エアコンが起動しない、設定温度にならない、異音がするなどの症状が見られる場合は故障の可能性がある。エアコンの故障原因で対策は異なるので、まずは故障の原因を知る必要がある。早期対策が重要になるので、異変を感じたら早めに対応することが大切だ。
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故障の原因を探る前にチェック
エアコンが動かないと慌ててしまうかもしれないが、実は壊れてないことも。故障を疑う前に確認した方がいいことを紹介する。
そもそもリモコンの電池がない可能性も
エアコンの多くは、リモコンを使ってスイッチを入れるのが一般的である。リモコンで電源のオンオフや温度、風速や風向を調整することができる。エアコンの電源が入らないトラブルが発生したとき、単純にリモコンの電池がないことも少なくない。
エアコンの電源が入らないなら、リモコンの電池を替えてみるべきだ。電池の寿命はリモコンの使用頻度や電池の種類によって変わってくる。エアコンの電源が入らない場合、リモコンの故障を疑う前にまずは電池の状態を確認しよう。
リモコンそのものが壊れている
エアコンが稼働しないとき、エアコンに原因があるとは限らない。エアコンを稼働させるために必要なリモコンが故障している場合もある。多くのエアコンはリモコンで調整するので、リモコンが壊れていると、エアコンが壊れているのかリモコンが壊れているのか判断が難しいところだ。
リモコンが故障していると、リモコンの交換が必要になる。ただし、リモコンと受診部の間に障害物があることやリモコン受信部に光があたっていることでリモコンが使えないこともある。エアコンのリモコンが反応しないからと言って、必ずしも故障しているとは限らないのだ。
エアコンが故障する原因
次にエアコンが故障する原因について紹介する。
センサーの不具合
エアコンは、リモコンからの電波をセンサーで受診している。センサーは精密であり、ホコリや汚れなどが原因で故障しやすい場所だ。センサーが故障していると、エアコンが稼働しなくなる。エアコンの故障原因の中でも、特に多い原因である。
センサーの不具合が原因でエアコンが稼働しないなら、センサーの修理や交換が必要である。センサーの故障は素人だと判断が難しいため、業者に依頼して確認してもらうことをおすすめする。
室外機の故障
エアコン本体の故障で多いのが室外機だ。その中でも、本体を稼働させて室外機が回らない症状は特に多い。コンプレッサーが回ってない、ファンが回ってない、基盤が壊れているなどが主な原因である。室外機のフィルターにホコリやゴミが溜まりやすく、室外機が回らなくなるのだ。
室外機の周辺に物を置いている場合も、空気の流れが悪くなって室外機が回らなくなることがある。室外機は屋外に設置するため、夏場だと熱くなりすぎて故障することもある。修理業者に早めに相談して対策しよう。
冷媒ガスが不足している
エアコンを稼働しても温度調節ができない場合は、冷媒ガスが不足している可能性がある。冷媒ガスは配管の亀裂、エアコン移設のガス抜け、最初からガスが入ってない、施工不良などが原因で起こる故障だ。
室外機本体のカバーを外し白く結露していればガス漏れしている証拠だ。施工不良や配管が原因以外の冷却ガスの不足は、ガスを補充するだけで症状が改善することもある。まずは、冷却ガスが不足している原因を調べてもらう必要がある。
こんな症状は故障の合図
電源が入らない
エアコンの電源が入らない症状は、エアコンの故障の可能性がある。ただし、エアコンのブレーカーが落ちている、リモコンが故障している、電源プラグが入ってないなどの理由で電源が入らないことも少なくない。
修理業者を呼ぶほどのことではないこともあるので、慌てて業者を呼ばないように気を付けよう。電源が入らない原因については、エアコンの取扱書に一例が記載されている。記載されている対策を行い、それでも改善しない場合は業者に相談しよう。
暖房が起動しない
暖房が起動しないとき、いくつかの可能性が考えられる。風は出ているのに、暖かい風が出ない状況なら室外機の裏側のつまりやフィルターのつまりが原因の可能性がある。暖かい空気は軽いため、窓が上方にある部屋だと窓が暖気を吸い取って部屋が暖まらないこともある。 設定温度が室温を下回っていると、暖かい気流は出なくなる。強い寒波が入ると、暖房運転中に霜取り運転を行う。室外機を動かすため、一時的に暖房が効かなくなるケースもある。冷房が起動しない
冷房が起動しない故障は、フィルターや室外機の汚れ、温度設定が原因の場合もある。フィルターや室外機が汚れてないか確認し、設定温度を20℃以下にしてみて冷風が出ないなら、本体の故障が疑われる。
エアコンには、部屋の大きさに合わせたタイプがある。エアコンが部屋の広さにもともと合ってなくて冷房が効かないこともある。この場合は経年劣化にともない、少しずつ機能が低下するため、冷房が故障したように感じるのだ。
リモコンが作動しない
リモコンが作動しない原因として、電池切れやセンサーの故障などがある。最近では、リモコンコードを変更できるようになったことで、知らない間にリモコンコードを変更してしまいリモコンが効かないことも珍しくない。
リモコンが作動しないときは、リセットして再起動させることをおすすめする。リセットボタンを長押しするか、乾電池を抜き差しすることでリセットすることができる。電池も新しいものに変えて試してみるとよいだろう。
水漏れが起きている
エアコンの故障原因に水漏れがある。特に多いのは、ドレンホースに水が詰まっているケースだ。ドレンホースはエアコンに溜まった水を排出する役割がある。ホースが狭いため、エアコンの水と一緒に排出されたホコリが詰まってしまうのだ。
ホコリが詰まると、ドレンを水が逆流してしまうので水漏れが起こる。ドレンホースを清掃することで、改善することができる。古いタイプのエアコンだと、フィンの結露やドレンパンの汚れが原因で水漏れすることもある。
ルーバーがはずれる
エアコンのルーパーは、吹き出し口の風向を変える役割がある。風向調整をしたときに、ルーパーが動かないならルーパーが外れていることが考えられる。ルーパーが外れる原因として多いのは、ルーパーの連結部分が割れることだ。
連結部分が割れる症状は、メーカーの保証で対応してもらえる。保証期間が過ぎている場合は、接着剤やガムテープなどで補強する方法がある。この方法だと、再びルーパーが外れることがあるので気を付ける必要がある。
エアコン内で異音がする
エアコン内で異音がするならフィルターが汚れている可能性がある。風を送ることができなくなり、本体が振動することで異音を発生させるのだ。エアコン清掃をすることで、エアコン内部の異音はだいたい改善する。
エアコンを置いている部屋と室外機が隣り合わせになっていると、室外機の振動がエアコン内部の異音として聞こえることもある。室外機の汚れや周辺に物を置いていると異音が増幅されるので確認しよう。
フィルターの自動清掃機能が動かない
比較的新しい機種のエアコンであれば、フィルターの自動清掃機能が備わっている。定期的にフィルターを掃除してくれるので、手間が省けるメリットがある。一方、自動清掃機能ではフィルターの奥のホコリを取ることはできない。
自動清掃機能にすべてを任せていると、フィルター奥の汚れが原因で自動清掃機能が動かなくなることもある。定期的にカバーを開けて、目視で汚れているところを確認しながら清掃する必要もある。
タイマーがうまく作動しない
エアコンのタイマーが作動しないのは、タイマーに原因があるとは限らない。タイマーはエアコン内部のコンプレッサーの働きに関連しており、コンプレッサーが故障するとタイマーが作動しなくなる。
エアコンそのものが正常に起動しているなら、タイマーが不具合を起こしている可能性がある。不具合が原因なら、エアコンとリモコンを再起動させることで改善することがある。改善しない場合は修理業者に相談しよう。
異臭がする
エアコンを起動させて異臭がするのは、エアコン内部のカビや雑菌が原因である。エアコン内部は湿度が高く温度が高いので、カビの繁殖を促す。さらに、カビや雑菌のエサとなるホコリも豊富にある。
異臭はフィルター掃除を行うことで、ある程度は改善される。ドレンパンも水分が多く、カビや雑菌が豊富にあるので清掃する必要がある。焦げた臭いや焼けた臭いがする場合は、機械の故障が考えられる。
参考:エアコンにカビが生える原因は?人体に及ぼす危険性も
故障かな?と思ったら
リモコンの表示画面を確認
エアコンの故障が考えられる場合は、リモコンの表示画面を確認しよう。表示されている温度、風向、風速などが適正な値に設定されているか、電源が入っているのかなどがチェックポイントである。
リモコン画面が薄いなら、電池残量が減っていることが考えられる。新しい電池に入れ替えて、リセットして起動させる必要がある。表示画面が出ない場合は、信号送信部の汚れが原因として考えられる。
エラー表示を確認
エアコンの故障は、エラー表示で確認できる場合がある。メーカーによって考えられる故障を番号で表示しており、故障しているときは液晶にエラー番号が表示される。エラー表示を確認することで、原因を知ることができる。
エラー表示に対する対応策は、取扱説明書に記載されている。まずは、取扱説明書に記載されている対応策を行い、それで改善しないなら修理業者への依頼を検討しよう。
タイマーランプの点滅を確認
エアコンの故障をタイマーランプで知らせている機種もある。タイマーランプの点滅の仕方で、考えられる故障を判断できるようになっている。誤作動で点滅することも多いため、原因が分からない場合は再起動させて改めて確認するとよいだろう。
エアコン内部が故障していると、タイマーランプが正常に起動しないことがある。故障していても、タイマーランプが点滅しないこともあるので気をつけよう。
コンセントを抜いてみる
電化製品全般に言えることだが、エアコンに不具合が見られる場合はコンセントを抜いてみよう。コンセントを抜いて10分程度経過したら、コンセントをつけて起動させる手順になる。
停電や電波、マイコンなどが原因の故障であれば、コンセントの抜き差しだけで改善することがある。タイマーランプの点灯も、マイコンの不具合が原因になっていることがほとんどだ。
故障時の対処方法
症状を簡単にまとめる
エアコンが故障したときは、症状を分かりやすく簡単にまとめておこう。異音や異臭がするときは、どんな音や臭いがするのか具体的に記載しておく必要がある。エアコンの取扱説明書に故障時のQ&Aが記載されているので、症状と照らし合わして対応しよう。症状をまとめておくことで、修理業者に相談するのもスムーズになる。
保証期間内であるか確認
エアコンが故障したとき、メーカーの保証期間内であれば修理してもらうことができる。多くのメーカーは、購入してから1年間を保証期間にしている。意図的に壊したのではないなら、だいたいの故障に対応してくれるはずだ。
メーカー保証とは別に、エアコンを購入した家電量販店の保証が使えることもある。メーカー保証と違って、3年、5年、7年など長期保証に対応している。100%保証する条件のところもあれば、年数によって保証割合が変わることもあるので確認しておこう。
メーカーのサポートセンターに電話
エアコンが故障したとき、メーカーのサポートセンターに相談しよう。症状を伝えて、具体的な対応策を教えてもらうことができる。電話での対応ができないときは、そのまま修理や確認の手続きに進める。
サポートセンターは、対応時間が決まっているので気をつけよう。明らかに故障しているなら、エアコンを購入した家電量販店に相談するのも方法の一つだ。保証期間内であれば、そのまま修理の手続きをしてくれる。
簡潔に故障状況を伝える
メーカーや家電量販店にエアコンの故障を相談するときは、簡潔に故障状況を伝えよう。そのために、症状を具体的にまとめておく必要があるのだ。聞かれるのは、「症状」「期間」「経過」である。購入した日にちや、保証期間の有無なども確認しておこう。
故障状況を伝えることで、最善の対応策を教えてくれる。故障状態を伝えるだけで、口頭で教えてもらい改善できることもあるのだ。自己判断で修理するのは危険なので、まずは相談することをおすすめする。
修理依頼日を決める
エアコンの故障を修理してもらうことが決まったら、修理依頼日を決める必要がある。メーカーの修理は時間がかかることも多く、数週間先になることも珍しくない。修理を待つ間に、エアコンシーズンが終わってしまうこともあるのだ。保証期間であるなら待った方がいいが、有料なら修理業者に依頼した方がいい場合もある。
最後に
エアコンが故障しても、自分で改善出来る場合もある。修理業者への依頼はお金がかかるので、自分で直した方が安上がりだ。症状によっては業者に依頼しないといけないこともあるので、まずは故障している原因を知る必要がある。メーカーや家電量販店の保証期間なども考慮し、今後の対応を考えていこう。
また、故障品のエアコンも売れる場合があるので、今のエアコンを売却して新しいエアコンに買い替えるのも1つの手段として検討してみるのもいいだろう。