エキテンを使って店舗の宣伝をするのは効果的な方法の一つとして知られるようになった。無料会員としてもかなりのことができるものの、有料正会員になるとさらに積極的な宣伝広告を行うことができるようになる。
その魅力に駆られて有料正会員プランに申し込み、様々なサービスを駆使してみたものの、コストパフォーマンスがそれほど上がらずに退会を検討する場合もある。このような際にどのような手続きをすれば退会できるのかを予め知っておこう。
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
有料会員が退会するには電話が必要
エキテンの有料正会員になると無料会員ではできない宣伝を行えるため、宣伝広告費を確保できるなら有料正会員になった方が良いと考えることはできる。
エキテンのアクセス解析サービスを利用すれば無料会員から有料正会員になってどれだけ宣伝効果が上がったかを確認することも可能で、十分にコストパフォーマンスが上がっているなら継続するのが妥当だろう。
しかし、マーケティング戦略として十分に効果が上がっていないとわかったら無駄にコストがかさんでしまわないうちに退会するのが賢明である。
解約手続きのヘルプページ
有料正会員としてログインし、店舗管理画面に行ってオンラインで退会できないかと探してみても、適切なリンクを見つけることはできないだろう。有料正会員のページには退会や解約などにかかわるリンクが一切ないからである。有料正会員になってしまうと退会できないのかというとそういうわけではない。
オンラインで簡単に退会することができないだけであって、あくまで会員登録サービスを解約する手続きは行える。エキテン有料正会員プランの解約手続きについては、エキテンのヘルプページを参照すると詳細を確認できる。店舗関係者向けの店舗登録についてという項目の中に収められているので参照してみよう。
電話でしか解約できない
その記載によると電話によってサポートセンターに連絡することが求められている。解約したいと考えている月の前月の16日から、希望する月の15日までに連絡して手続きをすれば退会できる。
ただし、解約したい月の15日が土日祝日などでサポートセンターが営業していない場合には、その前営業日までが締め切りとなる。仮に15日がハッピーマンデー制度などによって祝日になっていたという場合には、前の金曜日が締め切りになるため、12日までにサポートセンターに電話しないと翌月までは継続することになるのである。
なお、このヘルプページにはサポートセンターの連絡先や営業時間については一切記載されていない。エキテンのホームページや、有料正会員の店舗管理画面にあるお問い合わせのページを見てもサポートセンターの電話番号は載っていないので注意が必要である。
エキテンを運営している株式会社デザインワン・ジャパンの本社の連絡先は会社概要のページに記載されているが、これはあくまでサポートセンターの電話番号ではない。有料正会員から退会するためには、まずはエキテンにウェブフォームかメールで問い合わせをして電話番号を聞くことから始めなければならないのである。
解約したいという意志を伝えるメールを送信すればエキテンサポートセンターの連絡機についての案内を受けられる。フリーダイヤル（0120-949-031）で、営業時間は月曜から金曜の平日のみ、10:00〜17:00の対応となっている。
解約の進め方
電話番号をメールなどで聞くなど有料正会員として登録してくれた店舗を簡単に逃したくないという意志の現れだが、連絡をすれば基本的には簡単に手続きを進めてくれるので心配はない。退会したいという意志を伝えると電話番号などで本人確認が行われ、退会したい理由についての質問などに答えていけば良いだけである。
最後に有料正会員をやめた後で完全に退会してしまうか、無料会員として店舗の掲載を続けてもらうかを選べる。もし無料会員でエキテンを使い続けたいと思っていたなら、ここでその旨を伝えれば適切な手続きを行ってくれる。
サポートセンターの対応はユーザーを第一に考える形になっているので、退会方法さえわかってしまえば必要なときには気軽に電話をかけられるだろう。ただし、気をつけておきたいのはサポートセンターの混み具合である。電話番号がオープンになっていない影響で、一般的な業者のサポートセンターに比べるとつながりやすい可能性は高い。
しかし、回線数が少なくて多くの問い合わせに耐えきれないからこそ基本はウェブフォームやメールでの対応にしていると考えることもできる。そのため、電話がつながらないことも考慮して早めに退会の申し出をした方が無難である。
無料でも十分ならまずは無料会員へ
有料正会員を退会するときにはエキテンサポートセンターに伝える退会理由を説明できるようにしておくだけでなく、無料会員になるか、完全に退会するかを考えておくことが必要である。
集客にプラス効果があった場合
店舗営業をしていて集客にプラス効果があったのなら無料会員として継続するに越したことはない。もともと無料会員として登録して利用していて、有料正会員になったけれどコストパフォーマンスが高くなかったという場合には無料会員に戻るのが合理的である。
また、直接有料正会員になったケースでも、無料会員の範囲で利用してみて宣伝効果があるかどうかをアクセス解析によって確認してみた方が良いだろう。せっかく集客力を無料で上げられるのにむやみに退会してしまう理由はないはずである。
口コミが悪い場合
しかし、誹謗中傷の口コミが多くて削除依頼をするのに苦労が多く、短期間でも掲載されていることによって来客が減ってしまったというような状況がある場合には完全に退会した方が良いだろう。
口コミがあまりに少なくて人気がない店舗だという印象を与えてしまい、結果的に来客が増えはしなかったというときにも適切な情報更新を行っていく労力がかかると考えると退会してしまった方が良い可能性もある。
マイナス効果が出ていない場合は無料会員登録はおすすめ
どちらが良いかはケースバイケースだが、マイナス効果が出ていないのなら解約の際に無料会員を継続したいと伝えるのが無難だろう。自由に書いた紹介文を掲載してもらうことができ、基本情報や営業日と定休日、駐車場の有無やアクセス情報などを一通り記載できるが、既に作ってしまってあるならそれで当面は労力をかけずに運用できる。
無料会員でもクーポンやチラシを使った販促を行うこともできるため、見ているユーザーがそれなりにいるのであれば積極的に使ってみると宣伝効果が上がる可能性も十分にある。
一度、有料正会員から退会して無料会員になり、十分に宣伝方法として使いこなせるようになってからまた有料正会員になるのを検討するのも賢明だろう。有料正会員から無料会員になった後、再び有料正会員になることもできる。
プレミアムクーポンやピックアップ口コミ、アクセスアップ設定などの豊富な機能を駆使すればさらに売上が上がる可能性はある。使いこなせていないうちは無駄に費用をかけるだけになってしまうので、無料会員でもう少し運用してから正会員になる価値を再検討するのも重要と言える。
無料会員なら退会は簡単
本当にエキテンは不要というときには完全に退会することになる。有料正会員から無料会員になるにはエキテンサポートセンターへの電話連絡が必要だったが、無料会員から完全に退会するにも同じように電話が必要なのかと考える人もいるだろう。無料会員については電話をせずとも退会することができる。
店舗管理画面にログインした後、ヘルプページをクリックすると、お問い合わせの欄に解約というリンクがある。これをクリックすれば解約手続きを行うことができるのである。店舗名を入力し、リストから解約理由を選んで、エキテンから店舗の情報を完全に削除するにチェックを入れるだけの簡単な作業で解約できるようになっている。
意見や要望についても寄せることができるため、もし不満を持っていたならここに書き残しておくと改善される可能性もあるだろう。店舗情報を残しておくとデメリットがある場合や、閉店するから店舗がもうなくなってしまうという場合にはこのような形で退会手続きをすれば十分である。
しかし、もし店舗情報は残すけれど、もはや自分で運用することはないから退会したいという場合には、エキテンから店舗の情報を完全に削除するというチェックボックスは空欄のままにしておけば良い。このように無料会員からなら簡単に解約できるので、有料正会員から退会するときにはまずは無料会員へ移行して様子を見た方が賢明である。
無料会員として維持しておけば有料正会員になるのも簡単
有料正会員から退会しても、またエキテンの有料正会員になりたいと考えることもあるだろう。例えば一時閉店のために完全に退会して店舗情報を一度消してしまいたいと考える場合が挙げられる。
無料会員である必要すらないという状況になったときには完全に退会しようと考えてしまいがちだが、将来的なことを考えてまた同じ店舗でエキテンの有料正会員として宣伝を行っていく可能性があるという場合には無料会員で登録したままにしておいた方が良い。
無料会員から有料正会員になるためにはサポートセンターに連絡して申し込み手続きをすれば良いだけである。しかし、無料会員ですらなくなってしまっていると、新たに無料会員になるにも有料正会員になるにも店舗登録と審査を受け直さなければならない。
特に審査には2日〜10日もの期間がかかってしまうため、今すぐにでも掲載してもらってすぐに宣伝をしたいというときには残念な気持ちになってしまうだろう。
正会員に再びなるためには初期費用として30,000円がかかるのは二度目の登録でも同じだが、店舗情報などの登録手続きにかかる手間を減らし、審査を受ける無駄な期間をなくせるのは大きなメリットである。
まだ有料正会員になる可能性があると考えているうちは、たとえ無料会員として運用する予定がなくても登録は継続しておいた方が良いだろう。口コミなども維持されるため、もともと良い口コミが豊富だった場合には宣伝効果を維持できる。むやみに完全に退会してしまわないようにするのが賢いと言えるのである。
まとめ
エキテンの有料正会員プランの退会はオンラインではできず、エキテンにウェブフォームかメールで問い合わせをして電話番号を聞くことから始めなけらばならない。電話でしかできないところは不便だが、連絡をすれば基本的に簡単に手続きを進めてもらえる。
また、退会してしまうと新たに会員になる際に、店舗登録と審査を受けなおさなけらばならない。審査には2日から10日もの期間がかかり、初期費用として30000円もかかる。将来的なことを考えると掲載されていることによりデメリットが生じていない限り、無料会員でも登録しておくことをオススメする。
