バブル期に爆発的な人気があった毛皮製品。日本製品として特に人気が高かったブランドといえばEMBA(エンバ)だ。圧倒的な品質と、日本人の小さな体型に合う、ミニマムなシルエットで人気を博したブランドである。当時、エンバの毛皮製品を購入した方も多いのではないだろうか?
もしエンバのコートやマフラーなどがクローゼットの中に眠っているのなら、今すぐ取り出して手入れをするべきだ。というのも、エンバは現在でも人気の高いブランドであり、市場価値も高い商品が多いためだ。
最近ではアジアの新興国にも販売路線があるため、中古買取業者に査定を依頼すると思わぬボーナスをゲットできる可能性もある。そこで今回は、エンバの毛皮製品の歴史、特徴から高価買取査定のコツ、買取相場やおすすめ買取業者をお伝えする。
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エンバの毛皮製品の歴史とその特徴
まずは、エンバの革製品の歴史とその特徴を理解しておこう。
エンバの毛皮の歴史
毛皮を購入したことがある方なら、エンバという名前を知っている人も多いだろう。エンバは、現在でこそ倒産してしまった日本の毛皮ブランドだ。1947年に兵庫県で創業し、一躍人気の毛皮ブラントへと成長した。
ノースアメリカンファーオークションズやコペンハーゲンファー、アメリカンレジェンドなどから原材料を輸入して製造販売を一括管理していた会社だ。既製品はもちろん販売していたが、オーダーメイドで毛皮コートなどの受注も受けていた。
バブル期には120億円を売り上げ、日本の毛皮市場でも大きく貢献した会社の1つだった。取り扱い種類としても、セーブルやミンク、フォックス、リンクスキャットなど幅広区取り揃えていたブランドだ。
高級な素材を使用していることから、品質は国内外を問わずトップレベルといわれている。 高級ブランドにも引けを取らない品質で一躍有名となったブランドだ。中古市場では、今でも高価に取引が行われている。
エンバの毛皮製品の特徴
エンバの毛皮製品は、とにかく品質の高さに定評がある。ご紹介した高級素材を使用しているため、防寒性にも優れているのだ。また、日本人向きのシルエットとしても人気が高い。というのも、エンバは海外で販売されている毛皮商品よりも小さめの作りとなっている。
当時、出回っていた海外ブランドの毛皮は日本人の体のサイズには合わず、なかなか上手く着こなせないという問題があった。そこをエンバは日本製ならではのデザインで顧客の悩みを解決し、小柄でウエストの細い日本人の体型に合うように作ったのだ。
さらに、着心地も素晴らしく、和装にも洋装にもあうデザイン性の高さも人気に火をつけた。エンバの毛皮製品には、内側に「EMBA」のタグがつけられている。このタグが1つのステータスであり、バブルの頃には偽物も出回ったほどだ。
製品としては、コートだけでなくストールなどの小物製品も作られ、現在でも出回っている。きちんとした買取業者からであれば、偽物をつかまされることはないだろうが、専門鑑定士がいないリサイクルショップなどでは偽物の可能性もある。購入の際は、美しい毛質かどうかなどを確認すべきだろう。
エンバの毛皮製品。高価買取査定のポイント
次に、エンバの毛皮製品を高価尼買い取ってもらうために知っておくべきポイントをお伝えする。
高価買取のために知っておきたいNG例
毛皮製品は、物の状態によって査定価格が大きく変化してしまう。そのためできるだけ状態の良い状態で査定に出すのが鉄則だ。具体的には、以下のような状態がある場合には、査定額が下がってしまう可能性があるので気をつけたい。
汚れがひどく見た目の印象が悪い
「毛皮製品は、バブル時代に着ていた」というケースの場合、相当程度時間が経過している。クリーニングに出さず保管していた場合は、汚れやホコリなどが目立つ場合がある。また、保管場所が悪かった場合は、日焼けしているケースもある。このような場合は、見た目も悪く査定額が下がってしまうケースもある。
湿気によるダメージ
湿気によるダメージも深刻だ。毛皮は水に弱い性質を持っている。そのため、湿気をかなり吸い込んでしまっている場合は、毛皮の美しい毛並みが台無しになってしまい買取価格が下がってしまう。水に濡らしてしまった場合などはすぐにドライヤーなどで乾かした方がよい。
匂いによるダメージ
毛皮を着た後に、香水を振っていた方は要注意だ。匂いがきつい場合も、買取価格は下がってしまう。タバコによる悪臭も、なかなか消えないケースが多く査定で値下げされてしまう原因となるだろう。匂いがうつりやすい毛皮は特に取り扱いに注意が必要である。
高価査定のポイント
高額に買い取ってもらうためには以下のポイントをおさえたい。上記のようなマイナスポイントがある場合でも、値下がり幅を減らすための工夫もご紹介する。
できるだけは早めに査定に出す
エンバの毛皮製品はその高い品質から高価買取が期待できるブランドだ。しかし、保管中に品質が下がってしまう可能性も大きいので、できれば使わなくなったら早めに査定を検討して欲しい。価値が下がる前に査定に出し、品質の高い状態で買い取ってもらうと、高額な査定が期待できるだろう。
事前に手入れをする
査定前に自身で手入れをすることも大切だ。エンバの場合は素材自体の品質に問題はない。しかし状態をできるかぎりキレイに保っておかないと、値打ちが下がってしまう。
先にご紹介したNGポイントに当たる事例でも、ホコリを取り除くためにブラッシングを行う、ほつれを取り除く、クリーニングに出すなど、キレイに手入れを行うと査定額もアップすることがある。
毛皮専門業者に査定を依頼する
最近では、リサイクルショップなどでも毛皮の買取を行っているケースがよくある。しかし、毛皮の鑑定には知識と経験が必要であり、専門の鑑定士でないと適正な査定を行うのは難しい。そのため、リサイクルショップなどでは買取額が下がってしまう可能性もある。
できるだけ毛皮専門業者に買取を依頼しよう。専門の鑑定士がいれば、毛皮の価値をしっかりと見極めてくれるだろう。
査定のポイントをおさえれば、高価買取の可能性も高くなる。これ以外でも、付属品や保証書などがあれば、一緒にもっていくと査定額があがるのが一般的だ。これらを参考にして、適正な価格で買い取ってもらおう。
エンバの買取相場とおすすめの毛皮製品買取業者
最後に、エンバの買取相場とおすすめの毛皮買取業者を説明する。
エンバの買取相場
エンバは、今でも根強いファンがいる毛皮ブランドだ。そのため、買取価格も比較的安定しており、状態次第では数万円〜数十万円で買い取ってもらえるケースもある。
エンバの毛皮製品を複数持っている場合は、一緒に査定に出してみよう。複数査定の場合は、買取額を引き上げる業者もある。数万円単位で値上げとなるケースもあるため、ぜひとも一緒に査定に出して欲しい。
買取額が高価になるのは、状態が良いものであることはもちろんだが、やはり販売するときに人気となる商品だ。具体的には、コートなどの大型アイテムであれば、高額な買取が期待できる。マフラーも頻繁に取引されているアイテムだが、小型アイテムよりもやはりコートなどの方が人気が高い。
ブラウン、ブラックなどのシンプルでベーシックな色合いであれば、年齢に関係なく使えるファッションアイテムのため、若い世代でも購入者が多いといえる。現在でも人気の出そうなアイテムはやはり査定額もアップするといえるだろう。
おすすめの買取業者3つ
最後に、おすすめの毛皮製品買取業者を紹介したい。
STOCK LABO (ストックラボ)
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボは、毛皮を中心に買取を行っている中古買取業者だ。専門の鑑定士がいるため、安心して査定をお願いできる。毛皮だけでなく、宝石や他のブランドアイテムなども取引を行っているため、複数手持ちのアイテムがある場合は一緒に査定に出してみるのが良いだろう。
こちらの業者は毛皮の買取に強い業者として有名だ。幅広い販売ルートを持っていることから、国内外で毛皮を販売している。インターネットはもちろん、業者向けの販売ルートも確保しているため、通常なら買い取ってもらえないアイテムでも、買取が期待できる。
ストックラボでは、査定料や送料、手数料などは一切かからない。広告費を抑えるなどして、徹底的なコスト削減を行い、顧客に還元しているからだ。複数の毛皮製品を持っている場合は、セットで査定してもらうと、数万円アップして買い取ってもらえることもある。
もちろん、商品の状態や数によって増額度は異なるが、複数の商品を持っている方にはおすすめしたい業者だ。
買取方法としては、宅配買取、出張買取、店頭買取の3つの方法がある。忙しくて店頭に行く時間がない方なら、宅配買取がん便利だろう。インターネットで申し込みを行えば、翌日には宅配キットを配送してもらえる。宅配キットに梱包して送り返せば、すぐに査定が行われる。
とりあえず、査定額だけ知りたいという方は、LINEで写真をとって、お手軽査定という方法もあるので試してほしい。
福ちゃん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
福ちゃんは、毛皮買取を数多く行う中古買取業者だ。取り扱いアイテムとしては、着物や貴金属、ブランド品までさまざまだが、毛皮の買取に定評がある。こちらの業者なら、状態が不良の場合で、他の業者で買い取ってもらえない場合でも買取を行うケースがある。
ミンク、セーブル、フォックスなどの毛皮なら、高額な買取も期待できるだろう。エンバの場合は、ブランド品となるため、その点も考慮して専門の鑑定士が鑑定してくれる。毛皮に強い業者を探しているなら、候補にしておくべき業者の1つだ。
こちらの業者では、査定はもちろん、手数料、送料などもすべて無料だ。独自の販売ルートを確保しているため他社に比べると、毛皮の高価買取には自信を持っている。買取方法としては、出張買取、宅配買取、店舗買取を実施している。
遺品の整理のときに使える遺品丸ごとパックという買取方法も取り入れているため、必要がある場合は検討してほしい。価格に納得できない場合は、「買取の断りもしてよい」としっかり記載しているため、安心して取引できる業者といえるだろう。
ブランド風月
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド風月は、毛皮、ブランド品も扱う中古買取業者だ。創業当初は海外スーパーブランドの洋服買取のみを取り扱っていた。しかし、気軽に利用できる買取店を目指し、今ではカジュアルブランドからさまざまなアイテムを対象として取り扱っている。
毛皮製品の場合、最近では買取自体を行ってくれる業者が少なくなっている実情がある。そのため他店で断られることも多いことから、ブランド風月ではできる限り毛皮の買取を行う方針を打ち出している。
もちろん、状態によっては断られてしまうこともあるが、最新相場でできる限り顧客に還元できる価格提示を目指している業者だ。
こちらの業者では、価格査定、送料、手数料などはすべて無料となっている。買取方法としては、定番の店舗買取、宅配買取、出張買取だけでなく、メール査定やLINE査定も行っているため、顧客にとって利用しやすい環境が整っている。
メール査定は、フォーマットに住所・氏名、ブランド品の名前などの詳細情報を記入し、送信するだけで査定を行ってくれる仕組みだ。LINE査定も、やり方を画像で紹介してくれているため、手順がわかりやすく利用しやすいだろう。
メール査定やLINE査定は、「とりあえず価格だけ知りたい」という方に向いている査定方法だ。最初からしっかり査定してほしい方は、従来の店舗買取や宅配買取などで実際の商品を見てもらい判断してもらおう。
まとめ
エンバは、最高級とも呼ばれる毛皮素材を使用していたブランドだ。コートなどの大型アイテムであれば、高値で買い取ってもらえる可能性も高いだろう。現在手持ちで使っていない製品があるなら、できるだけ早めに査定に出すべきだ。
査定に出す際は、複数の業者に見てもらうことを強くおすすめしたい。1つの業者では相場を知ることができず、もったいないからだ。査定の手間を省くためには、複数の業者に一括査定を依頼できるシステムを利用してみて欲しい。手持ちの毛皮製品の相場がすぐにわかるので便利である。