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オリスの資産価値はどのくらい?時計ブランドの中で何番目なのか

読了目安:9分
更新日:2022/08/19
公開日:2019/02/25
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資産家のステータスともいうべきラグジュアリーアイテムの一つに腕時計がある。世界中にはロレックス、オメガ、フランク・ミュラーなどの、日本でもおなじみのものをはじめとした数多くの時計ブランドが存在しているが、その順位は必ずしも定かではない。

そこで、以下では代表的なブランドの一つであるオリスについて、そのブランドの概要を見たうえで、どの程度のランクに位置づけることができるのかを検証してみることとしよう。

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オリスの歴史と特徴

まず最初に、オリスとはどのようなブランドであるかを知るために、その歴史と商品の特徴について見ていくことにしよう。

創業

オリスの創業者は、ポール・カッティンとジョージ・クリスチャンである。1904年に、彼らが同国のヘルシュタインという街にあった当時すでに閉鎖されていた時計工房を買い取って、オリスと名付けて会社を興したことが同社の起源とされている。ちなみに、オリスというのは、工房の近くを流れている川の名前に由来するものである。

オリスの経営は非常に順調に進み、起業から7年後の1911年には、早くも従業員が300名を数えるに至る。このとき同社が採った従業員向けの福利厚生がユニークで、より時計作りに集中して取り組んでもらうことを目的として、従業員専用の住宅施設を整備して提供したのである。

これにより、熟練の時計技師などが多く同社で働くようになり、オリスは当時すでに時計作りにおいて世界をリードする立場にあったスイスにおいても、一流の技術力をもつ時計メーカーとして認知されるようになるのである。

次世代の胎動

創始者の1人として、オリスを時計業界でも名のある企業に育て上げたジョージ・クリスチャンは、1927年にこの世を去った。彼の死後、ジェネラル・マネージャーとしてその後を継いだのが、義理の兄であったオスカー・エルゾックである。

1937年にオリスは、エドモンド・ジャガーというフランスの時計メーカーを合併し、同社からジャック・デイビッド・ルクルトを社長として迎えることとなる。それとともに、同社は数多く時計技師を雇用するようになり、当時では非常に先進的であったが、男女平等に仕事の機会を提供するようになるのである。

これによって、優れた能力を有しながら埋もれていた多くの女性たちが、オリスにおいて活躍の場を見出していくこととなる。

第二次世界大戦後の飛躍

第二次世界大戦中はビジネスも縮小を余儀なくされていたが、戦争が終わるとオリスは以前にもまして精力的に時計作りをおこなうようになる。それが実を結んだのが1952年のことで、この年、オリスは自社製のキャリバー601というキャリバーを備えた自動巻き腕時計を発表することになるのである。

また1965年には、伝説のダイバーズ・ウォッチとも言われるタイマースケール付き逆回転ベゼルや100m防水など、当時としては世界最先端の機能を備えたダイバーズ・ウォッチを発表している。これは復刻されて現在でも入手することができる、オリスを代表するモデルとなっている。

次いで1968年にはクロノメーターも発売するなど、同社の技術力によってさまざまな新商品が世に送り出されることとなった。

危機から再生へ

1970年にオリスはASUAG(現・スウォッチグループ)という企業グループの一部となるが、オリスもクオーツショックに見舞われて生産量が激減することとなる。

しかし、ロルフ・ポートマンとウーリック・エルゾックの両名がオリスを代表して、機械式時計のみに注力するという戦略を採ったことが奏功し、同社は現在に至るまで高い技術力を備えた一流腕時計メーカーとして、世界中に愛好者を有する存在となるのである。

オリスの代表モデルとその資産価値

オリスが製造する腕時計は、機械式時計として本格的な技術を用いて作られているものでありながら、その価格は極力抑えられているのが特徴である。そのことは「真のスイス製機械式時計」を企業理念として掲げていることからも明らかであり、他の高級腕時計ブランドとは一線を画する独自の路線であるといえよう。

同社のホームページでは、「日常使用目的で製作された時計では最高品質基準」などと謡っており、このことからも同社の自社の製品にかける自信が見て取れるのではないだろうか。

そこでここでは、オリスの代表作を取り上げてその特徴を紹介するとともに、資産価値についても見ていくことにしよう。

BIG CROWN

オリスの代表作の一つであるBIG CROWNは、もともとパイロット向けに製造された腕時計である。パイロットが分厚いレザーグローブを着用した状態で時刻を合わせることが可能となるように、リューズが大きめになっていることに加えて、時計に備え付けられているポインターデイトがこのモデルの特徴となっている。

文字盤のデザインは非常にシンプルで、タイプによって異なるものの、多くは余計な柄などを一切排した機能的な作りとなっている。それだけに、フォーマルでもカジュアルでも使えるようになっており、使い勝手は非常によい腕時計であると言えるだろう。

BIG CROWNの定価

次に価格であるが、新品の場合はおおむね10万円台~20万円台というのがBIG CROWNの定価である。ラグジュアリーブランドに比べると非常にリーズナブルな価格設定となっているが、前述のとおり、同社の商品はすべて高い技術力をもって作られる機械式時計となっており、このモデルも例外ではない。

BIG CROWNの中古価格

一方、中古品の場合の価格についても見ておくことにしよう。中古価格については、どこで売買されるかによってばらつきが生じることは避けられないが、ここでは中間マージンなしに売買できることで比較的高い成約価格が期待できるフリマアプリのメルカリと、インターネットオークションのヤフオクにおける事例を取り上げることとする。

まずメルカリでは、過去に最高で12万円で売買されているというケースが存在している。これに対して、ヤフオクでは5万5,000円というのが最高落札額であった。中古である点を考慮すると、いずれも定価と比較しても決して低い金額ではないことが分かるだろう。

ダイバーズ65

1965年に発表され伝説のダイバーズ・ウォッチとして世界を驚かせた腕時計が、復刻されて現在に蘇ったのがダイバーズ65というシリーズである。当時のレトロなデザインをそのままに、オリスが誇る現在の最高水準の技術を取り入れることで、業界でも非常に高く注目される存在である。

オリスの特徴である機能的なデザインに加えて、ダイバーズ・ウォッチならではとされるのが、インデックスと針に蓄光塗料をシップしているという点である。これによって、明るいところで蓄えた光を暗闇で発散することができ、深海でも時刻をしっかりと確認することが可能となっているのである。

ダイバーズ65の定価

このように腕時計としての高い機能を備えるダイバーズ65であるが、その価格は意外にも手ごろで、BIG CROWNと同じく10万円台~20万円台となっている。

ダイバーズ65の中古価格

一方の中古価格であるが、メルカリでは10万円、ヤフオクでは13万4,000円と、こちらは後者の方が高くなっている。いずれにせよ、新品価格の半額以上で取引されているという点は、資産として高い価値があることの証左であると言えるだろう。

オリスの資産価値が高いわけ

ここまで見てきたように、オリスの腕時計は新品でも比較的リーズナブルな価格帯であるにもかかわらず、中古になってもそれほど大きく価値が低下しておらず高い資産価値を有しているが、その理由は何であろうか。

ここからは、オリスの資産価値が高いわけについて、さまざまな要素を踏まえて考えていくことにしよう。

機械式時計

現在流通している腕時計の多くは、クオーツ式時計機械式時計に分類することができる。クオーツ式時計は1970年代に登場したもので、安価に大量生産できることから瞬く間に腕時計市場を席巻し、クオーツショックと呼ばれる大きな衝撃を業界に及ぼしたものである。しかし、人の手による高度な技術が施されているものではないため、資産価値としては機械式時計ほどではない。

一方の機械式時計は、100年以上にもわたる長い歴史の中で培われてきたものであり、時計職人の技術の粋が盛り込まれたものとして高く評価される傾向にある。

この点、オリスの腕時計はそのすべてが機械式時計である。その上、高い技術力を有する同社の職人が丹精こめて製作していることから、他の時計ブランドの商品と比べても、勝るとも劣らない性能を備えていることは明らかである。そのため、オリスは機械式時計の中でもかなり評価の高い存在であるということが言える。

デザイン

腕時計の価値を決める要素の一つがデザインであるが、これは単に華美であったり複雑であったりするのが良いと言う訳ではない。腕時計は資産としての側面も有するものの、本来は身に付けて時間を確認するための日用品であるため、その妨げとならないデザインであるうえに、いかにエレガントさを感じられるかというのが重要である。

この点、オリスのデザインはBIG CROWNやダイバーズ65の紹介でも取り上げたように、パイロットやダイバーなど苛酷な環境において時間をチェックすることが求められる人々に向けて作られていることから、非常に見やすいものとなっている。それでいて、パーティーに着用していっても違和感のないエレガントさを備えていることから、実用性と様式美の両方を備えた時計であると言えるだろう。

以上のように、オリスの腕時計は評価の高い技術とデザインを取り入れた機械式時計であるため、高い資産価値を有すると言えるが、新品でもリーズナブルな価格であるがゆえに、中古になっても価格がさらに下がりにくくなっているという考え方も可能である。

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ブランド時計におけるオリスの順位とは

それでは最後に、数あるブランド時計の中でオリスは何番目くらいに位置するのかを見ておくことにしよう。ここで留意しなければならないのは、繰り返し述べてきたようにオリスの腕時計の価格帯は、同社自らが「4,000スイスフランまでの価格帯のスイス機械式時計の分野では、他の追随を許さない」と述べている点であり、比較的リーズナブルであるということである。

4,000スイスフランというと、日本円で40万円そこそこであるため、数百万円するような商品ラインナップをそろえているラグジュアリーブランドとは同列に比較することは困難であろう。

もっとも、価格面では比較が難しいとしても、技術面ではオリスのムーブメントは世界でも上位に位置づけられている。このため、価格と技術力とのバランスで見た場合には、オリスは世界中の時計ブランドの中でも最上位といっても言い過ぎではないだろう。

まとめ

機械式時計の中でも高く評価されているオリス。中古市場においても定価の半額以上で取引されていることも多く、その資産価値は高いと言っていいだろう。

また、時計ブランドの中での順位も、価格と技術力とのバランスで見た場合には、最上位に位置するのは間違いない。

すでにオリスの時計を持っている人も、これから手に入れたいと考えている人も、今回の記事でオリスの資産価値の高さを実感できたことだろう。

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運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
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