服のコーディネイトをファッションと呼ぶが、ファッションを直訳すると流行という意味になる。文字通りファッションは流行りもので、その分廃れるのも早い。毛皮が流行したときに、その流れに同調して買ったのはいいがだんだんと着る機会が減っていき、クローゼットの奥にしまったままの毛皮のコートはないだろうか。
毛皮の衣類は厚みがあり場所をとりやすいのでもう着る気がないのなら、思い切って売ってしまうのも選択肢の1つだ。売るとなると値段が気になるところだろう。そこで今回は数ある毛皮のなかからウィーゼルの毛皮製品の買取情報を紹介する。
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ウィーゼルとはどんな毛皮か?
買取業者やネットオークションを利用するときは、自分が売ろうとする品物の価値について知っておくことが大切だ。まずは、ウィーゼルの毛皮について簡単に説明しよう。
ウィーゼルの特徴
ウィーゼルとは日本ではイタチという名で馴染みのある動物で、ミンクやセーブルと同系統の毛皮になる。価格はミンクやセーブルよりも安いが、質感が似ているので代替品として用いられている。
毛はふかふかで厚いのが特徴だ。腹の部分は黄色または白色、背中は赤褐色だがミンクやセーブルに雰囲気を近づけるために染色されて商品化されることが多い。
ウィーゼルは北半球のさまざまな地域に分布しており、生息地によって毛の性質が異なり寒い地域にいる種ほど毛皮の質が高くなるとされている。北海道産のウィーゼルは高級品と言われているが、現在は捕獲が禁止されているため新品の毛皮を入手するのは不可能である。
現在日本で流通している多くのウィーゼル製品は、チャイナミンクと呼ばれる中国産のウィーゼルだ。チャイナミンクの中でも特に質が高いのが江北産のウィーゼルとされている。
ウィーゼルはフェイクファーも数多く出回っている
ミンクに似た手触りから需要のあるウィーゼルだが、フェイクファーも多く出回っている。フェイクファーは毛皮に似せた化学繊維の生地であり、多くの毛皮専門の買取業者ではフェイクファーは買取対象外としているので注意が必要だ。
偽物を購入しないためには、見分け方のコツを知る必要がある。ウィーゼルの毛皮は日に当たると光沢が出るが、偽物には光沢は出ない。また手触りも異なり本物のほうがふわふわと柔らかく、偽物は硬いという特徴がある。
一番わかりやすい見分け方は、水に濡れたときだ。雨に降られたとき、毛皮が水を吸収してじっとりと湿るならそれは本物に違いない。フェイクファーは水を弾くので水分を吸収しないのだ。
高く売るためにやるべきこと
毛皮はデリケートでちょっとでも気を抜くとすぐに傷んでしまう。毛皮にダメージがあると売るときにマイナス査定となるので、少しでも高く売りたいなら毛皮を大切に使うことが重要である。毛皮のコンディションを落とさないための注意点と、買取業者に依頼するときに品物を高く売るためのテクニックも紹介する。
毛皮を着用するときに気をつける点
毛皮は乱暴に扱うとすぐに毛が抜けたり、へたれたりする。着用するときは他の物体との接触はなるべく避けるべきだ。例えば、毛皮コートを着たまま椅子の背もたれに長い間よりかかったり、裾の部分をお尻に敷いたりするのはよくない。
重いバッグや買い物袋を腕にぶら下げると、強い圧力がかかって毛にダメージを与えることになる。もし毛にクセがついてしまったら、濡れたタオルで軽く湿らせてからブラシで整え、日陰で自然乾燥させればたいていは元に戻る。
毛皮が雨や雪で濡れてしまったらタオルで水を吸って、風通しのよい日陰に干すようにしよう。乾燥させるときにはドライヤーやアイロンを使うのは厳禁だ。毛皮は熱に弱く、高温に当てられると毛がちりちりになってしまう。
もし、水が皮にまで水がたっぷり浸透してしまったらクリーニング店に持って行き相談しよう。皮が大量の水を含むと、硬くなったり破れる原因となる。
強い直射日光も毛皮の天敵だ。毛皮のコートは夏場に着用することはないだろうが、ファーバッグとなると1年を通して使用してもおかしくはない。毛皮は日に当たりすぎると変色を起こしてしまうので、長い間太陽の下にさらさないようにしよう。
ジュースなどの飲料をこぼしてしまったら、すぐにハンカチやティッシュペーパーで硬く絞った蒸しタオルで叩くようにして染み抜きをしよう。糖分が生地に残ると虫食いの被害に遭いやすくなる。心配ならクリーニング店に持って行き、毛皮専門のパウダークリーニングを依頼しよう。
毛皮を保管するときに気をつける点
毛皮はブラッシングを怠ると毛が抜けやすくなるため、着用する期間は定期的にブラッシングをしてホコリを落とすのが基本だ。シーズンが終わったら防虫剤を入れて、直射日光が当たらないところに通気性の良いホコリよけカバーをかけて保存しよう。
防虫剤は必ず1種類だけにすること。2種類以上の防虫剤を一緒に使うと、化学変化を起こして毛皮にシミができる原因になってしまう。湿気を気にして除湿剤を使う人もいるかもしれないが、乾燥させすぎると皮が硬化する原因となるので気をつけなければいけない。
また、他の衣類が毛皮を押しつぶさないようにスペースにゆとりをもたせることも大切だ。ハンガーもふさわしいものを選ぼう。針金ハンガーやプラスチック製の薄いハンガーに長期間吊るすと、毛皮のコートは型崩れを起こしてしまうので、木製の厚みのあるハンガーを使うのが最適だ。
付属品も一緒に査定に出す
毛皮製品を購入したときに、箱や証明書などの付属品がついてくるものもある。毛皮を査定に出すときに、そうした付属品も一緒に出すと査定結果が良くなる。付属品は商品の一部で、商品状態が完全であるほど良い値になるのは当たり前だ。購入時はついつい毛皮ばかり意識して付属品を捨ててしまいがちになるが、買ったときについてきた品は全て保管しておこう。
毛皮は季節ものだと頭に置いておこう
毛皮のシーズンは冬だ。特定の季節に活躍する商品はその季節によく売れる。つまり、冬が始まったころに査定に出せば業者も快く買取してくれるのだ。
もちろん他の季節でも毛皮の買取はしてくれるのだが、業者は買取した品を売って利益を上げる必要がある。季節が外れると毛皮の需要がぐんと落ちるので、買い手が付きにくく在庫不良になる可能性がとても高い。そのため、たいていの業者は在庫不良になることを見越して査定額を低くする。
ウィーゼルの毛皮製品はいくらで売れる?
肝心のウィーゼルの査定相場だが、一般にミンクの3割~4割の値段で取引されている。買取業者に持って行くとミンクは状態が良いもので、ショートコートが30,000円、ロングコートが50,000円ほどの価格になる。つまり、ウィーゼルの買取相場はだいたい10,000円~20,000円ということになる。小物類になると価格は高くて数千円ほどが相場だ。
ヤフオクでのウィーゼルの毛皮コートの落札相場も似たようなもので、安い品で数千円、高い品で30,000円ほどの価格が目立った。ヤフオクで毛皮製品を出品するときは、数値を使った具体的なサイズの明記と商品状態のコンディションを丁寧に書こう。面倒くさがって商品説明を省略すると、入札者に敬遠されて落札されないことも十分あり得る。
買取相場が~30,000円のウィーゼルだが、ブランドによって価格に大きな開くが出るのが毛皮製品だ。海外の有名ブランドになると、ウィーゼルの毛皮のコートでも販売価格が何十万円もする商品がある。そうした品物をコンディション良好のまま買取業者に持って行くと100,000円以上の値がつくこともある。
どの買取業者がおすすめ?
買取専門店を利用してウィーゼルの製品を売りたい場合は、次に紹介する業者がおすすめだ。
毛皮買取とまと
比較的新しい毛皮を売りたいなら毛皮買取とまとがおすすめである。とまとは2年~3年以内の新しいデザインの毛皮製品を特に高額買取している。古いデザインの製品も買取しているが、購入してから20年以上経過したものは買取対象外となる。
毛皮にほつれや傷、汚れがあれば買取対象から外れてしまうが、その分査定額は高い水準を誇る。シーズンを通じて毛皮の高額買取をしているのも嬉しいポイントだ。
宅配買取を利用する場合は、買取価格が5,000円以上にならないと送料は顧客負担となる。LINE査定も導入しているので、まずはそちらを利用して5,000円を超えるかどうか確かめてみるのがおすすめだ。公式ホームページには、宅配買取の発送に関するアドバイスが掲示されているので参考までに目を通しておこう。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
持っている毛皮が20年以上前の古いものだったり、状態があまり良くないなら福ちゃんがおすすめである。福ちゃんは知名度も高く、毛皮の他にブランド品や切手、古銭など多岐にわたるアイテムの買取をおこなっている。
毛皮の買取実績は200万件以上あり、マーケティングアナリストによる的確な市場予想を反映して査定をおこなうのが特徴だ。海外にも多くの販路を持つため査定価格も期待ができる。
福ちゃんでは日焼けで変色したり、汚れがついた毛皮でも査定をおこない、また毛皮買取に関する相談にも無料で乗ってくれる。毛皮に値がつくかどうか不安な場合はまずは相談から始めてみるのも良いだろう。
まとめ
ウィーゼルの毛皮製品は、ミンクやセーブルに比べると価格は劣るが、それでも業者によっては思わぬ高値で購入してくれるところもある。買取専門店は、顧客側からすればどこも似たり寄ったりに見えるが、見えない部分でさまざまな経営戦略を展開している。商品を高く買取してくれる店は経営コストを削減して、圧縮できた部分を査定額に上乗せして顧客に還元している。
また、日本国内のみならず海外にも販路を持つ業者は、買い手を見つけやすい。需要があればそれに応じた価格で品物を買取できるので、他の買取業者よりも高い査定を提示してくれやすくなる。
このような事情があるからこそ、業者の査定額を比較して一番高いところに買取を依頼するのが少しでも高く売るためのテクニックになる。業者の比較が面倒と思っても、多くの買取業者ではLINE査定やメール査定など家にいながら仮査定を依頼できるシステムを実施している。これなら手間も少なく、複数の業者の大まかな査定額を比較することが可能なので必ず複数の買取業者に査定依頼をしてほしい。