このところ、街中で本格的な一眼レフを構える人たちをよく見かける。一眼レフと言えば、以前はプロカメラマンの持ち物と思われていたがどうやら最近はそうでもないらしい。ミラーレス一眼レフなどの利便性に優れた機種の登場で、学生から高齢者まで幅広い世代でカメラが流行している。そこで今回は一眼レフを極めたい方に向けて、上級者が一眼レフのボディとレンズを選ぶ際に注目している5つのポイントをご紹介したい。被写体や環境に合わせて自由にカスタマイズして、より美しく世界を切り取ろう。
MinoltaX700-Cameraporn-002.jpg / negotiable_me
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ファインダーの視野率は100%が理想
ファインダーの視野率とは、ファインダーを覗いた時に実際に撮影される写真をどの程度確認できるかを表した数値のことだ。例えば視野率が80%の一眼レフがあったとしよう。実際に撮影される写真は図1だが、ファインダーを覗くと図2の白枠の範囲しか認識できない。つまりファインダーを覗いて撮影した写真をそのまま現像すると、思っていたよりも画角が広くなったように感じてしまうのだ。
ただし、図2の例はかなり極端な上、ボディにプレビューモニターが付いていれば図1を確認できる。もしファインダーを覗いた状態で画角の隅々まで気を使った写真を撮りたいならば、ファインダーの視野率が100%の一眼レフを選ぶと良いだろう。
▲図1 実際に撮影される写真
▲図2 視野率80%のファインダーでは、白枠内のみが確認できる
AF、露出など、各種設定の精度の高さ
一眼レフのAF(オートフォーカス)にはラインセンサーとクロスセンサーの2種類がある。ラインセンサーは被写体に水平線が多いとなかなかピントを合わせることができない。しかしクロスセンサーはラインセンサーを十字に組み合わせているため、どんな被写体でもすぐにピントを合わせられるのだ。
多くの場合、値段が高い機種ほどクロスセンサーが搭載されている。本格的な撮影に挑戦したい方は是非クロスセンサーの一眼レフを購入して欲しい。同時に露出やホワイトバランスの精度にも注目してみよう。
防滴防塵性の高さとシャッター耐久性の高さ
Chinon CE-4 / Thomas Claveirole
初級者向け一眼レフと上級者向け一眼レフの大きな違いとして、防滴防塵性とシャッター耐久性があげられる。レジャーや過酷な環境での撮影を想定している場合は、防滴防塵性の高い一眼レフを選ぼう。防滴防塵性が低いとボディが壊れてしまう可能性が高い。また長期間の撮影や何万枚もの写真撮影を行う場合は、シャッター耐久性にも注目して欲しい。一眼レフのボディの寿命は3~4年と言われており、シャッターを一定回数切るとシャッターユニックが壊れてしまうのだ。できるだけシャッター耐久性が高いものを選ぶようにしよう。
イメージセンサーはフルサイズが理想
イメージセンサー(撮像素子)のサイズにはいくつか種類がある。写真のクオリティが高い順に紹介すると、中判サイズ、フルサイズ、APS-Cサイズ、フォーサーズ、1/2.3型の5種類だ。フルサイズとAPSCサイズの違いは1画素あたりにどれだけ多くの光を感知できるかで、フルサイズの方が低ノイズかつボケ感が上手く表現できる。
なお初心者向け一眼レフにはAPS-Cサイズのイメージセンサーが搭載されていることが多い。フルサイズ搭載の一眼レフカメラの方が値段が高くボディも大きくなるが、上級者を目指すなら是非挑戦してみて欲しい。
最後に持ち運びやすさをチェック
スペックや値段の比較に夢中になると、ついつい重さや持ち運びの良さを確認し忘れてしまう。例えば登山中に撮影を行いたい場合、一眼レフのボディとレンズが重すぎると負担になってしまうかもしれない。どのような場所で何を撮影したいかを考えながら、スペックと重さどちらを優先するかを冷静に考えよう。ボディとレンズの総重量やバックに入れた時の大きさも想像すると、より賢く自分に合った一眼レフを選べるはずだ。
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まとめ
今回は一眼レフ上級者向けに、カメラのボディとレンズを選ぶ時に注目して欲しい5つのポイントをご紹介した。一般的に、一眼レフはスペックが高いほど値段も高くなる。AFや露出、イメージセンサーなどをしっかりチェックしつつ、自分の撮影したい被写体と撮影環境に合った一眼レフを選んで欲しい。