イチローズモルト 羽生15年の買取相場・査定情報まとめ

今、埼玉県秩父市の小さな企業が世界を騒がせている。大きな酒造メーカーでないにも関わらず国内・国外を問わずその企業で作られたウイスキーを求めにやってくるのだ。その企業は株式会社ベンチャーウイスキーだ。2000年代に創業したベンチャーウイスキー社は、瞬く間にその実力を証明した。

2017年には世界的に有名なウイスキーの国際コンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード」で最高賞を受賞。さらに翌年にも同コンテストにてブレンデッドの部で最高賞をもぎ取った。今、最も勢いのある酒造メーカーと言っても良いだろう。

今回はベンチャーウイスキー社のメインブランドとなっているイチローズモルトの中から「イチローズモルト 羽生15年」について詳しく解説していく。基本情報や人気の秘密、買取相場、さらには高価買取のコツもお伝えしていこう。

イチローズモルト羽生15年とは？

ベンチャーウイスキー社の主軸ブランドであるイチローズモルト。ベンチャーウイスキー社は秩父という土地を活かし、他には真似できない商品を生み出し続けている。そのこだわり抜いたウイスキーはマニアの間では有名で、わざわざ1本のボトルのために海外から日本に来るというコレクターも存在する。

イチローズモルト羽生15年は今では閉鎖されてしまった、羽生蒸留所の原酒を使用している。羽生蒸留所は2000年を最後に稼働ストップとなり、今ではもう新しく作られることはない。その貴重な原酒を贅沢に使ったウイスキーがイチローズモルト羽生15年だ。

羽生蒸留所の原酒はもう限られたものしかない為、このイチローズモルト羽生15年も多くの本数が製造されたわけではなく、プレミアム価格がついている。ラベルにはベンチャーウイスキー社がある埼玉県の植物や天然記念物もさりげなくデザインされており、そういった遊び心も人気の理由だ。

イチローズモルト羽生15年の種類

イチローズモルト羽生15年には実は5種類ある。一目見ただけだと違いはわからないが、味も香りもそれぞれ異なりどれを飲んでも楽しめるようになっている。どこで5種類を見分けるかというと、ラベルにある秘密が隠されている。

イチローズモルト羽生15年の第一弾はスクエアボトルになっているため、他の種類とたやすく見分けがつく。しかし、それ以外のボトルはほぼ同じのためどの種類かはわかりにくい。そこでラベルをよく見ると、違いがあることに気が付く。

ラベルの背景部分にシラコバトがデザインされているが、これが第一弾では1羽、第二弾では2羽というように増えていくのだ。つまりシラコバトが何羽いるかでどの時期にボトリングされたものかがわかる。第一弾～第五弾まであるため最大で5羽になっている。

イチローズモルト羽生15年ファーストボトル

羽生蒸留所で作られた15年以上の原酒を使用しているイチローズモルト羽生15年最初のモデル。度数は46度、容量は720mlだ。

イチローズモルト羽生15年セカンドボトル

シラコバトが2羽に増えているラベルで判断がつく。度数は46度、容量は700mlだ。

イチローズモルト羽生15年サードボトル

シラコバトは3羽。度数は46度、容量は700mlだ。第一弾と第二弾よりもより上品で厚みがある味わいになっている。

イチローズモルト羽生15年フォースボトル

シラコバトは4羽。度数は46度、容量は700mlだ。第三弾よりもフルーティーな味が特徴的。

イチローズモルト羽生15年ファイナルビンテージ

シラコバトは5羽。度数は46.5度、容量は700mlだ。香ばしさと酸味が混在している味わいになっている。原酒の在庫の関係により第五弾目のボトリングで最後となっているため、名前にもファイナルビンテージとある。

イチローズモルト羽生15年とはどんなお酒なのか？

イチローズモルト羽生15年は第一弾～第五弾までそれぞれ味わいが異なり、どれを飲んでも楽しめるウイスキーになっている。自然の状態であることを大切にし、冷却濾過はしていない。そのため樽で熟成された様々な香りの元がそのままになっていると言える。

着色もしておらず（ノンカラー）樽から出たそのままの状態を楽しむことができる。また、なんといっても羽生蒸留所の原酒は希少なものとなっておりマニアの間では人気のウイスキーとなっている。

イチローズモルト羽生15年はどんな人に人気なの？

イチローズモルト羽生15年はウイスキー愛好家とイチローズモルトを集めているコレクターの両方から人気を集めている。また、イチローズモルトはイギリスの「ウイスキーマガジン」の中で2007年から5年連続で日本1位に選ばれている。

またウイスキーの原材料を発行させるために使用する木材にもこだわりがある。古くから日本に存在する「ミズナラ」という木材を使用しているのだ。わざわざ北海道まで買い付けに行き、ウイスキーを貯蔵する樽にしている。

こうしたこだわりでできたイチローズモルトが世界の人たちを魅了しているのだ。そのため、ウイスキー愛好家やコレクターだけでなく、大切な人へのプレゼントとしてもオススメだ。希少なものであるため洋酒好きなら喜んでくれるはずだ。

イチローズモルト羽生15年の買取相場

イチローズモルト羽生15年の買取相場について解説していこう。イチローズモルト 羽生15年は買取業者によって査定額は変動してくる。こういったレアなウイスキーは時期やタイミングにより買取価格が違ってきてしまうのだ。

ヤフーオークションの情報を参考にするとイチローズモルト羽生15年ファイナルビンテージの場合は7～9万円前後で取引がされている。（2019.3.8時点）

イチローズモルト羽生15年は全5種類あるため、それぞれ多少は変動するが7～9万円前後という買取相場を参考にしたい。

また、重要な点としてたとえ飲みかけであっても諦めることはない。詳しくは次の項で説明するが飲みかけの状態でも買取が可能な場合があるのだ。その点も踏まえてしっかりと高価買取のコツを見ていこう。

イチローズルト羽生15年の高価買取のコツ

イチローズモルト羽生15年は現在ではすでに製造はしていないのでプレミアム価格がついている。そのため洋酒を扱う買取業者ならほとんどのケースで買取を実施してくれるだろう。しかし、どこに売るのか、どのように売るのかによって査定額は大きく変わってくる。ここにいくつかのポイントを整理したので確認したい。

箱は必ず保管しておくこと

たとえ箱がない状態でも買取は可能だ。しかし、今は製造もされておらずプレミアム価格がついているウイスキーのため、販売された時と同じ状態であればあるほど基本的には査定額もアップする。特にマニアにとってみれば箱がある方が喜ばれるだろう。そういった意味でも箱は必ずとっておきたいアイテムである。

商品状態が綺麗なうちに早めに査定を依頼する

先ほどの項目と多少重複するが、商品状態は綺麗な方が良い。箱に関しても、ボトルに関しても考え方は同じだ。ビンテージもののウイスキーなら、汚れも価値の一部として判断されるがイチローズモルト羽生15年はまだそこまで時間が経過しているものでない。

そのため、買取を検討しているのなら商品状態が綺麗なうちに査定を依頼した方が結果的に高価買取に繋がるケースが多い。家に置いてあるが、環境があまり良くない場合は早めの査定が吉だ。

複数の業者に査定を依頼する

どこの買取業者に依頼をするかによって査定額は大きく変わってくる。そのため、複数の買取業者に差査定を出すのが重要だ。買取業者の在庫の状況やタイミングによっても変動してくるため、比較対象することにより納得した形で買取を行うことができる。

ヤフーオークションなどを利用することもできるが、いきなり出品することはあまりオススメ出来ない。まずは複数の買取業者に査定を出してからでも遅くはないからだ。

査定前にボトルや箱の清掃を実施する

査定に出す時はなるべく商品の状態をキレイにしてから依頼しておこう。その方が買取業者の印象も良くなり査定額のアップにつながりやすい。また、事前に清掃しておくことは買取業者にとってもひと手間はぶけるため非常に喜ばれるのだ。

また、もう1つのポイントとして写真撮影での注意点がある。なるべくキレイに商品を撮影するように心がけよう。写真を加工することは好ましくないが、背景や明るさを意識することは大切だ。買取業者も商品の状態をしっかりと判断しやすくなるため査定額のアップにつながるケースもある。

飲みかけでも捨てないで査定に出してみる

通常のウイスキーの場合は飲みかけの場合、買取は不可になるケースがほとんどである。しかし、希少性が高く、プレミアム価格がついているものは例外だ。空ボトルに価値がつくことがあるのだ。そのためたとえ飲みかけの状態でも、捨てることはせず空のボトルを査定にだしてみよう。買取対象になる場合も多い。

まとめ

イチローズモルトは世界中から愛される今最も注目されているウイスキーブランドだ。その独自の製法により一度は飲んでみたいウイスキーとして評価は高い。イチローズモルト羽生15年はその中でも今は製造されていないシリーズのため、高額でも買い取る人や業者が多数存在する。

イチローズモルト羽生15年が自宅に眠っているのなら、一度査定を考えてみてはどうだろうか。意外な高値がつくかもしれない。その時には複数の買取業者に査定を依頼してみるのが大切なポイントだ。