでも言ってやりたいと怒りが爆発しそうな状況かもしれないが、ここはぐっと抑えて「配送元と出品者が異なっている」あるいは「日本国外からの配送は禁止されている」という理由を提示しよう。
アプリの運営者に問い合わせする
返品依頼をしても対応してくれない出品者の場合は、ヤフオクなどのネットオークションやメルカリなどのフリマアプリを運営している企業へヘルプから問い合わせをするのが得策だろう。
運営者側もアディダス製品の偽物が出回っていることは把握しているはずなので、もしも悪質な業者であったとしたら、然るべき対応をとってくれるはずだ。運営者側にとって、偽物商品が横行していることは企業イメージのマイナスにしかならない。
アプリのシステムを利用する
ヤフオクやメルカリには、受取の評価をしないと出品者に入金されないシステムが用意されている。このシステムを使えば、商品を受け取った後にそれが偽物ではないかを吟味することができるのでおすすめだ。
アディダスブランドのレアスニーカーなど、特に高額な商品を購入する際に利用すると安心だろう。
ネットオークションとフリマアプリに注意
アディダスのCEOによると、アジアに流通するアディダス製品の約10%は偽物であるとも考えられており、ここ日本でも気づかないうちに偽物に出くわしてしまう可能性は大いにある。
特にヤフオクなどのネットオークションやメルカリなどのフリマアプリを利用する際には注意が必要で、アディダス製品の偽物が出品されているという報告もあがっているらしい。
具体的に注意すべき項目としては、出品者の評価が低い、相場に比べて異常なほど値段が安い、実際は中国などの国外から配送されているなどが挙げられる。
アディダスを高く売るコツ
お手持ちのアディダスを買取に出す場合、手入れをしたり、なるべく良い状態で保管することは大切だが、売却する際の買取店選びが何より重要である。近所のリサイクルショップで売る前に、アディダスを高価買取しているショップをいくつか比較して、少しでも高く買い取ってくれる業者にお願いするようにしよう。参考までに、ヒカカク!おすすめの買取店を紹介するので、業者選びの参考にしてほしい。
【PR】リアルクローズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リアルクローズではアディダスの商品を積極的に買取している。ブランド物の古着や靴やカバンの買取店で、スポーツブランドやアウトドアブランドの買取を得意としている。実店舗は東京、愛知、大阪の中心部に7店あり、そちらに持ち込めば待たされることなく買取してくれる。宅配・出張買取にも対応しているので、遠方住まいの方や、売りたい量が多い方、アディダス以外にも自宅にある不用品をまとめて売却したいかたにはこちらがおすすめだ。
査定を担当するスタッフは、全員アパレルの知識豊富で、査定経験も豊富な方たちばかりなので買い叩かれることがなく、適正価格での高価買取が期待でき、利用者の満足度も高い、おすすめの買取店だ。
まとめ
アディダス製品の偽物が出回っている背景には、金銭目的で悪意のある業者や個人が定期的に出品しているケースと、そのような悪質業者から騙されて偽物を購入してしまった人が出品をしているケースとがある。いずれにしても、その商品が偽物か本物かを見た目で判断することは素人には非常に難しい。
そのため、十分気をつけていても偽物を購入してしまうこともあり、そうなってしまった場合は返品理由に気を配りながら速やかに返品手続きを行うとよい。
また、購入したアディダス製品が偽物か本物かの判断に迷う場合は、買取査定を行っている店舗に現物を持って行って、プロに査定してもらうという方法も検討しよう。