ウォーターマン(WATERMAN)は、世界で初めて「毛細血管式」の万年筆を発売した「万年筆業界のパイオニア的存在」のブランドだ。後に、この方式は世界のスタンダードとなったため、現在の万年筆のプロトタイプを作った歴史ある会社と言えるだろう。
そんなウォーターマンの万年筆を売却する際は、少しでも高く買い取ってもらうためにポイントを押さえておくことが大切になってくる。ここでは、買い取りで役立つよう、参考買取相場とウォーターマンの万年筆の高額査定のポイントについてまとめてみた。
Waterman / Conal Gallagher
CONTENTS
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なぜ需要があるか
あまり馴染みのない万年筆だが、意外にも需要が高く、高価買取が期待できる品物となっている。高い需要の理由をまとめてみたので買取の際、参考にして欲しい。
定番の進学や就職祝いの贈り物
ビジネスシーンで欠かせない筆記具は、実用的なだけでなく持つ人の品格を上げてくれる。名入れをすれば世界に一つしかない特別なプレゼントにもなるため、進学や就職祝いの定番の贈り物として活躍している。
ボールペンでは書けない綺麗な文字が書ける
現代ではボールペンが発達して、ボールペンの使用が主流になったり、パソコンが普及して紙に書く機会も減ってきたことで以前ほどボールペンは使われなくなった。しかし、ボールペンでは書けない、万年筆独特の綺麗な文字が書けることから愛用者もまだまだ数多くいる。
万年筆はボールペンなどと違って非常に軽い力で手に負担なく書くことが可能であり、使ううちに書き味が良くなったり、自分に合ってくるのが特徴。
万年筆そのものの見た目が美しい
男性に許される宝飾品(ビジネスだと時計、カフリンクス、タイバーなど)の一つとして筆記具が挙げられる。高級筆記具の代表者の万年筆は、一般の「事務用筆記具」とは一線を画す見た目を備えている。
ストレートチップの革靴のような、ストイックな美しさがある高級筆記具から、超高級時計のような、プラチナに宝石がちりばめられたものまで様々な種類がある。そのため、自身のスタイルにあった筆記具を見つけて楽しむ人が多くいるが、高級筆記具の中でも万年筆が人気である。
その理由は、キャップを取ったときのインパクトの違いにある。万年筆のペン先は、ボールペンと違った存在感があり、一目でそれと分かることができる。
コレクションしたりなど、趣味で楽しむため
自己満足的な要素も含まれるが、ボールペン全盛の中、万年筆を「持つ」「使う」という行為そのものが一つのファッション性と言える。万年筆は趣味性も高く、靴や時計と同じく所有欲をそそるが、靴や時計ほど高くないため手に入れやすい。
「書ける」ことがもっとも重要な高額査定ポイント
万年筆のもっとも重要な高額査定のポイントは「書ける」ことだ。
そのためには、ペン先など万年筆の状態を正しく保存・メンテナンスするのが大切である。ペン先の折れ・まがり・サビ・変色・つまりなどは、書き味を左右してしまい査定額を大幅にダウンさせてしまうので注意しよう。
ネームの入った万年筆も買取に出せるか
ほとんどの場合、ネーム入りの万年筆も買取可能である。 査定額は同じ状態のネームの入っていないものと比べると少し下がるが、ウォーターマンは中古流通で人気のブランドであるため、状態次第で高額査定が期待できる。 箱や保証書というような付属品がある場合は、一緒に買取に出すとなお良い。
高級筆記用具を所持していれば、買取も可能
ウォーターマンの万年筆だけでなく、ブランドボールペンといった高級筆記用具も一緒に買い取ってもらいたい場合は、買取専門業者によっては買取が可能。
最近では数は減ったとされるブランドボールペン。しかし、やはりそれなりの地位にある人は重要書類や契約書にサインするときにはブランドボールペンなどを使うことが多い。ケースがなく本体のみ、またはイニシャルが入っているものに関しても、多少は買取額が下がるが買取可能となってる場合が多い。
ウォーターマンの万年筆を新品に近づけよう
高額買取りを目指す場合は、出来る限り新品に近づけておくのがポイントだ。もちろん、未使用品の方が査定には有利なのだが、殆どの人が使用した万年筆を買い取りに出す傾向にあるため、使用した万年筆を綺麗にすることを心がけて欲しい。
簡単なメンテナンスは自分で行うべき
ペンのインクによってつまりを起こしたり汚れてしまったりしている場合は自分でお手入れをする必要がある。水をはった容器にペン先をつければインクが溶けだしてつまりや汚れを落とすことができる。ウォーターマンの万年筆の手あかを拭き取る際にも力をかけずにやさしく行うのが新品へと近づけるポイントである。
修理可能のものなら買い取ってくれる可能性はある
ただ折れ、曲がり、サビや変色などは修理可能であれば買取してくれる可能性があるので、万年筆専門の業者でチェックしてもらおう。ペン先のほこりの除去や、詰まりの解消などの簡単なメンテナンスは出来る限り自分で行い、高額査定を目指すことをおすすめする。
ブランド万年筆はなるべく早く売ると査定が高まる
ブランド万年筆は、時間が経つと人気が下がり同時に買取価格も下がってくる。人気度合いと買取価格は市場価格に関係しているので、高額査定してもらうためには少しでも早い時期に売ることが大切であろう。
使っていないものはすぐにでも買い取りに出すべき
プレゼントでもらった、景品であったなどの理由でウォーターマンの万年筆を保持している方もいるだろう。そのような人で、万年筆を使う予定がないのであればすぐに売却したほうが高値での取引が期待できる。使用していなくても、ケースの汚れや経年劣化が進んでしまうと査定が下がる可能性もあるのだ。
新作が出る前に売却しよう
また、これはどのような製品にも共通する事柄なのだが、新作モデルがでてしまうと現行品の市場価値が著しく下がってしまう。市場価値が下がるというのは、査定額も同時に下落することを意味しているのだ。買取を検討している方は新作モデルが出る前に、買い取りに出してほしい。
ウォーターマンの参考買取相場
ここでは参考買取相場をまとめてみたので業者へ査定を依頼するときの参考に役立てていただきたい。
エキスパートは2500円~4000円
・ル・マンは100 10000円~46000円
・チャールストンは4000円~7000円
・メトロポリタンは1000円~
・エドソンは35000円~55000円
・リエゾンは13000円~24000円
・カレンは6000円~11000円
が現在のモデル別買い取り相場である。
価格を比較してみる
ある程度相場というものが存在していても、実際の買取価格はお店ごとに異なってくる。そのため、まず見積もり査定額を出してもらい、一番高く売れる店を探すと良い。
1店舗目でいきなり買取に出ししまうと、後から高く買い取ってくれるお店が見つかり後悔してしまうことも十分あり得る。2店舗以上の比較を行うことで、必ず満足度も高まっていく。
ヒカカク!掲載の万年筆買取業者を紹介
専門業者へ万年筆の買い取りを依頼するのは、ウォーターマンの万年筆を高く売るためにかかせない要素だ。また、専門業者ではなくてもブランド品としての価値を理解してくれる業者を選んだほうが良い。ここでは、ヒカカク!に掲載しているオススメの買取業者を紹介するので比較対象として参考にして欲しい。
キングダムノート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
万年筆など、高級筆記用具の専門買取業者である「キングダムノート」では、専門の鑑定士が正確な査定を出してくれるので安心できる。配送による買取になるが、費用は一切かからないので気軽に査定に出してみて欲しい。
マクサス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
なんでも買取の「マクサス」は、筆記用具専門ではないものの万年筆をブランド品として鑑定してくれる。一般的なリサイクルショップに出すのであれば、ブランド買取を行なっているマクサスのような業者に見積もりをお願いしたほうが高値での買取が期待できるだろう。
番外編:質屋・街の中古品店も利用してみる
状態の悪い万年筆に限るが、ペン先の書き味がいまいちである、吸入や書き味がぎこちない、などといった個体差のような事柄については一般的なリサイクルショップなどではまず指摘されることはないであろう。専門店では、そういった個体差のようなことであっても、減点されたり買取拒否されたりしやすいという傾向にある。
また、高級筆記具には貴金属合金が使われていることもあり、質屋なら買取のほか、「質入れ」としてその品物を担保にお金を貸してくれる仕組みになっている。品物を取り返したければ、預かり期間のうちに金利をつけてお金を払えば品物を返してくれるため、ニーズに合わせて利用してみるのも良い。
ウォーターマンの万年筆を高値で売却するためには業者を比較しよう!
ウォーターマンの万年筆の高額査定のポイントは新品に近づけることや少しでも早く売ることだ。特に「書ける」ことは重要なのでペン先の状態は査定に大きく影響を与えるだろう。自分でできるお手入れもあるのでしっかり行って高価買取を目指して欲しい。