日本全国に1,000店舗以上展開している大手買取業者、カメラのキタムラ。家電を取り扱わないかわりに、カメラや携帯電話などを専門的に販売しており、ヒカカク!内のレビューでも高い評価が寄せられている。そのキタムラが、2016年に始めたサービスがトクトク買取である。
トクトク買取はその良心的すぎる価格設定により、メルカリやヤフオク以上に高価売却が狙える手段であるといえよう。トクトク買取はカメラ売却の常識を覆したといっても過言ではないのだ。この記事では、そんなキタムラの買取の特徴や流れ、評判を解説していく。
大切なカメラを高価買取してもらいたい方はぜひ、この記事を参考にしてほしい。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
キタムラのトクトク買取とは
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
キタムラのトクトク買取とは、キタムラが指定する商品を上限価格で買い取ってもらえる宅配限定サービスだ。キタムラではカメラ買取の際、AA~Dまでのランク設定をおこなう。
- ・AA:新品同様
- ・A:美品
- ・AB:良品
- ・B:並品
- ・C:やや難あり
- ・D:故障品
トクトク買取では、商品の状態がB以上であれば、AAと同じ買取価格が提示されるのだ。つまり、並品を新品同様の価格で売却できるわけである。これにより、メルカリやヤフオクよりも高額売却が期待できるサービスとなっている。
すべての流れを自宅で完了できる
トクトク買取最大のメリットは、すべての流れを自宅で完了できることだろう。具体的な流れは後述するが、手続きはすべてキタムラのネットショップ上でおこなわれる。わざわざ店舗に出向く必要がないため、対象店舗などを気にする必要性はまったくないのだ。
もちろん手続きもすべて無料である。それどころか、専用の梱包キットを郵送してもらえるため、段ボールや緩衝材を自分で用意する必要もない。送料は着払いで査定価格が気に入らなければ、無料でカメラを返送してくれる。
トクトク買取の対象商品は約2,800アイテム
トクトク買取の対象商品は約2,800アイテムにものぼる。詳しい内容は公式サイトに記載されているが、メーカーロゴを照らし合わせればおおよその見当がつけられるようになっている。公式サイトには
- ・Nikon
- ・Canon
- ・Sony
- ・OLYMPUS
- ・FUJIFILM
- ・Panasonic
- ・PENTAX
- ・SIGMA
- ・TAMRON
- ・Tokkina
以上の10社が記載されている。しかし、対象商品一覧ページを見ると、ほかにもLEICAやCOSINAなど12社も対象商品に含まれている。つまり、対象メーカーは計22社である。
この22社から販売されているカメラやレンズが、トクトク買取の対象商品だ。対象商品一覧ページでは、ソート機能や検索機能も完備されている。カメラやレンズの商品名はややこしいものが多いが、これならストレスなく対象商品を確認できるだろう。
三脚やバッグも査定してくれる
キタムラでは三脚やバッグの査定もおこなっている。残念ながらトクトク買取の対象外ではあるが、カメラ売却の際にまとめて処分してしまうのもいいだろう。トクトク買取の梱包キットに同梱すれば、作業の手間が短縮できるのでおすすめだ。
トクトク買取の査定目安価格
ここからは、トクトク買取の査定目安価格について解説する。買取上限価格は対象商品一覧ページに記載されているが、ではこの価格は定価の何%に値するのであろうか。2019年4月現在、キタムラの公式ページで高額買取商品として公開されているニコン Z 7 ボディは2018年9月28日に販売された商品だ。
カメラの価格はオープンプライスであることがほとんどで、厳密に定価は決められていないが、キタムラでは339,750円(税抜)で新品を販売している。それに対し、トクトク買取で買取上限価格は219,240円だ。これは新品価格の64%に値する。
ほかの買取業者では買取価格50%がせいぜいといったところだろう。キタムラはこれほどの高価買取を約束しているのである。
キタムラのトクトク買取の流れ
ここからはキタムラのトクトク買取の流れを解説する。先ほども述べたとおり、手続きはキタムラのネットショップ上でおこわれるので、店舗に出向く必要はない。しかし逆にいえば最低限のパソコン操作が求められるといえよう。
手続き自体は非常に簡単なので、日頃パソコンに慣れ親しんでいない方もぜひ、この機会に挑戦してみてほしい。
売りたい商品が対象商品に入っているかチェック
トクトク買取を利用するための最初のステップが、売りたい商品が対象に含まれているかどうかチェックすることである。対象商品はキタムラのネットショップ公式サイトに掲載されているので、こちらから確認しよう。
買取方法を選択し見積り画面を印刷する
売りたい商品が対象に含まれているかどうか確認したあとは、実際にトクトク買取を申し込んでみよう。この際、注意しなくてはならないのが買取方法の選択である。買取方法には店舗での買取と直送での買取の2種類が提示されるが、ここで直送での買取を選ばないとサービスが受けられない。
なぜなら、トクトク買取は宅配限定サービスであるからだ。高額査定を狙うためにも、この点は十分注意してほしい。買取方法選択後は、見積りの画面を印刷することになる。
後述の梱包キットに添付しなくてはならないので、こちらも忘れずに用意しておこう。
カメラを梱包する
買取方法を選択した後は、専用の梱包キットがご自宅に配送される。配送までの時間は地域にもよるが、翌日には配送されたという報告が多い。もちろん手配は無料なので、気軽に申し込もう。
梱包キット配送された後は、実際にカメラやレンズを梱包することになる。緩衝材や送り状が添付されているので本当に手間いらずなのだが、唯一ガムテープだけは付いてこないので、これだけはあらかじめ購入しておこう。梱包キットには身分証明書の写しと送り状、見積り画面を印刷した用紙を添付する。これで配送準備は完了だ。
ヤマト運輸を使って発送する
配送準備が完了したあとは、ヤマト運輸着払いで配送する。集荷依頼は、ヤマト運輸の公式サイトや電話で依頼できる。もちろん、集荷の際も追加料金等は一切発生しないので気軽に依頼しよう。
配送後、48時間以内にキタムラからメールで査定結果が送られてくる。以上がトクトク買取の基本的な流れだ。いかにスムーズに手続きできるかが、おわかりいただけたのではないだろうか。
YouTubeでの動画も参考に
もしトクトク買取の流れがわからなくなってしまった場合は、YouTubeの解説動画を見るのも手だろう。キタムラでは、トクトク買取解説動画を公開しており、これを閲覧するだけで基本的な流れを理解できるようになっている。
キタムラのトクトク買取の注意点
キタムラのトクトク買取は、利用するにあたっていくつか注意点がある。あらかじめこの注意点を把握しておかないとサービスが受けられず、時間を無駄にしてしまう恐れがあるので気をつけよう。以下、その注意点を記載していく。
トクトク買取対象外商品に注意
トクトク買取には、買取対象外商品というものがある。そもそも、買取対象商品に含まれていないものは当然であるが、これ以外にも傷やへこみ、動作不良など商品に難ありと判断されたものや、バッテリーや充電器といった重要付属品が欠品しているものが該当する。このうち、気をつけるべきなのが重要付属品だろう。
とくに充電器は専用ケーブルなども必要となるので、欠品しているときは直接キタムラに電話をかけて判断を仰ぐのがおすすめだ。付属品といえども、箱や説明書、ストラップなら大丈夫であることも多い。
下取り・買取保証とは併用できない
キタムラではトクトク買取とは別に、5年間の下取り・買取保証サービスをおこなっている。しかし、残念ながらこれらのサービスは併用できない。トクトク買取では、すでに商品買取価格の上限が提示されているからだ。これは公式サイトにもきちんと明記されている。
買取価格は常に細かく変動する
トクトク買取の買取価格は、時期によって細かく変動する。これは中古商品の相場に対応するためだ。申し込み時の金額と査定価格の差に落胆する方も多いかもしれないが、買取金額は申し込み時の見積もり画面の価格が優先されるので安心してほしい。
海外在住の人は対象外
残念ながら、トクトク買取は海外在住の人は対象外である。手続きの複雑化や送料の高額化を防ぐためにも仕方ない措置だといえるだろう。
トクトク交換を利用するとさらにお得に
キタムラではトクトク買取のほかにも、トクトク交換と呼ばれるサービスをおこなっている。トクトク交換は買取ではなく下取りをおこなってくれるサービスだ。対象商品をAAランクで査定したうえ、さらに買取額を10%も上乗せしてくれるのである。
たとえば、ニコン Z 7 ボディの買取上限価格は2019年4月現在で219,240円だ。これをトクトク交換で下取りにだすと、上限価格はなんと243,600円にまで跳ねあがる。新しくカメラを購入したいと考えている方は、トクトク買取以上にお得なサービスだ。
手続きの流れ自体もトクトク買取とほとんど変わらない。こちらも配送限定サービスであるため、すべての手続きがネット上でおこなえるのだ。加えて、こちらのサービスは下取り商品を送る前に購入商品が先に届く。
下取りする予定のカメラと購入したカメラの性能を比較することも可能だ。残念ながら、対象商品は1132アイテム(2019年4月現在)とトクトク買取よりも少ない。しかし、カメラを買い替えたいと考えている方はトクトク交換のほうがお得であることは事実だ。
もちろん、こちらも無料で査定できるので気軽に依頼してみてほしい。
キタムラのトクトク買取の評判
トクトク買取が非常にお得なサービスであることはわかったが、では評判のほうはどうなのだろうか。ここからは、キタムラのトクトク買取の評判を解説していく。
ネットでの評判はすこぶるいい
トクトク買取の評判は、キタムラの評判のよさもあいまって非常にいいといえるだろう。Twitterを見てみても、悪口や批判の類は見られない。ほとんどが、「トクトク買取にはかなりお世話になってる」や「トクトク買取最高すぎる」といったように、その査定価格の高さに驚きと称賛の声をあげている。
このことからも、トクトク買取での買取実績は非常に多いと判断できる。
カメラのキタムラのクチコミ・評判
引用: カメラのキタムラのクチコミ・評判・体験談5傷があったのと、付属品が一部欠品していたので減額にならないかと不安だったが、きちんと買取上限価格で買取してもらえた。 梱包キットが届くまで早かったのと、査定~入金までが非常に早かった。 聞いたことがない業者に頼むより、全国展開をしている大手企業ならではの安心感がある。
カメラのキタムラのクチコミ・評判
引用: カメラのキタムラのクチコミ・評判・体験談4(買取品) ●デジタル1眼レフカメラ:ニコンD90本体+付属品 ●ズームレンズ:17-105mm ★新品購入後6年程使ってきた1眼レフカメラでしたが、そろそろ新モデルに買い替えがしたくなり上記のショップに中古買取に出しました。無料で店舗に物品を送り査定を行うシステムがありそれを利用しました。数日後には査定額の連絡が入り、傷も無く状態も良好との事で、レンズも合わせ40,000円近い査定を頂く事が出来ました。最初の査定連絡から買取金の振込処理もまた大変スピーディに行われ、査定額の高さと共に大変満足する事が出来ました。
カメラのキタムラのクチコミ・評判
引用: カメラのキタムラのクチコミ・評判・体験談120%upキャンペーンとのことで、トクトク買取品の15年位前のキヤノンの望遠Lレンズを買取に出したところ、AF不良ということで査定額がまさかの50円。 返送してもらい、自分で確認したところ、確かに最近のミラーレス設計レンズとは違って近接ではピントが合わないのでAFは迷うが、仕様の範囲では異常なし。 他店に査定に出したら、最高額で引き取ってもらえました。 前も似たようなことがあり、キタムラはちゃんとレンズの仕様を見てピントの状態を確認しているのか疑問に思う。
大手買取ショップレビューサイトでも高い評価
キタムラのトクトク買取は、買取ショップレビューサイトの中でも大手である楽天買取での評判も非常に高い。その多くが対応の良さと迅速さ、査定価格の高さを挙げている。むしろ低評価を与えるコメントを見つけるほうが難しいほどだ。
Twitterの公式アカウントでは質問箱も設置している
キタムラの公式Twitterアカウントでは質問箱を設置しており、そこでトクトク買取に対する疑問について回答している。このことからも、キタムラという企業がいかに誠実であるかがおわかりいただけるだろう。また、この質問箱を利用すれば、電話を使わずに気軽に疑問を解消できる。
実際にトクトク買取を利用するうえでわからないことがあったら、キタムラの公式アカウントに設置されている質問箱に投稿してみるのがおすすめだ。
まとめ
キタムラがおこなっているトクトク買取は、カメラ売却の常識を覆すサービスだといえよう。従来はキタムラでカメラを安く購入し、買い替えたいときはヤフオクやメルカリで売るのが一般的なやり方であった。しかし、トクトク買取やトクトク交換というサービスが生まれたことにより、購入や売却がすべてキタムラで完結するようになったのである。
カメラマンや写真愛好家にとって、この意味は非常に大きい。これからトクトク買取は、カメラマンや写真愛好家にとってマストな選択肢へとなっていくだろう。カメラを手放そうと考えている方は、一度対象商品を覗いてみてはいかがだろうか。