シャンパンのテイストは、原料になるブドウによって大きく変わってくる。シャンパンのメゾンでも、一部の銘柄についてはブドウの出来がよかった年にしか発売をしていない。こういった銘柄は買取市場でも貴重な1品になるため、高額査定をする買取店が増えてくる。
ここで取り上げるアラン・ロベール・メニル・トラディション(Alain Robert Mesnil Tradition)などは、買取査定にだしてみると予想以上に高い金額がつくかもしれない。買取店が公開しているアラン・ロベール・メニル・トラディションの買取相場情報をまとめてみた。
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希少性が高いアラン・ロベール・メニル・トラディション
アラン・ロベール・メニル・トラディション(Alain Robert Mesnil Tradition)は、フランスのロベール家が製造しているシャンパンだ。ロベール家では、17世紀からシャンパンの製造を手掛けてきた。このメゾンが所有しているのが、メニル・シェル・オジェ村の畑。シャンパーニュ地方のメニル・シェル・オジェ村には、有名なシャンパンのメゾンであるクリュッグ(KRUG)のブドウ畑もある。
ブドウの出来がよい年にだけ製造されるメニル・トラディション
アラン・ロベールのメニル・トラディションは、ブドウの出来がよかった年にだけ作られる限定発売のシャンパン。これまでには、1979年や1985年、1986年、1990年などに有名な銘柄が製造されている。
伝統的な製法にこだわるのがアラン・ロベールのスタイル
メニル・トラディションを始め、アラン・ロベールのシャンパンはいずれも伝統的な製法を忠実に守って作られている。例えばこちらのメゾンでは、一次発酵のときにオークの樽を使用する。樽は、タンニンなどの影響を受けないように前処理がおこなわれるため、アラン・ロベールのシャンパンはソフトなテイストに仕上がるのが特徴だ。
また、瓶でおこなう二次発酵では、王冠と呼ばれる栓の代わりにコルクを使う。コルクを使用すると、発酵の途中で中身が酸化してしまうリスクが少なくなる。
シャルドネを100パーセント使ったブラン・ド・ブラン
アラン・ロベールのメニル・トラディションには、メニル・シェル・オジェ村のグランクリュで収穫されたシャルドネが、100パーセントの割合で配合されている。このようなブラン・ド・ブランは、すっきりとしたテイストが味わえるのが魅力。アラン・ロベールのブラン・ド・ブランは、熟成されたまろやかな味が楽しめるキュヴェとして名高い。
メニル・トラディションのボトルには複数のタイプがある
メニル・トラディションには、ブートゥイユと呼ばれる750ml入りの商品と、1,500ml入りのマグナムの2つのタイプがある。一般的なシャンパンボトルの約2倍の量が入るマグナムは、ホームパーティーなどの大勢が集まるシーンで活躍してくれる。
大黒屋
買取価格
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ウイルス
対策
さまざまな品物を買取している大黒屋では、アラン・ロベール・メニル・トラディションの査定もおこなっている。大黒屋の場合、フランスの有名なメゾンのシャンパンを幅広く買取中だ。ワインや日本酒、ウイスキーにも対応しており、古いお酒がたくさんあるときにはまとめて売ることも可能だ。
大黒屋の買取相場
大黒屋が公開している買取参考価格表によると、アラン・ロベール・メニル・トラディションの買取上限価格は90,000円になっている。希少価値がある品だったり、状態が新品同様だったりするときには、かなりの高額査定が期待できるだろう。
ちなみに、大黒屋の場合、アラン・ロベールのシャンパンで価格が公開されているのは、メニル・トラディションのみだ。ただ、個人的にお店に問い合わせをすればほかの銘柄も買取してもらえる可能性がある。
メニル・トラディションと同じ価格帯のシャンパンはごく一部
アラン・ロベール・メニル・トラディションのように、90,000円前後まで買取上限額が上がっているシャンパンは、大黒屋ではごく一部に限られている。なかには、150,000円の「クリュッグクロダンボネ1995」や165,000円の「ドン・ペリニヨンP3」のように、100,000円を超える金額が上限になっている銘柄もあるが、割合数は少ない。
銘柄によって選べる買取方法が異なる
大黒屋では、店頭買取と宅配買取でシャンパンを買取しているが、銘柄によっては宅配買取は利用ができない。ランソン(LANSON)やポメリー(POMMERY)、ヴーヴ・クリコ(Veuve Clicquot)などは、ほとんどの銘柄が店頭買取のみになっている。ちなみに、アラン・ロベール・メニル・トラディションの場合は、店頭でも宅配でも買取が可能だ。
ミスター・フロンティア
買取価格
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対策
お酒の買取を専門にしているミスター・フロンティア(Mr. Frontier)も、アラン・ロベール・メニル・トラディションの買取査定をおこなっている。ミスター・フロンティアで取り扱うシャンパンは、90種類以上。ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)やソウメイ(Soumei)、ルイ・ロデレール(Louis Roederer)などの有名メゾンのシャンパンの多くが、買取商品のリストに入っている。
ミスター・フロンティアの買取相場
ミスター・フロンティアのアラン・ロベール・メニル・トラディションの買取価格は、約90,000円。こちらのお店の場合、公開されている金額は上限額ではないため、品物によっては90,000円以上の査定もあり得る。
高額な金額がついているシャンパンもある
大黒屋と同じく、ミスター・フロンティアも一部のシャンパンは、アラン・ロベール・メニル・トラディションのように高い金額がついている。例えば、ドン・ペリニヨンP3やクリュッグクロダンボネの買取価格は、250,000円から。また、アルマン・ド・ブリニャックブラン・ド・ノワールは200,000円からとなっている。
宅配買取に力を入れるミスター・フロンティア
ミスター・フロンティアは、宅配買取に力を入れている広島県の買取店だ。こちらのお店では出張買取や店頭買取もおこなっているが、遠隔地に住んでいるときは宅配買取が便利だ。査定は、サイトに用意されたフォームやLINEから申し込みが可能になっている。
このお店の場合、品物を送るときは元払いとなっているが、送り主が負担した送料分を考慮して査定額が提示される。宅配買取の場合でも、査定の後はスピーディーに買取代金が支払われるため、取引が終わるまで余り時間はかからない。
いわの美術
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対策
いわの美術は、お酒はもちろん、美術品や骨董品、着物などの査定をおこなっているのが特徴になっている。取り扱うお酒の種類が多く、シャンパンやブランデー、ワインなどはすべて買取の対象だ。シャンパンでは、ローラン・ペリエ(Laurent Perrier)やドゥ・ヴノージュ(de Venoge)、サロン(SALON)などに広く対応している。
いわの美術の買取相場
いわの美術のサイトでは、アラン・ロベール・メニル・トラディションの買取価格は公開されていない。ただ、こちらのメゾンのシャンパンは買取品目に入っているため、買取価格を知りたいときには査定フォームなどで問い合わせをしてみよう。銘柄やヴィンテージの年を正確に伝えれば、おおよその買取価格を教えてもらえる可能性がある。
サイトでは買取実績が紹介されている
いわの美術では、これまでに買取したシャンパンをサイトを通じて紹介している。例えば、サロン1997やボランジェラ・グランダネ2002などは、サイトで紹介されているシャンパンの一例だ。このような紹介欄では、メゾンの特徴や銘柄の魅力などが詳しく解説されている。
高価買取をした品物の特徴なども紹介されているため、査定を依頼する前に紹介欄を一覧しておくと役立つかもしれない。
店頭買取、出張買取、宅配買取に対応
神奈川県にお店があるいわの美術は、3つの買取方法を設けている。店頭買取は予約制になっているため、この方法で買取を依頼するときには、事前にアポイントメントをとっておこう。
出張買取や宅配買取は、全国から利用ができる。出張買取の場合は、事前に訪問日を打ち合わせて取引をおこなうスタイルだ。宅配買取を利用するときは、電話やフォームで査定額をチェックしてから着払いでお店に品物を送る流れになっており、あらかじめ査定額を聞いてから売るか否かを決定できるのが便利な点だ。
相場を知りたいとき
素人が上手に買取サービスを利用するには、シャンパンの相場を調べておく必要がある。アラン・ロベール・メニル・トラディションなどのシャンパンの相場を知りたいときは、以下のような方法を試してみよう。
専用フォームや電話で無料査定を受ける
大手のシャンパンの買取店は、一般的に査定用のフォームをサイトに用意している。電話やメール、LINEなどで無料査定が受けられるお店が増えており、買取価格がすぐにわかるようになっている。数店舗で査定を受ければ、だいたいの買取相場がわかってくるだろう。
ヤフオクの落札価格をチェックする
また、ヤフオクなどのオークションサイトも、アラン・ロベール・メニル・トラディションを売りたいときに役立つ情報元になる。出品されている品があれば、落札価格などを見ておこう。出品価格が高額なシャンパンは買取相場も高いことが多い。
近くの買取店に相談する
近所にお酒を買取するお店がある場合は、お店のスタッフに直接尋ねてみるのも1つの方法だ。このように対面で買取価格を教えてもらうときには、スタッフから商品について質問をされるケースが多い。メゾンや銘柄の名称、ヴィンテージの年などはもちろんだが、「どこに保管していたか」なども聞かれる可能性が高い。
シャンパンは、ワインセラーなどに保管していないと中身が劣化してしまうこともある。「替え栓や箱があるか」なども、シャンパンの買取査定の際に多い質問と言える。
替え栓は、シャンパンを一度に飲みきれなかったときや、空き瓶となったボトルを入れ物として使うときに必要になるアイテムだ。購入したときに替え栓がついていたシャンパンは、売る際にもしっかりとそろえておきたい。
付属品で査定アップにつなげる
付属品が欠けていると、お店によっては買取価格が下がるケースもある。シャンパングラスなどの付録がついていた品も、すべてそろえて査定にだすのが基本だ。
また、箱もそろっていたほうが価格が上がりやすい。デコラティブな外箱に入ったシャンパンなどは、パッケージにも価値がある。アラン・ロベール・メニル・トラディションなどの高い金額がつくシャンパンは、できるだけ減額されないような工夫をしよう。
まとめ
ブドウの出来が良い年にだけ作られるアラン・ロベールのメニル・トラディションは希少価値が高く、シャンパンの中でもかなり高い買取価格がつきやすい一品だ。もちろん、ヴィンテージの年をはじめ、それまでの保管方法や付属品の有無によって買取価格は変わってくる。
まずは無料査定を受けたり、ヤフオクの落札相場を調べたりするところから始めよう。納得いく査定価格が出たら、買い取ってもらうというのもひとつの手だ。