華やかなオレンジのシンボルカラーで知られるHERMES(エルメス)。ティエリエルメスが1837年に始めた馬車工房から出発したフランスのブランドは、世界中の人々に愛されている。車が1台買えるのではないかと言われることもある「バーキン」のバッグに憧れる女性も多いのではないだろうか。
革製品の最高峰と言われるエルメスだが、その高級さ故に残念ながら贋作(偽物・コピー)も多く出回っている。誤って偽物を掴まないためには、どうすれば良いのだろうか。
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ハンカチーフとスカーフにも偽物が存在する
記念日の特別な贈り物に、エルメスのハンカチーフやスカーフを購入する人も多いだろう。男女問わず贈りやすいアイテムの1つである。フォーマルなシーンはもちろん、ビジネスファッションにハンカチーフを使いこなす人もいる。清潔感と高級感を兼ね備えたハンカチーフとスカーフは愛用者も多い。
しかしこの商品にも偽物が存在する。正規店やエルメスが運営するオンラインショップで購入する際には心配することはないが、ネットショップやオークション、フリマサイトなどを利用するときには注意したい。
商品を手に取ることができる場合には、スカーフの縁の折り返しに注目したい。通常の製品では表から裏に折り込まれていることが多いが、エルメスの場合は異なり、裏から表に折り返してある。
もしも表から裏に折り込まれていることが確認できた場合には、偽物である可能性が高い。大切な人への贈り物が偽物だったなんてことを避けるためにも、購入する際にはチェックしておきたいポイントだ。
レザーアイテムの偽物を見分けるポイント
バッグや財布などの革製品はエルメスの中でも人気の商品だ。偽物・コピーも多く出回っている。
レザーの素材で見分ける
エルメスの中で最も人気があるのは牛革素材である。1997年に登場した素材で「トゴ」と呼ばれている。バーキンや小物など、幅広く使用されており、傷がついても目立ちにくく程よい柔らかさを持つのが特徴だ。よく見ると本物はシワが深いが、偽物は型押しが細かく溝も浅い。
ジップのプルタブに注目
ジップのプルタブには偽物を見分けるポイントがある。「プルタブの向き」と「刻印」である。
本物のジップは、プルタブが垂れることなく進行方向に向かって横に向いたままになるが、偽物の場合はまっすぐ横にならない。安物のジップのように、だらりと垂れてしまうのだ。エルメスのプルタブが、ぺらぺらと垂れてしまうようなことはあり得ない。
また、どんなに小さなプルタブであろうと、本物にはくっきりと「HERMES」の文字が刻印されている。偽物の刻印は潰れて読めなくなっていることが多い。これも、本物ではあり得ないことである。
ボタンの刻印をチェック
プルタブの刻印同様、ボタンの刻印も本物が細くくっきりしているのに対し、偽物はのっぺりとして潰れている。また、バッグ類に使用されるスナップボタンは、本物には柄があるが偽物には入っていないことが多い。
セリエボタンは本物が刻印が薄く繊細であるのに対し、偽物は深く荒い。「エールライン」と「フールトゥ」に使われているボタンもセリエボタン同様、偽物はやや深く荒く彫られている。
持ち手の結合部分も確認
レザーの結合部分にも注目したい。持ち手などのなめし方が本物は美しく滑らかであるが、偽物は雑で荒い作りになっている。また、レザー商品は必ず作った職人のアルファベットが刻印されている。本物ははっきりと刻印されているが偽物の刻印は薄い。この点もあわせて確認したい。
170年以上に渡りレザーと向き合ってきたエルメス。素材の選定から仕上げまでこだわり抜いてきたエルメスが、レザーに対して手を抜くようなことはあり得ない。見えない細部にまで徹底的にこだわるエルメスの商品を手にとり「雑だな」と感じるようなことがあれば、それは偽物だと見て良いだろう。
カデナ(南京錠)に注目
バッグなどについてくることが多いカデナ。バッグの高級感を一層引き立たせるアイテムである。「海」「太陽」「道」など、年間テーマに合わせた限定のモチーフが出されるため、ファンも多い。
このカデナにも偽物が存在する。見分け方は「大きさ」「鍵穴の向き」「番号が一致しているか」である。本物に比べると、偽物のカデナは一回り小さいことが多い。
また、エルメスの鍵穴は向きが逆になり鍵番号側に向いているが、偽物はエルメスのロゴ側を向いていることが多い。カデナに刻印されている鍵番号と鍵の番号が一致するかも確認しておきたい。
タグ・クロア部分でも偽物を見分けることができる
エルメスでは衣類やネクタイも取り扱っている。ハイセンスなデザインで、愛用している著名人も多い。この衣類にも残念ながら偽物が存在する。
商品についている「タグ」が本物か偽物かを見極める目安になるので確認しておきたい。偽物のタグは色合いが本物と異なるが、数が多いために判断は難しい。
しかし、本物に比べると作りが荒い場合がほとんどだ。タグのみで偽物と断定することは危険だが、他のチェックポイントと共に確認しておこう。
バッグのタグにも注目
「エールライン」のバッグには、内側にブランドタグが付いている。偽物の場合は糸が太く詰まっているような印象を受ける。
また、記載されている素材・成分表示が本物とは異なっていることが多く、色合いもやや違う。くすんだ色をしていることもある。
タグの質感にも注意
もし触って確認することができるなら、タグの質感も確かめておきたい。偽物のタグはハリがなく、よれている。
「ケリー」「バーキン」のクロア部分をチェック
「ケリー」と「バーキン」もまた、偽物に注意したい商品の1つだ。エルメスにさほど詳しくない人でも聞いたことがある人が多いだろう。
「ケリー」とは
ケリーは発売当初は「サック・ア・クロア」という名前だったが、モナコ王妃のグレース・ケリーが所持していたところを写真に撮られ、雑誌に掲載されたことをきっかけに有名になった。それを機にエルメスがモナコ公国の許可を得て「ケリーバッグ」に改名したのが由来だ。
「バーキン」
また、購入までは2年待ちとも言われている人気商品が「バーキン」だ。1984年に誕生したバーキンは、女優のジェーンバーキンが由来のバッグである。籐のバッグにごちゃごちゃに荷物を詰め込んでいたジェーンバーキンを見て、当時のエルメス社長であるジャンルイデュマが何でも詰め込めるバッグを作りたいと考えたことがきっかけで誕生したと言われている。
取引価格の相場
100万円~600万円の値がつくものもあると言われているため、買ってから偽物だと気づくことは絶対に避けたいものだ。
たった一人の職人がすべての工程を担い、購入後は半永久的なアフターフォローがある。一流の職人が作り上げた一流の商品というわけである。
「クロア」部分に注目
そんな高級品である「ケリー」「バーキン」の偽物を見抜くポイントは「クロア」部分である。クロアとは、バッグの裏側から側面の穴を通してあるフラップ(蓋)の留め具のことを指す。「HERMES-PARIS(エルメス・パリ)」と刻印された文字が歪んでいたり誤字脱字があれば間違いなく偽物である。
クロアの4隅にある鋲も忘れずに確認したい。本物は鋲の部分が少しくすんでいる。鋲を背面から差し込んで、余りの部分を切断しその断面をドーム状に仕上げている。これは鋲のでっぱりで周囲のものを傷つけないようにするためである。偽物は本物のような黒ずみはなく、出っ張っている。鋲も打ち込んでおらず、当然使用者への配慮もない。
また、この鋲を横から見ると、本物は使用者が傷つかないように革にめり込んでいることが分かる。対して偽物は表面まで出っ張ってしまっていることが多い。本物は革と金具が完全に密着しているが、偽物は隙間が空いていることも多い。
以上のことからも、クロア部分を念入りにチェックするのは偽物を見抜く目安になるだろう。
箱にも偽物が存在する
「スーパーコピー」と呼ばれる限りなく本物に近い偽物も存在するようになってきた。本物を手に入れようとしている購入者には頭が痛い問題である。
実はエルメスの偽物は商品だけではない。商品を入れる箱にも偽物が存在するのだ。ここまで徹底した贋作を作るということは、それだけエルメスに価値があるということだろう。
偽物と本物の違いは「色」である。エルメスの箱といえばシンボルカラーの鮮やかなオレンジ色であるが、偽物は安っぽい赤みがかったオレンジ色をしていることが多い。文字は精巧にコピーされていることが多いのですぐに判断することは難しいかもしれないが、もし色を見て少しでも違和感を覚えるようならコピーである可能性がある。
エルメスをお得に買うことはできないのか
偽物のクオリティは年々上がってきている。偽物と本物を見分けるプロの鑑定士が存在する程なので、もしも少しでも不安を感じるようなら正規店で購入することをお勧めする。
とはいえ、高級ブランドであるエルメスの商品は簡単に手に入れることができない価格であるのも悩ましい。少しでもリーズナブルにエルメスを手に入れたいという人に、買取専門店「おたからや」を提案したい。
買取専門店「おたからや」
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時計や貴金属、絵画なども取り扱っている「おたからや」では、もちろんエルメスを含む各種ブランド品も取り扱っている。プロの査定員が商品を確かな目でチェックし、高額買取をおこなっている。買取実績40年の歴史は、個人・法人問わず顧客の信頼があってこそ成り立つものだろう。
ネットショップに出品している「おたからや」
そんな「おたからや」だが、ヤフーショッピング、楽天市場などのネットショップでブランド品を販売している。もちろん、厳しい熟練スタッフたちの査定を終えた商品ばかりである。正規の値段よりもかなりお得にエルメスの商品が購入できる。
エルメスを売りたいときにおすすめの業者
急な入り用やもう使わなくなったエルメス製品がある場合、なるべく早く買取に出すことをおすすめする。基本的にブランド品は新しければ新しいほど、綺麗であればあるほど高額で買取される傾向にある。保管しているだけではまさに宝の持ち腐れになってしまう。
リライフクラブ
リライフクラブはブランド品、腕時計、化粧品や香水、宝石や金など、女性の身の回りの物を幅広く買取っている宅配買取業者。なかでもエルメスなどのハイブランドは査定基準が高いので、高価買取が期待できる。査定担当者はブランド品の知識豊富なプロばかりで、時期によっては買取額がアップするキャンペーンも実施しているので、買取を考えている方はお得な情報を見逃さず、高値で売却できるようチェックしよう。
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Dan-Sha-Ri
Dan-Sha-Riは東京銀座に店舗を構えるブランド専門の買取店だ。宅配・出張買取は全国対応で、査定費、出張費などの諸費用はすべて無料で対応してくれる。豊富な販売ルートはもちろん、圧倒的な流通量で高価買取が可能だ。国内外の市場相場や他社の買取相場を把握したプロ鑑定士が在籍しており、他社よりも少しでも高く買い取ることを目指している。
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ブランドハンズ
ブランドハンズは全国に対応しているブランド品買取業者であるため、住んでいる地域に関わらず査定や買取を依頼することができる。まずは大体の価格だけを知りたいという方にもLINE査定で対応しているので、非常に使い勝手の良い買取業者である。
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ブランドピット
ブランドピットはさまざまなブランド品の買取に力を入れている。中でもエルメスの高価買取は、他店に負けない自信がある。その理由は、再販ルートが海外やオークションにも確保されているからだ。各ブランドに強い専門の鑑定士も在籍しているので安心して任せられるだろう。
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ブランドレックス
ブランドレックスは、東京銀座にあるブランド品や貴金属の買取専門店。宅配買取、店舗買取、出張買取に対応しており、全国どこからでも送料無料で利用できる。特にエルメスなどの高級ブランド品の買取実績は豊富なので、安心して任せられるだろう。
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BEEGLE by Boo-Bee
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まとめ
エルメスの偽物と本物の見分け方について紹介した。エルメスの商品は大変高級であり、贋作(偽物・コピー)も多く出回っているので注意が必要だ。
今回紹介したような信頼できるショップを利用することも選択肢の一つにいれておきたい。悩んで買ったものだからこそ、愛着が強くなるという人も多いだろう。ぜひ本物の商品を購入してほしい。