ブランド品といえばHERMES(エルメス)、というイメージの方も多いのではないだろうか。エルメスは高級ファッションブランドとして19世紀より開業し、王室や俳優などVIP層を始め、高級志向の一般人まで多くの人々に愛されてきた。
今回の記事ではそんなエルメスの商品の中でもメンズ向けのシリーズとして大人気のエルメス スティーブにスポットを当て、由来から相場情報までご紹介する。
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高級ブランド エルメスの歴史
現在でこそファッションブランドとして有名なエルメスだが、元はといえば19世紀初期にパリで馬具工房を開業したのが始まりである。職人の手作業による丁寧な作りの高級馬具が人気を博していたが、3代目の時代に徐々に馬車文化が廃れ移動手段が自動車に移っていく。
エルメスは馬具の需要が減少していくことをいち早く察知し、馬具の製造で培った皮革素材の加工技術を生かしてファッション業界へと事業を展開することとなる。
エルメスの職人はもともと革の扱いに長けており、そのハイレベルな技術をバッグや小物などの製作に活かすことで、高級ファッションブランドへと発展を遂げる。その結果今日まで愛される老舗企業として成長を遂げたのである。
エルメス スティーブとは?
エルメス スティーブとは、アメリカの人気俳優スティーブ・マックイーンをイメージして作られたメンズショルダーバッグのシリーズである。
スティーブ・マックイーンは、1960年から70年代にかけて活躍したアメリカのトップ俳優で、有名どころでは映画「大脱走」などに出演している。スタントマンをなるべく使わず自らアクションシーンの出演を買って出るなどのアクティブさが大人気だった。またスティーブ・マックイーンは彼ならではの危険さとセクシーさを併せ持ち、同年代の多くの男性達の憧れの俳優であった。
エルメス スティーブはその冠する名に恥じないアクティブな使用に耐え得る作りとなっている。上質な雄牛の皮を贅沢に切り出して使っている。低価格の皮革製品の場合複数の革を繋ぎ合わせて縫合しているため、比較的短期間で縫い目がほつれてきたり、表面が剥がれるなどのトラブルに見舞われることが多い。
その点エルメス スティーブはバッグ一つ一つを一枚皮から手作りで作成している。その分価格はどうしても高額になるが、代わりに耐久性に優れ長年に渡り愛用できるのが特徴である。
バッグの側面には大きなマチがついており、スタイリッシュな外見に反して収納力も高い。あくまで実用品としてエルメスがこだわりを持って作ったことがうかがえる仕上がりとなっている。
エルメスの人名を元にした人気のシリーズ
エルメスが人名を元にして名前をつけているシリーズはエルメス スティーブだけではない。
エルメスで大人気のレディースのハンドバッグ「ケリー・バッグ」シリーズもその一つである。ハリウッド女優でモナコ公国の王妃であったグレース・ケリーがこのバッグを愛用しており、外出中にパパラッチに遭遇してしまい、とっさに持っていたこのバッグで妊娠中のお腹を隠したことから一躍有名となった。
その後モナコ公国の許しを得てグレース公妃の名前を商品名に戴き、現在の名前となったのである。
ケリー・バッグと同じく大人気のハンドバッグ「バーキン」もその1つ。エルメスの5代目CEOであるジャン・ルイ・デュマがたまたま飛行機の座席で女優のジェーン・バーキンと隣り合わせ、記念として自社製品のバッグを贈ったことで同シリーズにその名前がついた。
このように、エルメスの製品はそのバッグに関係するエピソードのある人物の名前を付けられることがしばしばあるのだ。
エルメス スティーブの相場情報
エルメス スティーブの中で現在流通しているのは以下の4種類。
- ・スティーブポシェット
- ・スティーブカポラル
- ・スティーブブザス
- ・スティーブライト
ポシェットから順に容量が大きくなっており、それぞれ使用シーンに合わせて利用できる。
現在中古市場に出ているのはスティーブカポラルとスティーブブザスが多い。ブランド品の価格は商品の使用感や傷みなど査定時の状態に大きく左右されるため参考程度ではあるが、どちらも状態の良いものであれば30万円程度の価格がつくことが多いようだ。
- ・購入してから数回しか使用せずクローゼットにしまってあった
- ・贈り物としていただいたが趣味ではなく未使用で眠っていた
このような場合は相場より大幅に高額買取してもらえる可能性があるため、一度査定に出して正確な買取価格を調べてみることをおすすめする。
エルメス スティーブを高く売るコツ
高級ブランド品というものはそれだけでも価値のあるものなのだが、査定に出す前のちょっとした一手間で数万円単位で査定額が上がる可能性がある。ここでは大切なエルメス スティーブをより高く売るた目のテクニックをご紹介しよう。
査定前に掃除をしておく
査定時にバッグに汚れがついている、ホコリが積もっているなど保存状態が良くないと、本来の価格より安い金額で査定されてしまう場合がある。適正価格で買取してもらうため、事前に掃除をしておきたい。どういうところに気をつければ良いのだろうか。
縫い目周りのホコリを除去する
革のバッグは、長く使っていると縫い目にホコリが溜まってくる。セロハンテープや毛の柔らかいブラシなどで傷をつけないようそっとホコリを取ると良い。布ガムテープなど粘着の強いものはバッグに粘着剤が付着する可能性があるため注意が必要である。
具体的に注意すべきポイントは
- ・バッグ本体のフチの縫い目
- ・ベルトの縫い目
- ・裏側のポケット付近と内部のホコリ
- ・裏底のフチ
この辺りにホコリが溜まりやすいのでチェックが必要である
金具を磨いておく
バッグの金具は、長い間使っていると汚れが付着したり、経年劣化で白く濁ってしまっていることがある。この部分も査定ポイントであるため手入れをしておきたい。金具は金属用のクロスやガーゼなどの柔らかい布で優しく磨くようにしよう。硬いもので力を入れてゴシゴシこすると逆にキズがついてしまったり、革の部分を傷めてしまう可能性があるので注意が必要だ。
細かい部分は綿棒で汚れを取るようにすると効率よく作業が進むだろう。
バッグ本体の汚れを落としておく
もしバッグ本体の革の部分に汚れがある場合は、革用のクロスか柔らかい布で拭って汚れを落とすようにする。
まず柔らかいブラシを使ってホコリを払う。撫でるように動かしホコリを落とすようにしよう。
ホコリを除去してバッグが綺麗になったら次は汚れを落とす。本革用のクリーナーを持っている場合は布に少量染みこませ、優しく叩くようにすると汚れが落ちやすくなる。浮き上がった汚れはバッグに付着したクリーナーごと乾いた布で拭き取ればOKだ。
臭いの除去をおこなう
タバコを吸う部屋に保管していたり、芳香剤を焚いているクローゼットにしまっていた場合はバッグに臭いがついてしまっている場合がある。消臭スプレーなどは商品によっては革を傷めてしまう場合があるため使用は控えた方が無難である。
バッグの臭いは陰干しで取ることができる。口を開けたバッグをベランダや窓際などの風通しの良い場所に1日ほど置いておこう。こうすることで染み付いた臭いが抜け、自然に脱臭をおこなうことができる。
もしもベランダなど屋外で干す場合は鳥の糞や雨に注意し、せっかく手入れしたバッグがまた汚れてしまわないようにしよう。
付属品は捨てずに取っておく
エルメス スティーブ本体に付いてきた付属品がある場合は捨てずに取っておこう。正規店で購入した商品であれば本体の他に
- ・外箱
- ・保存袋
- ・ギャランティーカード(保証書)
が付属しているはずだ。自分で普通に使う分には必要ないもののため、もしかすると捨ててしまった方もいるかもしれない。だがもし持っている場合はそのまま取っておき、査定に出すときに一緒に持っていくようにしよう。付属品の有無で数万単位で買取価格が変わることもあり、ブランド品を買い取ってもらうときの重要なファクターとなるためだ。
ちなみにあなたの持っているバッグが販売業者によって海外の代理店から仕入れられた商品の場合、そのバッグは並行輸入品といって正規品であっても保証書がつかない場合がある。その場合は保証書がなくともコピー品であるというわけではないので安心してほしい。現在残っている付属品だけ集めて査定に出せば問題ない。
キャンペーンを利用して高く売る
買取業者は貴重な高級ブランド品を他社より多く集めるためさまざまな戦略を立てている。買取キャンペーンもその内の一つである。それぞれのキャンペーンは期間限定のものが多いが、どの業者も常に何かしらのキャンペーンを実施し買取の強化に努めている。
一例としては
- ・売却後同じ業者で買い替える場合査定額アップ
- ・LINE査定で査定額の上がるクーポンプレゼント
- ・期間限定で有名ブランドの商品の買取額をアップ
といったものが実際に過去に実施されていた。
エルメスは非常に有名であり人気も高いため、エルメスのブランド品は一年を通して市場で需要がある。そのためキャンペーンを実施している業者は多く有利に売却できる可能性が高い。
査定に出す場合は業者のキャンペーンも忘れずに確認をしておきたい。
エルメス スティーブのおすすめ買取業者
ここまでエルメス スティーブと、より高く売るポイントに触れてきた。では、具体的にどの業者であればエルメス スティーブを高額買取できるのだろうか。
ここからは実際に高級ブランド品の買取を得意としており、エルメス スティーブを適正価格で買い取ってくれる業者を紹介していく。
ブランディア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランディア は宝石や貴金属などの取り扱いもしているが、エルメスやルイ・ヴィトンなど高級ファッションブランドの商品の買取に特に注力している。6000以上のブランドの商品を買取対象としており、実績も豊富な買取業者である。
査定の出し方も非常に簡単だ。ホームページから査定申込をすると、自宅に宅配キットを届けてくれるので、届いたダンボールに査定に出したいブランド品を詰めて、ダンボールと同根の書類に従って着払いで送るだけ。査定結果も到着後最短1日で教えてくれるので非常にスピーディである。
もしも売りたくなくなっても送料・手数料無料で返送してもらえるので安心していい。
なお、ブランディア は宅配買取専門であり、店舗に持ち込んでの対面査定はできないので注意が必要だ。
2019年4月現在、ブランディア はバッグ買取のキャンペーンをおこなっている。キャンペーン期間中にバッグを売却すると、査定金額が10%アップする。仮にエルメス スティーブに30万円の査定価格がついたとすると3万円買取金額に上乗せされる。
他にも様さまざまなキャンペーンが随時実施されているため、査定に出すならぜひチェックしてほしい買取業者の一つだ。
ギャラリーレア
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ギャラリーレアも高級ファッションブランドの買取実績が多い買取業者の一つだ。創業30年の老舗であり、ブランド買取の激戦区である東京の銀座・大阪の心斎橋に店舗を出しており、長く顧客の信用を勝ち得てきた。
ギャラリーレアに商品を査定してもらいたい場合、事前に相場をざっくり知ることができる簡単査定を依頼してみると良い。スマートフォンの専用アプリが存在するほか、ホームページから依頼できるオンライン査定、また電話での査定も受け付けている。
もちろん近くにギャラリーレアの店舗がある場合は実際に商品を持ち込んで査定してもらうこともOKだ。
RECLO(リクロ)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
RECLO(リクロ)はブランド品の委託販売をおこなうことができる業者である。委託販売の場合、買取業者に買い取ってもらうより往往にして高く売れることが多く、多少時間がかかっても高く売りたいという方におすすめできる。
RECLOの自社通販サイトやインターネットオークションなどで販売することになるが、販売の準備や写真撮影などは全てRECLOがおこなうため、商品をダンボールに詰めて送る以外は特に売主がやることはない。
無事商品の買い手が見つかると、金額に応じた手数料を代金から差し引いた金額が指定の口座に振り込まれる。
非常に楽に売却できるため、なるべく手間をかけずに高く売りたい方にはおすすめである。
まとめ
もしもお持ちのエルメス スティーブを売る予定があるなら、まずは一括査定で複数の業者に査定依頼すると現在の相場がいくらなのかが正確な金額がわかるだろう。ネットオークションなどに出す場合も売却を決める参考になるため、一度査定に出すことをおすすめする。
当サイトヒカカク!ではブランド品買取の得意な業者に一括査定を依頼できる。最短1分ほどで相場価格を割り出すことができるのでぜひ利用してほしい。
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