ウェレンステインの偽物と本物の見分け方を徹底解説

ドイツのウェレンステイン（Wellensteyn）は、本国のドイツを始めアメリカなどでも人気があるブランドだ。こちらのブランドのアイテムは、ロサンゼルスのセレブも愛用していると言われており、品質の良さが話題になっている。

ウェレンステインの商品は、インターネットを利用して日本でも購入ができる。ただ、本物を扱っているショップばかりとは限らないので、購入する際には注意をしよう。ウェレンステインの偽物と本物を見分けるときに役立つ情報を、ここでは提供していく。

防寒性や防水性に優れるのがウェレンステインのアイテム

ウェレンステインのアイテムは、寒さを防ぎ、雨などの影響を受けにくい仕様になっているのが特徴だ。例えば、男性用のジャケットの場合は、防寒性や防水性に優れ、一般的な作業用のジャケットとは一線を画すような品質を備えている。

港で働く作業員の環境に合わせて作られている

ウェレンステインは、港などで働く人の環境に合ったアイテムを数多く発表してきた。こちらのブランドのアウターには、ヨーロッパの厳しい寒さや悪天候にも耐えられるような工夫が凝らされている。

ウェレンステインでは、メンズ用とレディース用のアイテムをそれぞれ発売しているが、いずれも防寒性や防水性にこだわっている商品が多い。

スポーティでオシャレなデザインも人気の一因

このウェレンステインのアイテムは、スポーティでオシャレなデザインでも知られている。実際、メンズ用のアウターはドイツのブランドらしいスタイリッシュなデザインが多く、日本にもファンが少なくない。

シンプルなデザインのアイテムでも、ポケットやフードといった細かい部分にウェレンステインならではのこだわりが見られる。

ウェレンステインのモデルにはそれぞれ名前がある

ウェレンステインのアイテムには、いろいろなモデルがある。モデルによってデザインやカラーが違うのが特徴になっており、アウターだけでもバリエーションはかなり幅広い。

ちなみに、いずれのモデルにもSynergy（シナジー）やDenver（デンバー）などのオリジナルの名前がついている。

高品質なポリエステルを使用している

こちらのブランドのアイテムは、品質の高いポリエステルなどが主な素材になっている。ただ、中綿の部分にはダウンやフェザーなどの天然素材も使用されているので、着心地にこだわる人でも気に入った1品を探すことは可能だ。

ウェレンステインの市場価値は本物か偽物かで大きく変わる

ウェレンステインのアイテムは、おたからやなどのブランド服を買取するお店などでも取り扱っている。

ただ、偽物の場合は市場価値が大きく下がってしまう。このような買取店の査定では、人気の有無や品物の状態が市場価値を判断するときの基準になる。

ウェレンステインのアイテムの場合も、「確実に本物を手に入れること」や「人気があるモデルを購入すること」などは、後に買取に出す際に役立つテクニックになるだろう。高価買取を狙うときには、カビなどが発生しないように保管状態にも気を配りたい。

素材をチェックする

モデルによって使用されている素材の種類や割合が異なるのが、ウェレンステインのアイテムだ。本物かどうかで迷ったら、公式サイトなどにアクセスをして該当するモデルの詳細を確認しておこう。

同じモデルなのに素材が違うときは偽物の疑いがある

同一のモデルのウェレンステインのアイテムであれば、通常は同じ素材が同じ割合で使われている。ヤフオクなどに出品されている品の品質表示を見たときに、本物と素材の種類が異なるときには偽物の疑いがでてくるだろう。

例えば、本物の素材は100パーセントポリエステルであるにもかかわらず、販売されている商品の素材がポリエステルとナイロンの場合は偽物の可能性が高い。

素材の割合も忘れずにチェックしよう

品質を見比べるときには、素材の割合もチェックしておきたい。ウェレンステインのアイテムには、ポリエステルを使った品が多いため、ダウンなどが使用されていると偽物という疑いが持たれるケースが多い。

ただ、本物のウェレンステインにも中綿の素材のほとんどがダウンといった品もあるので、むやみに偽物と決めつけず、品質表示を見比べてから判断するのが賢明だ。

素材で変わる防水性

ウェレンステインのアイテムは、防水性に優れるのが魅力になっている。このブランドのアイテムに広く使用されているポリエステルは、水をはじく性質を持つことで有名だ。このような防水性は素材によって変わるので、種類や使用されている割合が違うと、防水性に違いがでることが考えられる。

例えば、ナイロンなどは一般的にポリエステルよりも防水性が低く、雨などの影響を受けやすいのが難点だ。素材の種類や割合が違う偽物は、雨に濡れたときに水が浸透してくる可能性があるので注意をしよう。

ボアの部分に注目する

冬用のウェレンステインのアウターには、フードや襟元、袖口などにボアがついたデザインのものがある。このようなデザインのアイテムは、ボアの質感や色なども本物を見分ける際の参考になるだろう。

本物のウェレンステインのボアはボリュームがある

正規品として販売されているウェレンステインのアイテムは、ボアの部分にもボリュームがあることが多い。ボアの密度が高く、表面が滑らかに仕上がっているのが特徴だ。

偽物の場合は、一般的にこういったボアの部分も少しお粗末な作りになっている。毛の流れが均一でなく、表面がボサボサの状態になっている場合もあるので気を付けよう。

ボアの色も見ておこう

本物のウェレンステインと偽物とでは、ボアの毛の色にも少し違いが見られる場合がある。例えば、ウェレンステインのボアは、ブラックのようなベーシックなカラーの場合でも色に深みがある。ツヤも感じられるため、リッチな雰囲気があるのが特徴になっている。

また、ウェレンステインのブラウンやベージュ系のボアの場合は複雑な色合いになっており、リアルファーのような質感があるのが特徴だ。

偽物は、このようなボアの色もチープな印象の場合が多い。合成繊維ならではの単純な色合いになっていることが多いので、本物と見比べて確認してみよう。

ボアがついている位置も要チェックのポイント

ウェレンステインのアウターのボアは、モデルによってそれぞれ異なる場所にあしらわれている。ボアは襟元やフードなどについていることが多いが、レディース用のアウターなどは袖口の部分にボアがあしらわれているモデルもある。

通販ショップなどで販売されている商品の場合も、モデルの名前が紹介されていれば、ウェレンステインの公式サイトでデザインが一致しているかどうかをチェックできるだろう。

販売されている商品に該当するようなデザインがないときは、偽物、もしくはかなり以前に発売されたモデルと考えられるので、慎重に判断したほうがいいかもしれない。

販売価格を参考にする

ウェレンステインのアウターは、ヨーロッパではだいたい250ユーロから300ユーロ前後の金額で販売されている。このようなアイテムを日本で購入する場合、販売価格も本物と偽物を見分けるポイントになるだろう。

販売価格が安すぎる場合は偽物の可能性がある

通販ショップなどでは、ウェレンステインの新品のアウターが1万円以下で購入できる場合もある。在庫処分品や訳あり品といった名目で安くウェレンステインのアイテムを販売しているお店は少なくないので、実際に利用している人も多いだろう。

ただ、安い価格で販売されている商品には、偽物も多いのが事実だ。ヨーロッパでのウェレンステインの販売価格を考えた場合、日本のお店で未使用品が1万円以下で購入できるとは少し考えにくい。

本物の場合でも何らかの理由がある可能性が高いため、慎重に判断して購入をしたほうがいいだろう。

オークションに出品されている品は価格で判断がしにくい

ヤフオクなどのオークションサイトにも、ウェレンステインのアイテムは出品されている。オークションサイトの場合は、基本的に出品者が最初に値段を決める。出品のときに決めた価格は入札があればどんどん上がる仕組みになっているので、購入を希望する人が少ない場合は落札価格も低くなるのが一般的だ。

したがって、例えば本物のウェレンステインのアイテムでも、出品価格が安いときや入札者がほとんどいないときには、相場よりも安くなる可能性がある。そのため、安いからといって必ずしも偽物とは言えないのが難しいところだ。

オークションサイトでウェレンステインのアイテムを購入するときには、品質表示や出品者のコメントなどをよく確認しておこう。

サイズや着心地をチェック

ウェレンステインなどの海外のブランドのアイテムは、サイズの規格が日本と異なることがほとんどだ。日本人と欧米人とでは体格が違うため、MサイズやLサイズという表示があっても、日本の規格とは全く違うケースもある。

そのため、実際に着用したときの感じから偽物であることがわかるケースもある。また、着心地も1つのチェックポイントだ。

本物のウェレンステインは日本のサイズよりも大きめに作られている

本物のウェレンステインのアイテムは、概して日本のサイズよりも大きめの規格で作られている。例えば、メンズ用のSサイズのアウターを日本人が着る場合、ある程度身長が高い男性でないと着用したときのバランスが悪いことがある。

いつもよりも1つ上のサイズを選んだにもかかわらず、サイズが小さかったというときには、偽物の可能性がでてくるかもしれない。

風を通さないウェレンステインのアウター

屋外で働く人のために開発されたウェレンステインのアウターは、風を通さないのも特徴に挙げられる。防風性のある素材が取り入れられているだけでなく、襟や袖口から風が入り込まないようなデザインになっている。

この手のアウターは、風が強い日でも快適に過ごせるのがメリットだ。体が守られているような安心感がある着心地も、ウェレンステインの特徴と言えるだろう。

偽物は、こういった快適な着心地も期待できないことが多い。しっかりとファスナーやボタンを締めているにもかかわらず、何となく風が通って寒いといったときは、偽物を疑ってみたほうがいいだろう。

まとめ

インターネットの普及でブランド品の流通も活発になっている。また、ウェレンステインに関しては、偽物が出回っているのが現状だといえるだろう。よく見れば、ウェレンステインの本物と偽物にはさまざまな違いがあるものの、パッと見ただけでは分かりにくいというのも、偽物を買ってしまう人が多くなっている原因である。

本物と偽物を見分けるときに見るべきポイントはいくつかあるので、ここで紹介したチェックポイントを確認して、本物のウェレンステインの製品を見極めよう。品質も本物と偽物では大きな差があるので、せっかく購入するなら本物と偽物を見極めて、正しいウェレンステインの製品を手に入れてほしい。